自社ECサイト・ショッピングモール型ECサイトとは?それぞれの例9選も紹介【2024年最新版】
ECサイトには自社ECサイトとショッピングモール型ECサイトの2種類があります。それぞれ特徴が大きく異なるため、利用する前にしっかりとリサーチするようにしましょう。
本記事では、自社ECサイトとショッピングモール型ECサイトの特徴やメリット・デメリットを丁寧に解説!代表的なサイト例9選もご紹介します。ECサイトを設計、もしくは利用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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ECサイトとは?
ECは「Electronic Commerce(エレクトロニック・コマース)」の略で、日本では「電子商取引(Eコマース)」と呼ばれます。電子商取引とは、インターネットやコンピュータ上で電子的な手段により取引をすること。つまりECサイトとは、インターネットを介したさまざまな売買や支払いを行うサイトの総称といえます。ECサイトは販売スタッフが必要ない、遠く離れた人に販売できるなどのメリットがあるため、参入する企業が増えています。
ネットショップとECサイトは同じ?違う?
ネットショップとECサイトは、基本的には同じものと考えて問題ありません。ネットショップはインターネット上で販売を行い、そこで取引が行われるため、ECサイトの典型といえます。ただし、厳密に見た場合、ECサイトはネットショップよりもさらに大きな枠をカバーします。例えば、動画・コンテンツ配信サービスのように現物を取り扱わないサイトやネットオークションもECサイトに当てはまります。
ECサイトの種類
ECサイトには、自社でECサイトを制作するものと、ショッピングモール型と呼ばれるECサイトを運営するものに分かれます。それぞれの特徴について説明します。
自社ECサイト
自社ECサイトは、自社独自のWebページを作成し、運用する方法です。自社独自の機能やデザインにできる、手数料がかからないなどのメリットがあります。一方で、ECサイトの制作に時間と費用がかかる、制作には専門性を要する、顧客とのやりとりや発送などをすべて自社で担当する必要がある、集客が難しいなど、クリアすべき課題も多く存在します。ECサイトの運用や制作にある程度のリソースを避ける企業に向いている方法です。
ショッピングモール型のECサイト
ショッピングモール型のECサイトは、複数のショップが集まっているモール型ECサイトに出店させてもらう方法です。ECサイト自体はモール運営企業が制作し運用しており、その一部を使い商品を販売させてもらいます。自社ECサイトと比べるとサイト制作や各種業務の負担が大幅に軽減される、集客に強いというメリットがあります。一方で、手数料が発生する、デザインや機能の自由性は低いなどのデメリットもあります。
自社ECサイトの例5選
自社ECサイトの例を紹介します。これらの企業やサービスは、自社でECサイトを制作するとともに、顧客対応や発送などを独自の方法で実施しています。自社ECサイトに関心のある方は参考にするとよいでしょう。
ユニクロ
日本を代表するアパレル会社「ユニクロ」は、自社ECサイトを所有・運営しています。季節の変化に応じて掲載する商品やサイトデザインを変更するなど、マーケティング戦略に合わせた柔軟性のある設計が特徴。顧客はパソコンやスマホ、タブレットなどから欲しい商品を選択し、簡単に購入できます。商品受け取り方法も、時間指定の宅配便やコンビニ受取、店舗受取とさまざまな方法から選べるのもうれしいところ。自社ECを検討中の方は、一度訪問してみるとよいでしょう。
無印良品
オリジナル商品を取り扱う「無印良品」は、ブランドイメージとマッチした自社ECサイトを所有しています。商品カテゴリーが明確に分けられているため、顧客は欲しい商品に簡単にたどり着けます。季節に合わせた注目商品や人気ランキングなどを豊富に掲載しているのも特徴。生活雑貨や食品を取り扱うECサイトを運営したい方、もしくはブランディングを重視したECサイトを制作したい方は参考にしてみるとよいでしょう。
マツモトキヨシ
黄色の看板が特徴的なドラッグストア「マツモトキヨシ」も自社ECサイトを運営しています。ECサイトを開くと、一面にブランドカラーである黄色が飛び込んでくる独特のデザインを採用。おすすめ商品やセール品情報、プレゼント情報などが豊富に掲載されており、顧客をワクワクした気持ちにさせてくれます。商品を少しでも早く受け取りたい人のために、最短お届け日が明記されているのも特徴。独自の流通経路を確保することで翌日発送にも対応しています。
ニトリ
家具やインテリアを取り扱う「ニトリ」も自社ECを運用しています。季節に合わせたおすすめ商品をピックアップして紹介したり、スタッフコーディネートを掲載したりするなど、独特のコンテンツが豊富に掲載されています。バラエティあふれる商品を活かし「カラーから探す」などの検索カテゴリーを設けているのも特徴。顧客がいつまでも見続けていられるような魅力的なサイトに仕上がっています。
ヤマダデンキ
家電製品や生活雑貨などを販売する「ヤマダデンキ」も独自のECサイトを所有しています。大型商品を取り扱うことが多いことから、配送やスタッフの対応、保証などを見やすく表示し、安心感を生み出しています。期間限定品やアウトレット品情報をトップに記載し、顧客の関心を引き出す戦略も見事。顧客の興味関心を重視したECサイトを制作したい方は参考にするとよいでしょう。
ショッピングモール型ECサイトの例4選
ショッピングモール型ECサイトの例を紹介します。昨今では小型のショッピングモール型ECサイトも存在するものの、集客力や信頼性の観点からすると、以下のような大型のショッピングモール型ECサイトの利用がおすすめです。
楽天市場
「楽天市場」は楽天グループ株式会社が運営するショッピングモール型ECサイトです。約5万のショップが約2億の商品を販売しており、何でも見つかる利便性の良さから日本人の多くが利用しています。利用するには月額1万9,500円(税別)~の月額出店料と月間売上高によって発生するシステム利用料が必要。一定のコストがかかるものの、集客力の高いショッピングモール型のECサイトを探している方は検討するとよいでしょう。
Yahoo!ショッピング
「Yahoo!ショッピング」は、ヤフー株式会社が運営するショッピングモール型ECサイトです。Yahoo! JAPANやLINEなどを活用した集客もできるため、日本人にリーチしやすいECサイトといえます。初期費用や毎月の固定費用、売上ロイヤリティが無料で利用できるため、コストをかけずにショッピング型ECサイトを開始したい方、季節やイベントに応じて短期間だけECサイト運用したい方などにおすすめです。
Amazon
「Amazon」はAmazon.com, Inc.が運営する大型ECサイトです。楽天市場のようにそれぞれのショップが在庫管理や発送作業を行うのではなく、Amazonが倉庫に商品を預かり、そこで一括して梱包や発送を行うため、作業量が大幅に削減できるのが魅力。発生するコストは月額4,900円(税別)と販売手数料のため、維持費が非常に安いのが魅力。また、海外発送(越境EC)にも対応しているため、外国人の顧客にリーチしたい方にもおすすめのECサイトです。
ZOZOTOWN
「ZOZOTOWN」は、株式会社ZOZOが運営するファッションECサイトです。ブランド力の高いアイテムが多く出品されているため、ファッションに興味のある層が頻繁に利用するのが特徴。手数料は20~40%と高めに設定されているものの、それに見合う集客力を誇ることから、2023年3月末時点で1,500を超えるショップが出店しています。ファッションアイテムを本格的にECサイトで販売したい場合には選択肢の1つになるでしょう。
自社ECサイトとショッピングモール型ECはどちらを選ぶべき?
自社ECサイトとショッピングモール型のECサイトは、それぞれにメリット・デメリットがあります。よく理解したうえで、自社にぴったり合ったECサイトを利用しましょう。
自社ECサイトのメリット
自社ECサイトには、以下のようなメリットがあります。
-
- デザインや機能を自由に決められる
- 商品情報と企業情報を同じサイトに掲載できる
- データを取得しやすく、マーケティングに活かせる
- 変更が必要な場合にすぐに実施できる
- ECサイト維持費以外の費用(手数料など)がかからない
ECサイトを自社向けにカスタマイズしたい、販売と同時にブランディングを図りたい、収益性を少しでも高めたい場合などには、自社ECが向いているといえます。
自社ECサイトのデメリット
一方で、自社ECには以下のようなデメリットもあります。
-
- 管理や運営を自社で行う必要がある
- ECサイトの制作に専門性が要求される
- 集客を自社で行う必要がある
- 成果が出るまでにある程度の期間を要する
自社ECは制作から管理、運営、集客などをすべて自社で行う必要があります。そのため、ECサイト制作やECマーケティングに精通した人材が対応する必要があります。人的リソース確保の難しさが自社ECサイトの大きなデメリットといえるでしょう。
ショッピングモール型ECサイトのメリット
ショッピングモール型ECサイトのメリットは以下のとおりです。
-
- ECサイト出店までの準備が少なくてすむ
- 自社で集客を行う必要がない
- 運営に関する業務が削減できる
- ショップや商品の信頼性が高まる
ショッピングモール型ECでは、ルールに則って出店を行うことで、ECの初心者であっても比較的簡単に販売ができるのが大きな魅力。自社ECサイトの制作や運営が難しい場合には、ショッピングモール型ECサイトの利用を検討してみるとよいでしょう。
ショッピングモール型ECサイトのデメリット
一方で、ショッピングモール型ECサイトには以下のようなデメリットも存在します。
-
- 新規出店や維持費に一定の費用がかかる
- 販売ごとに手数料が発生する可能性がある
- 競合他社との価格競争に巻き込まれる可能性がある
- 自社の個性やブランディングを強調しにくい
- 利用するサイトの影響を受けやすい
ショッピングモール型のECサイトは、簡単に運営ができ、集客にも強い一方で、利用するのにさまざまなコストがかかります。場合によっては、商品が売れないにもかかわらず維持費が毎月発生する可能性もあるため、注意が必要です。
自社ECサイト制作は外注もおすすめ
自社ECサイトは、一度作ってしまえば収益性が高いECサイトですが、制作難易度が高いために諦めてしまう企業が多いのが現状。ECサイト制作に精通したホームページ制作会社に依頼すれば、希望通りの自社ECサイトを制作してくれるため、準備にかかる時間が大幅に削減できます。もし自社ECサイトに興味があれば、ECサイトの外注を検討してみるとよいでしょう。
ホームページ制作の費用相場
つづいては、ホームページ制作を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下の通りです。
作成費用 | ホームページの特徴 | どんな企業向きか |
~30万円 | ・テンプレートを使用 ・WordPressなどのCMSで作成 ・画像やテキストは依頼者側で用意 ・簡易的なコーポレートサイト ・簡易的なオウンドメディア |
・費用を抑えたい ・短い納期で依頼したい |
30万~100万円 | ・オリジナル性の高いwebサイト ・発注者の要望に沿ったデザイン ・独自コンテンツの充実したwebサイト ・オリジナル性の高いwebサイト ・簡単な撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業 ・凝ったWebサイトを作りたい |
100万~200万円 | ・戦略的で効果の高いwebサイトの作成 ・トレンドのコンテンツやデザイン ・撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業~大企業 ・規模の大きいWebサイトを作りたい |
200万円~ | ・完全オリジナルデザインのWebサイト ・SNSとの連動が可能 ・多機能なWebサイト |
大企業 ・複数のブランドサイトを制作したい方 ・SNSと連動したWebサイトを作りたい ・機能性の高いWebサイトを作りたい |
ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】ECサイトの構築を依頼するならPRONIアイミツへ
本記事では、ECサイトの種類や例について紹介しました。自社ECサイトは管理や運用が大変なものの、その分収益性は高いのが特徴。一方でショッピングモール型ECは、集客や運用は簡単な一方で、様々なコストが発生します。自社に合ったECサイトを選ぶとよいでしょう。もし自社ECサイトの構築をお考えでしたら、PRONIアイミツまでお気軽にご相談ください。あなたの悩みをしっかりとヒアリングした後、ぴったり合った外注先を複数選定し、ご紹介させていただきます。
【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
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ECサイト制作の費用・相場
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