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ASP.NET開発は外注すべき?基礎知識からメリットまでを解説【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

ASP.NETは、.NETの機能として提供されているアプリケーション開発用のフレームワークです。ASP.NETを活用すれば、効率的にシステムを開発できます。
この記事では、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、ASP.NETの概要とあわせてMVCやCore、Web Formsなどについても詳しく解説していきます。

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.NETとは

.NETは、Microsoft社が開発したアプリケーション開発環境(プラットフォーム)です。C#やF#などさまざまなプログラミング言語に対応しており、Webアプリケーションやデスクトップアプリケーション、モバイルアプリケーションなどの開発に利用されています。
.NET Frameworkや.NET Coreなど幅広いバージョンが存在しており、機能や互換性に違いがあります。2020年には.NET Frameworkと.NET Coreを統合した.NET5が公開されました。.NETではライブラリやフレームワークといった機能を利用でき、2023年4月時点では.NET7が最新版として提供されています。

ASP.NETとは

ASP.NETは、Microsoft社が提供するアプリケーション開発向けのフレームワークです。フレームワークはシステム開発に必要な機能・枠組みをまとめたもので、特定のシステム開発でよく用いられる機能が用意されていることから、効率的な開発に役立つとされています。また、ASP.NETは.NET Framework環境に依存しているため、Windows向けのシステム開発に利用されるのが一般的です。

ASP.NETの機能

ASP.NETの機能の主な機能として、以下の4種があげられます。
・ASP.NET Web Forms
・ASP.NET MVC
・ASP.NET Core
・ASP.NET Web API

いずれもフレームワークを提供するための機能です。ASP.NETを利用してアプリケーションを開発する場合は目的に合わせたフレームワークを選ぶ必要があります。ここからは、それぞれの機能について解説します。

ASP.NET Web Forms

ASP.NET Web Formsは、ユーザーによるアクションがあったときに処理を実行するイベント駆動型のアプリケーション開発モデルをもとにしたフレームワークです。納期や機能に重きを置いたアプリケーション開発に向いているとされています。
HTMLやクライアントスクリプト、サーバーコードなどを組み合わせた記述のほか、Webサーバーコントロールの活用よってドラッグ&ドロップの手軽な操作でUIを開発できるのも大きな特徴でしょう。

ASP.NET MVC

ASP.NET MVCは、「Model・View・Controller」モデルで実装されたWebアプリケーションフレームワークです。「Model」ではデータの処理、「View」では操作画面、「Controller」ではモデル・ビューの制御に関するコードを管理します。
コードを分けて管理すると整理・テストが容易になることから、運用・保守しやすいアプリケーション開発につながります。近年のWeb開発ではより柔軟性に優れたMVCが採用される傾向にあるようです。

ASP.NET Core

ASP.NET Coreは、macOSやLinuxなどWindows以外のOSでASP.NET 4.xを利用できるように設計された、オープンソースのWebアプリケーション開発向けフレームワークです。より軽量に動作するように改良されているほか、Blazorと呼ばれるフレームワークにも対応している点が特徴としてあげられます。
Webアプリケーションではユーザー端末側の処理にJavaScriptが用いられるのが一般的ですが、Blazorを使うとJavaScriptの代わりにC#で処理を実行できるようになります。

ASP.NET Web API

ASP.NET Web APIは、HTTPサービスを容易に作成するためのフレームワークで、Webブラウザやモバイルアプリケーション、デスクトップアプリケーションなどから利用できるシステムの構築が可能です。
URLを用いてファイルやデータにアクセス・操作し、JSONやXMLといった形式で結果を返します。自動的に適切な形式を選択してデータをやりとりするので、クライアントごとにHTTPサービスを用意する手間を軽減できます。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数あるシステム開発会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

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ASP.NETでの利用言語

ASP.NETはさまざまなプログラミング言語がサポートされていますが、中でも代表的なのが「C#」と「VB.NET」「F#」「C++」の4種類です。ASP.NETでは複数のプログラミング言語の相互運用に対応していますが、言語ごとに異なる特性があるため、違いをきちんと把握しておく必要があります。開発するアプリケーションに合わせた言語を選択すれば、開発の効率化にもつながるでしょう。
ここからは、ASP.NETでサポートされている主なプログラミング言語について解説します。

C#

C#(シーシャープ)はMicrosoftが開発したプログラミング言語です。さまざまな開発ツールが提供されていることから、Windows向けのアプリケーション開発に多く用いられています。
統合開発環境である「Visual Studio」を使用すれば、ボタンやボックスなどのパーツをドラッグ&ドロップするだけでフォームアプリケーションの開発が可能です。Webアプリケーションのほか、ゲーム開発などにも活用されています。

VB.NET

VB.NET(ブイビードットネット)は、簡潔な構文でコードを作成できるプログラミング言語です。コード入力の手間が少なく、効率的に開発を進められることから初心者であっても扱いやすい言語として知られています。
デスクトップアプリケーションやWebアプリケーション、モバイルアプリケーションなどの開発に用いられているほか、Office製品のカスタムアドインの開発も可能です。

F#

F#(エフシャープ)は、オープンソースのマルチパラダイム言語です。パラダイムはプログラミングの考え方・記述方法といった枠組みのことで、F#はオブジェクト指向型や手続き型などをサポートしています。
バグを抑えたプログラムを記述するための機能が豊富なことにくわえて、少ないコードでプログラムを作成できるため、システム開発の効率を高められるというのもメリットです。

C++

C++(シープラスプラス)は、C言語をベースにしたオブジェクト指向型のプログラミング言語です。柔軟性に優れており、オペレーティングシステムやモバイルアプリケーション、ゲームなどさまざまなシステム開発に用いられています。高速処理が可能なことから、大規模なシステム開発に用いられるケースも多いようです。
習得の難易度は高いとされるものの、高いパフォーマンスが求められるアプリケーションの開発に適しています。

ASP.NETでできること

ASP.NETは、どのようなシステムの開発に用いられているのでしょうか。ここでは、ASP.NETでできるシステムをいくつか紹介します。

ASP.NETで開発できるシステムの例
営業管理システム 商談内容や案件の進捗を管理するシステム
顧客管理システム 顧客情報を一括管理できるシステム
販売管理システム 商品の仕入れから出荷までの工程を一括管理できるシステム
財務会計システム 財務諸表の作成をサポートするシステム

このほかにも、サイバー攻撃のチェックをはじめとする危機管理に用いられることもあるようです。

ASP.NETを利用するメリットとデメリット

ASP.NETを活用すればアプリケーション開発の効率を高められますが、一定のコストが発生するといったデメリットがあるのも事実です。ASP.NETを利用する前に、メリットとデメリットの両方を把握しておきましょう。

ASP.NETを利用するメリット

ASP.NETは、効率的にアプリケーション開発を進められるよう設計されたフレームワークです。Visual Studioなどの開発環境を利用するとさらに開発効率を向上させられるため、開発期間の短縮が期待できます。複数の言語やプラットフォームに対応するなど柔軟性を備えているのも魅力の1つです。さらに、Microsoft社がASP.NETのチュートリアルやドキュメントを公開しているので学習の環境も整っています。

ASP.NETを利用するデメリット

ASP.NETはオープンソースですが、アプリケーションを開発する際にはWindowsサーバーやVisual Studioのライセンスなどのコストが発生します。初期費用だけでなくメンテナンスにも費用が必要になるので、一定の予算を確保しておく必要があるでしょう。
また、バージョンによっては使用できない機能があるケースもあるので、アップデートなどを行う際には注意が必要です。

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ASP.NETと似ているサービス

ASP.NETと混同されやすいサービスとしては、「SaaS」と「ISP」があげられます。

・SaaS
「Software as a Service」の略称で、インターネット経由で提供されるソフトウェアを指すものです。端末にインストールすることなくWebブラウザから操作できるのが特徴で、複数人で操作することができます。データは製品の提供元が管理するサーバーで管理されており、セキュリティ対策に取り組む製品も多いことからさまざまな分野で導入が進んでいます。

・ISP
「Internet Service Provider」の略称で、企業や個人を対象にインターネット接続サービスを提供する会社を指すものです。インターネット接続のほかにも、メールアドレスの提供やセキュリティ対策など付随するサービスも提供しています。

ASP.NETを開発するためには

ASP.NETを適切に活用するためには、専門的な知識・技術が必要です。自社にASP.NETによる開発経験を持つ人材が在籍していない場合は、開発をはじめるまでに時間を要することもあるでしょう。「技術者の採用から取り組むほど時間に余裕がない」という場合は、システム開発会社への外注を選択肢に加えることをおすすめします。
システム開発会社にはさまざまな開発経験があり、効率的に開発を進めるためのノウハウも豊富だと考えられます。自社で開発する場合と比較すると遅延が生じるリスクも低く、スケジュールどおりの納品が期待できます。また、開発に社内のリソースを投下する必要もないので、人材不足の場合も外注がおすすめでしょう。

システム開発の費用相場

つづいては、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。

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システム開発の種類別平均相場
システム開発の種類 費用相場
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Webシステム 130万円~
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システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

【まとめ】ASP.NET開発の外注先選びに迷ったらアイミツへ

この記事では、ASP.NETの基礎知識やメリット・デメリットなどについて解説しました。ASP.NETを利用すれば効率的にアプリケーションを開発できますが、専門的な知識・技術が不可欠です。「自社に技術者が在籍していない」という場合は、システム開発会社への外注も視野に入れてみるとよいでしょう。
「アイミツ」ではご要望を伺った上で、条件に合うシステム開発会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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