WordPressを多言語化するおすすめプラグイン・制作会社を紹介!【2024年最新版】
自社サイトの多言語対応はもうお済みですか?
インターネットの発達によって、企業は場所にとらわれず全世界を商圏として捉えることができるできるようになりました。そして、2020年の東京オリンピック、そして2025年の大阪万博の開催と世界的なイベントの連続開催によって、国内に居住する外国人はますます増加し、また海外からもより一層大きな注目を浴びるようになるでしょう。
これから訪れる国際化の波に対応できるかどうかは、企業にとって重要な課題となります。全世界がビジネスチャンスになると同時に、全世界がライバルになるからです。したがって、インターネット上での企業の窓口ともいえるwebサイトの多言語化は優先的に取り組まねばならない急務といえるでしょう。
とはいえ、webサイトの多言語化に貴重な社内のリソースを割くことは、現実的に難しいという現状もあると思います。そこで、本記事では、WordPressサイトを費用を抑えながらも多言語化できるプラグインの基本と、おすすめのプラグインについてご説明します。また、プラグインの扱いに自信がないという方のために、多言語化に実績のあるホームページ制作会社もご紹介するので、参考にしてください。
WordPressを多言語対応にするプロセス
自社のWordPressサイトを多言語に対応させるにあたっては、いくつかの手順を着実に踏んで行う必要があります。まず、どの言語に対応させるのか、そしていくつの言語に対応させるのかを考えなくてはなりません。できる限り多くの言語に対応するのに超したことはありませんが、対応する言語の分だけ費用が発生することになります。webサイトは更新され続けるものですから、初期費用だけでなく更新やメンテナンス時の費用もしっかりと見据える必要があるのです。
対応言語を過剰にして、いくつかの言語の対応がおざなりになってしまうなら、最初から対応させない方が良いでしょう。予算の無駄遣いですし、webサイトの見栄えも悪くなってしまいます。自社が必要な言語に絞ってクオリティを高く保つ。このスタンスがサイトの多言語化においては重要となります。
どの言語に対応させるのかについては、Googleアナリティクスをはじめとする分析ツールがその一助となるでしょう。コンスタントにアクセスの多い国や言語がある場合、その国や人からのニーズが高い可能性があります。対応言語の種類が決まったら、次は実際にwebサイトを多言語化させる方法を検討していきましょう。
WordPressを多言語化する2つの方法
自社サイトを多言語する手段の1つに、国別のサーバーにをそれぞれWordPressをインストールして個別にサイトを運営するという方法があります。日本国内サーバーから海外へデータを転送すると、速度が遅くなってしまう可能性があるため、各言語に対応したWordPressをそれぞれの国のホスティングサーバーに設置するのです。この方法であれば、どの国からアクセスしても快適に利用してもらうことができる上、システム上それぞれのサイトに適した管理者を割り当てやすくなります。
しかし、対応する国が増える分、運用やメンテナンスにコストが必要になる点は大きなデメリットです。また、WordPressの管理ができ、なおかつ日本語と現地双方の言葉で不足なくコミュニケーションが取れる人員を確保するのは難しいでしょう。資本に余裕のある大手企業でもない限り、現実的な方法とは言えません。
どの規模の企業でも実行可能な多言語化の手段としておすすめしたいのが、「プラグイン」と「外部への業務委託」です。プラグインとは、企業や個人が制作し、ユーザーが自由に利用できるWordPressの拡張機能です。サイトの多言語化を可能にするプラグインも複数公開されているため、これらを活用化すれば比較的容易に多言語サイトを構築できるでしょう。
もう1つの手段が外部に委託する方法です。社内で人員を揃えるよりも低価格での運用が可能となり、さらに専門家に委託することで質の高い運用・管理が期待できます。
WordPress多言語化対応プラグイン
プラグインは、HTMLやPHPなどのコンピューター言語に詳しくない場合でも容易にWordPressをカスタマイズできる優秀なツールです。導入の仕方はシンプルで、ほとんどのプラグインはWordPrssの管理画面(ダッシュボード)から検索してインストールすることができます。
また、自分で翻訳する必要はあるが扱いやすいシステムのもの、設定は少々複雑だが多彩な機能を有しているもの、有料だが効率的かつスピーディーに多言語サイトを実現できるものなど一口に多言語プラグインと言ってもさまざまで、自社の用途や目的に合わせて選ぶことができるのが魅力です。
何より最大のメリットは、複数のWordPressを運営したり、外部委託したりするほど大きなコストがかからないことにあります。自社でサイト構築を完結できるので、しっかり理解して運用すればカスタマイズやトラブルの対処を自社だけでスピーディーに解決できるのも強みです。
デメリットとしては、プラグインを入れすぎるとサーバーに負荷がかかりサイトの表示速度が低下する可能性があること、他のプラグインやテーマと干渉してサイトが不具合を起こす可能性があることなど、システム上の障害が発生する可能性が挙げられます。また、多くのプラグインが海外製のため、設定画面や解説サイトが英語となっており、使用方法を理解するのに時間がかかる場合もあります。
ホームページ制作会社に委託
高品質な多言語サイトを構築するには、ホームページ制作会社に委託するのがスタンダードかつ効果的な方法と言えるでしょう。web設計とホームページの構築のプロであるため、プラグインに頼らず多言語に対応したWordPressサイトを構築してくれます。たとえプラグインを用いた際と同じ機能であっても、内部構造が最適化されているため、表示速度や画像処理などの面でよりスムーズに動作してくれるでしょう。快適なホームページの制作によってユーザーの使い勝手も高まる、ひいてはインターネットを通じた業績の向上をも期待できます。
また、ホームページ制作会社は、蓄積された経験からウェブマーケティングに関する実践的なノウハウを有している場合も多く、よいアドバイザーにもなってくれるでしょう。
一方のデメリットとしては、プラグインに比べて金銭的コストが高くつく点にあります。高いクオリティが見込める分費用もかかるのはやむを得ない部分でしょう。また、サイト構築を業者に任せてしまうと、カスタマイズしたいときやトラブルが生じたときに自社だけでの対応が難しくなります。業者に連絡して対処するとなると、タイムロスの発生も避けられません。また、メンテンナンスを任せる必要も生じるため、ランニングコストも重くのしかかります。
おすすめ多言語対応プラグイン4選
WPML
WPMLは、WordPressを1つインストールするだけで多言語サイトを運営できるようになるプラグインです。100万近いサイトで使用されており、多言語化では定番のプラグインの1つといえるでしょう。固定ページ、投稿ページ、カスタムタイプ、分類、メニュー、テーマのテキストなどを40以上の言語に翻訳することができます。
また、WordPressのAPI(仕様)を使っているほぼすべてのテーマ、プラグインと互換性があるため、大きくカスタマイズしたWEBサイトとの親和性も抜群です。さらに、1日19時間、9か国語のテクニカルサポートを受けることができる特典もついてきます。WPMLが提供しているプラグインのバージョンは3種類。自社の目的に合わせて選ぶことができます。
・多言語ブログ($29/1年)
機能:投稿、ページ、カスタムタイプの翻訳。タグ、カテゴリー、カスタムタクゾノミーの翻訳。WordPressメニューの翻訳。標準翻訳コントロール。ブラウザ言語検出。
・多言語CMS($79/1年)
「多言語ブログ」の機能に加え、WordPressで制作したサイト全体を完全に多言語化できる。
・多言語CMS無制限($159/無制限)
「多言語CMS」の機能をサイト数無制限で使用できる。
すべてのバージョンで、完全サポートと 30日返金保証がついているので、とりあえず試してみたいという場合にもぴったりです。
Polylang
Polylangは、41以上の言語に対応している無料のプラグインです。基本的には自身で翻訳するタイプのプラグインですが、専門翻訳や自動翻訳にしたい場合は「Lingotek」というアドオン(拡張機能)を導入することで対応できます。こちらも固定ページ、投稿ページ、メディア、カテゴリ、投稿タグ、メニュー、ウィジェットなどwebサイトのあらゆる点について翻訳可能です。
また、言語設定と同時に対象のWordPress言語パックがダウンロード・更新されるので、WordPressの設定画面からそれぞれの言語設定を行う必要もありません。外国語のページ作成は、対応する日本語ページの編集画面に設置されるアイコンをクリックするだけで可能と非常に編集がしやすい点もメリットです。サイト上で表示言語を切り替えるスイッチャーの設置も、WordPressにあらかじめ備わっているウィジェット編集機能を使って簡単にできます。サイドバーやフッターなど好みの場所に設置でき、表示形式は言語名や国旗など好みのタイプから選択できるのもメリットです。
Bogo
Bogoは、一投稿ごとにそれぞれ言語別の記事を作成するタイプのプラグインで、無料で利用可能です。対応言語は50以上と非常に多く、デフォルトでは英語のみ有効化されていますが、必要な言語ファイルはBogoの管理ページから簡単にインストールすることができます。
Bogoをインストールすると管理画面の右上から表示言語を変えることができるようになるので、利用者によって言語を変える際にわざわざ設定画面に入る必要がなくなるのも利点です。もちろん、言語スイッチャー機能も完備されており、ウィジェット編集機能で設置・設定ができるほか、記事内の自由な場所に切り替えボタンをつけられるショートコードも使用することができます。多言語対応に必要な機能がわかりやすく備わっているのがBogoの強みといえるでしょう。
また、非常にシンプルなプラグインというだけでなく、作者が日本人というのも日本人ユーザーにとってはメリットです。プラグインには、WordPressのサイトに説明ページが用意されていますが、多くのプラグインが英語で表記されていたり、理解に苦しむような翻訳文となっているためお世辞にも読みやすいとは言えません。一方、Bogoは日本人が作成したため、わかりやすい日本語で導入手順が説明されています。WordPress初心者にとっても大きな助けとなるでしょう。
WOVN.io
WOVN.ioは、webサイトの多言語化ソフトを開発している日本の会社が、WordPressでもサービスを使いやすいようにリリースしたプラグインです。利用には運営会社への会員登録が必要ですが、導入するだけ短時間でサイトを完全翻訳できる効率の良さは大きな魅力といえます。
既存のサイトを動的に変換するため、言語ごとにページを作成する労力が不要という点も大きなメリットでしょう。言語別にページを管理にするランニングコストを削減することもでき、サーバーの負荷軽減にもつながります。さらに、海外SEOにも対応しているなどwebマーケティング対策も万全です。なお、翻訳手段は以下の4つから選択できます。
・機械翻訳
・人力翻訳
・プロ翻訳
・WOVN翻訳
機械翻訳の場合、固有名詞のスペルが間違っているなどの不安が生じるかもしれません。しかし、WOVNなら翻訳の内容を自身で修正する機能がついている上、用語集を作成してその内容を翻訳に反映させることも可能なため、能動的に機械翻訳の質を上げることができます。よりクオリティの高い翻訳を希望なら、ニュアンスや文脈を組んだ翻訳ができるプロ翻訳やWOVN翻訳を利用すると良いでしょう。
WordPressに強いおすすめホームページ制作会社3選
株式会社DMZ
DMZは、新宿区にあるwebサービスの会社です。web制作、システム開発、インフラ構築など幅広い分野で事業を展開しており、WordPressをベースとしたwebサイトの構築および運営支援を行っています。webサイト構築全般に対応できることから、多言語化だけではなく、会員サイトやECサイト、コーポレートサイトなど目的に合わせたサイトの構築を一から依頼することが可能です。
また、WordPress以外のCMSで構築したサイトを移植するといった業務にも対応しており、MTというCMSで運用してきたサイトをWordPressに移植し、さらに多言語対応の機能を組み込み対応するという内容を1ヶ月で完了させた実績もあります。サイト規模を問わず対応可能で、数十ページ単位の小規模なものから数百ページ単位に及ぶ大規模サイトまで、その類を問いません。
また、月額制のWordPressサイトの運用・保守サービスも提供しており、セキュリティ対策、バックアップ、SEO対策などサイト構築のサポートも任せることができます。サイトを作成した会社にカスタマイズとメンテナンスを頼めるのは大きなメリットといえるでしょう。
株式会社 huddle
huddleは、WordPressでの多言語サイトに特化した茨城県神栖市にある制作会社です。サイトの多言語化に必要なノウハウが豊富で、ネイティブスピーカーによる最大33言語の翻訳サービスを提供しています。翻訳の質も高く、合格率10%以下の審査をパスした翻訳者のみが業務にあたっています。翻訳した4,000万語の案件のうち99.95%がクライアントから承認されるなど、その信頼性は非常に高いものといえるでしょう。
わかりやすい料金設定も魅力で、言語によって単価が変わることはありません。メジャーな言語でもマイナー言語でも同じ料金で依頼することが可能です。翻訳原稿を最短即日で納品できる仕事の早さも魅力といえます。
また、単にサイトを多言語対応にするだけではありません。集客から運用までを考慮したサイト設計を得意としています。ドメインの取得からサーバーの設定、さらに検索キーワードの選定とそれにあわせたコンテンツ制作などにおいて、日本とは異なる各国の特性に合わせた戦略的なwebサービスを提供可能なのです。多言語web制作に特化した会社の強みと言えるでしょう。
株式会社ジェイケイリンク
文京区にあるジェイケイリンクは、外国語とwebの問題を解決する制作会社です。映像字幕制作や字幕翻訳、日本語・多言語カスタマーサポート、web制作、翻訳、通訳など幅広く事業を手がけています。web制作においては、WordPressでの制作に実績が数多くあり、また10年以上にわたる英語・韓国語の翻訳実績もあることから、多言語サイト制作を特に強みとしています。
webサイト制作後の運営代行も行っており、更新作業やページの作成・翻訳はもちろんのこと、SNSの運用やメルマガの作成・配信・集計まで任せることが可能です。
カスタマーサポートにおいては、電話代行・メール翻訳代行・SNS翻訳代行からECサイトの受注管理代行、返品、予約などあらゆる業務におけるコールセンター業務を委託することができます。アパレル、通信業、出版、芸能事務所、民泊施設など多彩な業種をサポートしてきた実績があり、ジャンルを問いません。webサイトで獲得した顧客・見込み客の対応について、サイトを作成した会社に依頼できるのは管理コストの面からも大きなメリットだといえます。
ホームページ制作の費用相場
つづいては、ホームページ制作にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下の通りです。
<作成費用> | <ホームページの特徴> | <どんな企業向きか> |
~30万 | ・テンプレートを使用 ・WordPressなどのCMSで作成 ・画像やテキストは依頼者側で用意 ・簡易的なコーポレートサイト ・簡易的なオウンドメディア ・10ページ以内の作成 |
・費用を抑えたい ・短い納期で依頼したい |
30万~100万 | ・オリジナル性の高いwebサイト ・発注者の要望に沿ったデザイン ・独自コンテンツの充実したwebサイト ・オリジナル性の高いwebサイト ・簡単な撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業 ・凝ったWebサイトを作りたい |
100万~200万 | ・戦略的で効果の高いwebサイトの作成 ・トレンドのコンテンツやデザイン ・撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業~大企業 ・規模の大きいWebサイトを作りたい |
200万~ | ・完全オリジナルデザインのWebサイト ・SNSとの連動が可能 ・多機能なWebサイト |
・大企業 ・複数のブランドサイトを制作したい方 ・SNSと連動したWebサイトを作りたい ・機能性の高いWebサイトを作りたい |
ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
コスパ重視ならプラグイン、クオリティ重視なら業者に発注
プラグインと外部委託、webサイトの多言語対応においてはどちらも非常に優れたアプローチだと言えます。自社の状況や多言語化の目的に合わせて選択すると良いでしょう。
金銭的コストをかけずにサイトの多言語化を図りたいならプラグインの活用がおすすめです。プラグインによって求められるレベルは異なるものの、WordPressに関する基礎的な知識と対応言語に通じたスタッフがいれば、必要な範囲での多言語化は問題なく行うことができるでしょう。有料のプラグインもありますが、外部に委託する費用に比べればずっと安価で済みます。
一方、翻訳の質やサイトデザインのクオリティにこだわりたいのであれば外部の専門業者に委託した方が効率的かつ確実です。いくら優秀なプラグインであっても、用意できるのはあくまで機能だけ。その機能をどう活かすかはユーザーに委ねられるため、必ずしも上手くいくとは限りません。WordPressの管理やサイト構築に自信がなければなおさらでしょう。
ホームページ制作会社であれば、多言語化だけでなく本来の目的であるwebマーケティングの領域を見越したサイト構築が可能です。費用対効果という面では、専門業者に頼ったとしても決して大きな損失にはならないでしょう。
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