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WordPressでマルチサイトを作成する方法:メリットとデメリットも紹介【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

1つのWordPressで複数のサイト(マルチサイト)を作りたいと考えていないでしょうか。しかし、マルチサイトを作る方法が分からないとお悩みの方もいるはずです。
そこでこの記事では、営業・バックオフィス・情報システムなど、さまざまな分野の法人向けサービスを比較検討できる「PRONIアイミツ」が、WordPressでマルチサイトを作る方法を詳しく解説。また、マルチサイトとは何なのか、マルチサイト化するメリット・デメリット、利用できる種類も紹介します。

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WordPressのマルチサイトとは?

マルチサイトとは、1つのWordPressで複数のサイトを制作・運営することを指します。通常、Webサイトを複数運営するためには、次の作業が必要です。

Webサイトを複数運営する方法
  • WordPressを複数インストールして管理する
  • 個別にWebサイトを制作、運営(運用)する
  • レンタルサーバーを複数借りる

一方マルチサイトなら、個別管理もレンタルサーバーの複数契約も必要ありません。手軽にWebサイトを複数用意できるため、運営方法の1つの選択肢として利用されています。しかし、管理が楽になるメリットだけではなく、デメリットがあるのも事実です。本記事では、マルチサイトを作成するメリット・デメリットも解説しているので、マルチサイトを利用すべきか、しっかり検討してみてください。

マルチサイト化するメリット

複数のWebサイトを一括管理できるマルチサイトは、Webサイト運営を効率化する魅力的な仕組みです。まずは、マルチサイト化するメリットを3項目に分けてご紹介します。Webサイト運営の負担を解決できるかチェックしてみてください。

複数サイトの管理が容易になる

マルチサイトを活用すれば、複数サイトの管理が容易になります。ばらばらに管理しなければならなかったWebサイトを集約できるため、Webサイトの数が多ければ多いほど管理を容易にできるのが魅力です。
もしID・パスワードの管理を手間に感じており、覚えきれないとお悩みならマルチサイト化を検討してみるのも良いでしょう。

サーバー容量が節約できる

サーバー容量が節約したいのなら、マルチサイト化を検討するのがおすすめです。Webサイトに用いるレンタルサーバーには容量上限が決められているものも多く、個別にWebサイトをインストールすると莫大な容量を消費してしまいます。一方マルチサイト化すれば、インストール数を1つだけに抑えることが可能に。Webサイトはサーバー容量の消費が激しい要素なので、コストパフォーマンスを高めたいのならマルチサイトが便利です。

ドメイン費用を節約できる

マルチサイト化を行えば、ドメイン費用を節約できるのが魅力です。Webサイトを構築するたびに必要となるドメインですが、中には高額なドメインも見つかります。対してマルチサイトの「サブディレクトリ型」「サブドメイン型」を活用すれば、ドメインを確保せずに運用可能です。費用節約にうってつけの方法なので、ドメイン費用を抑えたいのなら、マルチサイト化を検討してみてください。

マルチサイト化するデメリット

複数のメリットをもつマルチサイトですが、いくつか運営の負担になるデメリットもあります。マルチサイト化するデメリットを3項目にまとめて紹介するので、現在管理しているWebサイトを統合すべきか検討してみてください。

マルチサイト向けのテーマやプラグインが少ない

WordPressのマルチサイト化では、マルチサイト向けのテーマ・プラグインが少ないことがデメリットです。マルチサイト対応のテーマ・プラグインが限られているためデザインの幅が狭いことはもちろん、SNS関連のプラグインはほとんどが未対応。利用するレンタルサーバーが未対応の場合もあるので、必ず事前に確認してください。

エラー発生時にすべてのサイトが影響を受ける

マルチサイト化してWebサイトを連携すると、エラー発生時にすべてのサイトが影響を受けてしまいます。個別にWebサイトを管理していれば、1つのWebサイトでエラーが起きてもほかのWebサイトは問題なく運営できるでしょう。一方マルチサイトの場合、1つのWebサイトでエラーが起きれば、すべてのサイトに波及するためリスクを分散できません。

ウェブサイトが重くなる可能性がある

マルチサイトは同じサーバー・ドメインでWebサイトを複数運営するため、数が増えていくたびに処理が重くなってしまいます。特に、長期間運営するとデータ容量も増えていくので、1つのWebサイトを運営するよりも早く容量上限に達してしまうでしょう。
サーバーのパンクを防ぐためにも、マルチサイトを利用する際には、サーバースペックの高いプランを契約しておくのがおすすめです。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「PRONIアイミツ」にお問い合わせください。数あるホームページ制作会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

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WordPressにおけるマルチサイトの種類

WordPressでマルチサイトを作る際に理解しておきたいのが、3つの種類があることです。利用する種類によってURLの形式や特徴が大きく異なります。どの種類を用いるべきなのか、それぞれおすすめの企業も確認していきましょう。

ディレクトリ形式

ディレクトリ形式は、Webサイトを追加するたびにURLが次のように表示されていくマルチサイトです。

ディレクトリ形式
  • http://〇〇.com/site1
  • http://〇〇.com/site2

ファイル番号のようにURL名が変化していくため、関連性の高いWebサイトをまとめて運営したい会社におすすめの方法です。ただし、1ヶ月以上運営しているWebサイトの場合、WordPressの仕様によりディレクトリ形式を選択できないので注意してください。

サブドメイン形式

サブドメイン形式は、ドメインを中心としたマルチサイトの作り方です。例えば、次のようにドメイン部のURLが変化していきます。

サブドメイン形式
  • http://site1.〇〇.com/
  • http://site2.〇〇.com/

サブドメインが変わるため、関連性の低いWebサイトを運営する会社向けです。ただし、DNSやWebサーバーの事前設定が必要なので、複雑な設定に対応しなければなりません。

別ドメイン形式

別ドメイン形式は、Webサイトごとに異なるドメインを用いるマルチサイトの作り方です。ドメイン自体が変化するためURLは次のように変化していきます。

別ドメイン形式
  • http://site1.com/
  • http://site2.com/


ドメイン自体が変化するため、関連性の低いWebサイト運営向きです。ドメインマッピングと呼ばれる複雑な設定が必要なので、やや高度な手法だと覚えておきましょう。

WordPressでマルチサイトを作成する方法

Webサイトを1つのWordPressにまとめたい人向けに、マルチサイトの作成手順を紹介します。利用しているサーバーによって少しずつ手順が異なるため、手順の目安として参考にしてください。

「wp-config.php」を編集しマルチサイトを許可

まずはサーバーのFTPを開きWordPressのインストール場所から「wp-config.php」というデータをダウンロードしてください。データを開いたら、以下のコードを末尾に追加しましょう。

/* Multisite */
define( 'WP_ALLOW_MULTISITE', true );


追加が終わったらFTPへ「wp-config.php」をアップロードします。

「ネットワークの設定」を確認

WordPressの管理画面にログインして「ツール>サイトネットワークの設置」を選択しましょう。マルチサイトのタイプを選択できます。
ここでは簡単にマルチサイトを作成できる「サブディレクトリ型」「サブドメイン型」のうち目的に合うほうを選択しましょう。あわせて同じページ内に表示される「サイトネットワーク名」に好きな名称を入力してください。

ネットワークをインストール

サイトネットワーク名の入力が完了したら、同じ画面の下側に表示される「インストール」ボタンをクリックして、ネットワークをインストールしてください。ここでは、サブディレクトリ型を選択してみます。
また、インストールが完了するとファイルに追加するコードが2つ表示されます。2つのコードは、次項でコピペ入力するため、そのまま表示しておきましょう。

.htaccessとwp-config.phpに追記

前項で表示された2つのコードを「.htaccess」「wp-config.php」に追記します。まずは、それぞれのファイルをサーバー管理画面にあるFTPからダウンロードしてください。誤ってデータを消さないように、バックアップを取っておくのがおすすめです。
ダウンロードが完了したらファイルを開き、データの直下にコードをコピペ入力してください。無事入力が終わったら上書き保存して、またFTPにアップロードしましょう。

管理画面に再度ログイン

「.htaccess」「wp-config.php」の書き換え・アップロードが完了したら、一度WordPressの管理画面に戻りましょう。先ほど表示された2つのコード画面下側にある「ログイン」ボタンから再ログインしてください。再ログインが完了すると、管理画面上側に「参加サイト」という項目が新たに追加されます。

ウェブサイトを追加

「参加サイト>サイトネットワーク管理>サイト」を選択してください。ダッシュボードの下に「サイト」の項目が表示されるため「新規追加」を選択しましょう。新規追加画面では、次の項目を入力します。

新規追加画面の項目
  • サイトアドレス(URL)
  • サイトのタイトル
  • 管理者メールアドレス

最後に「サイトを追加」ボタンをクリックすれば、マルチサイトの設定完了です。今後は「参加サイト」という項目からメインサイトや追加したサイトをチェックできます。

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WordPressでマルチサイトを導入する際の注意点

WordPressでマルチサイトを導入する予定なら、以下で紹介する2つのポイントに注意してください。エラーの影響などを受けやすい運営方法なので、安全にマルチサイトを利用するための参考にしてみましょう。

事前にバックアップを取っておく

WordPressのマルチサイトを作成する前に、データのバックアップを取っておきましょう。マルチサイトの導入設定時に誤ってファイルを壊してしまう、違う情報を上書きしてしまうと、普及が難しくなります。場合によっては、二度と復旧できなくなるケースもあるので、必ずバックアップを保存してください。ただし、自動でバックアップを取ってくれるサーバーを利用しているのなら、手動でバックアップを取る必要はありません。

プラグインをいったん無効化しておく

マルチサイトを作成する際によく不具合が起きてしまうのが、プラグインとの互換性です。プラグインの中にはマルチサイトとの相性が悪いものもあるので、事前にすべてのプラグインを無効化しておきましょう。
もしプラグインを有効化した状態のままマルチサイトを作成すると、予期せぬ不具合によってデータが破損する恐れがあります。安全にマルチサイトの作成を完了するためにも、一時的に無効化しておくのがおすすめです。

WordPress運用で困ったら外注もおすすめ

Webサイトの管理を楽にするマルチサイト機能ですが、専門性を要求されることはもちろん、環境によってはマルチサイトを活用できない場合があります。
もしもWordPressのマルチサイト化を行う理由が社内リソース不足なら、外注化を検討するのも1つの手段です。WordPressに詳しいプロに運営(運用)を任せて、エラーの波及といったリスクを回避できる安定した運営を実施してみてはいかがでしょうか。

ホームページ制作の費用相場

つづいては、ホームページ制作を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下の通りです。

費用別にみるホームページ作成の特徴
作成費用 ホームページの特徴 どんな企業向きか
~30万円   ・テンプレートを使用
・WordPressなどのCMSで作成
・画像やテキストは依頼者側で用意
・簡易的なコーポレートサイト
・簡易的なオウンドメディア
・10ページ以内の作成  
  ・費用を抑えたい
・短い納期で依頼したい  
30万~100万円   ・オリジナル性の高いwebサイト 
・発注者の要望に沿ったデザイン
・独自コンテンツの充実したwebサイト
・オリジナル性の高いwebサイト
・簡単な撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能  
  ・中小企業
・凝ったWebサイトを作りたい  
100万~200万円    ・戦略的で効果の高いwebサイトの作成
・トレンドのコンテンツやデザイン
・撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能  
  ・中小企業~大企業
・規模の大きいWebサイトを作りたい   
200万円~   ・完全オリジナルデザインのWebサイト
・SNSとの連動が可能
・多機能なWebサイト  
  ・大企業
・複数のブランドサイトを制作したい方
・SNSと連動したWebサイトを作りたい
・機能性の高いWebサイトを作りたい  

ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

【まとめ】WordPressサイトならPRONIアイミツに相談

複数のWebサイトを1つのWordPressに集約したいのなら、マルチサイトを活用しましょう。ただし、社内リソース不足でマルチサイトに対応できない、そもそもリソース不足が問題だという企業も多いはずです。
もしマルチサイトのやり方、リソース確保についてプロに相談したいなら、ぜひPRONIアイミツをご活用ください。おすすめのサービスの資料をまとめてご請求・一括見積もりをしていただくことも可能です。いつでも気軽にご相談ください。

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