WordPressのウィジェットとは?メリット・デメリットや設定方法を紹介【2024年最新版】
WordPressは、Webサイト制作に欠かせないCMSツールで、その魅力的な機能の1つが「ウィジェット」です。ウィジェットによって、さまざまな種類のコンテンツを簡単に配置できます。ウィジェットのメリットは、簡単な設定で多彩な機能を追加できること。デメリットは、設定やコンテンツの増加に伴いWebサイトが重くなる可能性がある点です。
この記事では、ウィジェットとは何か、そのメリット・デメリット、基本的な設定方法を詳しく解説します。
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WordPressのウィジェットとは?
そもそもウィジェットという言葉は、小規模なアプリケーションや機能を指します。そして、WordPressのウィジェットとは、指定した機能やコンテンツをサイトのサイドバーなどのウィジェットエリアに追加することです。例えば、カテゴリー一覧、最新の投稿、検索フォームなどを手軽に配置できます。
また、ウィジェットはドラッグアンドドロップで簡単に配置や並べ替えができるため、WordPressサイトのカスタマイズをより直感的かつ簡単に行えることが特徴です。ウィジェットを使用することで、訪問者にとって利用しやすく情報アクセスしやすいWebサイトの構築が可能となります。
ウィジェットエリアの種類
WordPressのウィジェットエリアは、ウィジェットを配置する場所を指し、主に以下の表のような種類があります。表にあるように、種類や設置場所によっての活用方法を使い分けることが一般的です。
種類 | 設置場所 | 主な設置例 |
---|---|---|
ヘッダー | サイトの上部に設置 | サイトロゴやメニュー、最新情報、カテゴリーなど |
フッター | サイトの下部に設置 | サイト情報やプライバシーポリシーなど |
サイドバー | サイトの右側に設置 | 最新記事や人気記事、カテゴリー、バナーなど |
本文中 | 記事本文の中に設置 | 広告やお知らせなど |
記事タイトル上下 | 記事タイトルの上下に設置 | 広告やお知らせなど |
ウィジェットを配置するメリット
WordPressのウィジェット機能を利用することで、サイトの視覚的な魅力と使いやすさを向上させることが可能です。以下では、サイトが見やすくなる、関連するページやサービスにたどり着きやすくなる、問い合わせボタンなどを見やすく設置できる、SEO評価が高まる可能性がある、についてまとめていきます。
サイトが見やすくなる
ウィジェットの配置によって、サイトが見やすくなるというメリットがあります。ウィジェットは情報を整理し、目的別に分類できるツールです。例えば、カテゴリーウィジェットを使用することで、訪問者は興味のある記事を見つけやすくなります。また、最近の投稿ウィジェットを設置することで、訪問者が新しいコンテンツを確認することが可能です。
関連するページやサービスにたどり着きやすくなる
ウィジェットを配置することで、訪問者は関連するページやサービスにたどり着きやすくなることがメリットです。例えば、関連記事やカテゴリーを使用することで、訪問者は興味を持っているトピックを深く調べることが可能となります。また、リンクを含むウィジェットを設置することで、訪問者が必要なサービスや問い合わせ先に迅速にアクセス可能です。
問い合わせボタンなどを見やすく設置できる
ウィジェットを利用することで、問い合わせボタンなど重要なアクションを誘導するボタンを見やすく、アクセスしやすい位置に設置することが可能です。特に、コンタクトフォームウィジェットやカスタムボタンウィジェットを利用することで、サイドバーやフッターなどに、見やすい問い合わせボタンを設置できます。
SEO評価が高まる可能性がある
ウィジェットの利用によって、サイトのSEO評価が高まる可能性があります。ウィジェットを通じて適切なナビゲーションや関連コンテンツを提供することで、ユーザーの利便性が向上して滞在時間を増加させることも可能です。また、ウィジェットで内部リンクを設定することで、サイトの構造を改善して検索エンジンがサイトをより効率的にクロールしやすくなります。
ウィジェットを配置するデメリット
ウィジェットの利用は確かに便利ですが、一方でいくつかのデメリットも存在します。以下では、Webサイト制作が複雑になる、Webサイトが重くなる可能性がある、情報量が多くなり見にくくなる可能性があるなどのデメリットを詳細に解説していきます。
Webサイト制作が複雑になる
ウィジェットを配置することで、Webサイトの制作プロセスが複雑になる可能性があるため注意が必要です。ウィジェットを使用すると、ウィジェット選択や配置場所の決定、デザインのカスタマイズなど、制作の複雑さを増加させる原因となります。特に初心者にとっては、ウィジェットの多くのオプションで設定が複雑になるため、時間と労力が必要となるでしょう。
Webサイトが重くなる可能性がある
ウィジェットの配置はWebサイトの重さを増加させる可能性があります。特に、多くのウィジェットや複雑なウィジェットを使用する場合、この影響はさらに大きくなるため注意が必要です。Webサイトの速度はユーザーの利便性とSEOにも直接影響を与えるため、ウィジェットの使用を慎重に検討して目的に応じて見直しを行う必要があるでしょう。
情報量が多くなり見にくくなる可能性がある
ウィジェットを配置することで、情報量が多くなり見にくくなる可能性があります。1つのウィジェットで情報量が多い場合や複数のウィジェットを配置する場合、ユーザーが知りたい情報を見つけにくくなるかもしれません。また、ウィジェットの配置ミスやデザインの不一致は、サイトの見た目と使いやすさを損なう可能性があるため注意が必要です。
ウィジェットにおすすめのコンテンツ
ウィジェットは、WordPressサイトの機能性と使いやすさを向上させるために重要です。以下では、ウィジェットにおすすめのコンテンツを4つに分けてまとめていきます。
検索ボックス
検索ボックスは、ウィジェットにおすすめのコンテンツです。検索ボックスを設置することで、ユーザーがサイト内の特定の情報や記事を簡単に見つけられます。検索ボックスを配置することで、サイトの使いやすさが向上し、ユーザーの満足度を高めることも可能です。検索ボックスは、サイトのコンテンツが豊富になるにつれて重要となります。
最近の投稿
最近の投稿は、サイトの活性化に効果的なウィジェットです。このウィジェットを利用することで、訪問者はサイトの新しいコンテンツをすぐに発見できます。また、最近の投稿ウィジェットは、サイトの更新頻度を視覚的に示すことが可能です。新しいコンテンツが定期的に更新されていることを示すことで、訪問者のリピート訪問を促す効果も期待できます。
カテゴリー
カテゴリーウィジェットは、Webサイトの構造を明確にし、訪問者のナビゲーションを支援します。このウィジェットにより、訪問者は関心のあるトピックやカテゴリーに簡単にアクセス可能。カテゴリーの表示は整理されており、一目でサイトの内容を把握できるため、訪問者は迷わずに情報を探すことができます。
人気記事
人気記事ウィジェットは、記事の視認性を増やし、訪問者の興味関心を引きつける効果があります。このウィジェットを使用することで、訪問者はサイト上で注目を集めている記事やコンテンツを簡単に見つけることができ、サイトの信頼性や価値を認識しやすくなります。また、人気記事を紹介することで、サイトの他ページへの流入も促進できます。
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ウィジェットの設定方法
WordPressにおけるウィジェット設定は直感的で、カスタマイズの幅も広いですが、利用するテーマやWordPressのバージョンによっては設定方法が異なる場合もあります。以下では、ウィジェットの基本的な設定手順について順を追って説明していきます。
ウィジェットの設定画面を開く
WordPressのダッシュボードからウィジェットの設定画面を開きます。具体的には、ダッシュボードの左側のメニューから「外観」から「ウィジェット」をクリック。これで、ウィジェットの設定画面が開き、利用可能なウィジェットと配置するエリアを表示することが可能です。この画面でウィジェットの追加や編集、順番の変更を行えます。
ウィジェットを追加する
ウィジェットを追加する手順はシンプルです。先に開いたウィジェット画面にて、利用可能なウィジェットのリストから好きなウィジェットを選びます。選んだウィジェットをドラッグアンドドロップして右側のウィジェットエリアに移動させることで、ウィジェットを追加できます。各ウィジェットには独自の設定項目があるため、必要に応じて設定を行い、最後に「保存」ボタンをクリックして設定が完了です。
ウィジェットを編集する
ウィジェットを編集するには、前の項目で追加した「ウィジェット」の「編集」をクリックします。それぞれのウィジェットに対応した編集画面が表示されるため、タイトルや表示設定を変更していきましょう。設定が完了したら右下の「ウィジェットを保存」ボタンをクリックして変更を確定させます。
ウィジェットの順番を変える
ウィジェットの順番を変えるには、WordPressのウィジェット管理画面からドラッグアンドドロップで各ウィジェットを移動するだけです。特定のウィジェットエリアに配置されたウィジェットをクリックして、別の位置にドラッグして配置します。この操作により、ウィジェットの順序を自由に調整できます。
覚えておきたいウィジェットの取扱い方法
WordPressのウィジェットはサイトの機能やデザインを拡張する便利なツールですが、特定のウィジェットを停止したり、削除したりする場合もあるでしょう。以下では、特定のウィジェットを停止したり削除したりする方法をまとめていきます。
特定のウィジェットを停止したい
特定のウィジェットを一時的に停止する場合、WordPressのダッシュボードから、見た目からウィジェットへと進みます。停止したいウィジェットをドラッグアンドドロップでウィジェットを左側のエリアへ移動することで停止します。これにより、ウィジェットの機能を使用停止中にすることが可能です。
特定のウィジェットを削除したい
特定のウィジェットを完全に削除するには、削除したいウィジェットを見つけて選択し、ウィジェットの編集画面で「削除」ボタンをクリックします。これでウィジェットはサイトから完全に削除され、そのウィジェットが提供していた機能やコンテンツを削除可能です。
ウィジェット設定におすすめのプラグイン
ウィジェットはWordPressサイトに多彩なコンテンツを追加する強力なツールですが、一定の専門知識が求められることも事実です。しかし、ウィジェット設定用のプラグインを利用することで、初心者でも簡単にウィジェット設定やカスタマイズが可能となります。以下では、ウィジェット設定におすすめのプラグインを6つまとめていきます。
8-1.WordPress Popular Posts
WordPress Popular Postsは、サイト内で特に人気のある記事の一覧を表示可能なプラグインです。「よく読まれている記事」や「人気記事トップ3」などのタイトルを設定することも可能で、表示される記事の件数や計測する期間や項目を選択できます。また、表示する際にそれぞれの記事に設定しているアイキャッチ画像を表示されることも可能です。ただし、細かなデザインの設定にはCSSなどの知識が必要となります。
8-2.Cool Tag Cloud
Cool Tag Cloudは、サイト内のカテゴリーやタグをボタン表示にできるウィジェット設定におすすめのプラグインです。通常のカテゴリーやタグはテキストリンクとして表示されますが、このプラグインでボタン表示にすることで視認性を高め、クリック率の向上を目指せます。また、ボタンの色やフォントの種類、サイズなども細かく設定できるため、デザインにこだわりたいという方にもおすすめです。
8-3.Shortcode Widget
Shortcode Widgetは、WordPressのウェジェットをショートコードとして変換できるプラグインです。事前に設定したウィジェットはサイドバーやフッターなど、規定の位置にしか設置できませんが、ショートコードとして保存することで、記事本文はもちろん、コード貼り付けが可能な箇所ならどこでも設置することが可能となります。サイドバーだけではなくさまざまな箇所に使いたい方におすすめのプラグインです。
8-4.Ajax Search Lite
Ajax Search Liteは、WordPressの検索フォームを設置できるプラグインです。WordPressにはデフォルトで検索フォームが付属しており、ウィジェットから追加することで利用できます。しかし、デザインの自由度の低さや検索精度やカテゴリー選択などを設定できないなどの不便な点がありました。そこでこのプラグインを導入することで、検索候補の表示やデザイン変更などの自由度を高められます。
8-5.Custom Sidebars
Custom Sidebarsは、WordPressのウィジェットを記事別に編集できるプラグインです。通常のウィジェットは、サイト全体で1つのウィジェットの組み合わせのみを設定できる仕様でした。このプラグインを活用することで、記事ごとや固定ページごとにサイドバーを変更するという使い方を実現できます。そのため、カテゴリーごとにサイドバーの内容をカスタマイズしたいという方でも高い自由度でデザインを編集可能です。
8-6.VK All in One Expansion Unit
VK All in One Expansion Unitは、無料のWordPressテーマとして知られる「Lightning」の拡張機能として提供されているウィジェットカスタマイズ対応のプラグインです。プラグインをインストールして有効化することで、通常では利用できなかったウィジェット機能を追加できます。具体的には、お問い合わせボタンやバナー専用のウィジェットなどを利用可能です。専用テーマと併せて利用することで幅広い活用方法を見つけられるでしょう。
WordPress運用で困ったら外注もおすすめ
ウィジェットの利用はWebサイトの機能向上につながりますが、設定にはある程度の専門知識が必要です。特にカスタマイズする場合、思い通りの設定が難しくなる場合があります。これに対応するためには、外注サービスを利用することも1つの解決方法です。
外注により、専門家にウィジェットの設定やWebサイトの管理を依頼することで、スムーズかつ効率的にサイト運用を進められます。また、プロの手による設定は、サイトのパフォーマンス向上にもつながります。
ホームページ制作の費用相場
つづいては、ホームページ制作にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下のとおりです。
作成費用 | ホームページの特徴 | どんな企業向きか |
~30万円 | ・テンプレートを使用 ・WordPressなどのCMSで作成 ・画像やテキストは依頼者側で用意 ・簡易的なコーポレートサイト ・簡易的なオウンドメディア ・10ページ以内の作成 |
・費用を抑えたい ・短い納期で依頼したい |
30万~100万円 | ・オリジナル性の高いwebサイト ・発注者の要望に沿ったデザイン ・独自コンテンツの充実したwebサイト ・オリジナル性の高いwebサイト ・簡単な撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業 ・凝ったWebサイトを作りたい |
100万~200万円 | ・戦略的で効果の高いwebサイトの作成 ・トレンドのコンテンツやデザイン ・撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業~大企業 ・規模の大きいWebサイトを作りたい |
200万円~ | ・完全オリジナルデザインのWebサイト ・SNSとの連動が可能 ・多機能なWebサイト |
・大企業・複数のブランドサイトを制作したい方 ・SNSと連動したWebサイトを作りたい ・機能性の高いWebサイトを作りたい |
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【まとめ】WordPressのウィジェットとは何かを理解し、目的に合ったホームページ制作会社を選ぼう
WordPressのウィジェットは、Webサイトのカスタマイズをスムーズにできる便利な機能です。しかし、細かな設定はある程度の専門知識が必要となるため、難しく感じてしまう方も少なくありません。この場合、WordPressのカスタマイズに精通した企業への外注がおすすめです。このような課題を解決につなげるマッチングサービス「PRONIアイミツ」を活用すれば、目的に合わせて適切な専門家を絞り込んで比較検討できます。お気軽にお問い合わせください。
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