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クラウドシステムとwebアプリケーションの違いを理解して最適なソリューションを考える【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

まず、クラウド製品がないかどうか探してみる「クラウドファースト」の流れが加速しています。
新規にシステム導入を考える場合も、既存システムをもっと便利に安価にリプレイスしたい場合も、クラウドシステムを検討することが一般的になっています。

確かにクラウド化への流れは加速していますが、実際にすべてのアプリケーションが短期間のうちにすべてクラウド化するのかと言えばそうでもありません。
システムの特徴を仔細に検討すると、クラウドではなくwebアプリケーション(この記事では、ブラウザベースのアプリケーションのことをwebアプリケーションとしています)に向いているシステムが存在するからです。

この記事では、クラウドシステム、webアプリケーションそれぞれの特徴を押さえた上で、クラウド化への流れを2つの大きなタイプ、「自由なカスタマイズ性を求める場合のクラウド化」「安価なASPタイプのサービス提供を求める場合のクラウド化」に分けて整理し、併せて現状のアプリケーションをクラウド化するためのコツや注意点についても解説します。

クラウドとwebアプリケーションの例

タイピング

クラウドシステムとwebアプリケーションを最初から機能を軸に考察しても抽象的で、直感的にわかりにくいところがあります。
そこでまずクラウドシステムとwebアプリケーションの例を挙げて、両者のイメージを持っていただきます。

クラウドシステムの例

クラウドシステムの例として誰もが知っているのは「Evernote」や「Dropbox」です。
またCRMの「Zoho.com」やビジネスアプリケーションのSalesforce.comの一連の製品群を挙げることができます。

また、Googleの「Gmail」や「Yahoo!メール」、Microsoftの「Hotmail」などの電子メールサービスもクラウドテクノロジーに依存しています。

クラウドシステムの特徴

今挙げたクラウドシステムは、下記のような特徴を持っています。


クラウドシステムの特徴
  • 保存されるデータはクラウド上のストレージインフラ内に保存される
  • データは完全なオフラインモードでも利用できるよう、ローカル環境に保存できる工夫がなされている
  • ローカルパソコン上に新規ソフトウェアのインストールおよびソフトウェアの更新が不要
  • OS のバージョンなどプラットフォームに依存しない
  • 単体のパッケージソフトウェアに比べて価格が安い
  • インターネットに接続されていればどこからでもアクセスが可能

★クラウドシステム構築におすすめの会社を知りたい方は下記の記事もご覧ください。
クラウド構築でおすすめの開発会社15選!メリットやサーバーも解説

では、webアプリケーションの具体例を挙げて比較してみましょう。

webアプリケーションの例

webアプリケーションの例としては、「Skype」や「Windows Messenger」などの動画コミュニケーションソフト、各種ネットバンキング、GoogleやYahoo!などの検索エンジン、Amazonなどのオンラインショッピング、「eBay」「フェイスブック」「ツイッター」などが挙げられます。

また、企業内で使う顧客データベースや受発注管理などのシステムでwebブラウザをインタフェースにしたものもwebアプリケーションの例に含まれます。

では、webアプリケーションにはどのような特徴があるのでしょうか。

webアプリケーションの特徴

webアプリケーションには下記の特徴があります。


webアプリケーションの特徴
  • 保存されるデータはブラックボックス化されており公開されない
  • データはサービス提供側で管理することが基本である
  • ローカルパソコン上に新規ソフトウェアのインストールが必要な場合が多い
  • OSのバージョンなどプラットフォームに依存する場合が多い
  • クラウドに比べて値段が高い
  • インターネットに接続されていても他のパソコンにインストールされたアプリケーションを使えるわけではない
  • サービス提供の基盤がwebブラウザである
  • ユーザーによるカスタマイズ等に制約がある

★Webアプリ開発におすすめの会社を知りたい方は下記の記事もご覧ください。
Webアプリ開発でおすすめのアプリ開発会社7選

先程の「Evernote」や「Dropbox」はユーザーのデータおよびデータ加工が主役であり、CRMの「Zoho.com」やビジネスアプリケーションの「Salesforce.com」といったビジネスクラウドでは、クラウド上の顧客データや販売データなどを自由にカスタマイズして利用します。

つまり、クラウドシステムはクラウド上のデータ利用・加工に大きな比重があるのに対して、webアプリケーションはクラウド上のデータを扱うことがメインではないという点に違いがあります。

アプリケーションからクラウドシステムへの移行に適している2つの流れ

キーボードとボールペン

今整理したように、クラウドファーストが当たり前になる中でも、「Skype」や「Windows Messenger」、各種ネットバンキング、GoogleやYahoo!などの検索エンジン、Amazonなどのオンラインショッピング、「eBay」「フェイスブック」「ツイッター」などのSNSが全面的にクラウド化するということはなさそうです。

なぜなら、これらのサービスはオープンなクラウドテクノロジーをベースに作り変える必然性が乏しく、逆にクローズドであっても信頼性のおけるデータの機密性を保ったままサービスを提供してくれたほうがユーザーも安心であると言えるからです。

では、どういった製品分野でクラウド化の流れが加速しているのかについて、次の2つのパターンに分けて整理します。

2種類のクラウド化の流れ
  • 自由なカスタマイズ性を求める場合のクラウド化
  • 安価なASPタイプのサービス提供を求める場合のクラウド化

それぞれの特徴についてみていきましょう。

自由なカスタマイズ性を求める場合のクラウド化

最初のクラウド化の流れは、より柔軟で自由なカスタマイズ性を求めてシステムを構築する流れです。
ちょうどCOBOLなどのプログラミング言語を用いて汎用機を使って構築していたレガシーシステムを、よりオープンなアーキテクチャーであるクライアント/サーバーシステムにリプレイスしていったように、単体のアプリケーションのリソースやサービスを、クラウドシステムを使ってよりオープンにしていく流れとなります。

クラウド技術の特徴について

クラウドシステムは、クラウドインフラストラクチャ、クラウドストレージ、クラウドプラットフォーム、クラウドアプリケーション、およびコア・クラウドサービスから構成されます。

これらは、クラウドシステムのオープンなカスタマイズ性を実現します。以下順番に見てみましょう。

クラウド技術の特徴
  • クラウドインフラストラクチャ
    「クラウドインフラストラクチャ」とは、仮想サーバー上に構築されたクラウド基盤を指します。
    大規模な仮想サーバーを提供サービスごとに構築することで、初期投資として高価なハードウェアを購入する必要がなく、また費用をかけて自前で維持する必要がなくなります。
  • クラウドストレージ
    「クラウド ストレージ」とは、データベースのような機能を提供するサービス、デジタルメディアのファイル ストレージなどの非構造化データ サービス、データ同期サービス、ネットワーク接続ストレージ(NAS)サービスなどが該当します。
  • クラウド プラットフォーム
    「クラウドプラットフォーム」は、実際にはクラウド上でアプリケーションを構築、テスト、展開、実行、管理するための基盤技術を指します。
  • クラウドアプリケーション
    「クラウドアプリケーション」はソフトウェアの維持、展開、管理、サポートをクラウド上で実行するので、アプリケーションをローカル環境にインストールして実行する必要がありません。
  • コアクラウド サービス
    「コアクラウドサービス」とは、ID管理、サービス間統合、マッピング、課金/支払いシステム、検索、メッセージング、ビジネス プロセス管理、ワークフローなどの機能を提供します。

こうした技術を基盤にして、よりオープンで柔軟性のあるシステムを構築していく流れになります。

クラウド型オリジナルシステム開発の注意点

今見てきたようなクラウドサービスのテクノロジーを使えば、よりオープンでカスタマイズ性に優れたアプリケーションを開発していくことが可能です。
その際には下記のような開発上の注意点に留意しましょう。

開発上の注意点
  • コアクラウドへのデータベースアクセスやネットワーク接続などがボトルネックになって、クラウドシステム内部での処理遅延やエラーを引き起こさぬようにデータ処理の並列性や最適化に留意すること
  • クラウドサービステクノロジーの性能や機能を十分に理解し、設計段階で実装すべき機能と実装すべきでない機能を洗い出すこと
  • インターネットを経由して利用することが前提となる点、ネットワーク・ハードウェアを共用リソースとしている点に留意して負荷の設計を見積もること

安価なASPタイプのサービス提供を求める場合のクラウド化

キーボートやOAサプライ、コーヒー

もう一つのクラウド化の流れは、オープンなシステムを構築、運営していくという設計思想よりは、ASPによる安価なクラウドサービスを積極的に利用していくという流れです。

この2つ目のタイプのクラウド化では、企業のクラウド導入/移行の基本的な注意点や具体的な導入移行計画がポイントとなってきます。

企業のクラウド導入/移行の基本的な注意点

安価なクラウドサービスの導入を成功させるには、まず企業の社内システムの課題を洗い出すことが大切です。
ASPによる安価なクラウドサービスでは、提供する機能を最大公約数的に絞り込んでいる場合がほとんどなので、本当に必要なクラウドサービスであるかどうかを見極めるために、自社の課題を整理することが大切になってくるわけです。

まずは中小企業でよくある課題を列挙してみます。自社に当てはまるかどうかチェックしてみましょう。

課題の例
  • システム管理者の数が足りない
  • 専任のシステム管理者が置けていない
  • サーバー機器が老朽化している
  • サーバーOSのメンテナンス、セキュリティアップデートが後手に回りがち
  • バックアップがシステム化されていない
  • リソースの有効利用のため仮想化を導入したいが社内に技術者がいない
  • BCP(事業継続計画)対策を具体化できていない
    など

これらの課題を抱えている場合には、安価なASPタイプによるクラウド化のメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
クラウド導入による技術的メリットよりは、むしろコストダウンに重きを置きたいという現状が浮かび上がってきたら、条件に当てはまるクラウドサービスをピックアップしていきましょう。

逆に現状を整理しても、これらのコストダウンに関わる課題点は浮かび上がってこず、もっぱらクラウド化による技術革新によって生産性を向上させる必要があるなどの課題が出てきたら、安価なクラウドサービスASPではなく、先に挙げた「自由なカスタマイズ性を求める場合のクラウド化」の方向を検討してみるのがよいでしょう。

企業のクラウド導入/移行計画具体化の注意点

次に、ASPタイプのクラウド化を図ることが明確になった場合の、クラウド導入/移行計画の注意点について整理します。

注意点
  • セキュリティ上の注意点
    初めてクラウド化を推進する企業にとって、一番の関心はオープン化することによる「セキュリティの不安」です。
    クラウド化の特徴としてリソースの共有がありますので、自社の社外秘データを社外の共有データストレージに格納することに対する不安があるのはもっともでしょう。

    技術的には、クラウドシステムは同じ物理的な領域を使っているわけですが、論理的にははっきりと分かれていますので、同じ物理領域にあるからといって、論理的に区切られた領域をまたいでファイルを参照することなどは不可能になっています。
    この点、同一のファイルサーバー内のファイルを参照できてしまうようなイメージとは実際には大きく異なっています。

    また、インターネットを介した外部からの攻撃ですが、これは完全にインターネットと切り離された汎用域のシステムなどは別として、社内に置いたシステムでもクラウドシステムでもセキュリティに注意すべき点は同じです。
    むしろ、ASPタイプのクラウドサービスの場合、専任の技術者が最新のセキュリティアップデートを常に行っていますので、社内システムよりもセキュリティ対策は万全であることのほうが多いのが現状です。

    ただし、社内ネットワークからASPタイプのクラウドサービスへの接続にはVPN網を利用する必要も出てくるでしょう。

  • 既存システム移行時の注意点
    セキュリティ上の不安が解消されたあとは、既存のシステムをどのようにしてスムーズにクラウドサービスに移行するかという点が課題となってきます。

    費用的なポイントとして落とし穴になるのが、この「移行コスト」です。
    多くの企業では完全に移行した状態を想定して、導入費用、ランニングコストをシミュレーションして、移行によるコストメリットあり、と判断します。
    しかし、そのコストには移行コストが含まれていないことが往々にしてあるので注意しましょう。

    移行コストは企業ごとに異なってくるので、一概にいくらくらいかかる、という目安を提示するのは難しいのですが、システムやデータの移行にかかるコストを計算した結果、手間や金額が大きすぎるためにクラウド化を断念したという企業もあります。

    PtoV(Physical to Virtual)と呼ばれる既存の物理サーバー(Physical)から仮想サーバー上のシステム(Virtual)へ移行する作業には、移行後にきちんとシステムが稼働するためのノウハウが必須ですので、移行費用を含めてクラウド化のコストメリットを算出することがポイントとなってきます。

クラウド導入をするにあたって自分で既存システムの課題の洗い出しから、コストメリットまで算出するのは容易ではないでしょう。アイミツでは、「知識がない」「複数社の見積もりを取る時間がない」「会社選びがわからない」そんな方に向けて審査済みの優良企業のみを厳選し、最短翌日までにご紹介します!

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【まとめ】 自由なカスタマイズ、コストダウン、やりたいのはどっち?

指を立てるポーズを取る男性

以上、クラウドとwebアプリケーションの特徴を比較しながら、クラウド化のポイントを整理してきました。
世の中の流れはクラウドファーストに大きくかじを切っているとはいえ、仔細に検討すると安易にクラウド化に飛びつく前に、把握しておくべきポイントがたくさんあることに気がついたことと思います。

2種類のクラウド化の流れとして整理した「自由なカスタマイズ性を求める場合のクラウド化」にせよ、「安価なASPタイプのサービス提供を求める場合のクラウド化」にせよ、構築やサービス導入にあたっては、自社の課題をきちんと洗い出すことが必須となってきます。

せっかくクラウドサービスを導入したのに、結局自社の課題としている部分が中途半端にしか解決できなかったであるとか、移行にあたっての費用がかかりすぎて、当初の予定よりコストメリットを感じられなかったなどということになるのは、この自社の課題の洗い出しが甘かったということによる場合が多いのです。

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