システム保守の費用相場って?保守内容を理解して適正価格を知ろう【2024年最新版】
システム保守契約の料金は、最終的には「どんなシステム保守をしてもらうのか」を明確にすれば、納得のいく金額が出て来ます。
ただ、最初の目安としては初期費用の15%程度かかることを想定しておいたほうが良いでしょう。
例えばシステム構築にかかった費用が500万円だった場合=年間75万円ということになります。
もちろん、これはあくまで目安ですので、システム保守内容によって費用は大幅に変動します。
ここから、自社で行えることは自社で行うことで、項目をカットしていけば初期費用の10%程度かかり、標準的なシステム保守契約よりも増やす必要がでてくると初期費用の20%程度かかる、という感覚をもっておきましょう。
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外注を考えるときに知っておきたいシステム保守と運用保守の違いとは
保守料金の一般的な内訳をおさえよう!
システムの運用・保守にかかる費用の内訳例としては下記のようなものがあります。
- ハードウェア運用・保守
-
- ハードウェアの故障対応
- ネットワーク障害対応
- セキュリティアップデート
- セキュリティートラブル対応
- データバックアップ
- データ復旧
- ネットワーク監視
- 定期メンテナンス
- OSアップデート など
- ソフトウェア運用・保守
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- アプリケーションバグ対応
- 使用時トラブル対応
- 操作方法に関するお問い合わせ対応
- OSアップデートに伴う不具合修正 など
- サービス委託
-
- ECサイト運営
- コンテンツマーケティング運用
- インバウンドマーケティング対応
- マーケティングオートメーション対応
- SEO対策
- リスティング広告代行
- 問い合わせ対応
- 顧客データベースメンテナンス
- 顧客ヘルプデスク など
金額に差が出てくるのは最後の「サービス委託」の部分になります。
内容自体で金額が大きく上下する他、自社で行えることと外部委託を行うところの分担状況でも、かかる金額が大きく変わってきます。
この「サービス委託」は基本的には目安の15%には入っていないと理解しておきましょう。
この、自社にとっての外部向けサービス部分の運営委託と、納品されたシステムのメンテナンスがごちゃまぜになってしまうと、金額的な不明瞭感が生まれる場合が多いので注意しましょう。
実際には、納品されたシステムと外部サービスの運用は切り離せない部分が多い場面もありますが、基本的にこの部分は想定している15%程度の範疇だと理解しておけば、依頼先との認識の食い違いが最小限に抑えられます。
これから会社探しを検討している方は、システム保守・運用が得意な9社も参考にしてみてください。
もっとシビアに保守コスト管理!保守稼働状況をチェックしよう
ここまで解説してきたように、標準的なシステム保守の内訳を把握した上で、金額的にはシステム構築にかかった料金の15%程度を目安として、そこから自社で行えることと外部委託することを切り分けていけば、適切な水準のシステム保守運営費が算出できます。
ここからさらにシビアにシステム保守コストの管理するには、保守運営委託の適正稼働率をチェックして、単価の見直しを定期的に行うことです。
例えば、次のような指標を設け、数値として発注先に提示できるようにしておけば、システム保守料金の交渉時に有利となります。もちろん、数値化した上で納得できる実績が達成される場合にはシステム保守料金は妥当ですので、社内での理解も得やすくなります。
稼働率例 | 試算法 | 目的 |
---|---|---|
相談即答率 | 即答件数 ÷ 相談件数 | どれだけ、短期間に相談事が解決できたかの指標で、適正な価格を双方で相談して見直します。 |
自社作業完了率 | 自社で作業完了したメンテナンス数 ÷ 委託数 | 当初は外部委託に入っていたが、内部のスキルが上がって委託する必要のなくなったものを割り出します。 |
保守時間達成率 | 実績時間 ÷ 見積時間 | 見積もりと実績の乖離を計算することで、より妥当な料金設定を要求することができます。 |
納期達成率 | 納期達成件数 ÷ 引受件数 | 依頼内容の納期がどの程度正しく守られたかを数値化し、今後の対応改善や料金交渉に結びつけます。 |
一度での修正完了率 | 一度で修正完了した数 ÷ 引受件数 | 修正や保守作業が完了とされながらも、実際には手戻りや考慮ミスがあった件数を求めます。 |
修正箇所調査、修正、確認にかけた作業時間の比率 | それぞれ、保守要員の優秀さを判断して、保守要員の人件費の適正な価格を双方で相談して見直します。 |
- システム開発についてさらに詳しく知りたい方はこちら
コストの見直しをする際に他社に保守・運用を依頼するのも一つの手段でしょう。いざ、外注するとしても「知識がない」「複数社の見積もりを取る時間がない」「会社選びがわからない」といった方は多いのではないでしょうか。そんな方に向けてアイミツでは、審査済みの優良企業のみを厳選し、最短翌日までにご紹介します!
システム開発の費用相場
ここからはシステム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
平均相場 | 233万円~ |
システム開発の種類 | 費用相場 |
簡易顧客システム | 20万円~ |
Webシステム | 130万円~ |
業務システム | 400万円~ |
システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
おすすめのシステム開発会社3選
ここで、アイミツおすすめのシステム開発会社をご紹介します。
やりたいことをするにはどのくらいの費用がかかるのかを知るためにも、まずは数社の見積もりをとって比較してみましょう。
株式会社アイロベックス
こんな人におすすめ
・システム開発の実績が豊富な会社に依頼したい方
・ホームページの管理もあわせて任せたい方
・システム開発後のサポートを重視する方
-
- CMS構築
- 外食
- 費用:費用公開なし
出典:株式会社ポムフード- 課題
- ・ホームページをリニューアルしたい
・管理者側とユーザー側の使い勝手を良くしたい - 解決
- ・更新作業の効率化が図れるCMS「Movable Type」を構築
・ブランドを横断できる導線を設ける - 効果
- ・シンプルで分かりやすいサイトになって業務スピードが上がった
・情報の更新がしやすくなった
-
- SFA開発
- 専門商社
- 費用:費用公開なし
出典:シマ産業株式会社- 課題
- ・営業を見える化して生産性を向上させたい
・アナログで対応しており限界を感じている - 解決
- ・見える化を推進できる情報共有型SFA「XziNet Sales」を構築
- 効果
- ・週報の作成時間において、週当たり24~36時間の削減に成功した
・事務作業を大幅削減することができた
・リアルタイムでスケジュール管理ができるようになった
・Webでいつでもどこでも情報を閲覧できるようになった
-
- CMS構築
- 建設・工事
- 費用:費用公開なし
出典:株式会社ダブル- 課題
- ・IT化を推進して業務効率化を図りたい
- 解決
- ・コンテンツ増加に対応できるCMS「Movable Type」を構築
・物件検索機能とCMSを連携させる
・マルチデバイス設計を行う - 効果
- ・運用負荷の軽減やサイトの拡張性を強化できた
・管理者側とユーザー側のユーザビリティを向上できた
予算感 | 要問い合わせ |
---|---|
設立年 | 1990年 |
従業員数 | 10-29人 |
会社所在地 | 東京都中央区日本橋堀留町1-10-15 JL日本橋ビル6F |
電話番号 | 03-6892-2526 |
TIS株式会社
-
- 業務システム開発
- 通信・IT・ソフトウェア(その他)
- 費用:費用公開なし
出典:中部テレコミュニケーション株式会社 -
- 在庫管理システム開発
- 化粧品販売
- 費用:費用公開なし
出典:株式会社コーセー -
- クラウドシステム開発
- 生保・損保
- 費用:費用公開なし
出典:ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社- 課題
- ・クラウド移行をしてコスト削減、リソース不足の解消をしたい
- 解決
- ・既存のアプリへの影響を少なくし、早く対応できるようにシステムを構築
- 効果
- ・AVSに移行し約100台のVMが稼働できるようになった
予算感 | 要問い合わせ |
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設立年 | 2008年 |
従業員数 | 1000人以上 |
会社所在地 | 東京都江東区豊洲2-2-1 豊洲ベイサイドクロスタワー |
電話番号 | 03-5337-7070 |
株式会社鈴木商店
-
- 業務システム開発
- 製薬
- 費用:費用公開なし
出典:千寿製薬株式会社- 課題
- ・従来は市販のワークフローシステムを仕様していたものの、カスタマイズや運用に限界を感じていた
・各種申請に対応したシステムを開発し、提出漏れを防止したいと考えていた
・予算申請〜報告までのビジネスフロー、ワークフローを一元管理したいと考えていた - 解決
- ・予算の申請・報告システムの開発
- 効果
- ・各申請の進捗状況が可視化されたことで、業務をスムーズに進められるようになった
・システムの操作を通じて申請フローを学べるため、申請業務担当者の教育コストの削減につながった
・充実の検索機能によってデータの抽出を簡単に行えるようになった
-
- SFA開発
- 製薬
- 費用:費用公開なし
出典:扶桑薬品工業株式会社- 課題
- ・MR(メディカル・レプリゼンタティブ)1人ひとりの持つ情報を上手く収集・共有・活用できていなかった
・営業活動の進捗の可視化や、引継ぎ業務の効率化に役立つシステムが必要だと感じていた
・上司がリアルタイムで部下の活動状況を把握、指示ができる仕組みが欲しいと考えていた - 解決
- ・営業日報やダッシュボード機能などを備えたクラウド型SFAの開発
- 効果
- ・病院情報やこれまでの訪問履歴をうまく活用できるようになり、引継ぎを効率的に進められるようになった
・従来は顧客独自調査項目の集計に多大な時間を要していたが、システム化によって業務負担を大幅に軽減できた
予算感 | 要問い合わせ |
---|---|
設立年 | 2004年 |
従業員数 | 10-29人 |
会社所在地 | 大阪府大阪市北区西天満1-7-4 協和中之島ビル3階 |
電話番号 | 06-6362-1680 |
【まとめ】保守対応の外注時は適正価格を知ることが大切!
システム保守対応は自社で行えない部分が多いため基本的には外注主体になります。
しかしその見積もりは、いまいち納得しにくい数字が多く上がってくるため注意したいところです。
たとえシステム開発においては優秀なスタッフが担当したことで案件がスムーズに進んだとしても、同じスタッフがシステムの保守対応の担当をするとは限りませんので、対応内容や実績を数値化して、定期的にチェックすることも必要となってきます。
つまり、新規開発案件で外注先を選定する際には、システムの保守対応の能力や費用面もきちんと検討する必要がでてきますので、注意が必要です。
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