ソフトウェア開発やインフラ構築事業を展開するビットスター株式会社様。2022年秋、研究機関からデータ管理システムの開発依頼を受けたものの、要望をより良い形で実現するためにはリソースの補強が必要であると悩んでいたそうです。そこで開発をサポートしてくれる企業を探していたところマイナビ様に出会い、二人三脚で開発を進めてきました。今回はマイナビ様との開発風景や発注してみての感想を詳しくお聞きしました。
セキュリティの強固なシステムを開発するために、社内のリソースを補強したかった
―まずは御社の事業内容について教えてください。
野村様:弊社は北海道札幌市を拠点に、MSP、インフラ構築、Web制作、ソフトウェア開発の4軸で事業を展開しています。「ITで、こまったを、よかったに。」をミッションに掲げ、IT技術でお客様の課題解決をサポートしている会社です。
特に私が所属する開発構築グループでは、4事業のなかでもソフトウェア開発とインフラ構築を担当し、ソフトウェアやWebアプリケーションの開発などを行っています。
―今回は、マイナビ様にデータ管理システム開発を発注されたとのことでした。発注の経緯を教えていただけますか?
野村様:2022年秋ごろ、研究機関からデータ管理システムの開発依頼を受けました。具体的には、研究データの閲覧や分析、加工などができるウェブサイトを作りたいというご要望でした。研究データは機密事項であるため、今回のプロジェクトには非常に高いセキュリティが求められていました。
技術的にも難易度が高いプロジェクトであり、社内で検討した結果、よりクオリティの高い開発を行うには弊社のリソースだけでなくパートナーシップが必要であると判断。そこで、信頼できる企業に発注することにしました。
―さまざまな企業様があるなか、なぜ発注先にマイナビ様を選ばれたのでしょうか?
野村様:発注に向けてさまざまな企業を調べていたのですが、今回のシステム開発に必要なプログラミング言語を扱える日本企業はなかなか見当たりませんでした。
そんななかマイナビさんから、ベトナムチームで対応できるというお話をいただきました。マイナビさんはネームバリューがある会社さんですので信頼感もあり、即決しましたね。
マイナビ様と二人三脚でゼロからシステムを構築
ーどのようにシステム開発を進めていったのでしょうか?
野村様:2023年の初旬から本格的にシステム開発がスタートしました。家を建てるときには設計図が必要なように、システム開発を行う際もまずは仕様をドキュメントに書き起こし、それを基にプログラミングをしていきます。したがって外注する際には、誰に向けて作るのか、どのような機能があるのか、どのような画面があるのかなどを詳細まで確定したうえで、開発依頼をするのが一般的な流れです。
しかし今回に限っては技術検証から行う必要がありましたので、“設計図”がないゼロからのスタートでした。通常の依頼とは異なり臨機応変な対応が求められることが多い進行となり、大変な部分もあったかと思います。しかしマイナビさんはどんなに難しい課題も決してめげず、終始粘り強く対応してくれました。特にエンジニアにとって一番苦労する調査業務をサポートしていただいたことは非常にありがたく思っています。
2023年中旬にはシステムが完成する予定です。マイナビさんと共に検証を進め、互いの結果を共有しながら一歩ずつ課題解決を目指していきました。マイナビさんにはかなりの無理もお願いしましたし、ご苦労、ご面倒をおかけしたと思います。真摯な対応に感謝しかないですね。
ー日々のやりとりの様子も教えていただけますか?
日によりますが、基本的には毎日夕方にマイナビさんからその日の作業日報を送っていただいていました。加えて週に1回はZoomで定例ミーティングを開いて1週間の作業進捗を報告するなど、綿密にやり取りをしていましたね。
日報以外でも、開発に進展があったときにはSlackで連絡をいただき、内容についてその都度相談させていただきました。いつもレスポンスが早く、明るく接していただいていたのでコミュニケーションも取りやすかったです。
ー今回マイナビ様とシステム開発を行ってみての率直な感想を教えてください。
野村様:今回のプロジェクトでは、私自身これまで全く触れたことのなかった技術を採用することになりましたので、勉強させていただくことが非常に多かったです。貴重な経験となりました。マイナビさんと共にこのプロジェクトを遂行することができたことを大変うれしく思います。
弊社からは私を含め3人のメンバーがプロジェクトにアサインしましたが、全員口を揃えて「マイナビさんに発注して良かった」と言っています。困難な課題にも全力で取り組んでいただき、非常に助かりました。当初抱えていた、社内リソースの補強という課題を解決できたと感じています。
満足度、推奨度80%+期待値20%の高クオリティ。ぜひ今後もリピートしたい
―マイナビ様に依頼して感じた満足度と推奨度をそれぞれ教えてください。
野村様:満足度、推奨度共に80%です。今回の発注に関しては、おおむね満足しています。日々のレスポンスも早くスムーズなやりとりができましたし、難しい課題に対しても諦めずに立ち向かっていただいた点を高く評価しています。
ただ1点わがままを言わせてもらうと、もう少し高度な技術的知見がほしかったところではあります。もちろん私たちの技術力が及ばなかった部分でもあるのですが、さらに高度な知見があればもっと速く課題解決ができた部分があったのではないかと感じています。
とはいえ、マイナビさんは今後もリピートしたいと思っており、新たに別の案件も依頼させていただきました。残りの20%は今後の期待値ですね。
ー今回の発注を踏まえて、マイナビ様へのご要望や改善してほしい点などはありますか?
今回対応していただいたのはベトナムチームの方々でした。私とやり取りしてくれた方は留学経験がある方とのことで、基本的に日本語で対応していただいたためコミュニケーション面での問題はほとんど生じませんでした。
しかし一部のレポートについては英語のみの表記となっていました。英語に苦手意識を感じている方にとってはストレスを感じるのでは、と感じた部分はあります。言語面の壁がなくなると、さらに仕事がしやすくなるのではないかと思います。
―最後に、御社としての今後の事業の展望を教えてください。
野村様:近年ではAIやChatGPTが登場しているように、IT技術は進化のスピードが非常に早く、日々技術がアップデートされていきます。我々エンジニアは日々アンテナを張って、最新技術をキャッチアップし、お客様の利益につなげていくことが使命です。
会社としては、「ITで、こまったを、よかったに。」というミッションを変わらず抱き続けて、進化していくつもりです。DX化やデジタル化の推進を今後もどんどん進めながら、ITで北海道、そして日本全体を盛り上げていきたいと思います。