インフラ運用監視における「サーバの運用監視」と「ネットワーク運用監視」との違いは何か?

サーバー管理者

更新日:2017年11月29日 | 公開日:2016年11月15日

社内インフラの運用監視を外注したいと思った時、例えばGoogleで検索してみようと思ってもあまりにも雑多な記事が出てきてお困ではないでしょうか?

その原因は担当者が、運用監視をひとくくりに「インフラ運用監視」として情報を探そうとしているからです。

この記事では発注担当者に「サーバの運用監視」と「ネットワーク運用監視」の違いを正しく理解してもらうことで、効率よく外注先を探すお手伝いをいたします。

「サーバの運用監視」と「ネットワーク運用監視」を分けて考える

倉庫

インターネットシステムは、例えて言うならば「道路」「中継拠点」「目的地」とで構成されています。

例えば、東京・名古屋・大阪に物流拠点のある運送会社を考えてみましょう。
運送会社では自社で所有するトラックを使って、東京・名古屋・大阪を結ぶ「道路」を往復し、さらに東京・名古屋・大阪の「中継拠点」から小口の荷物を自宅や会社の「目的地」に運びます。

これは、例えばメールがネットワーク回線(=道路)を経由して、いったんメールサーバ(=中継拠点)に送られ、最終的にエンドユーザー(=目的地)に到達することと同じです。

この時、何かの事情があってメールが届かなかった場合、「インフラ」という大きなくくりで原因を探してもあまりにも漠然としています。

ふたたび運送会社の例で言えば、荷物が予定通り届かないのは「道路」が事故渋滞しているためなのか、それとも東京・名古屋・大阪の物流の「中継地点」のどこかで仕分けのミスがあったのかでは、復旧させるための方法もまったく変わってきます。

サーバ運用監視者の具体的な業務内容とは何か

大型サーバー

サーバ運用監視の基本は、その名の通り「サーバの運用状態を監視すること」ですが、そもそもサーバにどんなものがあるかを考えればイメージしやすいでしょう。

サーバーの種類
  • メールサーバー … メールを送受信する
  • Webサーバ … 会社のWebサイト管理
  • グループウェアサーバー … 社員間のコミュニケーションシステム
  • ActiveDirectoryサーバ … 社内のPCを一元管理する
  • DNSサーバ(社内)  … 社内ネットワークの名前解決用
  • ファイルサーバー … 各種ファイルの保存
  • 基幹システムサーバー(DB) … 社内の業務データを管理

このように、自社のインターネット/イントラネットシステムで現在どのようなサービスを提供しているかをピックアップすれば、おのずと監視対象が浮かび上がってきます。

代表的な監視方法は下記のとおりになります。

死活監視

サーバに対してPINGなどの信号を送信し、正常な応答が一定時間内に返ってくるかどうかを監視します。

ハードウェア監視

サーバやネットワーク機器の物理故障がないかどうかを監視します。

負荷状態監視

CPU使用率、メモリ使用率、ハードディスク使用率、プロセス数など、サーバの負荷状況を監視して正常にサービスが続行できるための限界点を超えていないかどうかを監視します。

ネットワーク運用監視者の具体的な業務内容とは何か

日本中からインターネットが繋がる

ネットワーク監視についても、やはりどんなネットワークがあるかを最初に洗い出しておくことが大切です。
例えば、VPN回線を導入している企業では当然VPNの運用監視に対応した運用会社を探す必要がありますし、専用線で結んでいる場合にはそうした監視経験の豊富な会社を軸に検討するのがポイントだからです。

ネットワークの種類
  • TCP/IP … インターネットの標準プロトコルとなっています
  • NetBEUI … Windowsの標準プロトコルとなっています
  • IPX/SPX … ノベル社のネットワークOS・NetWareで用いられているプロトコルです
  • AppleTalk … アップル社のMacOSで利用されているプロトコルです
  • 専用線 … インターネット網を利用せずに拠点間を専用回線で結びます
  • VPN … インターネット網を利用しながらプライベートネットワークを構築します

このように、現在の自社内外を結ぶ通信回線を洗い出せばおのずと監視対象とそれが得意な会社が浮かび上がってきます。

ネットワークの代表的な監視方法は下記のとおりになります。

サービス・プロトコル監視

先程あげたさまざまなプロトコルで応答時間など、正常なネットワーク稼働を監視します。

トラフィック監視

つながっていてもつながりにくいなどの、サーバやネットワーク機器のトラフィック量を監視します。

TRAP監視

監視されている機器から「TRAP」と呼ばれる通知を自動的に送る仕組みを監視します。

【まとめ】具体的な運用イメージが掴めたら制作会社選びへ

以上のように、まずは自社にあるインフラを「サーバ」と「ネットワーク」部分に分けて洗い出し、それぞれ現在稼働しているサービスごとに「サーバの運用監視」と「ネットワーク運用監視」の最適な運用監視イメージをつかみましょう。

最終的に業務を発注する場合には「サーバの運用監視」と「ネットワーク運用監視」を分けて別の会社に発注するのではなく、同じ会社に発注することが基本です。
情報を整理していく中で、自社の「サーバ」と「ネットワーク」の両方の分野で名前の上がってくる運用会社がいくつか浮かび上がってきたら、具体的な相見積もりの検討に入りましょう。

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