大手ECサイトとは?違いや特徴を一覧をもとに解説【2024年最新版】
右肩上がりの成長を遂げるEC市場。特に大手ECサイトの売上は群を抜いており、中小ECサイトを圧倒しています。今回の記事では、ホームページ制作などさまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、大手ECサイトについて詳しく解説。実際に成果を上げている大手ECサイトも紹介します。
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大手ECサイトとは?
ECサイトとはイーコマース(電子商取引)を行うWebサイト全般を指していますが、一般的にはECサイト=ネットショップと理解されています。大手ECサイトとは大会社が運営しているECサイトのことで、代表的なところでは楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングなど挙げられるでしょう。ちなみに、会社法で定義されている大会社とは規模の大きい株式会社で「資本金が5億円以上又は貸借対照表の負債額が200億円以上」の会社です。大会社では会計監査人・委員会の設置、連結決算書類作成、損益計算書の公告義務など様々な義務が課されており、社会的にも高い責任を負っています。
ECサイトの種類|自社型とモール型
大手ECサイトには自社型とモール型があります。自社型とは企業が独自に運営する形式で、独自ドメインを持ち、ブランディングを意識したデザイン・サイト構成が特徴です。自社でECサイトを構築・運営しなければならないため開業ハードルは高めと言えます。
一方、モール型は1つのECサイトの中に複数のショップが出店している形式です。モール自体に知名度と高い集客力があり、ユーザーの購買意欲が高いのも特徴です。モール型には種類があり、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonはじめとする多くのサイトが競合しています。
ECサイトとネットショップの違い
ECサイトとネットショップは基本的に同じものです。内容が同じでも名前が違うのは立場よって呼び名・使われ方が違うためです。一般的に制作者や開発者側の立場ではECサイト、消費者側はネットショップと呼ぶことが多いでしょう。
日本のECサイト市場の現状|規模や各業界のEC化率
経済産業省が発表している国内電子商取引市場規模(BtoC及びBtoB)は2021年に20.7兆円に達し、前年比7.35%増、市場は拡大の一途をたどっています。特に市場規模が大きいのは物販分野で、2021年には13兆2,865億円(EC化率8.78%)、中でもEC化率が高いのは書籍、映像・音楽ソフトの46.20%、生活家電、AV機器、PC等は38.13%、生活雑貨・インテリアの28.25%です。物販分野に次いで市場規模が大きいのはサービス分野で4兆6,424億円、デジタル分野の2兆7,661億円です。
参考:経済産業省「電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」
https://www.meti.go.jp/press/2022/08/20220812005/20220812005.html
【一覧付き】売上高から見る大手ECサイト(モール型)ランキング
ここからは、売上高から見る大手ECサイト(モール型)ランキングを発表します。上位を占めるのはECを利用したことがある人はきっと一度は使ったことがある有名な運営会社のサイトばかりです。なお、紹介する売上高は推定も含む数値です。早速ランキングを見ていきましょう。
順位 | サービス名 | 売上高・流通総高(推定含む) | 主な販売品目 |
---|---|---|---|
1位 | 楽天 | 約5兆11億円 ※流通総額 |
日用品 |
2位 | Amazonジャパン | 約2兆5378億円 ※売上高 |
総合 |
3位 | Yahoo!ショッピング | 約8109億 ※売上高 |
日用品 |
4位 | ZOZOTOWN | 約1661億円 ※売上高 |
衣料品 |
※売上高・取扱高の出典は個別サービス紹介に記載
楽天
出典: 楽天グループ株式会社「Rakuten」https://www.rakuten.co.jp/
楽天は楽天グループが運営するECサイトです。国内EC流通総額(取扱高)は5兆円超えで第一位にランクインしています。流通総額は楽天ECを合算したもので、楽天市場のほか、ブックス、ビューティー、Rakuten24、ラクマ、ネットスーパー始めとするグループ全体での評価です。日用品を主力事業としており巣ごもり需要を経て高い成長率を維持しています。
出典:楽天グループ株式会社「財務・業績情報/流通総額(取扱高)、従業員数」
https://corp.rakuten.co.jp/investors/financial/indicators.html
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2022/0214_06.html
Amazonジャパン
出典: Amazon.co.jp 「Amazon」https://www.amazon.co.jp/
Amazonジャパンは世界規模で展開する大手ECAmazonの日本事業で、特徴は自社開発・仕入れ販売を主力事業としている点です。小売業者が商品ごと出品するマーケットプレイスと並行して展開しています。自社で巨大倉庫や物流システムを確保しており、輸送面でも強みを発揮。2021年の売上高は約2.5兆円です。
出典:日本ネット経済新聞「アマゾンジャパン、2021年売上が15.9%増 円換算で2.5兆円に」
https://netkeizai.com/articles/detail/5688
Yahoo!ショッピング
出典: ヤフー株式会社「Yahoo! JAPAN ショッピング」https://shopping.yahoo.co.jp/
Yahoo!ショッピングはヤフーの持ち株会社であるZホールディングスが提供するECモールです。eコマース革命を掲げ出店者の出店料やロイヤリティを無料化して人気を集めています。2021年4月~2022年3月までのeコマース取扱高は、3兆5788億。売上高は、8109億円となっています。決済サービス「PayPay」を活用した販売促進イベントは注目を集め、更なるユーザーの基盤拡大が期待されています。
出典:Zホールディングス株式会社 「2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」
https://www.z-holdings.co.jp/ja/ir/news/auto_20220426528565/pdfFile.pdf
ZOZOTOWN
出典: 株式会社ZOZO「ZOZOTOWN」https://zozo.jp/
ZOZOTOWNはアパレル専門のECサイトで、ファッション単独ながら大手ECサイトの一角を占めています。2021年(会計年度)の商品取扱高は、約5088億円、売上高は約1661億円となっており、国内では第4位にランクイン。Zホールディングス傘下になってからはPayPayモールにも出店しており、外部モール出店でも注目を集めています。
出典:株式会社ZOZO「IR /業績ハイライト」https://corp.zozo.com/ir-info/financial-highlights/
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自社型の人気の大手ECサイト5選
モール型の大手ECサイトを紹介しました。ここからは、自社型で人気の大手ECサイトを紹介します。こちらはランキング形式ではなく、モール型に負けず高い売上高を誇っているECサイトを中心にピックアップしました。
ヨドバシカメラ
出典: 株式会社ヨドバシカメラ「ヨドバシ・ドット・コム」https://www.yodobashi.com/
ヨドバシカメラはECサイト「ヨドバシ・ドット・コム」を運営しています。家電製品を中心に、日用品、書籍、ファッションまで幅広く扱っています。最大の特徴は高い還元率と日本全国全品送料無料でサービスを提供している点です。少額購入でも送料無料は魅力で、ユーザーから高い支持を獲得しています。
ビックカメラ
出典: 株式会社ビックカメラ「ビッグカメラ.com」https://www.biccamera.com/bc/main/
ビックカメラはECサイト「ビッグカメラ.com」を運営しています。デジタル家電を中心にゲーム・映画・音楽から日用品まで幅広く扱っています。特徴はメーカー保証に準じた修理をビッグカメラが期間中何度でも請け負う点です。アフターサービスで定評があり、家電量販店ECとして不動の地位を築いています。
ユニクロ
出典: 株式会社ユニクロ「ユニクロ公式オンラインストア」https://www.uniqlo.com/jp/ja/
ユニクロはアパレル国内トップの企業で「ユニクロ公式オンラインストア」を運営しています。シンプルなUIと分かりやすい導線で、アパレルECの中でもユーザビリティは高いです。実店舗とも連動しており、アプリで事前に注文すれば最短2時間で店舗にて商品が受け取れるなど、機会ロスを防ぐ工夫が随所に施されています。
デル
出典: デル・テクノロジーズ株式会社「Dell Technologies」https://www.dell.com/ja-jp
デルはPC・周辺機器専門のECサイトを運営しています。デスクトップPC、ノートPC、モニター、サーバー、周辺機器まで幅広く扱っており品揃えも豊富です。スピード納品と特別価格のキャンペーンでも注目を集めています。電量販店で扱っていないDellPCを購入するのに最適です。
オイシックス・ラ・大地
出典: オイシックス・ラ・大地株式会社「Oisix ra daichi 」https://www.oisixradaichi.co.jp/
オイシックス・ラ・大地は有機野菜など安全性に配慮した食品宅配のECサイトを運営しています。食品宅配専門スーパー「Oisix」の運営会社でもあり、自然派食品宅配業界の最大手として、ECでも高い業績を上げています。EC運営の他、コンサルティング事業も手掛けるなど、多角的な事業展開をしています。
ECサイトの作り方を解説
最後に、ECサイトの作り方について解説します。実際に制作する際は次のステップで進めてください。
自社ECサイト構築の場合
・コンセプトを決める
・システムの要件定義を決める
・構築方法を選ぶ(月商規模や将来的な目標を考慮した上で選定)
・制作会社に依頼するか内製化するか決定する
ECモールの場合
・出店するモールを選ぶ
・出店申し込みをする
・開店準備をする(配送方法の決定、デザイン構築など)
・開店する
以上、ECサイト構築について解説しましたが、初心者にはハードルの高い作業となります。効率よく成果を上げるにはプロに依頼するのが近道です。ECサイト構築に難しさを感じる場合は、内製化だけでなく外注も選択肢に入れることをおすすめします。
ホームページ制作の費用相場
つづいては、ホームページ制作にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下の通りです。
作成費用 | ホームページの特徴 | どんな企業向きか |
~30万円 | ・テンプレートを使用 ・WordPressなどのCMSで作成 ・画像やテキストは依頼者側で用意 ・簡易的なコーポレートサイト ・簡易的なオウンドメディア ・10ページ以内の作成 |
・費用を抑えたい ・短い納期で依頼したい |
30万~100万円 | ・オリジナル性の高いwebサイト ・発注者の要望に沿ったデザイン ・独自コンテンツの充実したwebサイト ・オリジナル性の高いwebサイト ・簡単な撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業 ・凝ったWebサイトを作りたい |
100万~200万円 | ・戦略的で効果の高いwebサイトの作成 ・トレンドのコンテンツやデザイン ・撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業~大企業 ・規模の大きいWebサイトを作りたい |
200万円~ | ・完全オリジナルデザインのWebサイト ・SNSとの連動が可能 ・多機能なWebサイト |
・大企業 ・複数のブランドサイトを制作したい方 ・SNSと連動したWebサイトを作りたい ・機能性の高いWebサイトを作りたい |
ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】ECサイト制作会社選びに迷ったらアイミツへ
大手ECサイトに関する特集は以上です。大手ECサイトは高い集客力が魅力で、特に楽天やAmazonなど大手のモール型は出店ハードルも低く初心者にはおすすめです。しかし、近年は競合も増えECサイトで成果を上げるには、様々な工夫が必要です。ECサイト構築で何かお困りのことがあればアイミツまでお問い合わせください。ご要望をお伺いした上で最適のご提案をさせて頂きます。
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【費用感を知りたいという方はこちら】
ECサイト制作の平均費用と料金相場
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