ECサイトとは|種類やメリット・デメリットをご紹介!【2024年最新版】
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの人気からも分かる通り、今やインターネットにおけるショッピングは一般的なものとなりました。そこで「自社もECサイトを立ち上げるかどうか悩んでいる」という会社も多いのではないでしょうか。今回は、ECサイトについて概要を説明するとともに、ECサイトの種類や運営するメリット・デメリット、ECサイトを始める方法について紹介していきます。
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ECサイトとは
ECサイトの「EC」とは、Eコマース(E-Commerce)のこと。Eコマースとは、インターネット上でモノやサービスが売買されることの総称です。つまりECサイトとは、インターネット上でモノやサービスを販売しているWebサイトのことを指しています。
経済産業省が行っている調査によると、ECサイト市場は年々右肩上がり。Amazonや楽天市場などを通したオンラインショッピングが当たり前になったことから、これまでにEC市場に馴染みのなかった業界であっても次々と参入する時代となりました。今もなお急拡大を見せている市場なので、モノやサービスを販売している企業・事業者としてはECサイトに挑戦しない手はありません。
ECサイトとネットショップの違い
「ECサイトとネットショップでは何が違うの?」と疑問に思う方も少なくないでしょう。先に答えから述べてしまえば、ECサイトもネットショップも内容としては変わりません。どちらもインターネットを通じてモノやサービスを販売しているWebサイトを指しています。しかし、強いて言えばそれぞれの言葉を使用する立場が異なると言えるでしょう。
例えば、ECサイト制作・構築などを行っている開発者側の呼び方では、ネットショップとはあまり呼びません。インターネットを通じた売買サイトについては、「ECサイト」と呼ぶのが一般的です。一方で、ECサイトを利用する側のユーザーは、ネットショップ、あるいはオンラインショップなどと呼ぶことが多いでしょう。
ECサイトの目的
ECサイトを開設・運営していく目的は、それぞれの企業や事業者によって異なりますが、一般的な目的としては以下があげられるでしょう。
・すでに実店舗があるものの、インターネットを通じてさらに販路を拡大させていきたい
・実店舗を持っていないが、売りたいモノ・サービスがあるため販売手段を探している
・すでにコーポレートサイトやサービスサイトは持っているものの、別途ECサイトも立ち上げたい
つまり、共通事項としてあげられるのが、インターネットを通じて売上を立てていきたいということ。新たな販路を確立させる手段の1つとして、ECサイトが選ばれています。
しかし、「新たな販路を確立させたい」という思いばかりが先立ってしまうと、結果的にユーザーにとってはあまり魅力的でないECサイトに仕上がってしまうリスクも上がるため、あくまでもユーザー目線でサイトを構築していくことが重要です。ECサイトを構築する目的だけでなく、ユーザーにとってどのようなECサイトでありたいかも考慮するべきでしょう。
ECサイトの種類
ECサイト市場は年々拡大していますが、ECサイトと一口に言っても種類は1つだけではありません。ECサイトを立ち上げるにあたっては、ECサイトの種類についてきちんと把握し、自社が作るべきECサイトはどのパターンなのかを整理しておくことが重要です。
ECサイトの種類にはASP型やパッケージタイプなどさまざまなパターンがあげられますが、ここではモール型ECサイトとオリジナルの自社ECサイトについて確認していきましょう。
モール型ECサイト
モール型ECサイトとは、一言で言えばインターネット上に存在するショッピングモールのようなものです。数多くの店舗が出店するECプラットフォームに出店し、モノやサービスを販売することができます。今では多くのユーザーが使用しているAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどが例としてあげられるでしょう。
すでにショッピングモール自体がECサービスとして人気を確立しているためユーザーを獲得しやすく、はじめてECサイトを運営するという場合でも参入しやすいのがうれしいポイント。しかし、テナント料金・売上に応じたロイヤリティなどを支払う必要が多いため注意が必要です。また、自社ECサイトを通じてブランディングを行いたいという場合にもあまり向いていません。
オリジナルの自社ECサイト
オリジナルの自社ECサイトは、自社ECサイトの独自ドメインを獲得し、一から立ち上げられたECサイトです。Webサイトの設計や決済サービスの導入、顧客管理システムの構築などを一から行うフルスクラッチタイプのECサイトであれば、完全にオリジナルのECサイトを手に入れることができるため、ブランディングにも長けているでしょう。
しかし、フルスクラッチで構築するとなると高額の構築費用がかかってしまうため、ECサイトの機能が1つに纏まっているパッケージを買い切って利用する、あるいはオープンソースのソフトウェアを用いてECサイトを構築するなどと言った方法もおすすめです。
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ECサイトに求められる機能
ECサイトを開設する際に必要となる基本的な機能を確認しておきましょう。
・在庫管理機能
ECサイト内で取り扱っている商品の在庫を管理する機能。商品情報の登録や編集などを行うことができます。もしも商品の購入があった場合には連携して数量が減るなど、正しい在庫数を把握するための機能です。
・顧客管理機能
ECサイトで商品を購入している顧客のデータをまとめて管理する機能です。名前や住所、電話番号などといった個人情報なので、厳重なセキュリティで管理する必要があります。
・カート機能/決済機能
ECサイト内でユーザーが支払い・決済を行うための機能です。より多くのユーザーに購入してもらうために、できれば豊富な決済方法に対応しておきましょう。
・問い合わせフォーム
ECサイトへの問い合わせを送りたい場合にユーザーが使用するフォームです。商品の購入について、注文した商品の配送についてなどさまざまな問い合わせが届く可能性があるため、必ず設置しましょう。
・メール配信機能
ECサイトに新しい商品が入荷した際のお知らせや、バーゲンセールのお知らせなどを伝えるメールマガジンを配信する機能です。休眠顧客へ繰り返し訴求できるので、売上アップにもつながるでしょう。
ECサイトを運営するメリット
ここからは、ECサイトを運営するメリットについて紹介していきます。ECサイトはすでに多くの企業・事業者が参入していることから、今更挑戦するのも......となかなか踏み切れないパターンも少なくありません。しかし、ECサイトを開設・運営することにはさまざまなメリットがあるため、ECサイトの開設を検討しているが悩んでいるという場合には、メリットと自社のニーズを照らし合わせながら考えてみることをおすすめします。
以下では、
・場所に縛られずにビジネスできる
・運営に人数を必要としない
・24時間体制で営業できる
・会員制にすれば顧客データを蓄積できる
この4つのポイントに絞って紹介していくので、ぜひ参考になさってください。
場所に縛られずにビジネスできる
ECサイトを運営するメリットとしてはじめにあげられるのが、場所に縛られることなくビジネスを展開できるというポイントです。モノやサービスを販売する際、これまでは実店舗を持つことが一般的でしたが、ECサイトの登場によって実店舗を持つことなく店舗を経営できるようになりました。場所に縛られることなくビジネスを展開できるということは、わざわざ店舗物件を借りるコストや手間なども抑えられるということなので、「なるべく費用を抑えながら商品を販売したい」とお悩みの方にとってはうってつけでしょう。
また、ユーザーにとってもECサイトであればいつでもどこでもアクセスできるため、場合によっては実店舗よりも便利に感じられるはずです。
運営に人数を必要としない
ECサイトを運営するメリットとして2つ目にあげられるのが、運営に人数を必要としないというポイントです。もしも実店舗でモノやサービスを販売する際には、店舗を借りる必要があるだけでなく、店の従業員を揃えなければなりません。商品の陳列や在庫管理を行うスタッフ、会計を行うレジスタッフなど、仮に小規模の店舗であっても複数人の人件費がかかります。
しかしECサイトであれば、商品の陳列や会計を行うスタッフを雇う必要がありません。在庫管理に関してもECサイト内のシステムで行えるため非常にスムーズです。「店舗を経営したいものの、スタッフを採用するのが難しい」という場合には、まずはECサイト運営から初めてみるのも1つの手段でしょう。
24時間体制で営業できる
ECサイトを運営するメリットとして3つ目にあげられるのが、24時間体制で営業できるというポイントです。実店舗を運営するとなると、24時間体制で営業するのはほぼ不可能と言っても過言ではありません。そのため、商品を販売できる時間はどうしても限られてしまいます。しかし、ECサイトであればインターネット上でモノ・サービスの販売が行えるため、時間の限りがありません。そのため、自ずと販売機会は増えることとなります。
ユーザーとしても、電車での移動中のような隙間時間、夜眠る前など、思い立った時にWebサイトをすぐに開いてショッピングができるため、非常に便利です。
会員制にすれば顧客データを蓄積できる
ECサイトを運営するメリットとして4つ目にあげられるのが、会員制にすれば顧客データの蓄積も可能となるというポイントです。実店舗の場合、ポイントカードなどを作成して会員向けサービスを展開する場合もありますが、どうしても収集できるデータには限りがあります。しかしECサイトであれば、会員登録制にすることによって1人ひとりの個人情報を購入者データとして蓄積させていくことが可能です。
例えば、住んでいるエリアや性別、年齢、職業などのデータを収集できることによって、ECサイト以外のビジネスを展開する際にも役立てることができます。また、ECサイトのプロモーションとしてWeb広告を配信する際にも役立つでしょう。
ECサイトを運営するデメリット
ここまでECサイトを開設・運営するメリットについて紹介してきましたが、ECサイトの運営はメリットばかりではありません。ECサイト運営ならではのデメリットや課題はいくつか存在するため、ECサイトを立ち上げようと検討している場合には、メリットだけでなくデメリットもふまえた上で検討するべきです。
ECサイトを運営する際には、
・広告やコンテンツ制作にコストがかかる
・競合が多くてオリジナリティを出しにくい
・顧客ロイヤリティを得にくい
・顧客の手に渡せるまでに時間がかかる
といったデメリットや課題が残されているため、1つずつ内容を確認していきましょう。
広告やコンテンツ制作にコストがかかる
ECサイトを運営していくデメリットとしてはじめにあげられるのが、広告やコンテンツを制作するのにコストがかかるというポイントです。ECサイトは、立ち上げればすぐにユーザーが増えて売上が立つというわけではもちろんありません。まずはECサイトの存在を知ってもらうためにリスティング広告やSNS広告などのWeb広告を配信する必要があるだけでなく、サイト内に掲載する写真や動画、テキストなどのコンテンツ制作も行う必要があります。
これらをすべて自社でカバーするのは難しい場合もあるため、もしもリソースが足りないという場合には、ECサイト制作や運用に強い会社に外注するのがおすすめでしょう。
競合が多くてオリジナリティを出しにくい
ECサイトを運営するデメリットとして2つ目にあげられるのが、競合サイトが非常に多いことから、オリジナリティを出すことがなかなか難しくなっているというポイントです。先にも述べている通り、今ではこれまでECサイトに参入してこなかった業界も続々とEC市場に参入し、ファッションや美容、日用品、雑貨、グルメ、書籍、音楽などさまざまなジャンルのECサイトが存在しています。どの業界もECサイトの数が増えたことから、競合他社のECサイトとの差をつけることが難しくなっており、販売する商品・サービスはもちろんのことサポート面などをどれほど充実させていくのかが重要となるでしょう。
顧客ロイヤリティを得にくい
ECサイトを運営するデメリットとして3つ目にあげられるのが、実店舗に比べて顧客ロイヤリティを高めにくいというポイントです。実店舗の場合は、実際に店舗内の空間を知ることができるだけでなく、スタッフに実際に接客してもらうこともでき、お店によっては「素敵なお店だったからまた来ようかな」と思ってもらえるかもしれません。また、「家から近いから足繁く通うことになった」というような物理的距離の近さにも関わってくるでしょう。しかしECサイトでは、すべてオンライン上でのやり取りとなってしまい、「またこのお店を利用しよう」と思いづらいのも事実のようです。
ECサイトユーザーのロイヤリティを高めたいのであれば、会員制にして購入するごとにポイントが貯まるように設計することが非常に重要と言えます。
顧客の手に渡せるまでに時間がかかる
ECサイトを開設・運営するデメリットとして4つ目にあげられるのが、顧客の手に渡すことができるまで時間がかかってしまうということです。実店舗であれば、その場に在庫があるためそのまま商品を受け渡すことができますが、ECサイトの場合はそうはいきません。配送手続きを済ませる必要があるため、実際にユーザーの手元に届くのは2〜4日ほどとなってしまうことが多いでしょう。ECサイトによっては、1週間以上かかることもあるかもしれません。
一方でAmazonやZOZOTOWNなどのように即日配送を行っているECサイトもあり、ユーザーはECサイトであってもスピーディに商品を手に入れられる環境を手に入れつつあります。あまりにも商品の到着に時間がかかってしまうと、クレームにもつながってしまうため注意しましょう。
ECサイトを始める方法
ここからは、ECサイトを始める方法について紹介していきます。ECサイトを始める方法はさまざまで、基本的には以下の方法から選択することになるでしょう。
・無料のASP
・有料のASP
・パッケージシステム
・クラウドシステム
・オープンソース
・フルスクラッチ
この中でもっともコストが必要となるのがECサイトを1から構築するフルスクラッチで、もっとも気軽にはじめられるのが無料のASPです。また、ASPは有料の場合であっても月々数千円から始められることもあり、ECサイトを初めて立ち上げる場合にうってつけと言えるでしょう。そこで最後に、無料ASP・有料ASPそれぞれのECサイト制作方法を簡単に解説していきます。
無料ASP
無料ASPは、「BASE」や「STORES」などに代表される無料から始めることが可能なサービスです。まずはASPに登録し、ECサイトのテンプレートデザインなどを選んだのち、商品の登録やテスト注文などを終えたらすぐにECサイトを始めることができます。「自分で作っているアクセサリーを販売してみたい」などとお考えの個人でECサイトを始めたい方にうってつけの方法と言えるでしょう。また、まずはコストを抑えながらECサイトの運営を始めてみたいという方にもおすすめの方法です。
有料ASP
有料ASPは、無料ASPよりも法人利用におすすめなサービスです。具体的な例としては、「futureshop」や「MakeShop」、「Shopify」、「カラーミーショップ」などがあげられるでしょう。無料で始められるASPと同様に簡単にECサイトを構築することができますが、HTMLやCSSを編集することによってよりオリジナリティのあるECサイトを制作することも可能です。
これまでにECサイトやWebサイトを運営したことがなくてもスムーズに集客できるようSEO機能がついているものや、実店舗連携機能がついているものなど、より本格的な機能が搭載されているサービスが多いでしょう。
【まとめ】ECサイト制作はホームページ制作会社に相談
今回は、ECサイトの概要をはじめ必要となる機能や運営するメリット・デメリットなどを解説してきました。無料ASPなどを利用すれば気軽にECサイトを始めることができますが、より本格的に売上をあげていきたい場合や、実店舗との連携なども考えている場合には、有料ASPのカスタマイズやオープンソース、パッケージシステムなども活用してみるといいでしょう。また、独自のECサイトにしたい場合はフルスクラッチも検討してみるべきです。もしもECサイト制作を依頼できるホームページ制作会社をお探しなら、ぜひPRONIアイミツにお問い合わせください。
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