基幹システムと業務システムの違い|ERPとの関係性についても徹底解説【2024年最新版】
基幹システムと業務システムは、業務効率化を図るための主要なITシステムです。しかし、2つのシステムがどう違うのか、よくわからない方も多いでしょう。そこでこの記事では、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「PRONIアイミツ」が、基幹システムと業務システムの違いをご紹介!両システムの種類や、混同されがちなERPとの関係性も詳しく解説します。
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基幹システムとは
基幹システムとは、企業の経営に直結する業務を管理するシステムです。販売・生産・在庫・財務会計など、企業にとって不可欠な業務を効率化するために導入します。
基幹システムを導入すると、複数のシステムで管理していた業務データをまとめて管理できるようになり、データ同士の連携も可能です。部署・部門間のデータ共有が円滑になり、現在の経営状況の確認やデータ分析も容易になるため、経営判断にも役立ちます。また、基幹システムは担当者が誰であっても一定の品質が保たれた成果を出せるように、業務の標準化を図る際に有効。データを一元管理することでマニュアル作成の手間が減り、「業務の属人化(特定の人材がいないと業務が遂行できない状態)」を防ぐでしょう。
基幹システムの主な種類
代表的な基幹システムとして、以下の5種類が挙げられます。ここでは、それぞれのシステムの概要と違いについて解説していきましょう。
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- 販売管理システム
- 生産管理システム
- 在庫管理システム
- 財務会計システム
- 人事・給与システム
販売管理システム
基幹システムの1つである販売管理システムは、受注から請求、入金までの一連の販売プロセスを管理するシステムです。各工程で必要なデータ入力の工数削減を可能にし、業務効率化を図ります。また、在庫管理システムをはじめとする、ほかのシステムと連携して利用することで、売上予測や販売計画の精度改善も望めるでしょう。
生産管理システム
生産管理システムは、計画・仕入れ・生産・品質管理など、製造関連の業務全般を管理するシステムです。各生産工程におけるリアルタイムの作業状況を可視化でき、生産情報を把握しやすくします。結果的にQCD(品質・コスト・納期)のバランス改善に貢献し、企業にとってさまざまな利益につながるでしょう。
在庫管理システム
在庫管理システムは、製品・資材の在庫情報を管理するシステム。導入するとバーコードと読み取り端末で正確かつ素早く在庫状況を把握できるようになり、在庫数や仕入れ数の調整に役立ちます。余剰在庫は課税対象である棚卸資産と見なされるため、システムで把握した在庫を適切に処分することで、節税効果も見込めます。
財務会計システム
財務会計システムは、仕訳の入力・集計をはじめとする会計業務をサポートするシステムです。帳簿や決算書を自動的に作成でき、経理作業の工数や入力時の人的ミスを大幅削減する効果が期待できます。システムによっては、人事・給与システムと連携することで給与計算の補助が可能。
人事・給与システム
人事・給与システムは、採用・人事評価・給与計算などの業務を管理するシステム。人事・給与に関連する業務の効率化をサポートし、人事担当者の業務環境改善や、人件費削減に活用できます。システムに蓄積された従業員の基本情報やキャリア・スキル情報などは、人員配置や待遇・社内制度の最適化を図る際にも有効です。
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業務システムとは
業務システムとは、簡単に言うと従業員の業務遂行効率を上げるためのシステム。主に顧客管理・ドキュメント管理・営業管理など、ある部門が担う業務や企業固有の業務をスムーズに遂行できるように、データ管理を一元化します。さらに手作業で発生しやすい従業員のミスを防止し、製品・サービスの品質向上を図る機能を果たすこともあります。基幹システムも、業務に関わるという意味では業務システムといえるでしょう。そのため、業務システムは基幹システム以外のシステムであるという見方もあります。業務システムの定義やシステムが活用される業務の種類は、企業によって異なるのです。
業務システムの主な種類
代表的な業務システムとして、以下の4種類が挙げられます。ここでは、それぞれのシステムの概要を解説していきましょう。
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- 勤怠管理システム
- 顧客管理システム
- 営業管理システム
- 物流管理システム
勤怠管理システム
勤怠管理システムは、従業員の出退勤時間・残業・休暇取得の記録やシフト作成など、勤怠管理全般をサポートするシステムです。導入することで、勤怠管理の関連業務を自動化でき、工数や計算ミスを大幅に減らせます。
顧客管理システム
顧客管理システムは、顧客の氏名・住所・電話番号といった基本情報や購入履歴をはじめ、顧客に関する情報を管理するシステムです。製品・サービスの購入から購入後までの顧客の行動を把握でき、一人ひとりに合わせたマーケティングを可能にします。
営業管理システム
営業管理システムは、顧客の基本情報・商談内容・案件の進捗状況など、営業部門の情報を管理するシステムです。顧客情報や営業状況をリアルタイムで可視化し、商談の進行をサポートしてくれます。
物流管理システム
物流管理システムは、製品の配送状況・配送ルート・コストなど、物流工程に必要な情報を管理するシステムです。おおまかに、入出荷や在庫管理の効率化を担う「倉庫管理システム」と、配送に関する業務の効率化を担う「輸配送管理システム」の2種類に分けられます。
基幹システムと業務システムの違い
基幹システムと業務システムの違いは、各システムが特化している業務の種類にあります。基幹システムは、中核業務のサポートを担います。中核業務とは販売・生産・財務会計など、システムが停止した場合に、企業の経営が破綻してしまうような業務です。
対して、業務システムが主に担うのは、部門・部署ごとに分かれた業務です。これらの業務は基幹システムが担う業務に比べると、システムが機能しなくても遂行できるものでしょう。例えば、勤怠管理や顧客管理などは、システム停止した場合でも手作業で遂行可能です。
基幹システムは企業の根幹を支えるため、業務システムよりも重要であると考える企業もあります。一方で業務システムを、基幹システムやERP(エンターブライズ・リソース・プランニング)を含め、業務に携わる全システムの総称とする解釈も、間違いではありません。基幹システムと業務システムの定義は企業や人によって異なり、双方の違いに関してもさまざまな捉え方があることに留意してください。
基幹システム・業務システム・ERPの関係性
企業のシステム開発分野において、基幹システム・業務システムと共にERPという言葉をよく耳にするのではないでしょうか。ERPとは直訳で「企業資源計画」を意味し、統合基幹業務システムとも呼ばれます。その名のとおり、基幹システムと業務システムを統合させることで、企業のあらゆる業務データの一元管理を可能にするシステムです。ただし先述したように、業務システムという大枠の中にERPと基幹システムが含まれると解釈する企業もあります。
ERPの主な役割は、各部門のデータや異なる業務に利用される機能同士を関連付けて、社内全体でスムーズに情報共有できるようにすることです。そのため業務効率化に限らず、リソース配分などの経営の意思決定を行う際にも役立ちます。
システム開発の費用相場
つづいては、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
システム開発の平均相場 | 233万円~ |
システム開発の種類 | 費用相場 |
簡易顧客システム | 20万円~ |
Webシステム | 130万円~ |
業務システム | 400万円~ |
システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】基幹システムや業務システムの相談はPRONIアイミツへ
基幹システムと業務システムの違いは、中核業務特化型か部門特化型かというポイントにあります。両システムの定義は、企業によって異なるため明確に区別できませんが、どちらも企業活動にとって重要であることは確かでしょう。しかし、自社にとっての具体的なメリットやシステムの選び方がわからず、導入を迷っている企業も多いのが現状です。
基幹システムや業務システムなどシステム開発・導入でお悩みの方は、PRONIアイミツにご相談ください。ぴったりのシステム開発会社をご紹介可能です。お気軽にお問い合わせください。
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