YouTube広告の種類から出し方・費用まで解説!基本知識を総ざらい【2024年最新版】
ターゲティングの精度や費用対効果の高さに定評があることから、「自社でもYouTube広告を活用したい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、YouTube広告の種類や出稿方法、費用などについて詳しく解説していきます。YouTube広告を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
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YouTube広告とは
ここからは、YouTube広告の概要とあわせて、YouTube広告が注目される理由を解説していきます。
YouTube広告の概要
YouTube広告は、文字どおり動画共有プラットフォーム「YouTube」上に表示される広告を指すものです。YouTubeが動画関連のサービスであることから、広告も動画に特化していると考える方も多いかもしれませんが、YouTube広告は動画広告だけでなくテキスト広告にも対応しています。詳細については「YouTube広告ガイドブック」でも公開されているようです。
YouTube広告が注目を集める理由
YouTubeは月間ユーザー数が日本国内だけでも6,500万人以上、全世界では20億人以上と世界最大規模の動画共有プラットフォームです。数ある広告メディアの中でもYouTube広告が注目される最大の理由は、「幅広いユーザー層に訴求ができる」ことにあります。
多数のユーザーへ向けて広告が配信できるのはもちろん、配信地域やユーザー属性をターゲティングできる点や、費用対効果に優れている点も大きな魅力と言えるでしょう。
YouTube広告の種類
ひとことにYouTube広告と言ってもその種類は多岐にわたり、動画広告だけでも8種類、テキスト広告も2種類が存在しています。ここからは、8種類のYouTube広告それぞれの概要や特徴を解説していきます。
1.ディスプレイ広告(テキスト広告)
ディスプレイ広告とは、静止画もしくはテキストを用いた広告です。ディスプレイ広告はYouTube広告以外にも見られる広告で、さまざまなWebサイトの広告枠に表示されています。YouTube広告のディスプレイ広告は、画面右側の「おすすめ動画一覧」の上に表示されるようです。
2.オーバーレイ広告(テキスト広告)
オーバーレイ広告は、PCやスマートフォンの画面を覆うように表示されるWeb広告を指すもので、画像やテキストを用いたものが一般的です。Webサイトを閲覧している際にブラウザに表示された広告を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。YouTube広告のオーバーレイ広告は、動画再生画面の下部に表示されます。
3.スキップ可能なインストリーム広告(動画広告)
インストリーム広告はYouTubeで公開されている動画の冒頭や中盤、最後に再生される広告で、「スキップ可能」「スキップ不可」に二分されます。スキップ可能なインストリーム広告は、ユーザーが動画広告をスキップせずに30秒以上視聴した場合や、遷移先のWebサイトへアクセスした場合にのみ広告料が発生するのが基本的な仕組みです。
4.スキップ不可のインストリーム広告(動画広告)
スキップができない仕様のインストリーム広告では、YouTubeで公開されている動画の冒頭や最後、途中に15秒以下の動画広告が再生されます。スキップ可能なインストリーム広告とは異なり、動画広告が終了しなければユーザーは目的の動画が視聴できません。再生数によって広告料が課金される仕組みで、1,000回の再生ごとに料金が発生します。
5.バンパー広告(動画広告)
バンパー広告は、スキップ不可のインストリーム広告と同様にユーザーの意思でスキップができない広告です。スキップ不可のインストリーム広告との違いは動画広告の長さで、バンパー広告の動画は6秒以下と定められています。広告が表示されるのは、YouTube動画の再生前後や途中です。
6.インフィード動画広告(動画広告)
インフィード広告は、YouTube動画の本編ではなく関連動画や検索結果画面、YouTubeのトップページに表示される動画広告です。ユーザーが動画広告のサムネイルをクリックしない限り動画広告が表示されない点が、ほかの動画広告と異なります。また、広告料はクリックされるごとに課金される形式となっています。
7.マストヘッド広告(動画広告)
マストヘッド広告は、YouTubeの画面上部に表示される動画広告で、PCやスマートフォンでYouTubeを開くと自動的に再生されます。マストヘッド広告は純広告なので、あらかじめ広告枠を予約した上で広告を配信します。広告料は掲載日数による課金と、インプレッション数による課金の2形態があります。
8.アウトストリーム広告(動画広告)
アウトストリーム広告は、文字どおりYouTubeを除いたWebサイトやアプリ内に配信される動画広告です。YouTube内に広告が表示されないのは、アウトストリーム広告のみとなります。
料金形態も独特で、ユーザーに視認可能だと判断された場合にのみ課金が発生します。視認可能か否かを判断する基準は「広告面積の50%が2秒以上視聴されたか」です。
近年導入された新しい広告フォーマット
YouTube広告には、ここまで紹介した8種類のほかにも新たなフォーマットが登場しています。ここからは、新たな広告フォーマットの概要や特徴を解説します。
ダイレクトレスポンス広告
ダイレクトレスポンス広告は、その名のとおりユーザーからの反応(レスポンス)をダイレクトに獲得することが目的となるYouTube広告です。コンバージョン地点を商品・サービスの購入や資料請求に設定することで、広告に接触したユーザーのレスポンスを可視化できます。YouTubeで広告を視聴したユーザーが、すぐに商品購入や資料請求を行えるという点が特徴です。
動画アクションキャンペーン
動画アクションキャンペーンは、コンバージョン獲得への貢献が期待できる広告です。スキップ可能なインストリーム広告、インフィード広告のフォーマットに対応しており、動画広告の下部にユーザーアクションを促すCTAボタンや広告見出し、説明文などを盛り込むことができます。
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YouTube広告の設定方法
続いては、YouTube広告の設定方法について解説していきます。
広告を設定する前の事前準備
YouTube広告の配信にあたって用意しておく必要があるのは、「Google 広告アカウント」です。アカウントの作成は簡単で、10分前後で完了します。アカウントが作成できたら次は入稿規定を確認し、希望する広告フォーマットの規定を把握しましょう。
入稿規定を確認したら、それに沿ってYouTube広告で使用するクリエイティブを制作します。以上で事前準備は終了です。
広告の設定方法
YouTube広告で使用するクリエイティブを制作したら、次はYouTube広告の予算や日程などを決定していきます。YouTube広告の設定方法は、基本的に以下の8ステップで完了します。
1.Google広告から「新しいキャンペーン」を作成する
2.キャンペーン目標とキャンペーンタイプを選択する
3.入札戦略(課金方式)を設定する
4.予算と日程を設定する
5.広告グループを作成する
6.ターゲットを選定する
7.入札単価を設定する
8.配信する動画広告を指定する
YouTube広告の費用
YouTube広告の費用は、使用する広告フォーマットによって異なります。ここでは、各課金形態について解説していきます。
・動画視聴単価(CPV)
ユーザーが動画広告をスキップせず、30秒以上視聴もしくは遷移先のURLへのアクセスなどがあった際に課金される形態です。
・インプレッション単価(CPM)
広告が1,000回表示されるごとに課金される形態です。視認範囲のインプレッション単価(vCPN)の場合は、広告表示があった場合にのみ費用が発生します。
・クリック単価(CPC)
ユーザーが広告をクリックした回数に応じて課金される形態。YouTube広告ではオーバーレイ広告やディスプレイ広告などで採用されています。
・目標コンバージョン単価(目標CPA)
コンバージョンを設定している場合に利用できる課金形態で、たとえば目標単価を1万円とした場合は、その範囲内でコンバージョンを獲得できるよう自動で最適化が行われます。
・目標インプレッション単価(tCPM)
1,000回の広告表示単位で平均額を定める課金形態で、指定の範囲内でより多くのユニークリーチの獲得を目的とした最適化が行われます。
・コンバージョン数の最大化
目標を設定するとGoogleのAIによって最適化された単価で自動的に入札される形態です。
広告フォーマット | 課金形態 |
スキップ可能なインストリーム広告 | 動画視聴単価(CPV) 目標コンバージョン単価(目標CPA) コンバージョン数の最大化 目標インプレッション単価(tCPM) |
スキップ不可のインストリーム広告 | 目標インプレッション単価(tCPM) |
バンパー広告 | 目標インプレッション単価(tCPM) |
アウトストリーム広告 | 目標インプレッション単価(tCPM) |
インフィード動画広告 | 動画視聴単価(CPV) |
マストヘッド広告 | インプレッション単価(CPM) |
ディスプレイ広告 | クリック単価(CPC) |
オーバーレイ広告 | クリック単価(CPC) インプレッション単価(CPM) |
YouTube広告のメリット・デメリット
ここからは、YouTube広告のメリットとデメリットについて解説します。メリットだけでなくデメリットも把握した上で、YouTube広告を出稿すべきか検討しましょう。
メリット
YouTube広告の代表的なメリットは、次の5つです。
・費用対効果が高い
・狙ったターゲットに絞って配信できる
・興味をもつユーザーを追跡できる
・次のアクションにつなげやすい
・効果が見える
それぞれのメリットについて、次から詳しく解説します。
費用対効果が高い
YouTubeの月間ユーザー数は日本で6,500万人以上、全世界では20億人以上ということが判っています。YouTube広告は膨大な数のユーザーに訴求でき、なおかつ動画広告がスキップされた場合には料金が発生しないため、高い費用対効果がメリットといえます。
狙ったターゲットに絞って配信
YouTube広告にはセグメント機能があり、年齢や性別、居住地域はもちろん、ユーザーの好みに合わせた広告配信が可能です。ターゲットを絞り込んだ効率的な広告配信が叶います。
興味を持つユーザーを追跡できる
YouTube広告はGoogle広告と連携しており、動画広告の視聴者のリスト化などが可能です。商品を購入したことのあるユーザーを対象に、リピート購入を促すための広告配信も容易に行うことができます。
次のアクションにつなげやすい
YouTube広告は、動画広告内にほかのWebサイトへアクセスできる「CTAボタン」を設置できる仕様となっています。CTAボタンを設置すれば、動画広告の視聴後に商品・サービスのWebサイトやLPへ誘導がしやすいというのもYouTube広告のメリットです。
効果が見える
YouTube広告には、動画広告の視聴回数や離脱率、クリック率、コンバージョン率などさまざまな指標を可視化する機能が備わっています。広告の効果がわかりやすく数値化されるため、効果測定によって改善につなげやすいというメリットがあります。
デメリット
YouTube広告のデメリットとしてあげられるのは、
・スキップされる
・イメージダウンになる恐れがある
・審査に時間がかかるケースがある
ことです。詳しく解説していきます。
スキップされる
スキップ可能なインストリーム広告は、冒頭の5秒でスキップされてしまう可能性があります。スキップされた場合は広告料は発生しないものの、効果が見込めないのも事実です。冒頭でユーザーの関心を引けるような工夫を盛り込むように意識しましょう。
イメージダウンになる恐れがある
スキップ不可のインストリーム広告は、YouTube動画の途中に広告動画が再生される仕様です。ユーザーは動画を楽しんでいたところに突然広告が表示されるため、中には「広告が邪魔」と感じる人もいるでしょう。その結果、企業や商品・サービスに対するイメージが悪化する恐れがあります。
審査に時間がかかるケースがある
YouTube広告は、申請すればすぐに配信が開始できるものではありません。YouTubeにポリシーに準じているか否かの審査が行われるため、想定以上に時間を要するケースも珍しくありません。ギリギリのスケジュールで申請した場合には、広告配信のタイミングを逃してしまう可能性もあるでしょう。
動画・映像制作の費用相場
ここまでYouTube広告の種類や設定方法などをご紹介してきました。動画がメインのYouTube広告では、動画制作も非常に重要な業務となるでしょう。最後に、動画・映像制作を外注した際にかかる費用相場を映像の種類ごとにご紹介します。
種類 | 費用 |
インタビュー撮影 | 5万円~ |
セミナー・イベント撮影 | 15万円~ |
Webムービー制作 | 30万円~ |
会社紹介PR映像制作 | 50万円~ |
テレビCM制作 | 80万円~ |
上記ではさまざまな動画制作の費用相場をご紹介しました。YouTube広告では目的に応じて幅広い動画の制作が予想されます。自社の目的に合った動画制作費用を参考にしましょう。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】YouTube広告の相談は動画制作会社へ
この記事では、YouTube広告の概要や種類、設定方法などについて一挙に解説してきました。YouTube広告で使用する動画はもちろん内製も可能ですが、より成果や品質を重視するのなら動画制作会社への依頼も1つの手段です。
自社にノウハウがなくとも、技術や知見が豊富な動画制作会社であれば、安心して依頼できるでしょう。「PRONIアイミツ」ではご要望を伺った上で、条件に合う複数の動画制作会社を無料でご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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