webシステムの開発言語を理解し自社システムに最適な言語を知る!【2024年最新版】
プログラミングを全くしたことがない担当者にとっては、webシステムがどんな言語で開発されているかということはあまり考えたことがないかもしれませんね。
確かにどの言語で作ったとしても見た目上の動作は変わりません。
その意味ではプログラミング言語の選択は外注先に任せておけば良いという考え方もあります。
しかし最低限発注側でも知っておくべき理由もあるのです。
発注側がwebシステムの開発言語を知っておいたほうが良い理由
プログラミング言語は、言語によって難易度も違い、プログラマによって得意・不得意がありますので言語ごとにプログラマ人口も違っています。
そしてシステム構築の見積もりは「人月」という一人あたりのプログラマの人件費で算出することが一般的です。
つまり、見た目上変わらない、同じwebシステムを作るにしても、習得難易度が高く、プログラマ人口が少ない言語でやれば、当然この「人月」が高くなり、見積もりも高額となってしまうのです。
したがって、通常のウェブシステムの構築であれば、WordPressなどでも使われているPHPなどのそれ程難易度が高くなく、プログラマ人口も多い言語で開発すると、値段も常識的な金額に収まります。
とはいえ、例えばRubyはアジャイル開発に適しているとか、Pythonはマーケティングデータを処理してユーザーごとに最適なページを表示するなどのパーソナライズ型webシステムに適しているとか、用途によってプログラミング言語にこだわった方が、むしろ金額が下がる場合もあります。
詳しくはケースバイケースとなってしまいますが、以下、それぞれのプログラミング言語の選択のヒントを整理します。
PHP(ピーエイチピー)
WordPressにも採用されており、初期のFacebookもPHPでシステムが構築されていました(FacebookはPHPに問題を感じて他の言語に変えたのではなく、Facebook独自のPHP拡張言語を採用しました)。
CakePHP、Zend、Symfony、Smarty、などのフレームワークやテンプレートエンジン等、多くのライブラリが存在します。
EC系システムにおいて多く採用されており、国産の定番電子商取引プラットフォームであるEC-CUBEもPHPで書かれているようです。
PHP開発者の人口は多いため、細かなカスタマイズのリクエストや納品後のメンテナンスなどが安心です。
Ruby(ルビー)
Rubyは日本人が開発した言語として有名です。
アジャイル開発に適している言語として有名ですが、アジャイルとは、発注者を含めて段階的にプログラミングのテストを繰り返しながら、徐々に開発を進めていくスタイルのことを指します。
インターネットサービスのように市場の変化が素早い環境では、作っている途中でwebシステムそのものの使用を改定しなければならないケースもあります。
Rubyは途中段階で意図した機能が実装できているかを確認しながら進めるアジャイル開発に向いていますので、先進のwebシステム構築に向いているといえます。
Ruby on Railsと呼ばれる簡単にwebシステムを構築できるフレームワークが開発されているので、以前に比べて見積金額も下がってきています。
ただ、PHPほどにはプログラマ人口は多くはありません。
Python(パイソン)
PythonはGoogleのシステムでも採用されており、Googleが提供するGoogle Mapやデータベースなどを利用するときによく使われる言語です。
また、ビッグデータなどのマーケティングデータを処理するライブラリが非常に充実しています。
ウェブシステムを構築するためのフレームワークもDjango、Web2py、Ploneなど定番のものがあり、NASAやニューヨーク・タイムスに採用されたこともありました。
日本では、残念ながらあまり技術者が多くありませんので、プログラマを確保するためのコストは高めになります。
JavaScript(ジャバスクリプト)
出典: JavaScript https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/JavaScript
JavaScriptは最近登場してきているフレームワークでは、サーバサイドのwebシステムも構築できますが、これまでは、サーバサイドはPHP、Ruby、Pythonなどで構築し、ブラウザのインターフェースを使いやすくしたり、動きのあるページを作ったりする際に多く使われてきました。
言語自体のプログラマ人口は多く、難易度も高くない言語なので金額的にもそれほど高くありません。
ただし、サーバサイドのJavaScriptを扱えるエンジニアとなると、対応できるプログラマはそれほど多くないので注意が必要です。
フロントエンドでのインターフェース周りの仕事でデザイナーと協力して作業をするなど、PHP、Ruby、Pythonのメイン言語+JavaScriptといった位置づけの言語です。
システム開発の費用相場
最後に、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
平均相場 | 233万円~ |
システム開発の種類 | 費用相場 | |
簡易顧客システム | 20万円~ | |
Webシステム | 130万円~ | |
業務システム | 400万円~ |
システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】言語のタイプを知ったら見積りへ
以上、発注側の視点で代表的なwebシステム開発用の言語を見てきました。
それぞれのプログラミング言語でどのようなプログラミングの違いがあるかについては、発注側は気にすることはありませんが、それぞれの言語の得意分野を確認したり、見積金額の妥当性を判断するときには是非参考にしてください。
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