Vlogの撮影には許可が必須。許可を取るべき場所や取り方のコツも紹介【2024年最新版】
リアルな思い出や日常の記録をそのまま残せる「Vlog」。初心者でも手軽に始められるコンテンツとして人気がありますが、実は撮影する際には許可が必須です。この記事ではvlogの許可の取り方をはじめ、許可取りが必要な場面や方法などを詳しく解説。またvlog撮影で気を付けたいポイントについても分かりやすくまとめます。トラブル無くvlog活動をしたい人はまず一読することをおすすめします。
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Vlogの撮影の際は許可が必要
日常を切り取ったようなリアルさがVlogの魅力ですが、日常を撮影するからこそ注意すべきなのが「撮影許可が必要」という点です。カフェで過ごす様子を撮影する際に、無断で撮影してしまうとクレームにつながるおそれがあります。店舗や公共施設といった自宅以外の環境では、撮影許可を取っておくことでトラブルを防止できるでしょう。しかし、撮影許可の必要可否は施設や撮影内容によっても異なるため注意が必要です。
Vlog撮影の許可を得る上での注意点・コツについては、以下で詳しく解説していきます。
Vlogの撮影許可を取るときの注意点とコツ
ここからは、Vlogの撮影許可を撮る際の注意点とあわせて、スムーズに許可を得るためのコツを紹介していきます。中には初心者が見落としがちなポイントもあるので、トラブルを未然に防いで滞りなくVlogの撮影を進めるためにも覚えておくようにしましょう。
【注意するポイント】撮影許可と掲載許可の両方を取るべき
Vlogの撮影許可を取る際には、掲載許可もあわせて取るようにしましょう。プライベート用に店舗や施設内を撮影するのは問題なかったとしても、その映像をYouTubeや各種SNSに投稿するのは禁止しているケースも少なくありません。撮影許可を取っただけでYouTubeやSNSに投稿してしまった場合は、トラブルの原因となってしまいます。撮影許可と同時に掲載許可を取っておけばスムーズにVlogを編集・投稿できるでしょう。
【注意するポイント】撮影禁止の部分がないか要チェック
「撮影禁止と言われていない=どこを撮影しても問題ない」と捉え、好きに撮影するのは好ましくありません。撮影が禁止されてない場所であったとしても「料理以外は撮影禁止」「フラッシュ撮影禁止」「外観撮影禁止」「静止画の撮影は可能だが動画は撮影不可」など、制限が設けられていることも珍しくありません。店舗・施設内で撮影可能エリア・撮影不可エリアが分かれているケースもあるので、トラブルに発展するのを防ぐためにも事前に撮影可能なエリアや制限の有無を尋ねておきましょう。
【許可を取るコツ】撮影の要件や日時を伝える
「撮影の許可を取ろうとしたのに断られてしまった」というパターンも少なくありません。こうした失敗を防ぐためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。
「いつ撮影したいのか」「そこでどんな動画を撮影したいのか」「撮影の目的はなにか」など、撮影を希望する日時や内容を前もって伝えておくことで許可が下りる可能性が上がります。また、スマートフォンやハンディカメラだけでなく、撮影機材を持ち込む予定の場合はそれについても伝えておくべきです。撮影スタッフの人数が多くなりそうな場合も、「○人体制での撮影になる予定」という旨を先方に共有しておくようにしましょう。
撮影に許可が必要な理由
Vlogの撮影・制作を予定している方の中には「なぜ許可を取る必要があるのか、具体的な理由がわからない」という方もいるでしょう。そこでここからは、撮影の際に許可が必要な4つの理由を解説していきます。
Vlogを撮影にするにあたって重要な要素となるため、覚えておくようにしてください。
プライバシー権
プライバシー権とは、文字どおり「個人の私生活に関する情報を公開されない権利」のことです。名前や年齢、学校名、職業・会社名といった基本的な情報はもちろん、その個人に関するさまざまな情報がプライバシーに当てはまります。Vlogを撮影する際にすれ違った人やカフェやレストランで居合わせた人など、第三者のこうした情報が映り込んでしまうとプライバシー権の侵害となるため注意しましょう。
肖像権
肖像権はプライバシー権に含まれる権利の1つです。他人の顔・容貌を無断で撮影してYouTubeに投稿した場合は肖像権の侵害となります。たとえば友人とテーマパークを訪れた様子をVlogとして撮影し、勝手にYouTubeやSNSなどに投稿すれば肖像権を侵害していると言えるでしょう。
肖像権を守るためには周囲の人々に注意しながら撮影するのはもちろん、編集時に個人が特定できないように処理を施すといった配慮が必要です。
著作権
著作権は著作物の作者に与えられる権利で、著作物を許可なく利用・撮影した場合は著作権を侵害しているとみなされます。写真や絵画、小説、音楽、映画・ドラマなど著作権の対象となるコンテンツは幅広いため、Vlogでこれらを紹介したい、撮影したいと考えている場合は注意しましょう。
たとえば、「おしゃれな音楽だから」と勝手にVlogのBGMとして使用した場合も著作権を侵害していることになります。
住居侵入罪・不退去罪
撮影許可を取ってVlogを撮影するのは問題ありませんが、場合によっては住居侵入罪・不退去罪に当てはまることもあるため注意が必要です。撮影許可を取らず住居などに不法侵入して撮影すると、住居侵入罪が適用されてしまいます。また、その施設の管理者から立ち去るよう命じられたにも関わらず、撮影を続けた場合は不退去罪を問われるかもしれません。
「有名スポットだからと」といって勝手に侵入・撮影する、飲食店から注意を受けながらも撮影を続けるといった場合はこれらの罪を犯していると判断される可能性があります。
vlogの撮影許可の取り方を場所ごとに紹介
ここからは、Vlogの撮影にあたって撮影許可が必要な場所や、それぞれの場所で撮影許可を取る方法について解説していきます。施設自体の撮影に許可が必要な場所もあれば、撮影可能なエリアに制限が設けられている場所、撮影許可が不要なところなどさまざまなので、各所の特徴を踏まえて撮影に挑みましょう。
飲食店
飲食店での様子をVlogで紹介したいという人も多いかもしれませんが、飲食店での撮影には許可が必要です。撮影を希望する飲食店を事前に訪問し、撮影の目的や日時などを伝えて撮影許可を得るようにしましょう。訪問が難しい場合は電話やメールで連絡し、撮影に関する詳細を共有した上で許可を取っても問題ありません。
飲食店での撮影にあたって注意したいのが、場合によっては撮影許可がなかなか降りないということです。個人で経営している飲食店は比較的短時間で許可が取れる一方で、大手チェーンの飲食店の場合は時間がかかるかもしれません。
撮影許可 | 撮影許可の窓口 | 注意点 |
必要 | 店舗責任者と対面や電話などで交渉 | 大手チェーン店の場合は時間がかかることもある |
商業施設や観光スポット
商業施設や観光スポットを訪れた様子をVlog用に撮影したいという人も多いでしょう。しかし、商業施設や観光スポットでの様子を撮影してYouTubeに投稿する場合や、商用利用したいという場合は撮影許可を得なければなりません。各施設を管理する企業や団体に問い合わせて撮影許可を取るようにしましょう。申請フォームが用意されているケースも多く、必要事項を記入した上で提出すると撮影許可を得られます。
ただし、自治体や大企業によって管理されている施設も多いため、申請から許可までに一定の時間を要することもあります。
撮影許可 | 撮影許可の窓口 | 注意点 |
必要 | 各施設の管理団体・企業などへ問い合わせ | 時間がかかることが多い |
公園や公道
公園や公道といった公共の場所でVlogの撮影を行う際にも、YouTubeへの投稿など商用利用が目的の場合には撮影許可が必要です。公園なら管理団体・管理事務所やその公園のある自治体の窓口、公道はその道路を管轄している警察署へ申請しなければなりません。また、公園・公道を含む河川敷での撮影を希望する場合は、管理している自治体の土木事務所あるいは国土交通省事務所の許可が必要なため注意しましょう。なお、プライベート用に撮影する場合は許可は不要です。
撮影許可 | 撮影許可の窓口 | 注意点 |
必要 | 公園:管理事務所や自治体 河川敷:自治体の土木事務所や国土交通省 公道:管轄の警察署 |
申請書の作成が必要 |
駅や電車
駅や電車でのVlog撮影は人の映り込みがなければ撮影許可が不要なことも多いものの、人が映り込むような撮影の場合には許可が必要です。ロケ地として駅や電車を利用したい場合は申請が必要な鉄道会社もあるため、撮影対象の駅を管理・運営している会社のWebサイトを確認して問い合わせてみるとよいでしょう。撮影許可だけでなく、商用利用についても伝えた上で撮影可否を確認してください。
利用者の多い駅や電車は撮影が難しいこともありますが、利用者が少ない場合は許可が降りやすいかもしれません。
撮影許可 | 撮影許可の窓口 | 注意点 |
必要 | 各鉄道会社 | 人の映り込みがなければ不要な場合もある |
空港
空港のラウンジ内や飛行機内での様子を撮影する際は、プライベート用であれば許可は不要ですが、商用利用が目的の場合は許可が必要なケースが多いです。明確に撮影禁止としている空港はみられませんが、申請の有無や方法は空港によって対応が異なるため、Webサイトのフォームや電話などで事前に問い合わせて確認しましょう。中にはWebサイト上で申請方法がアナウンスされていることもあるので、指示にそって撮影を申請してください。
撮影許可 | 撮影許可の窓口 | 注意点 |
必要 | 空港や航空会社のWebサイト、あるいは電話で確認 | 商用利用の場合は許可必須 |
ホテル
ホテルでVlogを撮影する際にも、商用利用の場合はホテル側の許可が必要です。撮影に関するルールはホテルごとに異なると考えられますが、「ほかの宿泊者にインタビューする」「共用部を占領して撮影する」「大きな声を出す」などの行為は迷惑行為として禁止されていることが多いでしょう。自室以外での撮影は禁止というルールが設けられていることも多いので、ホテルでの撮影を希望する場合は各ホテルのルールを確認・遵守するようにしてください。
撮影許可 | 撮影許可の窓口 | 注意点 |
必要 | 電話やWebサイトの申請フォームなど | 利用者のインタビューなどは禁止されていることが多い |
撮影許可が不要な場所
飲食店や商業施設・観光スポット、ホテル、公園・公道など撮影許可が必要な場所がある一方で、撮影許可が不要な場所も存在しています。たとえば自宅でVlogを撮影する場合は、不動産会社や大家に撮影可否を確認する必要はありません。撮影スタジオをレンタルして撮影する場合も、特別な撮影許可は不要です。
自身の経営・所属する会社や団体、事務所などでの撮影も申請書類を作成する必要はなく、スムーズに撮影できるのが一般的とされています。反対に考えれば、こうした場所以外でVlogを撮影する場合は撮影許可が必要だと覚えておくとよいでしょう。
Vlog撮影で気を付けたいポイント
では、実際にVlogを撮影する際にはどのようなポイントに注意すべきなのでしょうか。ここからは、Vlogの撮影時に気をつけるべき6つのポイントを解説していきます。ポイントを押さえておくことで、Vlogの撮影によって起きうるトラブルの未然防止につながるでしょう。
事前確認を怠らない
Vlogを撮影する際には、事前確認を怠らないことが非常に重要です。たとえば旅先での撮影を検討しており「施設に到着した当日に撮影許可を取ればいいか」と考えていたとしても、実際には事前申請が必要だったということもあるでしょう。施設によっては「○日前までの申請が必須」というルールが設けられていることもあるため、前もって確認しておくことが大切だと言えます。
また、撮影許可・掲載許可を取っておくだけでなく、当日の撮影の流れも事前に共有しておくことで、トラブルを防止できるでしょう。
他人が映り込まないようにする
Vlogを撮影する際には、できる限り周囲にいる他人が映り込まないように注意しましょう。映り込んでいる他人の個人が特定できるような状態でYouTubeやSNSに投稿してしまうと、プライバシー権・肖像権を侵害してしまいます。なるべく他人の映り込まないアングルでの撮影を心がけるなど、周囲の人々に迷惑がかからないように配慮することが大切です。後ろ姿が少し映る程度であれば問題ないかもしれませんが、顔がはっきりと映っている映像は使用できないと考えるのが無難です。
映り込んでしまった場合は加工する
他人が映り込まないように注意しながら撮影したとしても、商業施設や飲食店、観光スポットなど混雑する場所では難しいケースも十分に考えられます。その場合は編集時に加工処理することを忘れないようにしましょう。動画の構成上、ほかの人々が多く映り込んでいる部分をカットしても問題ない場合は、まるごとカットしてもいいかもしれません。カットするのが難しいという場合は、ほかの人々の部分にはぼかし・モザイク処理などを施し、個人を特定できないレベルに加工しましょう。
施設のルールを厳守
Vlogの撮影許可が降りたら「あとは何をしていい」というわけではありません。撮影許可・掲載許可以前に、施設で定められた利用ルールを厳守する必要があります。商業施設やホテルでは細かなルールが設けられていることもあるので、どんな行為が禁止されているのかを確認した上で撮影を開始してください。
また、施設のルールに記載がなくても、ほかの利用客に迷惑がかかるような行為はしないように注意しましょう。
友人や知り合いでも撮影・掲載許可を取る
「友人だから撮影しても大丈夫」「知り合いだからVlogに映っても問題ない」と考える人もいるかもしれませんが、こうした考え方は危険です。友人だから・知人だからと無許可で撮影・掲載するとプライバシー権や肖像権の侵害となり、トラブルに発展する可能性があります。友人・知人であるかは関係なく、撮影前にはきちんと撮影許可・掲載許可を取りましょう。
私有地ではないか確認
Vlogを撮影する中で「いつのまにか私有地に足を踏み入れていた」という事態に直面する可能性もゼロではありません。場所によっては公有地と私有地が細かに混在しているところもありますが、無自覚なまま私有地で撮影してしまえばトラブルの原因となる可能性も否定できません。私有地を無断で撮影したとなると大きな問題にもなり得るので、私有地や立ち入り禁止区域に入ってしまっていないか意識しながら撮影しましょう。
動画・映像制作の費用相場
つづいては、動画・映像制作を外注した際にかかる費用相場を映像の種類ごとにご紹介します。
種類 | 費用 |
インタビュー撮影 | 5万円~ |
セミナー・イベント撮影 | 15万円~ |
Webムービー制作 | 30万円~ |
会社紹介PR映像制作 | 50万円~ |
テレビCM制作 | 80万円~ |
動画・映像制作の費用相場を映像の種類ごとにご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】Vlogでも撮影許可は必須。注意点を踏まえてトラブル無く運用しよう
本記事では、Vlog撮影にともなう撮影許可の必要性や注意点、撮影許可の取り方などについて解説してきました。無断で動画を撮影しても問題ない場所もありますが、中には「商用利用の撮影は許可が必要」「撮影できる場所が限られている」といったルールが設けられているケースも珍しくありません。ルールを守ってVlogを撮影しなければプライバシー権や肖像権、著作権などを侵害するリスクが生じるだけでなく、トラブルの原因になってしまうためVlogの撮影前には撮影許可・掲載許可を取り、施設のルールを守るようにしましょう。
また、Vlogのクオリティにこだわりたいという場合は、動画制作・映像制作会社へ依頼するのもおすすめです。Vlog制作を依頼できる会社をお探しの方は、「PRONIアイミツ」へお問い合わせください。
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