オフコンのオープン化とは?メリットとデメリット【2024年最新版】
紙媒体での事務処理がコンピュータによるデジタル処理に少しずつ置き換わり始めたころ、すなわち半世紀以上前から使われているのがオフコン(オフィスコンピュータ)です。現在でもオフコンを活用している企業が存在する一方で、オープン化と呼ばれる移行で利用を廃止したケースも少なくありません。
この記事では、営業・バックオフィスなどさまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、オープン化とは何か?の基礎知識に触れながら、オフコンを使い続けるリスクやオープン化のメリット・デメリットを詳しく解説します。
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オープン化とは
オープン化とは、Open(開いた、開かれた)の名のとおり、技術や仕様などの公開(オープン)によって標準化されたソフトウェアやハードウェアにシステムを移行すること。
1960年代、中堅・中小企業を中心に事務処理に特化したオフィスコンピュータ(オフコン)が普及しました。オフコンは実装されているソフトウェアを含め、ほとんどがメーカー独自の技術や仕様によって作られています。これを標準化されたソフトウェアやハードウェアに移行するのが、オフコンのオープン化です。
オフコンとオープン系OSは何が違う?
CPU・OS・ハードウェアなど、構成要素のほとんどがメーカー独自の技術や仕様によって作られ、ソフトウェアも他社製のものは動作しないオフコン。対してWindows・Linux・Unixなど、標準化されているために多くのハードウェアに搭載され、同一のOS上であれば同様にソフトウェアの動作が可能なのがオープン系OSです。
現在の主流はオープン系OSであり、公開されている仕様に沿ってさまざまなベンダーがそれぞれのOS上で動作するソフトウェアを開発しています。
オフコンを使い続けることで生じるリスク
オープン化が進んでいるオフコンですが、オフコンをそのまま使い続けることで生じるリスクには、どのようなものがあるのでしょうか。以下に解説します。
老朽化による故障
老朽化による故障はどんな機器にも発生し得ることであり、そのリスクを低下させるには適切な保守を実施しなければなりません。オフコンの保守費用はオープン系の機器よりも高額になる上、故障の際はさらに大きなコストがかかる恐れがあります。
保守部品が手に入りにくい
オープン系の機器であれば必要な保守部品が手に入りやすく、故障の際もメーカーとの連携で迅速な対応が可能です。一方でオフコンは、大半のメーカーがメンテナンスから撤退しており保守部品が手に入りづらいため、故障の際の対応が長引くばかりか最終的には部品不足で復旧できない恐れもあります。
従業員のモチベーション低下
人材が最も大きな財産である企業にとって、従業員のモチベーション低下は看過できない問題です。社会的にもDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みが進む中、時代に逆行するようなオフコンの使用継続は意識低下を招き、ビジネスの生産性が大きく損なわれる恐れがあります。
特に新しい技術や革新的なイノベーションに関心を寄せることの多いエンジニアは、古い技術であるオフコンの使用継続にやりがいを失いやすく人材流出に繋がることが予想されます。
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オフコンをオープン化するメリット
オープン化でオフコンを使い続けるリスクを払拭することが可能ですが、ほかにはどんなメリットがあるのでしょうか。以下、オフコンをオープン化するメリットを解説します。
会社の成長や組織変更に合った技術・仕組みを導入できる
オープン化された状況であれば、ソフトウェアのインストールやアップグレード、ハードウェアの増強など、会社の成長や組織の変更に合わせて新しい技術や仕組みを導入し、システムを柔軟に進化させることが可能です。
一方、独自仕様で固定されているオフコンでは状況変化への柔軟な対応ができません。そのためオフコンのオープン化は、柔軟性のあるシステム環境の構築でスピードが求められる現代への適切な対応を意味しているとも言えます。
投資対効果を見ながら投資できる
前項で触れたオープン化における柔軟性の高さは、投資対効果(ROI)を見ながら戦略的なIT投資(あるいは撤収)が可能であることを意味します。
質とスピードの両立が高いレベルで求められる現代のビジネスにおいて、投資の迅速な決断とその実行は、企業の生命線とも言える重要な要素。オフコンを使用している状況では実現が難しく、先進的な他企業から取り残される恐れがあります。
オフコンをオープン化するデメリット
オフコンのオープン化にはメリットだけでなく、デメリットもあります。以下にご紹介しましょう。
システム改修のコストが膨らみやすい
オフコンはメーカーの独自仕様によって作られていることもあり、多くの場合、固定的でわかりやすくシンプルなシステム構成です。そのため構成変更を必要とする頻度は低く、あらゆる対応は特定メーカーとのやり取りのみで済みます。
一方、オープン化されたシステムでは頻繁な改修やアップデートが実施されるためトータルコストが膨らんでしまう上、高い頻度で手を入れた結果システム構成が複雑になる恐れもあります。
セキュリティのリスクが高くなる
クローズドシステムとも呼ばれるオフコンは、文字どおり閉じられた世界で稼働しているためウイルスなどの攻撃対象となるリスクが低い特徴があります。一方オープン化されたシステムでは、ネットワークを介してウイルスをはじめさまざまな攻撃の標的となる恐れがあるため、万全なセキュリティ対策が必要です。
オフコンのオープン化はデメリットも踏まえて検討しよう
これまで見てきたとおり、オフコンのオープン化には大きなメリットがある一方で、デメリットも存在します。デメリットを把握した上で、しっかり対策を考えながらオープン化を検討することが重要。
昨今ではAWSやGoogle Cloudなどパブリッククラウドの浸透や、セキュリティ技術の向上により対策次第でオープン化のデメリットを減らすことも決して困難ではありません。
オープン化はシステム開発会社への外注がおすすめ
オフコンのオープン化を決断したものの、何から手を付けたら良いのかわからない場合も多いでしょう。また昨今のエンジニア不足により、オープン化を滞りなく進められるリソースの確保が難しいことも。
そのような場合は、システム開発の専門業者に依頼するのがおすすめ。実績のある優秀な会社に依頼すれば、低コストで効果的なオープン化を実現できるかもしれません。
システム開発の費用相場
続いて、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
システム開発の平均相場 | 233万円~ |
システム開発の種類 | 費用相場 |
簡易顧客システム | 20万円~ |
Webシステム | 130万円~ |
業務システム | 400万円~ |
システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は、下記の料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】システム開発会社選びで迷ったらアイミツへ
変化が激しく、柔軟でスピーディな対応を求められる現在のビジネス環境においては、オフコンをオープン化する必要性が日々高まっていると言えます。本記事を参考に、ぜひオフコンのオープン化をご検討ください。
またオフコンのオープン化を依頼する会社の選定にお悩みの際は、ぜひ「アイミツ」をご利用ください。ご要望をお伺いした上で、最適な会社を複数社ご紹介しています。お気軽にご相談ください。
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