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動画制作に利用できる補助金と助成金ガイド【2026年最新版】

更新日:2026.02.13

動画制作で利用できる補助金・助成金ガイド

動画制作は、集客や採用、ブランディングなど幅広い用途で活用される一方、制作費用の高さがネックとなり、導入をためらう企業も少なくありません。特に外注による動画制作は、数十万円以上かかるケースもあり、費用対効果や投資判断に悩む担当者も多いでしょう。

そんなときに役立つのが、国や自治体が実施する動画制作費用に活用できる補助金や助成金制度です。代表的なものとして「小規模事業者持続化補助金」や「中小企業新事業進出補助金」、「デジタル化・AI導入補助金」、自治体独自の制度も検討対象になります。

そこで本記事では、動画制作に使える補助金や助成金の種類や条件、注意点を整理し、活用の判断ポイントなどを解説します。補助金を活用して、現実的に動画制作を進めたい方は、ぜひ参考にしてください。  

最近の更新内容

2026.02.13 更新
中小企業向けに、動画制作や映像制作に使える補助金制度について、最新の公募情報をもとに内容をアップデートしました。 ・各補助金/助成金制度について2026年2月時点の最新情報に更新
2026.01.15 更新
中小企業向けに、動画制作や映像制作に使える補助金制度について、最新の公募情報をもとに内容をアップデートしました。 ・各補助金/助成金制度について2026年1月時点の最新情報に更新

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動画制作に利用できる補助金や助成金の種類

動画制作に活用できる補助金は、「小規模事業者持続化補助金」「デジタル化・AI導入補助金」「中小企業新事業進出補助金」、および自治体が独自に実施する補助金、助成金です。 これらの制度は、動画制作を直接の目的とするものではありませんが、販路開拓や業務効率化、新規事業の推進といった取り組みの一環として、動画制作費が補助対象となるケースがあります。補助金ごとに対象経費や要件、活用できる範囲が異なるため、制度の違いを理解したうえで自社に適したものを選ぶことが重要です。  

動画制作に活用できる補助金の種類と特徴
補助金の種類 最大補助額 最大補助率
小規模事業者
持続化補助金
50万円(通常枠)
・インボイス特例:+50万円
・賃金引上げ特例:+150万円
・両特例対象:+200万円  
原則2/3
※ただし動画制作を含むウェブサイト関連費は交付申請額の14以内
デジタル化・AI導入補助金 5万~450万円
※申請枠、導入プロセス数により異なる
1/2以内
中小企業新事業進出補助金 最大3,000万円
(成長分野進出枠・通常類型の代表例)
※賃上げ要件等により上限変動あり
中小企業:1/2
※条件により2/3
中堅企業:1/3
自治体の補助金 各自治体で設定 各自治体で設定

上記の通り、事業規模などによって適したものがあるため、ひとつずつ詳しくみていきましょう。

動画制作で使える、小規模事業者持続化補助金

ここでは、小規模事業者持続化補助金の概要や対象者、補助率などをお伝えします。

小規模事業者持続化補助金の概要

小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者等が行う販路開拓や業務効率化(生産性向上)の取り組みを支援する補助金です。動画制作は、販路拡大に資する施策として、主にウェブサイト関連費(商品やサービス紹介動画、Webサイト更新、SNS広告等)に該当するケースがあります

なおウェブサイト関連費は、補助金全体の補助率とは別に、交付申請額に対して「1/4以内」といった上限が設けられているため、動画制作費を単独で大きく計上する設計は注意が必要です。申請枠によって補助上限額や特例(インボイス、賃金引上げ等)が変わるため、最新の公募要領で要件を確認しましょう。

ウェブサイト関連費の例
  • 商品・サービス紹介の動画制作(Webサイト/ECサイト/LPに掲載する用途)
  • 販路拡大のためのWebサイトやECサイトの新規作成/更新
  • インターネット広告やSNS広告の出稿費用(動画広告を含む)
  • SEO対策の実施費用(検索流入を増やすための改善施策)
  • Web集客に必要なコンテンツ制作費(バナー制作、ページ改善用の素材制作など)
小規模事業者持続化補助金(一般型)
概要 詳細
目的 小規模事業者等の販路開拓や生産性向上
内容 上記の取り組みにかかる経費の一部を補助
補助対象者 ・会社および会社に準ずる営利法人
・個人事業主
・一定要件を満たす特定非営利活動法人
条件 商業・サービス業:常時使用する従業員数5人以下
宿泊業・娯楽業:常時使用する従業員数 20人以下
製造業その他: 常時使用する従業員数20人以下
※その他、資本金額などに制限あり
対象となる経費 機械装置等費/広報費/ウェブサイト関連費
/展示会等出展費/旅費/新商品開発費/借料/委託・外注費
補助額上限
/補助率
補助上限額と補助率は申請枠により異なる
※ウェブサイト関連費は、交付申請額に対して「1/4以内」などの上限が設けられている

小規模事業者持続化補助金の対象者

小規模事業者持続化補助金の対象者は、商工会、商工会議所の支援を受けながら事業を営む小規模事業者や個人事業主、一定の要件を満たしたNPO法人などです。小規模事業者は、業種ごとに以下のように定義づけられています。

対象者
  • 商業・サービス業=従業員数5人以下
  • 宿泊・娯楽業=従業員数20人以下
  • 製造業その他=従業員数20人以下
    ※常時使用する従業員数

小規模事業者持続化補助金の対象経費

つづいて、小規模事業者持続化補助金の対象となる経費をご紹介します。詳細は以下の通りです。

対象経費
  • 機械装置等費
  • 広報費
  • ウェブサイト関連費
  • 展示会等出展費
  • 旅費
  • 開発費
  • 資料購入費
  • 雑役務費
  • 借料
  • 設備処分費
  • 委託・外注費

このうち、商品やサービスの販売促進を目的とした動画制作費用は「ウェブサイト関連費」に該当します。 ただし、補助事業期間内に制作・公開されていない動画は補助対象外となるため注意が必要です。

また、補助対象となるのは、以下すべてを満たす経費に限られます。

満たすべき条件
  • 使用目的が本事業の遂行に必要なものと明確に特定できる
  • 交付決定日以降に発生し対象期間中に支払いが完了している
  • 証拠資料等によって支払金額が確認できる

いくら給付されるのか?補助率と補助上限額

小規模事業者持続化補助金の補助額は、 枠によって異なります。

補助対象として認められている経費のうち、

  • 「通常枠」の補助上限は50万円
  • ウェブサイト関連費(動画制作を含む)の補助率は、交付申請額に対して1/4以内
  • インボイス特例対象事業者は、上記金額に 50 万円の上乗せ

となります。そのため、動画制作を補助金で活用する場合は、補助対象経費の区分と補助率を踏まえた予算設計が重要です。

補助金や助成金を活用して動画制作を行う場合は、補助金申請の実績やルールを理解している制作会社を選ぶと安心です。 自社に合った会社探しには、補助金対応の動画制作会社一覧もぜひ活用してください。

小規模事業者持続化補助金の申請方法

小規模事業者持続補助金の申込方法は以下になります。

申請方法
  • 申請準備:申請書類の準備、事業計画書など応募に必要な書類を準備
  • 申込手続き:電子申請システムで申請を行う(申請にはGビズIDプライム等のアカウント取得が必要)

申込の手続きは以上となりますが、審査は細かくチェックされるため、書類の不備や要件を満たしていないと不採択となるため申請準備は入念に行いましょう。

採択率

採択率は公募回や申請枠によって変動しますが、2025年(第17回一般型)では申請23,365件に対して11,928件が採択され、採択率は約51.1%でした。採択されるには、制度目的に沿った事業計画と、根拠のある販路開拓施策を具体的に示すことが重要です。

  • 申請件数:申請件数が増えるほど競争が激しくなり、採択率が下がる傾向
  • 審査基準:審査観点の厳格化や要件変更により、採択率が上下する
  • 予算の制約:予算規模によって採択件数が左右され、採択率にも影響する

採択事例

ここからは実際に動画を活用した事業で小規模事業者持続化補助金が採択された事例をご紹介します。

学習塾の事例

具体的な取り組み: オンライン授業の導入により、遠方からの生徒にもアプローチできるようにした。WEB講義の配信システムやWEB専用教材(動画やオンラインテキスト等)を開発しました。結果、オンラインと対面授業のハイブリッド化により、生徒数が増加し、教育体制が充実した。​
出典:小規模事業者持続化補助金 

洋菓子店の事例

具体的な取り組み: 自宅でお菓子作り体験キットを販売。オンライン体験会や作り方を動画配信を行い、非接触での販促路を拡大。自宅で楽しく本格的なお菓子作り体験で新規ファン獲得に成功した。

出典:小規模事業者持続化補助金

上記が実際に採択された事例の一部です。

採択率を上げるポイント

小規模事業者持続化補助金の採択率を上げるには、「具体性」と「制度目的との整合性」を徹底することが最も重要です。計画内容は、実行スケジュールや予算配分まで明確に示し、動画制作が販路開拓にどう寄与するのかを論理的に説明する必要があります。加えて、専門家の助言を活用し、申請書全体の一貫性と完成度を高めることが、採択への近道となります。

  • 計画の詳細、実行スケジュール、予算配分を数値、時期、体制まで具体的に示す
  • 市場のニーズや競合分析を行い、動画活用が販路開拓につながる根拠をデータで示す
  • 専門家やコンサルタントの知識と経験を活用し、制度趣旨に沿った表現に整える
  • 申請書の見直し、目的、課題、施策、費用の一貫性を保った内容にブラッシュアップする

小規模事業者持続化補助金では、事業の新規性よりも実現可能性と販路拡大への効果が重視されます。そのため、抽象的な計画や根拠のない施策は評価されにくく、具体的な数値や市場データに基づく説明が不可欠です。また、審査は書面のみで行われるため、第三者が読んでも理解できる構成と表現に整えることが重要です。過去の採択事例を参考にしながら、申請内容を磨き込みましょう。

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動画制作で使えるデジタル化・AI導入補助金(IT導入補助金)

次に、動画制作で使えるデジタル化・AI導入補助金の概要や対象者、対象となるITツールについてお伝えします。

デジタル化・AI導入補助金(IT導入補助金)の概要

デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)とは、中小企業、小規模事業者の生産性向上を目的に、クラウドツールや業務用ソフトウェアの導入にかかる費用の一部を補助する制度です。申請枠は、通常枠、セキュリティ対策推進枠、インボイス枠(インボイス対応類型)(電子取引類型)が用意されています。

動画制作の外注費などは対象外ですが、デジタル化・AI導入補助金に登録されているITツールの導入費用は、通常枠で申請が可能です。

デジタル化・AI導入補助金
概要 詳細
目的 ITを活用した業務効率化、売上アップ
内容 事業のデジタル化に向けたITツールやソフトウェア、システム導入を支援  
補助対象者 中小企業・小規模事業者
条件 業種ごとに資本金額や従業員数の定めあり
対象となる経費 ・ソフトウェア購入費、クラウド利用料最大2年分
・オプション費用(機能拡張、セキュリティ対策実施に係る費用など)
・導入に関わる役務費用(導入研修・コンサルティング、保守サポートなど)  
補助額上限 5万~450万円
  (申請枠、類型、導入内容により異なる)
補助率 1/2 

デジタル化・AI導入補助金の対象者

デジタル化・AI導入補助金は、中小企業、小規模事業者に限定した補助金です。デジタル化・AI導入補助金における中小企業の定義は、業種や組織体系によって以下のように定められています。

  • 製造業・建設業・運輸業 資本金:3億円以下、従業員数:300名以下
  • 卸売業 資本金:1億円以下、従業員数:100名以下
  • サービス業 資本金:5,000万円以下、従業員数:100名以下
  • 小売業 資本金:5,000万円以下、従業員数:50名以下
  • ゴム製品製造業 資本金:3億円以下、従業員数:900名以下
  • ソフトウェア業・情報処理サービス業 資本金:3億円以下、従業員数:300名以下
  • 旅館業 資本金:5,000万円以下、従業員数:200名以下
  • 上記以外の業種(営利法人の場合) 資本金:3億円以下、従業員数:300名以下
  • 医療法人・社会福祉法人・学校法人 従業員数300名以下
  • 商工会・商工会議所 従業員数:100名

小規模事業者の定義は、以下の通りです。

  • 商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く)従業員数:5名以下
  • サービス業のうち宿泊業・娯楽業 従業員数:20名以下
  • 製造業その他 従業員数:20名以下

補助金の対象になるITツールについて

以下のいずれかの機能を有しているITツールがデジタル化・AI導入補助金の対象となります。

対象となるITツール
  • 顧客対応、販売支援
  • 決済、債権債務、資金回収管理
  • 供給、在庫、物流
  • 会計、財務、経営
  • 総務、人事、給与、労務、教育訓練、法務、情シス
  • 業種固有プロセス
  • 汎用・自動化・分析ツール(単体では対象外)

動画制作でデジタル化・AI導入補助金を使うなら、編集ソフトやグラフィックソフトが「業種固有プロセス」に該当する場合がありますが、補助対象になるのは事務局に登録、公開されているITツールのみです。 上記の機能を持っているITツールであればどのツールでも補助金の対象となるわけではありません。上記の機能を持つITツールのうち、IT導入支援事業者を通じて事前に登録され、事務局により対象ツールとして公開されているものが補助金の対象となります。  

いくら給付されるのか?補助率と補助上限額

デジタル化・AI導入補助金の補助額は、申請枠によって異なります。動画制作では通常枠が該当するため、通常枠の補助額と補助率を説明いたします。

補助率
  • 1/2以内 
補助額
  • 5万円~450万円(導入する機能要件、プロセス数等により異なる)

申請スケジュール

第一次の募集の締め切り期限は2026年5月12日(火)17:00まで。

申請スケジュール(第一次)
項目 日付
締め切り日 2026年5月12日(火)17:00
交付決定日 2026年6月18日(木)
事業実施期間 交付決定~2026年12月25日(金)
事業実施報告期限 2026年12月25日(金)17:00

出典:中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金

採択率

前制度であるIT導入補助金の採択率は、2025年度の通常枠では第1回の50.7%から第3回で30.4%まで低下し、第6次公募でも約35.5%と30%台にとどまっています。申請数の増加により競争が激化しており、制度目的に沿ったIT導入計画と、業務効率化、生産性向上への効果を具体的に示すことが不可欠です。特に動画制作関連ツールでは、導入後の活用方法や定量的な改善効果まで説明できるかが採択を左右します。

出典:中小企業庁(ミラサポplus)「 IT導入補助金2025 採択結果

採択事例

デジタル化・AI導入補助金は、動画制作そのものではなく、動画制作に活用するITツール導入が採択対象となる制度です。具体的な企業名やプロジェクト名が公開されているケースは少ないものの、ITツール活用の一般的な事例として以下のようなケースがあります。

採用動画の制作

企業が人材採用のために、会社の魅力や職場環境を伝える採用動画を制作する際に、動画編集ソフトやデザインツールなどのITツール導入にデジタル化・AI導入補助金を活用する事例があります。これにより、内製化による制作効率の向上や、採用活動全体の業務効率化が期待できます。

プロモーション動画の制作

新商品やサービスのプロモーション動画を制作する際に、動画編集、管理、配信に関わるITツールを導入することで、制作フローの効率化や継続的な動画活用が可能になります。デジタル化・AI導入補助金は、こうした業務効率化を目的としたITツール導入に対して活用されます。

採択されるためのポイント

デジタル化・AI導入補助金の採択を目指すためのポイントについて、以下に詳しく解説します。

1.具体的な事業計画の提示

申請書には、ITツール導入によってどの業務がどのように改善されるのかを具体的に記載することが重要です。動画制作においても、制作時間の短縮や運用コスト削減など、業務効率化への効果を明確に示しましょう。

2.IT導入の必要性を明確に説明

なぜそのITツールが必要なのか、現状の課題とITツール導入による解決策との関係性を明確に説明することが重要です。単なるツール導入ではなく、経営課題の解決手段であることを示しましょう。

3.加点項目の活用

採択率を上げるためには、公募要領で示されている加点項目を満たすことが有効です。例えば、賃上げに関する事業計画の策定や従業員への表明など、制度上評価されやすい要素を意識して申請内容を作成しましょう。

4.申請書類の正確性

書類の不備は不採択の大きな原因となります。必要書類を漏れなく、記載内容に矛盾がないかを確認し、正確に準備することが重要です。

5.申請内容の一貫

申請書全体で一貫性を持たせることが重要です。デジタル化・AI導入補助金の採択を目指すには、課題設定からITツール導入、期待される効果までが論理的につながっていることが求められます。事前準備と制度理解が成功への鍵となります。

補助されるのは動画制作に使用できるITツールのみ

制作や編集の外注費は対象外となるため、デジタル化・AI導入補助金で補助されるのは、事務局に登録されている動画編集ソフトなどのITツールの導入費用のみです。また、導入目的が業務効率化や生産性向上に結び付いていることも求められます。 動画制作関連では、登録状況を確認したうえで、動画編集ソフトやグラフィック系ツールを活用することで、デジタル化・AI導入補助金の対象となる可能性があります。  

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動画制作で使える中小企業新事業進出補助金(事業再構築補助金の後継制度)

中小企業新事業進出補助金は、事業再構築補助金の後継として新設された制度で、既存事業とは異なる新商品・新サービスや新たな販路への進出を支援します。

動画制作を検討する事業者は、単なるサイト構築ではなく、新たな市場開拓や顧客層の獲得といった「新事業」として計画に位置づけることで、制作費用や関連経費を補助対象にできます。

概要 詳細
目的 既存事業とは異なる新市場・高付加価値分野への挑戦を支援
内容 中小企業・小規模事業者が新事業へ挑戦し、企業規模拡大や生産性向上、賃上げにつながる費用を補助
補助対象者 中小企業者・小規模事業者
(創業1年未満・従業員0名・みなし大企業等は対象外)
条件 • 自社にとって新規性のある事業であること
• 新事業による売上構成比の見込み(計画)等要件を満たすこと
• 付加価値向上や賃上げ要件等が求められる
対象となる経費 【動画制作に関わる経費】
機械装置・システム構築費、専門家経費、クラウドサービス利用費、広告宣伝・販売促進費
補助上限額 従業員数等に応じて上限が異なり、通常は
・20人以下:最大2,500万円(賃上げ特例で最大3,000万円)
・21~50人:最大4,000万円(同5,000万円)
・51~100人:最大5,500万円(同7,000万円)
・101人以上:最大7,000万円(同9,000万円)
補助率 原則 1/2(対象経費の半分を国が補助)

申請スケジュール

公募期間は2025年12月23日(火)から2026年3月26日(木)18:00まで。

もらえる金額/補助率

補助上限額は従業員規模で変動し、補助下限は750万円です。補助率は1/2です。なお「大幅賃上げ特例」を満たす場合、上限が上乗せされます。

補助金額
  • 従業員数20人以下:2,500万円(特例:3,000万円)
  • 従業員数21~50人:4,000万円(特例:5,000万円)
  • 従業員数51~100人:5,500万円(特例:7,000万円)
  • 従業員数101人以上:7,000万円(特例:9,000万円)

対象経費

動画制作は、中小企業新事業進出補助金において「広告宣伝・販売促進費」として位置付けられます。 公募要領では、「本事業で開発又は提供する製品・サービスに係る広告(パンフレット、動画、写真等)の作成及び媒体掲載、展示会出展(海外展示会を含む)、セミナー開催、市場調査、営業代行利用、マーケティングツール活用等に係る経費」と記載されており、新規事業やサービス転換に伴う動画制作であれば補助対象となる可能性があります

採択率

事業再構築補助金(第13回公募)では、申請3,100件に対して1,101件が採択され、採択率は約35.5%となりました。

これは、前回そして前々回の採択率(26%台)から改善した数値で、全体の申請数が大幅に減少したことが大きな要因です。また、事業計画の質や再構築要件への適合性が審査で重視され、従来よりも高度な成長戦略や収益性の根拠が求められる傾向になっています。

出典:事業再構築補助金事務局「第13回公募 採択結果概要
参考:事象再構築補助金事務局 採択結果

採択事例

中小企業新事業進出補助金では、動画制作そのものではなく、動画を活用した新規事業への取り組みが採択されています。 以下は、動画制作や映像分野と親和性の高い採択事例です。  

動画制作とライブコマースを用いた新たな集客サービス

ホームページ制作や印刷業を主事業としていた企業が、動画制作、配信サービスに参入。中小企業新事業進出補助金を活用し、新規取引先の開拓に成功しました。

テレビCM制作から4K映像による自治体PR動画制作への取り組み

CM制作案件の減少を背景に、自治体向けPR動画制作へ事業転換。これまでの制作ノウハウを活かしたドラマ性のある映像表現が評価されました。

5Gを利用した高精細で魅力ある4K動画配信ビジネスの開拓 

5G普及に伴う配信ニーズの拡大を捉え、4K動画の企画、制作、配信を一体で提供する新サービスを展開しています。

中小企業新事業進出補助金では、既に動画制作の知見を持つ企業が、それを活かして新規事業に踏み出すケースが採択されやすい傾向があります。

採択ポイント

動画制作を含む事業計画で中小企業新事業進出補助金に採択されるには、以下のポイントを押さえることが重要です。

補助事業での動画が必要な理由を明記

提供するサービスや製品において、なぜ動画が不可欠なのかを明確に説明しましょう。AIやクラウド技術を活用した新たな動画サービスや、特定ターゲットへの訴求に動画が果たす役割を根拠とともに示すことが重要です。

事業の実現可能性と計画の具体性

動画制作事業が成長市場であることを、市場データや需要動向を用いて説明します。そのうえで、自社がどのように競争優位性を確立するのかを具体的に示しましょう。

具体的なビジネスモデル

サブスクリプション型サービスやBtoB向け動画マーケティング支援など、継続的な収益が見込めるビジネスモデルを提示することが重要です。独自性や付加価値が明確なほど、評価されやすくなります。

中小企業新事業進出補助金(事業再構築補助金)では、動画制作を「集客手段」として使うだけでは不十分です。補助金を申請する事業そのものにおいて、動画活用が成長の中核を担うことを論理的に証明する必要があります

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動画制作で使える自治体の補助金や助成金

自治体が独自に実施している補助金や助成金の中には、動画制作費用を対象とした制度もあり、国の補助金と併用することで費用負担を抑えられる可能性があります。給付額は国の制度に比べて小規模なケースが多いものの、動画制作を明確に補助対象としている点が特徴です。各制度は、対象者、対象経費、補助額が自治体ごとに異なり、募集内容も頻繁に更新されるため、申請前に必ず自治体の公式ページで最新情報を確認してください。

東京都

魅力発信動画制作補助金(東京都荒川区)
荒川区の中小企業者が動画サイトやホームページなどで自社の経営上の魅力や強みをPRするため、製品紹介等の動画を制作する場合に、制作経費の一部が補助されます。受け付けは、令和7年4月1日から令和8年2月27日までとされています。
出典:荒川区  魅力発信動画制作補助金 

大阪府

中小企業ホームページ等作成事業補助金(大阪府吹田市)

吹田市では、吹田市内にある中小企業を対象に、販路開拓のためのホームページ制作や動画作成を支援する補助制度を実施しています。補助上限額は20万円、補助率は1/2です。令和7年度の募集は終了しているため、令和8年度の情報公開を待ちましょう。

その他の地方自治体の補助金(終了分も含む)

以下は、地方自治体が過去または現在に実施している、動画制作に関連する補助金や助成金の例です。制度名や内容は自治体によって異なり、最新の募集状況や要件は各自治体の公式サイトで必ず確認してください。

●宮城県「芸術銀河・動画配信スタートアップ支援事業「トモシビ+(プラス)」
 https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/syoubun/bunka-live-plus.html
●秋田県「リーディングカンパニー創出応援事業」
 https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/64822
●山形県「山形県中小企業パワーアップ補助金」
 https://www.pref.yamagata.jp/110013/sangyo/shokogyo/shinko/chusho-powerup.html
●茨城県ひたちなか市「中小企業事業活性化補助金」 
 https://www.city.hitachinaka.lg.jp/business/sangyo/1007213/1002761.html
●新潟県三条市「企業PR動画作成補助金」 
 https://www.sanjo-cci.or.jp/2022/05/25/4395/
●石川県能美市「企業PR動画制作補助金」
 https://www.city.nomi.ishikawa.jp/www/contents/1651483861181/index.html
●岐阜県「Web活用型岐阜県内企業情報発信事業費補助金」
 https://www.pref.gifu.lg.jp/page/179058.html
●静岡県磐田市「企業採用紹介動画制作事業費補助金」
 https://www.city.iwata.shizuoka.jp/sangyou_business/kigyou_shien/1011014/1009896.html
●三重県伊勢市「地元企業就職PR動画制作補助金」
 https://www.city.ise.mie.jp/sangyo/koyou/1012787.html
●鳥取県「海外プロモーション動画作成支援補助」
 http://tottori-kaigai.com/index.php?view=5242
●広島県「広島県企業紹介動画作成サポーター」
 https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/68/kigyousyoukaidouga.html
●徳島県「徳島県オンライン採用活動支援事業費補助金」
 https://www.pref.tokushima.lg.jp/jigyoshanokata/sangyo/shushokushien/5053395/
●佐賀県佐賀市「佐賀市中小企業人材確保支援事業費補助金」
 https://www.city.saga.lg.jp/main/63930.html
●長崎県長崎市「人材確保支援費補助金」
 https://www.city.nagasaki.lg.jp/jigyo/340000/341000/p031467.html
●熊本県「映像作品制作支援助成金」
 https://kumamoto.guide/pressreleases/detail/213
●大分県「販路拡大課題解決補助金」
 https://www.city.oita.oita.jp/o155/shigotosangyo/kigyoshien/kadaikaiketu.html
●鹿児島県「新たな日常での文化芸術活動支援事業の助成団体を募集します」
 http://www.pref.kagoshima.jp/ab10/kyoiku-bunka/bunka/shinko/aratananitizyounizibosyuu.html

その他の補助金や助成金

国や自治体以外にも、動画制作や配信を間接的に支援する補助金、助成金が存在します。ここでは、過去に募集実績があり、現在も関連制度として把握しておきたい助成金の例をご紹介します。募集状況や対象条件は年度ごとに変わるため、申請を検討する際は必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

●NPO法人映像産業振興機構(VIPO)「コンテンツ海外展開促進・基盤強化事業費補助金」
 https://www.vipo.or.jp/project/j-lodr3/
●日本財団の助成金(主な対象は財団、社団、社福、NPO法人)
 https://nippon-foundation.my.site.com/GrantPrograms/s/

地方自治体の補助金や助成金検索サイト

国の補助金に加え、地方自治体が管轄する補助金や助成金も多数存在するため、横断的に調べられる検索サイトの活用が有効です。補助金や助成金だけでなく、融資、税制優遇、専門家派遣などの支援情報もまとめて確認できます。以下で代表的な検索サイトを紹介します。

ミラサポplus

「ミラサポplus」は、中小企業庁が提供する補助金や助成金検索サイトです。中小企業、小規模事業者向けの最新支援制度を条件別に検索できるのが特徴。制度概要だけでなく、活用事例や電子申請への導線も整備されています。

また、「事業・業種転換」「販路開拓」「サービス品質向上」など目的別のタグ検索にも対応しており、自社の状況に合った支援策を見つけやすい点もメリットです。

ミラサポplus公式サイト:https://mirasapo-plus.go.jp/

自社で動画制作するデメリット

自社で動画制作を行うことには、多くの利点がある一方で、いくつかのデメリットも存在します。以下にその主なデメリットを挙げて説明します。

専門知識やスキルが必要

動画制作には高度な技術とクリエイティブなスキルが求められます。映像の撮影技術や編集スキル、音声処理、さらには視覚効果やアニメーションの技術など、多岐にわたる専門知識が必要です。社内に精通するスタッフがいない場合は人材の雇用や育成が必要になり、コストと時間が掛かってしまいます。

ノウハウが不足しているとクオリティが低くなる

スマホのカメラでも映像を撮ることが可能ですが、ビジネスで動画を活用する場合は綺麗な映像だけでは効果が出ません。ビジネスで動画を使用するには適切な構成や表現方法、マーケティング視点などが必要になります。動画制作の経験がない場合には、視聴者に伝わる表現方法や構成ができておらず、制作しても効果が出ない可能性があります。

自社で動画制作を行うことには、コスト削減や社内でのノウハウ蓄積といった利点がありますが、専門性の高い人材や設備環境が整っていないと成果が出ない可能性があるため注意が必要です。

動画制作会社を活用することで得られるメリット

動画制作会社を活用することには、多くのメリットがあります。以下にその主な利点を説明します。

高品質な映像の提供

動画制作会社は、最新の機材と高度な技術を持ったプロフェッショナル集団です。映画、CM、企業プロモーションビデオなど、さまざまなジャンルでの制作経験を持っており、高クオリティな映像を制作してくれます。
また、動画制作会社の中には集客のための動画マーケティングに精通している会社も多くあり、クライアントの要望を意識しつつ、視聴者のニーズに刺さる動画制作を提案してくれます。

効率的なプロジェクト管理

動画制作会社には、映像プロジェクトの管理ノウハウが蓄積されています。企画、撮影、編集、納品までのプロセスを効率的に進行ができるため、納期に遅れるリスクを最小限に抑えることができます。

また、コスト面においてもメリットがあり、自社で制作する場合は人員の確保や設備投資が必要となりますが、動画制作会社に依頼した場合、機材は制作会社側で用意してくます。加えて、経験豊富なプロデューサーやディレクターがプロジェクトに携わるため、コストを抑えつつクオリティを維持してくれるアイディアを提案してくれます。

動画制作会社を活用することで、企業は高品質な映像を効率的かつ効果的に制作することができます。専門知識を持つプロフェッショナルの力を借りることで、競争力のある映像コンテンツを生み出し、ビジネスの成長に貢献できるでしょう。

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動画制作会社に依頼する際のポイント

動画制作会社を選ぶ際は、実績とマーケティング視点の有無を基準に、自社の目的に合った会社を選ぶことが重要です。動画制作会社にはそれぞれ得意分野があり、商品やサービスの魅力訴求に強い会社もあれば、ブランディングや採用動画に特化した会社もあります。まずは「何のために動画を作るのか」を明確にし、その目的に合致した実績があるかを確認しましょう。

特に、成果を重視する場合は、動画マーケティングに精通した制作会社がおすすめです。動画は見た目のクオリティだけでなく、集客や採用などの成果につながってこそ価値があります。目的や課題を丁寧にヒアリングし、戦略を踏まえた提案ができるかも重要な判断材料です。

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動画制作(映像制作)の費用相場

ここまで、動画制作で利用できる補助金や助成金についてご紹介しましたが、動画制作や映像制作を外注した際にかかる費用相場を映像の種類ごとにご紹介します。

動画制作(映像制作)費用相場
種類 費用
インタビュー撮影 5万円~
セミナー/イベント撮影 15万円~
Webムービー制作 30万円~
会社紹介PR映像制作 50万円~
テレビCM制作 80万円~

動画、映像制作の費用相場を映像の種類ごとにご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

動画制作(映像制作)の補助金活用はPRONIアイミツに無料相談

動画制作に活用できる補助金や助成金には、国の制度から自治体独自のものまで複数の選択肢があります。支給条件を満たしていれば、動画制作にかかる初期コストを抑えつつ、販路拡大や採用強化などの施策を進めることが可能です。

一方で、補助金申請には事業計画書や各種証憑の提出が求められ、内容に不備があると不採択となるケースも少なくありません。補助金を前提に動画制作を検討する場合は、申請実績のある制作会社や専門家に相談することが成功の近道です。

「PRONIアイミツ」では、丁寧なヒアリングをもとに、補助金活用に対応できる動画制作会社を無料でご紹介しています。動画制作や補助金活用にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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