基幹システムをクラウド化する理由とメリット|事例つき【2024年最新版】
基幹システムをクラウド化する事例が増えている背景として、BCP対策やリモートワークの広がりなどが挙げられます。そこでこの記事では、営業・バックオフィスなど、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、基幹システムをクラウド化する理由や、メリット・注意点などを詳しく解説していきます。
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基幹システムをクラウド化する理由
基幹システムをクラウド化する理由は、BCP対策とオンプレミスからの移行の2つがあります。それぞれについて詳しく解説します。
BCP対策
基幹システムのクラウド化は、BCP対策としても有効です。BCPとは「Business Continuity Plan」を略した言葉です。災害や感染症のまん延などの思わぬ事態が発生しても、安定して事業を続けるための事業継続計画のことを指します。
社屋の被災や感染症の広がりなどにより、社員がテレワークを余儀なくされることも考えられるでしょう。基幹システムがクラウド化されていれば、事業継続への影響を最小限に抑えられる可能性があります。
オンプレミスからの移行
オンプレミスとは、自社サーバーにシステムを構築し運用を行うことです。オンプレミスにはオフラインでも利用できるといったメリットがある一方で、柔軟な対応が難しいというデメリットもあります。システムの構築時点でリソースの大きさなどを決めておく必要があることから、事業拡大や人員増加に対応しにくいという側面があります。一方で、基幹システムをクラウド化すれば、最短で一日単位からスケールの変更が可能です。
基幹システムをクラウド化するメリット
BCP対策などのために基幹システムをクラウド化する企業が増えていますが、クラウド化にはほかのメリットもあります。ここでは、4つのメリットを紹介します。
導入費用を安く抑えられる
基幹システムのクラウド化には、導入費用を安く抑えられるというメリットがあります。サーバーを自社で保有しないため、サーバーやハードウェアの費用がかかりません。またクラウドの基幹システムの多くがパッケージ型で販売されています。主要機能がすでに実装されているので、システム構築のための人件費なども必要ありません。初期費用の高さが導入の障壁となっている企業にとっては、うれしいメリットといえるでしょう。
運用業務の負担が軽減できる
基幹システムをクラウド化すると、運用業務の負担も軽減されます。自社でシステムを構築する場合、サーバーの点検やハードウェアの入れ替えといった保守や管理などが常に発生するため、エンジニアを常駐させる必要があります。
一方で、クラウドの場合、管理・運用を行うのはサービスを提供している事業者です。急な障害が発生したとしても自社で対応する必要はありません。運用業務の負担が減る分、人件費を削減したりより生産性の高い業務へ人員を割いたりできます。
社外でも利用できる
クラウド化の大きなメリットの1つが、社内にいなくても基幹システムを利用できることです。リモートワークが広がっている昨今、インターネット環境さえあれば利用できるということは、大きなメリットといえるでしょう。
また外出先や出張先からも受注データを入力できるため、業務効率化にもつながります。社外から利用できることで、基幹システムの利便性は高まるでしょう。
セキュリティ課題も解消できる
常にインターネットを使うクラウド化は、セキュリティ面でのリスクが心配されることもあります。しかし、実際には自社運用に比べて高いセキュリティ対策が可能になるケースも少なくありません。
クラウドの基幹システムには、もともと高度なセキュリティが備わっているのが一般的です。自社運用でクラウドと同程度のレベルのセキュリティを確保するためには、専用のソフトウエアや専門の人材を配置する必要があります。
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基幹システムをクラウド化するデメリット
基幹システムをクラウド化する際には、2つのデメリットに注意しましょう。基幹システムが利用できなくなったり、クラウド化以前よりコストがかかったりする可能性があります。それぞれのデメリットについて、対処方法も併せて紹介します。
インターネット環境が必須
基幹システムのクラウド化のデメリットの1つが、インターネット接続がない環境では利用できないことです。インターネット回線に問題が起きたとしても、スマートフォンのテザリング機能を活用することで一時的に解決はできるでしょう。
しかし、災害などで基幹システムが利用できなくなる可能性もゼロではありません。もしものときに備えて、インターネットがなくても業務を継続する方法を検討しておくことが大切です。
運用コストに注意が必要
クラウドで基幹システムを導入した場合、使用中は利用料金を払い続ける必要があります。クラウド化により初期費用を抑えたとしても、オプション追加で月額利用料が想定より膨らむことも考えられるでしょう。基幹システムの導入時だけでなく、導入したあとの運用コストにも注意が必要です。無駄なコストを削減するためにも、プラン内容を比較・検討した上で選ぶようにしましょう。
基幹システムのクラウド化事例の紹介
基幹システムのクラウド化の成功事例について紹介します。電気機器メーカーの新電元工業では、基幹システムを含む複数のオンプレミスのシステムを、自社の工場内から富士通クラウドテクノロジーズの「ニフクラ」を利用し、クラウド化しています。同社では、東日本大震災をきっかけに、工場内に設けられたサーバールームで基幹システムを運用するリスクを感じ、BCPの観点からクラウド化を決定しました。クラウド化にあたっては、生産ラインを止めないことを最優先として何度もテストを繰り返し、万全の体制でサーバー移行を迎えました。2016年8月に全システムのサーバーが問題なく完了。クラウド化後は100台もの仮想マシンを抱えていたころと比較して、コストが大幅に削減されています。
・出典 ニフクラ 「ニフクラ クラウド移行事例「オンプレからクラウド環境への移行」」 https://pfs.nifcloud.com/cs/catalog/cloud_caseinterview/catalog_190528120000_1.htm
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つづいては、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
システム開発の平均相場 | 233万円~ |
システム開発の種類 | 費用相場 |
簡易顧客システム | 20万円~ |
Webシステム | 130万円~ |
業務システム | 400万円~ |
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【まとめ】基幹システムのクラウド化の相談はシステム開発会社へ
BCP対策やリモートワークへの対応などの観点から、基幹システムをクラウド化する事例は今後も増えると考えられます。初期費用を抑えられることや、セキュリティ対策を強化できることなどがメリットです。なお自社にノウハウがなくとも、基幹システムのクラウド化を得意とするシステム開発会社であれば、安心して依頼できるでしょう。アイミツではご要望を伺った上で、条件に合うシステム開発会社を無料で複数社ご紹介可能です。システム開発会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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