システム開発で求められる体制作りの方法とは?【2024年最新版】
ジェネラリスト&スペシャリストの集団を作る!
実際にシステム開発がスタートすることが決まれば、プロジェクトチームを作り始めます。
さまざな役割を果たす人たちを集め、開発がスムーズにいくように体制を整えるのですが、プロジェクト管理を担当するメンバーもいれば、システムの設計や実装の両方に係るメンバーなどもいます。
システム開発の世界でよく聞かれる言葉に「ジェネラリスト」と「スペシャリスト」があります。
ジェネラリストは広範囲にわたる知識を持ついわゆる「総合職」のような存在で、それに対しスペシャリストはひとつのものに卓越した知識と技術を持った存在を指します。
この双方が一つのチームとなって体制を作ることでプロジェクトが進行しはじめます。
プロジェクトによって異なりますが、システム開発では次のようなスペシャリストを集合させるのが一般的となっています。
●メンバーの一例
- プロジェクト管理者
- プロジェクト依頼者
- 設計者
- アーキテクト
- プログラマー
- データベース管理者
- オペレーション/サポート・エンジニア
- 品質保証エンジニア
- システム要件アナリスト
- テスター
チーム体制にもいくつかの種類がある
チーム体制を整える際の編成には種類があります。
それは縦割り、横割り、混成といったチーム体制です。
最も重要なのはそのチーム体制とプロジェクトの管理がしっかりと結びついていなければならないということです。
それができていないと、プロジェクト進行中に思いがけないトラブルが発生する場合もあるのです。
それぞれのチーム体制にはメリットとデメリットがあります。
【縦割りチーム体制】
縦割りのチームは主にジェネラリストで構成されます。
ユースケースをそれぞれに割り当て、その人たちが担当ユースケースの実装を最初から最後まで進めます。
・メリット
個々のユースケースでスムーズな開発が行えるとともに開発者はスキルを習得することもできます。
・デメリット
ジェネラリストは「総合職」であるため専門的な技術を持っておらず、細部の問題に対して解決することができません。
【横割りチーム体制】
横割りチームは、主にスペシャリストで構成されます。
複数のユースケースで同時に作業を行いながら、それぞれのメンバーが個々に担当するユースケースでも作業を行います。
・メリット
プロジェクトの各面(要件定義、設計など) で高品質な作業を遂行することが可能になります。
ユーザーやオペレーションを行うスタッフなどは、ニーズを十分に理解したスペシャリストの小規模のグループとやり取りすることができます。
・デメリット
スペシャリストは独自性が強く他とのコミュニケーションうまく取れずにプロジェクトのあらゆる面で連携不足が生じやすくなり、そのためプロジェクト管理が難しくなる場合もあります。
【混合チーム体制】
混成チームは、ジェネラリストとスペシャリストの両方で構成されます。
ジェネラリストは開発全体のユースケースを担当し、複数のユースケースを担当する各スペシャリストたちをサポートします。
・メリット
両方のチームの一番良い点を得ることができます。
スペシャリストは、専門分野に集中することができ、個々のユースケースを整合した状態で実装することができます。
・デメリット
スペシャリストは、他のスペシャリストを正当に評価しなかったり協力しなかったりする場合があり、ジェネラリストの管理能力にかかっているといえます。
プロジェクトに愛称をつけてみるのもあり!
iPhoneを展開するあのアップルは古くからOSの開発時にコードネームをつけていたことは有名な話です。
Mac OS X は、バージョン 10.0のCheetah(チーター)からはじまってJaguar(ジャガー)、Tiger(タイガー)、Leopard(レパード)、 Lion(ライオン)といったネコ科の動物の名前がOS X 10.8まで続きました。
その後は海岸や公園、岩などの名称が使われましたが開発の際にコードネームを使用するスタイルは現在も行われています。
例えば電気メーカーのシステム開発のプロジェクトを立ち上げる時にプロジェクト名を「2017年 ○○○開発プロジェクト」とするよりも「elektriciteit(エレキテル)」や「gennai(源内)」といった名称をつけたらどうでしょう。
クライアントが電気メーカーであることから電気、電流を意味する「エレキテル」や長崎で手に入れたエレキテル(静電気発生機)を修理して復元した人物である「平賀源内」からつけたプロジェクト名は、やや安直な感は否めませんが、なんとなくこのプロジェクトに愛着が持てる気にもなるのではないでしょうか。
このように、プロジェクト名に愛称をつけて体制作りを行うことでも、心理的な部分で気持ちに余裕を与えてくれるような気もします。
システム開発の費用相場
最後に、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
平均相場 | 233万円~ |
システム開発の種類 | 費用相場 | |
簡易顧客システム | 20万円~ | |
Webシステム | 130万円~ | |
業務システム | 400万円~ |
システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】優れたチーム体制を整えプロジェクトを成功させよう!
プロジェクト成功に導くためには 優れたチーム体制を整えることが肝心です。
そのために優れた人材を確保しなければならないのですが、秘湯の企業であればそうした人材もすでに揃えられている場合もあり、連携も取れていることが多いようです。
サッカー、野球、バスケットボールといった団体競技と同じく、個人プレーであるとともにチームプレーであるということをそれぞれが認識し、プロジェクトを動かしていくことが大事なのではないでしょうか。
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