弊社では、小・中学校、および高等学校の教科書/教材を取り扱っており、高校古典の教材には、漢文編集ソフト「漢文工房」が含まれております。平成25年からは、次期指導要領にもとづいた新版教科書となり、それに合わせて教材も変更する必要がありました。「漢文工房」は、シンプルな操作性が好評なのですが、「外字」を用いているために、弊社のお客様である先生のコンピュータ・スキルにはマッチしていない面もあり、導入等に関するお問い合わせが増えつつありました。そこで今回、教科書/教材を次期指導要領に変更するのに合わせ、「漢文工房」に関しても、仕様を見直して新規に作り直すことにしました。今回、「漢文工房」を作り直すに当り、新規「漢文工房」には、次の様な導入効果を期待していました。
1.「外字」の使用を止めたい。
2.操作性の良さは、そのまま継承したい。
3.問い合わせが少なくなるような仕組みを導入したい。
4.(可能であれば)社内で保守できるようにしたい。
上記開発方針を決定し、いざ開発作業を開始しようとしたのですが、次の様な問題が発生してしまいました。
1.既存プログラムのソースコードが見つからない。
2.開発ドキュメントも見つからない。
3.開発スキルや開発規模に問題があり、社内では開発できない。
4.外部に委託するにしても、提供予定機能の複雑さ等の問題で委託先が見つからない。
このような状況の時にエム・システムと出会ったので、開発構想、納期、および費用面の問題を相談したところ、当初の構想どおりのシステムを、予定どおりに納品してもらいました。実際の製品販売は、弊社社内で教材に添付する資料を作成したり、ソフトウェアのパッケージ化をしたりする作業があるので、まだ先の話なのですが、今後もエム・システムには使い勝手が良い製品に仕上げるために協力をお願いしたいと思っています。