WordPress REST APIとは?主要コマンドや注意点も紹介【2024年最新版】
WordPress REST APIとは、WordPressで作られたWebサイトのデータ取得や更新などを外部から行える仕組みのことですが、詳しくはよく知らないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、WordPress REST APIの基礎知識を分かりやすく解説するとともに、具体的なアクセス方法、代表的なコマンド、利用時の注意点など、事前に知っておくと役立つ情報をまとめます。
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「WordPress REST API」とは?
「WordPress REST API」とは、WordPressで作られたWebサイトについて、外部からさまざまな情報の取得や更新を可能とする仕組みのことです。まずはこの仕組みを理解する上で重要な基礎知識を解説します。
APIとは?
APIとは「Application Programming Interface」の頭文字をとった言葉です。まず、「インターフェース=接点、つなぐもの」という意味が示すとおり、インターフェイスは異なる事物の間をつなぐ役割を担っています。WordPressにおいてのAPIは、目に見えないアプリやプログラムなどをインターフェイスによって繋ぎ連携させます。例えば、WordPressで作成したサイトにGoogleマップを追加したい場合にはGoogleマップとWordPressをAPIを使用して連携させます。連携が完了したら、サイトにGoogleマップが表示されるようになります。
RESTとは?
RESTとは「REpresentational State Transfer」の略で、画像やファイルといったWeb上のリソースへアクセスする際の設計モデルを指します。
「HTTPでWebのリソースへアクセスできること」など複数の考え方が示されており、「どのようにしてシステム設計を行うのか?」というベースの原則がまとめられています。つまり「REST API」とは、「RESTの原則に基づいて作られたAPI」であることを示しています。
WordPress REST APIとは?
ここまでで解説してきたとおり、WordPress REST APIとは、「RESTに基づいて作られたWordPress用のAPI」のことです。
従来、WordPressで構築されたWebサイトのデータ更新・取得などを行うにはWordPressの管理画面にアクセスする必要がありました。しかしながらWordPress REST APIなら、プラグインの設定で「WP REST API 」を許可すれば、管理画面にアクセスせずともあらゆるデータの取得、更新、削除などが可能となります。
WordPress REST APIにアクセスする方法
WordPress REST APIの役割が分かったところでやはり気になるのは、「どのようにして使うのか」という点でしょう。そこでここからは、WordPress REST APIにアクセスする方法を解説します。
WP-CLIにアクセスする
WordPress REST APIを利用するには、開発者向けに作られたツール「WP-CLI」を使用します。
WP-CLIとは、コマンドラインと呼ばれるコマンド入力によって効率的な操作を可能にするツールのことで、従来のWordPress管理画面で行うマウス操作が中心の直感的な仕組みから、効率化に適したコマンド入力ベースの操作を実現が可能です。
したがってまずはWP-CLIへアクセスする必要がありますので、OSがWindowsの場合は「コマンドプロンプト」へ、MacやLinuxの場合は「ターミナル」へアクセスしましょう。その後WP-CLIをインストールします(インストール方法はサーバーによって異なる)。
認証を行う
WP-CLIのインストールが完了した後は、WordPress REST APIの利用が可能となりますが、WP-CLIからWebサイトへアクセスするには認証が必要な場合があります。
接続先のURLへそのままアクセスできるパターンもあれば、認証が必要なURLも存在するため、Basic-Auth」「JWT Authentication」といった認証プラグインをインストールした上でサイト認証を行いましょう。
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WordPress REST APIのコマンド
ここでは、WordPress REST APIでよく用いる代表的な4つのコマンドを紹介します。各コマンドの意味に加え、具体的な用途なども交えて解説しますので、実際にどのように活用できるのかイメージしてみましょう。
GET
GETコマンドは、WordPress内に存在する、投稿・ページ・カスタム投稿タイプなど、さまざまなデータを取得する際に用います。
例えば「GET /wp/v2/posts/?status=published」というコマンドを実行した場合、Webサイト上で公開されている全ての投稿を取得できます。また、データの取得だけでなく、取得後は投稿の編集、更新、削除なども実施できます。
POST
POSTコマンドは、「post=投稿メッセージ」という意味が示すとおり、Webサイトへ新しいデータやリソースを追加する際に用います。
例えば「POST /wp/v2/posts/」というコマンドを入力すると、空白の投稿が作成されます。また、投稿だけでなく、添付ファイルや固定ページ、コメント、他の投稿タイプなども選択可能なため、汎用性の高いコマンドとして重宝します。
PUT
PUTコマンドは、既存のリソースを編集や更新する際に持ちます。既存のリソースとは固定ページや投稿などのことで、新しい内容を加えた上で更新する場合に使えるだけでなく作成済みの下書き投稿を公開("status" = "publish")する際にも使用できます。
WordPressで構築したWebサイトでは、記事の下書き、非公開、公開などステータスを分けて運用するケースも多いため、PUTコマンドで状況に応じた調整が可能となります。
DELETE
DELETEコマンドは、文字どおり「削除」の際に用いるコマンドです。投稿やページの削除に留まらず、コンテンツやユーザーを削除する際にも使われる重要な役割を持っています。
ただし、DELETEコマンドを実行して削除された投稿はデフォルトで「ゴミ箱」に入る仕様となっているため、完全に削除したい場合には「DELETE /wp/v2/posts/100?force=true」という形で?force=trueを後部に追加する必要があります。
WordPress REST APIを利用する際の注意点
WordPress REST APIを利用すれば、管理画面を経由せずWebサイトのデータ取得や更新、削除などが可能となるものの、注意すべき点もあります。ここでは3つの注意点を紹介しますのでチェックしておきましょう。
互換性を確認する
JavaScriptを使用しない端末やJavaScriptがオフになっている場合、WordPress REST APIを使用すると問題が発生してしまいます。
近年ではJavaScriptを使用しない端末は少ないものの、セキュリティ上の理由などからブラウザのJavaScriptをオフにするユーザーもいますので注意しましょう。
アクセシビリティを検討する
JavaScriptを用いて構築されたWebサイトは、HTMLで構築されたWebサイトと比べてアクセシビリティ(利用しやすさやアクセスのしやすさ)が劣る可能性があります。
このリスクに対処するには、こまめにアクセシビリティを確認しながら、WordPress REST APIを用いてデータを出力・更新するのがおすすめです。
SEOに影響を与える可能性がある
近年多くのWebサイトで用いられているシングルページアプリケーション(ページ遷移を行わずに情報やコンテンツの切り替えを動的に行う仕組み)は、更新した情報が検索エンジンに認識されない可能性があることからSEOの問題につながる可能性があります。したがってWordPress REST APIを用いてサイト運用を行う場合には、SEOの観点を踏まえた定期的な観測や対処が求められます。
WordPress REST APIを無効化する方法
WordPress REST APIは以下いずれかの方法で無効化することもできます。
1.プラグイン「Disable WP REST API」をインストールする
2.「functions.php」に以下のコードを入力する
function disable_rest_api() {
return new WP_Error( 'disabled', __( 'REST API is disabled.' ), array( 'status' => rest_authorization_required_code() ) );
}
add_filter( 'rest_authentication_errors', 'disable_rest_api' );
WordPress運用で困ったら外注もおすすめ
WordPress REST APIはWebサイトの運用を効率化させてくれるものの、開発者向けの仕組みであるため、初心者が使いこなすのは非常に難しいのが現実です。社内にエンジニアや開発部署がない場合はWordPress開発を外注もおすすめです。WordPressの外注にはホームページ制作会社が良いでしょう。ホームページ制作会社でもWordPressを用いたWeb制作を行っている事が多く、WordPressに関する知識が豊富な場合が多いからです。また、ホームページ制作に関する相談も可能なため、ホームページ制作、運用に関することを全体的に相談しやすいでしょう。
WordPressの費用相場
最後に 、WordPress制作にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下の通りです。
作業費用 | ホームページ制作会社の特徴 | どんな企業向か |
~30万円 | ・テンプレートを使用 ・WordPressなどのCMSで作成・画像やテキストは依頼者側で用意 ・10ページ以内の作成 |
・費用を抑えたい ・短い納期で依頼したい |
30万~100万円 | ・オリジナル性の高いwebサイト ・発注者の要望に沿ったデザイン ・独自コンテンツの充実したwebサイト ・簡単な撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業 ・凝ったWebサイトを作りたい |
100万~200万円 | ・戦略的で効果の高いwebサイトの作成 ・トレンドのコンテンツやデザイン ・撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業~大企業 ・規模の大きいWebサイトを作りたい |
200万円~ | ・完全オリジナルデザインのWebサイト ・SNSとの連動が可能 ・多機能なWebサイト |
・大企業・複数のブランドサイトを制作したい方 ・SNSと連動したWebサイトを作りたい ・機能性の高いWebサイトを作りたい |
ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】WordPress REST APIで迷ったらPRONIアイミツへ
WordPress REST APIはWordpressの管理画面を経由することなく、データ取得や更新、削除といったさまざまな作業を効率的に実行できます。とはいえ、実際に導入・利用するには専門的なスキルが求められるため、自社が対応が難しいケースも多いでしょう。WordPress REST APIに限らずサイト運用で困った際にはプロの助けを借りるのがおすすめですから、外注先選びの際にはPRONIアイミツまでご相談ください。
【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
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