無料・有料プランのある「WordPress.com」とは?「WordPress.org」との違いも解説【2024年最新版】
WordPressには、自前でのサーバー契約が必要ない完全無料プランがあることをご存じでしょうか。コストをできる限り抑えながらサイト運営を実現したい場合には、適切な選択肢となる可能性があります。
そこでこの記事では、営業・バックオフィスなど、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「PRONIアイミツ」が、「WordPress.org」および無料プランのある「WordPress.com」の2種類における概要や違い、無料プランを利用する際の注意点などについて、分かりやすく解説します。
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「WordPress」には2種類あるって本当?
WordPressには、「WordPress.org」および「WordPress.com」という2種類が存在します。以下より、それぞれについて順に解説します。
サーバー契約が必要な「WordPress.org」
出典: WordPress.org https://ja.wordpress.org/
「WordPress.org」は、自らが契約したサーバーにインストールして利用するタイプのWordPressです。とはいえ、一般的なレンタルサーバーでは、WordPressを簡単にインストールして開始できる機能があらかじめ用意されているため、個別にダウンロードする必要はありません。年間数千円程度のサーバー運用費がかかりますが、多くの場合、その中にWordPress利用料金も含まれています。一般的にWordPressといった場合には、こちらを指すことがほとんどです。
有料・無料プランがある「WordPress.com」
出典: WordPress.com https://wordpress.com/ja/
「WordPress.com」は、サーバーレンタル・インストールの必要なく利用できるWordPressです。料金や条件の異なるいくつかのプランが用意されており、そのうち最も手軽なものが無料プラン。有効期限はなく、URLも費用なしで取得が可能ですが、wordpress.comの前に任意の文字列を付加したXXX.wordpress.comといった形のサブドメインとなり、独自ドメインは使用できません。また、プラグインが利用できない、Google Adsenseなどの広告が貼れないといった多くの制限があります。なお、有料プランも含めた具体的なプランの種類については、後ほど詳しく解説します。
どちらのWordPressを選ぶべき?
コーポレートサイトなど企業がビジネス用途で利用する際は、基本的に「WordPress.org」が選ばれることが多い傾向にあります。ただし、以下の条件に当てはまる場合には、「WordPress.com」も有効な選択肢となるでしょう。
完全無料でWordPressを利用したい
サーバー運用費も支払うことなく、完全に無料でWordPressを利用したい場合には、「WordPress.com」の無料プランがおすすめとなります。上述のとおり多くの制限がありますが、費用なしでURL(サブドメイン)が提供されるほか、無料テーマの利用やコミュニティによるサポート享受も可能です。
ある程度完成したサイトをすぐに利用したい
「WordPress.com」の有料プランでは、ある程度でき上がったサイトをすぐに利用できます。また、プレミアムプラン以上であれば初心者でも簡単にデザインやレイアウトの編集ができるデザインツールが活用できるほか、プレミアムテーマを利用したり、WordAds(広告プログラム)で収益を獲得したりすることも可能です。
サイトのカスタマイズも依頼したい
「WordPress.com」には、カスタムデザインやカスタム開発のサービスがあり、プロフェッショナルにサイト制作を依頼することも可能です。これにより、サイト構成・デザイン・機能などのあらゆる面において、要件やニーズが的確に具現化された、クオリティの高いWebサイトを実現できます。
「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「PRONIアイミツ」にお問い合わせください。数あるホームページ制作会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。
「WordPress.com」のプラン一覧
「WordPress.com」には、無料プランと有料プランがあり、さらに有料プランは、機能や条件によってさまざまな種類が用意されています。以下より、「WordPress.com」のプランについて順に解説します。
無料プラン
無料プランは、無料でありながらも有効期限がなく、ページ数やユーザー数も無制限で、テーマやパターンを自由に利用することが可能です。投稿のバックアップや訪問者の統計情報も有料プランと同様に利用できるため、WordPressを手軽にスタートするには適切と言えます。ただし、独自ドメインの利用やメールサポート、WordAdsによる収益獲得などは制限されているほか、プラグインやテーマを新たにインストールすることもできません。ストレージは1GBです。
パーソナルプラン
パーソナルプランは、月額500円(年一括払い6,000円)の費用で利用できるプランです。無料プランが持つすべての機能に加えて、1年間の無料カスタムドメイン、SSLを使用した高速のDNS、広告非表示のエクスペリエンス、メールサポートなど、いくつかの機能が追加されています。ストレージは6GBです。独自ドメインやサポートを活用しながら、手軽に安価でWordPressを利用したい場合に適していると言えます。
プレミアムプラン
プレミアムプランは、月額900円(年一括払い1万800円)の費用で利用できるプランです。パーソナルプランが持つすべての機能に加えて、プレミアムテーマ、ライブチャットサポート、WordAdsによる収益獲得機能、スタイルのカスタマイズ機能、VideoPressの4K動画などが利用できるようになります。ストレージは13GBです。
ビジネスプラン
ビジネスプランは、月額2,900円(年一括払い3万4,800円)の費用で利用できるプランです。プレミアムプランが持つすべての機能に加えて、プラグインやテーマの新たなインストール、ウェブアプリケーションファイヤーウォール(WAF)、無料ステージングサイトなど、数多くの機能が利用できるようになります。ストレージは50GBです。
コマースプラン
コマースプランは、月額5,220円(年一括払い6万2,640円)の費用で利用できるプランです。ビジネスプランが持つすべての機能に加えて、プレミアムストアテーマ、強力なストアデザインツール、ブランド別の商品表示など、ECサイトを運営するための便利な機能が数多く利用できるようになります。ストレージは50GBです。
エンタープライズプラン
エンタープライズプランは、WordPress VIPとも呼ばれ、年間2万5,000ドルからの費用で利用できるプランです。エンタープライズ規模向けに設計されたプラットフォームで、高いセキュリティレベルと信頼性を確保しながら、数十億人のユーザーにも対応可能な優れたパフォーマンスを実現できます。
「WordPress.com」の無料プランを利用する際の注意点
上述のとおり、「WordPress.com」におけるプランの1つとして存在する無料プランですが、利用する際には認識しておくべきいくつかの注意点があります。以下より順に解説します。
収益化が難しい
「WordPress.com」の無料プランでは、Google Adsenseなどの広告設定に制限が設けられているため、収益化が難しいという面があります。公式の広告プログラムであるWordAdsも利用できないため、収益化を目指すサイトやブログの運営には不向きであると言えるでしょう。
SEO評価が低い傾向にある
「WordPress.com」の無料プランで制作したサイトは、SEO評価が低い傾向にあります。SEOを実現するためのプラグインも利用できないため、GoogleやYahoo!といった検索サイトの結果一覧画面において上位表示の上、そこから多くの流入を実現するのは非常に困難であると言えるでしょう。
プラグインが使えない
前述のとおり、「WordPress.com」の無料プランでは、サイトやブログの機能を拡張するプラグインが利用できません。このことは、SNSへの拡散や、お問い合わせフォームの表示など、さまざまな便利機能の追加ができず、カスタマイズに対して大きな制限があるという事実を意味します。
ドメインの信頼性が低い
「WordPress.com」の無料プランでは、サブドメインによる運用となり、信頼性の高い独自ドメインが利用できません。SEOに有利であるとは言えない上、ユーザーがURLを見た際の印象も決して良好なものとはならず、場合によってはアクセスを控えられてしまうなど、信頼性が低くなってしまうのは必然と言えます。
サブドメインが作れない
上述のとおり、「WordPress.com」の無料プランではサブドメインによる運用となるため、その上さらにサブドメインを作るということはできません。カテゴリーごとにサイトを分割したい場合などは、サブドメインではなく、サブディレクトリを用いた運用を実施することになります。
広告が表示される
「WordPress.com」の無料プランで制作したサイトには、フリーのブログシステムなどを利用した場合と同様、広告が表示されます。無料であるが故のデメリットと言えますが、広告内容やそのデザインによってはサイトのイメージを損なう恐れもあるため、注意が必要です。
質や自由度を重視する場合には「WordPress.org」がおすすめ
企業がビジネスで活用するためのサイトを制作する場合、相応のクオリティや柔軟性が要求されるため、プラグインの追加などを含めて自由にWordPressを活用できる「WordPress.org」の利用をおすすめします。サーバー運用費を始めとする一定のコストが必要となる上、適切な活用には専門性が要求されるなどの課題はありますが、効果的なカスタマイズによって優れたWebサイトが実現し、成果の向上を図ることも可能です。
WordPress運用で困ったら外注もおすすめ
WordPressを活用し、制作したWebサイトで成果を上げるためには、適切な設計や効果的な運用が必要です。その実現には一定の専門知識やノウハウが要求されるため、自社のみでは難しいとお考えの場合は、外部の制作会社に依頼する、いわゆる外注をおすすめします。数多く存在するWordPressに精通した制作会社の中から、自社に合った依頼先を選定できれば、専門のプロフェッショナルによる高度なサイト制作・運用が可能です。
ホームページ制作の費用相場
つづいては、ホームページ制作を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下の通りです。
作成費用 | ホームページの特徴 | どんな企業向きか |
~30万円 | ・テンプレートを使用 ・WordPressなどのCMSで作成 ・画像やテキストは依頼者側で用意 ・簡易的なコーポレートサイト ・簡易的なオウンドメディア ・10ページ以内の作成 |
・費用を抑えたい ・短い納期で依頼したい |
30万~100万円 | ・オリジナル性の高いwebサイト ・発注者の要望に沿ったデザイン ・独自コンテンツの充実したwebサイト ・オリジナル性の高いwebサイト ・簡単な撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業 ・凝ったWebサイトを作りたい |
100万~200万円 | ・戦略的で効果の高いwebサイトの作成 ・トレンドのコンテンツやデザイン ・撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業~大企業 ・規模の大きいWebサイトを作りたい |
200万円~ | ・完全オリジナルデザインのWebサイト ・SNSとの連動が可能 ・多機能なWebサイト |
・大企業 ・複数のブランドサイトを制作したい方 ・SNSと連動したWebサイトを作りたい ・機能性の高いWebサイトを作りたい |
ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】WordPress制作ならPRONIアイミツに相談
本記事では、「WordPress.org」および無料プランのある「WordPress.com」の2種類における概要や違い、無料プランを利用する際の注意点などについて解説しました。本記事の内容が、適切なWordPress活用の一助となれば幸いです。
なお、上述したとおり、自社のみでのWordPress運用が難しい場合は外注するのも有効な選択肢の1つですが、その際はぜひ「PRONIアイミツ」をご利用ください。ご要望をお伺いした上で、それに見合った会社を「無料」で複数ご紹介します。お気軽にご相談ください。
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