売れるECサイトのデザインとは?おしゃれな参考例やポイントを解説【2024年最新版】
ECサイトのファーストビューデザインは、離脱率に大きな影響を与えます。しかし、おしゃれなデザインを採用するだけでは、売れるECサイトを構築できません。
この記事では、Web制作などのさまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、売れるECサイトのデザイン事例やファーストビューの重要性を解説していきます。
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売れるECサイトのデザインのポイント
売れるECサイトを構築するには、ユーザーの目を引くデザインを採用することが大切です。とはいえ、見た目だけを重視したかっこいい・おしゃれなサイトが、売れるECサイトになるわけではありません。売れるECサイトを構築するには、ユーザーの利便性に配慮したデザインを採用する必要があります。ここでは、売れるECサイトのデザインのポイントについてご紹介しましょう。
情報が整理されている
ECサイトでは、ターゲットが知りたい情報をすぐに見つけられるように、内容をわかりやすく整理しておくことが重要です。商品をカテゴリ分けしてまとめるなど、ユーザーの利便性を向上させるのがポイント。
また、商品ページのレイアウトがバラバラだとユーザーが混乱する原因になるため、商品ページのレイアウトは統一しましょう。情報を整理しておくと、ユーザーの回遊率の向上にも期待できます。ECサイトの構築では、無駄な情報は省きましょう。
購入までの導線が意識されている
売れるECサイトを構築するには、購入までの導線を意識してサイトをデザインする必要があります。ユーザーの購入率を高めるには、離脱を防ぐことが重要です。一般的にECサイトのユーザーは、以下のような流れで商品を購入します。
1.トップページ
2.商品ページ
3.カート
4.決済ページ
購入率を高めるには、ユーザーがスムーズに購入手続きに進めるように、ボタンの位置やレイアウトを意識してECサイトを構築する必要があります。カートや購入者情報の入力フォームなどには、ユーザーが操作で迷わないよう、シンプルなデザインを採用しましょう。
ファーストビューに力を入れる
ファーストビューとは、Webサイトにアクセスした際に、最初に表示される部分です。ユーザーはファーストビューを見て、ECサイトに留まるかどうかを判断しています。そのため、ターゲットユーザーの興味を引くファーストビューを用意することで、離脱率を抑えられるでしょう。
ECサイトではセール情報やユーザーの目を引く商品画像、ショップのキャッチコピーなどを表示するケースが多いです。また、リピーターが飽きないように、ファーストビューの定期的な更新も重要だと言えます。
購入・CVボタンを工夫する
購入・CVボタンのデザインも購入率に大きな影響を与えます。まず、購入ボタンはユーザーの目につく位置に配置しなければなりません。サイズを検討する際には、スマホでの操作性も考慮しましょう。
また、ボタンの色は目立たせつつ、違和感のない色を選択する必要があります。購入ボタンの周りに表示するテキストには、ユーザーの行動を後押しする効果も。「送料無料」や「9/30まで半額!」など、ユーザーに購入するメリットが伝わるテキストを表示しましょう。
直感的に操作できるデザインになっている
売れるECサイトを構築するには、直観的に操作できるデザインを採用することも重要です。商品を購入するまでに、余計な手間をかけることを嫌うユーザーも少なくありません。商品の検索から購入手続きまで、ユーザーがスムーズに進めるように、ページ内でのユーザーの目線の動きを意識したレイアウトを検討しましょう。
商品情報や購入ボタンなどを、自然とユーザーの目につく位置に配置することで、直観的に操作できるECサイトを構築できます。
売れるECサイトのトレンドはスマホを意識したデザイン
近年、スマホでECサイトにアクセスするユーザーが増加しています。売れるECサイトを構築する上では、スマホを意識したデザインがトレンドになりつつあるのも事実。そのため、スマホでの使い勝手や見た目を優先したECサイトも増えてきました。
たとえば、アウトドア用品メーカーのTHE NORTH FACEでは、スマホを重視したデザインをECサイトに採用しています。PC版のファーストビューでは横長の画像を採用しているのに対し、スマホ版では画面いっぱいに表示されるよう縦長の画像を使用。タップしやすいように横長のボタンを採用するなど、スマホ操作を重視したECサイトを運営しています。
※出典:株式会社ゴールドウイン THE NORTH FACE - ザ・ノース・フェイスブランドサイト https://www.goldwin.co.jp/tnf/
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ECサイトデザインの参考例:食品
食品業界のEC化率は、ほかの業界と比較すると高くないと言われています。しかし、近くの店舗では購入できない商品を、ECサイトでお取り寄せするユーザーも少なくありません。売れる食品のECサイトを構築するには、独自性のある商品のラインナップと購入率を高めるデザインが不可欠です。ここでは、食品業界で参考になるECサイトをご紹介します。
オイシックス・ラ・大地
出典: オイシックス・ラ・大地株式会社 https://www.oisixradaichi.co.jp/
食品の定期宅配サービスを提供するオイシックス・ラ・大地では、ネット上でサービスを展開しています。有機野菜などを取り扱う公式サイトでは、ファーストビューに新鮮な野菜のイメージや実績を表示。スマホでの表示を意識して、ボタンや画像は大きめのものを採用しています。
また、「Oisix」のページには、さまざまな調理例や野菜を豊富に使用していることなどを簡潔にまとめて、メリットをしっかりと訴求しています。
BAKE
出典: 株式会社BAKE ベイク チーズタルト | BAKE CHEESE TART https://cheesetart.com/
お菓子の製造・販売を手がけるBAKEでは、ECサイト「BAKE the ONLINE」を運営しています。ファーストビューには、Web限定のお菓子セットや主力商品であるチーズタルトのトライアルセットなど、お得な情報を掲載。
ファーストビューの下には、季節に合わせたギフト商品などを紹介しています。お菓子に合わせた美しい画像を使用し、商品の魅力やブランドイメージを視覚的に訴求。また、カーソルに合わせて画像に動きをつけることで、ユーザーの目を引くよう工夫されています。
AURORA COFFEE
出典: オンラインショップ|オーロラコーヒー|自家焙煎コーヒー豆|山形市青田 https://www.auroracoffee.jp/shop/
世界各国のコーヒー豆を取り扱うAURORA COFFEEでは、実店舗・ECサイトの両方を運営しています。ファーストビューには、実店舗の雰囲気を感じられるコーヒー豆を持つスタッフの画像を掲載。販売しているコーヒー豆の産地が一目でわかるように、産地を記載した世界地図も掲載しています。
シンプルなデザインながらも、手書き風のイラストやフォントを使用して、ブランドの持つおしゃれな雰囲気を演出しているのがポイントです。
シャトレーゼ
出典: 株式会社シャトレーゼ シャトレーゼ公式通販 | シャトレーゼ通販 https://www.chateraise.co.jp/onlineshop/online/itemcatelist
お菓子の製造・販売事業を全国で展開するシャトレーゼでは、EC構築システムのEC-CUBEを使用したECサイトを運営しています。ファーストビューには、季節限定商品やネット限定商品を掲載。その下にアイス特集や糖質カットスイーツ、人気商品など、需要の高い商品を掲載することで、ユーザーがすぐに商品を見つけられるよう配慮しています。サイト上部に検索ボタンも設置されているため、商品数が多くても目的のものにすぐにたどり着けるでしょう。
回進堂
出典: 株式会社回進堂 https://www.kaishindo.jp/
岩手県で伝統的な和菓子を販売している回進堂では、和の雰囲気を感じられるECサイトを運営しています。ページ上部のナビゲーションには、「定番の逸品」「岩谷堂羊羹」など、人気商品ページへのリンクを設置。ユーザーが迷うことなく商品を購入できるように、シンプルなデザインを採用しています。
トップページ下部では羊羹づくりの様子を動画で紹介。職人の経験と技術に支えられている伝統和菓子のブランドイメージをアピールしています。
ECサイトデザインの参考例:アパレル・ファッション
アパレル・ファッション業界は、ここ数年で急速にEC化が進んでいる分野です。従来のECサイトでは商品を試着できませんでしたが、最近ではオンライン試着サービスを提供する企業も増加。ECと実店舗サービスの連携にスマホアプリを活用するケースも増えています。アパレル・ファッション業界の参考になるECサイトをご紹介しましょう。
ユニクロ
出典: 株式会社ユニクロ ユニクロ公式オンラインストア(ファッション通販サイト) | ユニクロ https://www.uniqlo.com/jp/ja/
アパレル大手のユニクロは、ECと実店舗を組み合わせた利便性の高いサービスを提供していることで知られています。ECサイトのトップページは、ほぼ画像だけで構成。動画も掲載することで視覚的な訴求力が高いECサイトを構築しています。
ファーストビューは縦・横にスクロールでき、スマホユーザーを強く意識したデザインを採用。トップページの下部ではアプリのインストールを促すため、アプリと連携したサービスの利便性を紹介しています。
ナイキ
出典: 株式会社ナイキジャパン Nike. Just Do It. Nike.com (JP). Nike 日本 https://www.nike.com/jp/
スポーツ用品メーカーのナイキでは、PC版・スマホ版デザインの両方で大きな画像を使用したECサイトを運営しています。トップページでは画面全体に画像が表示され、インパクトのあるデザインに。
「MEN」「WOMEN」などの大カテゴリから「シューズ」などの中カテゴリ、「サンダル」「ランニング」などの小カテゴリまで、細かく商品を分けています。数クリックで目的の商品ページにたどり着けるよう配慮されているのがポイントです。
Goldwin
出典: 株式会社ゴールドウイン Goldwin - ゴールドウインブランドサイト https://www.goldwin.co.jp/goldwin/
スポーツアパレルメーカーのGoldwinでは、シンプルなデザインのECサイトを運営しています。商品のカテゴリ分けはもちろん、色や価格帯を指定して商品を絞り込める機能を採用。商品を複数の方法で絞り込めるようになっていますが、デザインがシンプルなため、ユーザーは迷うことなく操作できます。
また、購入ボタンの配色に黒を採用していますが、サイトのメインカラーが白と黒であるため、ほかの要素に埋もれずシンプルでわかりやすいのもポイントでしょう。
NAOT
出典: 株式会社 loop&loop NAOT ナオトジャパンオフィシャルサイト https://naot.jp/
シューズブランドのNAOTでは、ECサイトとブランドサイトが一体になったサイトを運営。商品の絞り込み機能が上部にまとめられており、数クリックで目的の商品ページにたどり着けるよう配慮されています。
また、商品ページでは、画像を豊富に掲載しているほか、実際に商品を試着した動画も掲載。実物の商品を手にとることができないECサイトでも、商品の詳細を目で確認できるよう配慮されています。
gelato pique(ジェラート ピケ)
出典: 株式会社マッシュスタイルラボ 【公式】gelato pique(ジェラートピケ)|オフィシャル通販サイト -パジャマ・ルームウェア- https://gelatopique.com/
ルームウェアブランドのgelato piqueでは、ターゲットを意識したデザインのECサイトを構築しています。ブランドのメインターゲットは女性であるため、女性らしさを感じさせるかわいらしいデザインを採用。
商品ページではモデルに商品を着用させた画像やコーディネート画像を掲載し、ユーザーが商品を着た状態をイメージできるよう配慮されています。コーディネート画像の下には、おすすめのほかの商品を掲載することで回遊率の向上を図っています。
ECサイトデザインの参考例:美容・コスメ
美容・コスメ業界のECサイトでは、実店舗のようにサンプルを利用できないため、口コミがユーザーの購入率に大きな影響を与えます。また、最近では定期購入サービスを提供する企業も増加しており、ECサイト上で定期購入の申し込みができるケースも多いです。以下では、美容・コスメ業界の有名なECサイトをご紹介していきます。
資生堂ワタシプラス
出典: 資生堂ジャパン株式会社 資生堂公式オンラインショップ | 化粧品・コスメの通販 | ワタシプラス/資生堂 https://www.shiseido.co.jp/sw/onlineshop/
大手化粧品メーカーの資生堂では、オウンドメディアとECサイトを一体化させたサイト「資生堂ワタシプラス」を運営しています。通常のECサイトとしての機能だけではなく、肌のケアやメイクなどのユーザーに役立つ情報も発信。商品ページでは組み合わせて使用すると効果的な商品も紹介しています。
単におすすめ商品を掲載するのではなく、すべての商品画像の下に購入ボタンを設置。客単価の向上を図っています。
LUSH
出典: ラッシュジャパン合同会社 LUSH 公式|ラッシュ フレッシュハンドメイドコスメ | LUSH https://www.lush.com/jp/ja
自然素材を使用した化粧品を製造・販売するLUSHでは、ECサイトにカラフルなデザインを採用。ブランドの持つ楽しげなイメージをアピールしています。
ECサイトの商品一覧ページでは、サムネイルに商品のパッケージ画像を使用するのが一般的ですが、LUSHではパッケージ画像はほとんど使用されていません。代わりに商品そのものの中身画像を絵の具のように配置。ブランディング効果があるだけでなく、ユーザーがパッケージの中身を確認できるように工夫されています。
AGILE COSMETICS PROJECT(アジャイルコスメティクスプロジェクト)
出典: laboratory株式会社 アジャイル コスメティクス プロジェクト https://a-c-p.tokyo/
効果を重視した化粧品ブランドのAGILE COSMETICS PROJECTでは、ECサイトに商品のイメージに合わせたデザインを採用しています。薬品のようなシンプルなデザインの商品パッケージに合わせて、ECサイトも白を基調とするシンプルなデザインで構築。
購入ボタンなどの重要なパーツにだけ赤を使用することで、ユーザーの目を引くデザインに。シンプルながらもメリハリの効いたデザインで、売れるサイトを構築しています。
ファンケル
出典: 株式会社ファンケル 無添加化粧品、健康食品・サプリメントの通販│ファンケルオンライン https://www.fancl.co.jp/index.html
化粧品や健康食品の製造・販売を手がけるファンケルでは、化粧品だけではなく、健康食品や青汁、雑貨などを販売するECサイトを運営。ファーストビューでは、セール情報や限定商品を掲載することで、お得な情報を紹介しています。
商品ページでは上部にユーザーの評価と口コミへのリンクを設置し、商品説明よりも先に購入者の意見をチェックできるレイアウトを採用。口コミをチェックしてから商品を購入するユーザーも多いため、購入率の向上に期待できます。
タカミ
出典: 日本ロレアル株式会社 TAKAMI タカミ公式サイト(化粧品) https://www.takami-labo.com/
スキンケア用品を取り扱うタミカでは、EC事業や商品の定期購入サービスを運営しています。ECサイトには、ブランドのイメージカラーである青を使用したデザインを採用。受賞歴などを掲載して実績をアピールしています。
商品の使用方法はイラストつきで詳細に解説。使い方が一目で分かるよう配慮されています。商品によっては購入ボタンの下に定期購入ボタンも設置することで、客単価の向上を図っています。
売れるECサイトデザインの参考になるギャラリー・まとめサイト
ECサイトのデザインを検討する前に、他社のサイトをできるだけ多くチェックしておくと、イメージを膨らませやすいです。Webサイトのデザインを探す際は、ギャラリーサイトを活用すると効率的にデザインをチェックできます。
MUUUUU.ORG
MUUUUU.ORGは、スマホ向けのサイトを集めたギャラリーサイトです。日本だけでなく、海外のサイトも掲載されています。
業種やテイスト、Webサイトの種類などを選択して表示するサイトを絞り込むことも可能。クオリティの高いサイトが集められているため、スマホを意識したデザインでECサイトを構築したい方は、参考にするとよいでしょう。
※出典:縦長のwebデザインギャラリー・サイトリンク集|MUUUUU.ORG https://muuuuu.org/
SANKOU!
SANKOU!は、国内の約3,000サイトを掲載しているギャラリーサイトです。サイトの種類や業種はもちろん、カラム数やグリッドレイアウトなど、レイアウト別にWebサイトを絞り込むこともできます。
また、動きやアニメーション、エフェクトによる絞り込みも可能です。お気に入りのサイトを登録できる機能も備わっています。
※出典:SANKOU! | Webデザインギャラリー・参考サイト集 https://sankoudesign.com/
ECサイト制作の費用相場
ECサイト制作費の相場は、サイトの作成方法によって異なります。モール型ECサイトやオープンソースのシステムを利用してサイトを構築する場合は、10万円前後で作成できます。
ShopifyなどのASPサービスを利用する場合の費用は、10〜100万円ほどです。パッケージソフトを利用して大規模なECサイトを構築する場合には500万円ほどかかります。
フルスクラッチで一からECサイトを構築するのであれば、500万円以上の予算が必要です。
【まとめ】ECサイトの構築にお悩みの方はアイミツへ
売れるECサイトのデザインや参考例をご紹介しました。売れるECサイトを構築するには、情報を整理して導線を設計する必要があります。自社のターゲットに合わせたデザインを検討しましょう。
自社にノウハウがなくとも、ECサイトを得意とする制作会社であれば、安心して依頼できるでしょう。アイミツではご要望を伺った上で、条件に合うホームページ制作会社などを無料で複数社ご紹介可能です。ECサイトの構築でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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