スマホサイト制作の費用と料金相場【2024年最新版】
多くの人々がスマホ(スマートフォン)を所有しており、今や生活の必需品と言っても過言ではありません。
総務省による「情報通信機器の保有状況(世帯)」の調査(2018年)によると、スマホの保有率は79.2%。パソコンの保有率74%を上回っています。ネットの閲覧はスマホを通して行う層が、着実に増えていることが分かるでしょう。
こういった背景から、ホームページやネットショップなどもスマホでの表示に対応していないと、集客面・売上面で非常に痛手となってしまいます。しかし、「ホームページをずいぶん前に制作しており、レスポンシブサイトとして作られていない」という方もいるのではないでしょうか。また、「レスポンシブサイトではなく、スマホ用のサイトを別途作りたい」という方もいるでしょう。
そこで今回は、10万件以上の利用実績をもつ発注業者比較サービス「アイミツ」が、スマホサイトを制作した際の費用相場をご紹介。スマホサイト制作で失敗しないための注意点などもあわせて解説していくので、ぜひ参考になさってください。
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スマホサイト制作の費用の算出方法
まずはじめに、スマホ用のサイトを制作する費用の算出方法をチェックしていきましょう。
費目 | 相場 | 備考 |
---|---|---|
ディレクション費 | 5万円~ | ホームページ制作料金の20%であることが多い |
デザイン費 | 5万円~ | どんなサイトにしたいのかによって左右され、テンプレートを活用すれば安くなる |
コンテンツ費 | SEOライティング:1万円~ セールスライティング:3万円~ 写真:数十円~ 動画:3万円~ | |
コーディング費 | トップページ:1万円~ 下層ページ:8,000円~ | レスポンシブサイトの新規制作の場合は、PCサイトのみのコーディング費用の1.5倍~ |
スマホ用といっても、大まかな制作の流れや費目は基本的なホームページ制作と変わらず、ディレクション費やデザイン費、コンテンツ費などをもとに算出されます。
ディレクション費
ディレクション費とは、どのようなホームページにしたいのか、欲しい機能は何かなどをヒアリングした上で、プロジェクトの進行管理を行っていく際の費用です。ホームページ制作会社における「ディレクター」が担い、発注者と社内スタッフ(デザイナーやエンジニア、プログラマーなど)との橋渡し役として、ホームページの公開までをサポートしていきます。
基本的にはホームページ制作料金の約20%ほどがディレクション費とされており、サイトの規模や機能などにもよりますが5万円~が相場です。
デザイン費
どのようなレイアウトにするのか、トップページ・下層ページはどのようなデザインにするのか、サイトのロゴやボタン1つひとつのデザインはどうするのかなど、デザイン全般にかかる費用です。
トップページは下層ページよりもデザイン費が高く、下層ページはトップページの半額以下で依頼できる場合が多いとされています。トップページのデザイン費は非常にばらつきがありますが、5万円~が相場。下層ページがテキストばかりである場合には、1ページ5,000円ほどで依頼できることもあります。
どのようなデザインを求めるのか、どんなデザイナーに依頼するのかによって費用がかなり左右されるので、場合によっては非常に高くなるケースもあるでしょう。
リーズナブルに抑えたい場合には、テンプレートを活用してデザインしてもらうのも1つの手段。近頃ではテンプレートを豊富に用意している制作会社も多く、部分的なカスタマイズも取り入れれば、費用を抑えながらもオリジナリティのあるサイトを制作可能です。
コンテンツ費
スマホサイト内に掲載する記事の作成や、画像、動画などの制作にかかる費用です。
もしもSEOに強い記事を作成したい場合にはプロに外注するのがベターで、文字数やキーワードなどにもよりますが1ページ1万円~が相場。セールスライティングとなると3万円~となります。
画像に関しては、特にこだわらないという場合にはフリー素材を活用するのも1つの手段です。また、1枚数十円~数百円で購入できるサービスも数多く存在するので、それらを利用するのもいいでしょう。
訴求力を高めたい飲食店の公式サイト、応募率を上げたいリクルートサイトなどは動画が効果的ですが、制作費は15秒で3万円~。尺の短い動画でもそれなりに費用はかかるので、注意が必要です。
コーディング費
HTML、CSS、JavaScriptなどといったプログラミング言語でソースコードを書いていく際にかかる費用です。トップページの場合1万円~、下層ページの場合8,000円~が相場ですが、デザイン費と同じくどのようなサイトにしたいのかによって費用は異なります。
もしもスマホ用サイトを作るのではなく、PCサイトと同時に制作してレスポンシブサイトにしたいという場合には、PCのみのコーディング費用の1.5倍~で算出されることが多いようです。
- 【これだけは押さえておきたいポイント】
-
- スマホサイトであっても、PCサイトの制作の流れとは大きな変わりがない
- ディレクション費は、スマホサイト制作費用の20%が目安
相場としては5万円~ - デザイン費はトップページで5万円~、
下層ページはテキストメインの場合5,000円ほどで依頼できることもある - コンテンツ費は、記事や動画制作を外注した場合にかかる
写真はフリー素材か、数十円~で素材を購入できるサービスを活用するのもあり - コーディング費はトップページの場合1万円~、下層ページで5,000円~
レスポンシブサイトとして新規制作したいという場合には、PCサイトのコーディング費×1.5~ - デザイン費やコーディング費は、どのようなスマホサイトにしたいのかによって
非常に左右される部分なので要注意
すでにあるホームページをレスポンシブサイトにする場合
この記事を読んでいる方の中には、「すでにホームページを持っているがPCサイトしかもっていないため、新たにスマホサイトを作るのではなく、今あるサイトをレスポンシブサイトに変更したい」という方もいるでしょう。それでは、新規制作ではなく、既存のPCサイトをレスポンシブサイトとする場合にはどのような工程を踏み、どのくらいの費用がかかるのかみていきましょう。
「ブレイクポイント」を設定する
PCサイトとスマホサイトでは表示される画面の大きさが異なるため、表示するデザインを切り替えるポイントを決めなければなりません。そのため、メディアクエリ(横幅が◯◯pxの画面の場合、このCSSということを記述したもの)で特定幅(=ブレイクポイント)を設定する必要があります。
それぞれの端末のデザインを設定する
ブレイクポイントを設定しただけでは、レスポンシブサイト化は完了しません。次に、それぞれのデバイスにおけるデザインを作成していきます。
PCサイトのデザインそのままをスマホやタブレットで見てしまうと、デザインの比率は守られたままサイズが縮小するだけなので、非常に見づらく読みづらいページになってしまうことも多いでしょう。
そのようなミスを防ぐためには、文字のサイズや行間なども変更し、それぞれのデバイスに合った見やすいデザインになるようCSSを調整していかなければなりません。
掲載していた画像が見づらくなる可能性も高いため、スマホ用に縦幅を長くしたものを別途用意する必要があるでしょう。
費用はどのくらい?
費目 | 相場 |
---|---|
トップページのレスポンシブ化 | 2万円~ |
下層ページのレスポンシブ化 | 1万円~/1ページあたり |
トップページ画像のサイズ調整 | 4,000円~ |
その他の画像のサイズ調整 (商品画像など) | 2,000円~/1枚あたり |
既存のPCサイトをレスポンシブ化する場合、トップページのレスポンシブ化が約2万円~、下層ページのレスポンシブ化が1ページ約1万円~が相場です。近年はレスポンシブサイトであることがめずらしくないことから、あまり費用が跳ね上がることはありません。
画像のサイズ調整に関しては、トップページに掲載するような大きなサイズの画像の場合4,000円~、それ以外の小さな画像の場合には1枚あたり2,000円~が相場です。
※レスポンシブ化しないほうがいいこともあるので注意
上記でレスポンシブサイトの作り方を簡単に説明していますが、これはサイトのレスポンシブ化において最低限の工程であり、本来の作業は非常に複雑になることも少なくありません。
もともとマルチデバイスで見られることを想定していないサイトの場合、レスポンシブサイト化が難しいこともあります。ページ数が多く、その上それぞれのページのデザインがバラバラであるという場合や、使用されている画像数が非常に多い場合、レスポンシブ化ができないというわけではありませんが、CSSを大量に追加しなければならず、画像も数多く用意しなければならないため、時間もコストもかなりかかってしまいます。
そのような大幅な修正が必要な場合には、わざわざ既存サイトを活用するのではなく、サイトリニューアルとして新たにレスポンシブサイトを作るという方法も選択肢として覚えておきましょう。
下層ページがほぼ同じデザイン・構造で設計されており、修正が必要な画像数も少ないという場合には、既存サイトを活用してもいいかもしれません。
- 【これだけは押さえておきたいポイント】
-
- トップページのレスポンシブ化は2万円~
- 下層ページのレスポンシブ化は1万円~
- トップページにあるような大きな画像の調整は4,000円~
- 商品画像などのその他の小さな画像の調整は2,000円~
- サイトの構造によってはレスポンシブ化が難しいこともあるため、
サイトリニューアルとして新たにレスポンシブサイトを作り上げるのも
1つの手段
アイミツでの取引事例
ここでは実際にあった取引事例をご紹介します。下の表は、取引内容をまとめたものです。
費目 | 金額 |
デザイン(10~15ページ) | 20万円 |
コーディング | 15万円 |
レスポンシブ対応 | 5万円 |
実装・更新 | 8万 |
決済機能 | 3万円 |
合計 | 51万円 |
過去にあった取引事例をご紹介しました。ご自身の想定するスマホサイトの制作がいくらでできるのか気になりましたら、こちらからお問い合わせください!
アイミツで「時間」「コスト」の無駄を解消
ここからはアイミツで発注先を探すことの3つメリットについて説明します。
完全無料で利用できる
お客様の負担は0円。費用は一切かかりません。発注に至った際にも諸費用をご請求することはございません。
最短翌日までに複数社の見積もりを比較できる
コンシェルジュがヒアリングを行った上で、最適な発注先をご紹介します。
発注での失敗を削減
ヒアリング内容を踏まえて、最新のAIシステムを活用して発注先の選定をするため、会社選びのミスをなくすことができます。
アイミツのメリットを簡単にご紹介しました。発注初心者の方でも安心して利用できるような体制を整えていますのでお気軽にお問い合わせください。
実際の料金表を調べてみた
実際にスマホサイト制作の料金表を公開しているホームページ制作会社のなかから、複数をピックアップしてご紹介します。
費目 | 料金 |
---|---|
ディレクション | 5万円~ |
トップページ制作 | 8万円~ |
下層ページ制作 | 15万円~ |
※既存サイトを10ページのスマートフォンサイトにした場合
プラン名 | 料金 | 備考 |
---|---|---|
スタンダードプラン | 29万円 | 10ページ |
こだわりプラン | 41万円 | 20ページ |
パーフェクトプラン | 54万円 | 30ページ |
プラン名 | 料金 |
---|---|
5ページのスマホサイトの場合 | 17万4,000円~ |
10ページのスマホサイトの場合 | 26万4,000円 |
スマホサイト制作で失敗しないためのポイント
ここからは、スマホ用のサイトを制作する際に注意しておきたいポイントをご紹介します。
スマホ専用サイトが必要なのか整理する
PC用のホームページとスマホ用のホームページをそれぞれ別々に制作することはもちろん可能ですが、レスポンシブサイトではなくスマホ専用サイトの制作で問題ないのかをきちんと整理しておきましょう。
レスポンシブサイトの場合、PCサイトとURLが変わらないので、ユーザーが気軽にシェアしやすいというメリットがあります。また、PCサイトがモバイルフレンドリーであることはGoogleにも評価されやすく、ホームページの検索上位化を叶えるポイントでもあるでしょう。ホームページを更新したい場合にも、レスポンシブサイトであればPCサイトとスマホサイトの両方で編集する必要がなく、1度の編集でOKなので、手間を軽減させることが可能です。
そういったメリットもふまえながら、「デザインに制限が生じてしまうため、スマホ専用のサイトを用意したい」、「スマホで表示する時に少し時間がかかるのを避けたい」など、スマホ専用サイトでないといけない理由がある場合のみ発注を検討するべきでしょう。
制作会社の実績をきちんと確認する
スマホ専用サイトであれ、レスポンシブサイトであれ、制作会社を探す際にはこれまでの製作実績をきちんと確認しておきましょう。
単純に製作実績数が多いのかどうかだけでなく、自社と同じ業界のホームページを制作したことがあるのか、思い描いているサイトと同じカテゴリーのものを作ったものがあるのか、デザイン面は優れていそうかなど、これまでに制作してきたサイトを確認してきちんと判断しましょう。
【低予算で作りたい方必見!】Web制作に使える補助金・助成金まとめ
効果のでるホームページを制作するにはそれなりの費用がかかります。そこで、少しでも費用を抑えたいときに役立つのが国や地方自治体の補助金です。以下にホームページ制作に活用できる補助金を3つ厳選してご紹介します。原則、契約前に申請が必要なので、発注先選びと並行して補助金情報を調べるのがおすすめです。
最大補助額 | 補助率 | 申請方法 | |
IT導入補助金 | 450万円 | 1/2以内 | 電子 |
持続化補助金 | 200万円 | 1/4 | 電子または郵送 |
事業再構築補助金 | 1億5,000万円 | 2/3から1/2 | 電子 |
IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金)
「IT導入補助金」は、ITを活用した中小企業や小規模企業の業務効率化・売り上げの向上を目的とし、ホームページ作成、クラウドツール・業務用ソフトウェアの導入にかかる費用の一部を補助します。最大補助額は450万円・補助率1/2以内です。
出典:IT導入補助金2023 https://www.it-hojo.jp/
IT導入補助金を活用!おすすめのホームページ制作会社15選はこちらから!
持続化補助金(小規模事業者持続化補助金)
「持続化補助金」は、小規模事業者が制度変更に対応し、持続的な経営を実現するために必要な、ホームページ制作など販路拡大に関わる経費を一部補助するものです。通常枠または特別枠(賃金引上げ枠・卒業枠・後継者支援枠・創業枠など)の申請類型いずれか1つの枠のみ申請可能。最大補助額は200万円でウェブサイト関連費の補助率は1/4です。
出典:小規模事業者 持続化補助金(一般型)https://r3.jizokukahojokin.info/
事業再構築補助金
「事業再構築補助金」は、ウィズコロナ・ポストコロナの経済社会の変化に対応するために、事業再構築に前向きな中小企業を支援し、日本経済の構造転換を促すことを目的としています。支援類型は、通常枠や大規模賃金引上枠など合計6つ。補助金額は枠によって異なりますが、最大補助金額は1億5,000万円で、その場合の補助率は2/3から1/2です。
出典:事業再構築補助金 https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
補助金について、さらに詳しい情報を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
補助金を利用する際は、申請スケジュールや必要書類の準備に注意しましょう!
補助金を利用する上で何より大切なのは、規定に沿ってきちんと申請を行うことです。事業計画書、経費明細書など、必要な書類は各補助金・助成金の公式ホームページに記載されているため、もれなく準備し、不備のないように記載しましょう。
しかし、補助金申請は揃える書類や申請項目も多く、業務が煩雑になりがちです。スケジュールをきちんと把握しておらず、「気がついたら申請期限を過ぎていた」なんてことが起こる場合も。
「アイミツ」は、申請をスムーズに進められる補助金に詳しいホームページ制作会社を厳選し、「無料」でご紹介可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
※補助金については2023年5月時点の情報をもとにご説明しています。
ホームページ制作会社で迷ったらアイミツへ
ここまで、スマホサイト制作にかかる費用やレスポンシブ化にかかる費用、制作に失敗しないための注意点などをご紹介してきました。
費用相場は、
ディレクション費:5万円~
デザイン費:5万円~
コンテンツ費:SEOライティング1万円~ セールスライティング3万円~ 写真:数十円~ 動画:3万円~
コーディング費:トップページ1万円~ 下層ページ8,000円~
ですが、どのようなスマホサイトを制作したいのか内容やボリューム、デザインなどによって大きく費用は変動します。
少しでも費用を抑えたい場合には、テンプレートを活用する、よく見られるページだけレスポンシブ化するなどといった工夫を凝らのも1つの手段です。
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