EC-CUBE|レスポンシブ対応はスマホ対策以外にも有効!【2024年最新版】
日本でもスマートフォンの普及率が50%を超え、特に20代、30代では約8割がインターネットのアクセスにスマホを使っています。
今後、さらに普及率が高まり、年齢や性別などに関係なく、あらゆるシーンでスマホによるインターネットへのアクセスが増えることは間違いありません。
当然、ECサイト(ネット通販)もこれまで以上にスマホフレンドリーであることが求められるようになりますが、そのための方法はいくつかあります。
この記事では、スマホフレンドリーなECサイトをつくるための方法として、レスポンシブ対応にすることの意味を考察するとともに、日本のECサイト構築ではトップクラスのシェアを誇るプラットフォーム「EC-CUBE」の対応状況などを説明します。
ECサイトとレスポンシブ対応
1-1. レスポンシブ対応とは
「サイトのレスポンシブ対応」とは、正確にはレスポンシブWebデザインという手法を用いてサイトをつくることを指します。
レスポンシブWebデザインの特徴は、パソコン(PC)やタブレット端末、スマホといったデバイスの違いを画面の横幅で検出し、1つのソースから、それぞれのデバイスに合わせたデザインで表示するというものです。
つまり、デバイスごとに複数のソースを用意するのに比べ、管理や更新作業の工数を大幅に削減できるわけです。
メリットはそれだけではありません。実はSEO対策にも有効なのです。
なぜならば、モバイル(スマホ)サイトを基準に検索順位の評価をするようになったGoogleが、モバイルフレンドリーなサイトの構築手法として推奨しているからです。
1-2. 期待できるメリットは大きいが、導入するには課題も
いま挙げた
・複数のデバイス対応
・管理や更新作業の負担軽減
・SEO対策に有効
という特徴は、「流入数を増やすために、マルチデバイス対応やSEO対策が不可欠で、商品に関する情報の更新頻度が高い」というECサイトには、まさにうってつけと言うことができます。
ただし、ECサイトの大半は何らかの形でプラットフォームを使って構築されているため、そのプラットフォーム自体がレスポンシブ対応になっていなければ、サイト構築にレスポンシブWebデザインを取り入れることはできません。
プラットフォームを移行するには、それなりの投資が必要になります。
もともとECサイトは、カスタマイズやシステム連携などのつくり込みのため多くの費用を投じていることが少なくありません。
その意味では、移行するためにかかる投資額とレスポンシブ対応による集客増(売上増)を見極める判断が重要になります。
また、サイトで扱うアイテム数や商品特性などによっては、必ずしもレスポンシブ対応に向いているとは言えない場合もあり得ます。
たとえば、「PCサイトとスマホサイトで売れ筋ラインが明らかに違う」「意識的にそれぞれのサイトで訴求する商品ラインを変えている」といったケースが考えられます。
「EC-CUBE」は、日本で生まれた無料で使えるオープンソースのECサイト構築プラットフォームです。
最新の製品は2015年に発表されたバージョン3シリーズですが、製品として安定しており、機能を追加するプラグインが豊富に揃っているバージョン2シリーズを使っているユーザーはまだまだ多い状況にあります。
また、バージョン3シリーズは標準でレスポンシブ対応になっていますが、バージョン2シリーズは、レスポンシブ対応ではなく、PC用とスマホ用のページをそれぞれつくる形になっていることも大きな違いです。
次では、バージョン2シリーズをレスポンシブ対応にする方法を説明していきます。
EC-CUBEをレスポンシブ対応にする方法
EC-CUBEのバージョン2シリーズは、「デザインテンプレート」を利用することで、簡単にレスポンシブ対応にすることができるようになっています。
デザインテンプレートとは、「初期設定のままでは物足りないけど、自分で一からつくるのは大変だし、業者に依頼するとコストの問題が……」と考えている人が、追加・設定するだけですぐに使える「デザインのひな形」のことです。
ちなみに、レスポンシブ対応のデザインテンプレートには、無料で提供されているものと有料のものの2種類があります。
公式サイトのオーナーズストアにあるバージョン2シリーズ用のテンプレートはすべて有料ですが、業種やターゲットを具体的に想定したいくつものデザインパターンが用意されています。
また、無料テンプレートとしてよく使われているのが「eccube-on-bootstrap3」です。
いずれもデモサイトがあり、ブラウザの横幅を変えてみることで表示される内容がどう違ってくるのかを確認することができます。
ただし、テンプレートを利用するにあたってはいくつかの注意が必要です。
第一に、EC-CUBEの細かいバージョンによって使えるテンプレートが違うことです。
バージョン2シリーズの場合、バージョン名は「2.XY.Z」の形で表示されますが、大きくは「2.12.Z」と「2.13.Z」で対応するテンプレートが違い、ものによってはZの部分の違いで使えないこともあります。
さらに、テンプレートを入れることで、EC-CUBEの機能を拡張するプラグインが使えなくなることもあります。
【まとめ】必要性を見極め、自社のサイトに合った対応を
レスポンシブ対応は、PCやスマホなどに1つのソースで対応できることが最大の特長です。
加えて、複数のデバイスに対応した専用ページを設ける必要がないため、サイト制作や更新作業などが簡単になるなど、運用・管理面における作業量やミスの削減が期待できます。
すでにEC-CUBEのバージョン2シリーズを使っている会社がレスポンシブ対応のサイトにしようと考えた場合、(1) テンプレートを利用して使い続ける、(2) 標準でレスポンシブ対応となっているバージョン3シリーズに移行する、という2つの選択肢があります(ちなみに、バージョン3シリーズはレスポンシブ対応以外にも大幅な改変がなされています)。
運用・管理面の負担が小さくなることは重要ですが、自社サイトの内容・状況や投資額、将来展望などさまざまな要素を十分に検討して、全体として一番メリットのある選択をすべきでしょう。
※レスポンシブ対応のサイトを制作する際の注意点はこちらで解説しています。
→レスポンシブデザインだからといってSEO順位が上がるわけではない!?
→見づらいサイトは低評価?スマホサイト制作で押さえるべき9つの注意点
また、レスポンシブWebデザインは1つのソースから、それぞれのデバイスに合わせた表示をするものであるため、最大公約数的なデザインになってしまいがちです。
それぞれのデバイスに合わせたデザインとするには、専門的なノウハウやつくり込みが必要なため、これまで自前ですべてを運用していた会社でも、「デザイン制作の部分は外部に依頼する」ことを考えてもいいのではないでしょうか。
「もう少し詳しくレスポンシブ対応について知りたい」「どういった業者に依頼すればよいのか分からない「費用対効果を検討したいので複数の見積もりがほしい」という場合でしたら、ぜひ日本最大級の業者比較サイト 「アイミツ」までご相談ください。
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