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CMSとは?種類・メリットデメリット|最適なCMSを選んで理想のコンテンツを作り上げる【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

CMSとは、Webサイトに必要なテキストや画像などのデータを保存・管理し、コンテンツとして公開できるシステムです。使いこなすためには、目的に適した機能や特徴のCMSを選ぶ必要があります。この記事では、CMSの種類やメリット・デメリット、選び方について、ホームページ制作会社など複数の発注先を比較検討できる「アイミツ」が詳しく解説します。

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CMSとは

CMSとは、コンテンツマネジメントシステムの略称で、サイトに文章や写真などをコンテンツとして公開・管理するためのシステムです。WebサイトにCMSを導入すると、データベース上のテキストや画像データなどを必要に応じて取り出して、Webページを自動で生成できます。一方で、CMSを導入しない場合、ページごとにHTMLやCSSといったマークアップ言語や、JavaScript、PHPなどのプログラミング言語を用いて1ページずつ完成させて、保存・管理しなければなりません。CMSを導入すると、専門的なプログラミングの知識がなくともWebサイトを制作できます。

CMSの種類

CMSは種類によって特徴が大きく異なります。世の中に多数存在するCMSは、「オープンソース型」「パッケージ型」「クラウド型」の3種類に分類できます。オープンソース型とは、ソースコードが無償で公開されているタイプのCMSで、誰でも利用でき、自由に改変できるのが大きな特徴です。パッケージ型とは、製造元の会社が独自に開発したCMSのことで、無償で公開されているCMSから機能を追加しているケースもあります。クラウド型のCMSは、インターネット環境さえあれば利用できるタイプです。サービスを提供する会社がすべて管理するため、サーバの契約が不要などCMSの導入ハードルが低いという特徴があります。

オープンソース型

オープンソース型のCMSについて詳しく解説します。オープンソース型は、ソースコードが無償で公開されているタイプのCMSを指します。だれでも利用や編集ができ、もちろんライセンス料も必要がありません。テンプレートや無料テーマ、有料テーマが数多く配布されているため、好きなようにカスタマイズできます。カスタマイズ性が高く費用も抑えられるため、個人から企業まで最も利用されているタイプのCMSです。オープンソース型のなかでとくに有名な「WordPress」は世界で最も多くの人に利用されています。利用人口が多いオープンソース型は、インターネット上での情報が豊富なためトラブルが起きても情報を調べやすいことが強みです。

オープンソース型のメリット

続いて、オープンソース型のメリットを紹介します。まず、オープンソース型は無料で利用でき、ライセンス料も不要なためコストが抑えられます。またプラグインやテーマが豊富でカスタマイズしやすいこともメリットです。さらにオープンソース型は特定の企業に運営を任せるわけではないため、サービス終了やサポートがなくなるリスクを避けられます。

オープンソース型のデメリット

次にオープンソース型のデメリットも解説します。メリットでも解説したように、ベンダーに運用を任せるわけではないため、自社で運用をしなければならない点がデメリットです。またソースコードが公開されているため、セキュリティの脆弱性が明らかになる恐れがあります。CMSによっては日本語のドキュメントが少ない点も留意しておきましょう。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数あるホームページ制作会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

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パッケージ型

続いて、パッケージ型のCMSについて解説します。パッケージ型はシステムベンダーが独自に開発しているCMSのことです。オープンソース型のCMSを利用して、独自に機能拡張させた製品も見られます。ベンダーとは製造元や販売元を意味しており、システムベンダーはCMSのメーカーや販売会社のことです。オープンソース型と異なり、導入にシステムベンダーに対しての初期費用やライセンス料を必要とします。その代わり、システムベンダーがCMSの管理を行ってくれるため、自社のメディア運営に集中することが可能です。そのためWebサイトを安心して運用したい企業や、万全のサポートが欲しい場合におすすめできます。

パッケージ型のメリット

続いて、パッケージ型のメリットを紹介します。パッケージ型のCMSを導入すると、システムベンダーによる手厚いサポートを受けられるのが一番のメリットです。導入に対するサポートや、業務担当者に対しての運用のレクチャーを行ってくれます。またシステムの不具合や、アップデートに対してもシステムベンダーが対応してくれます。

パッケージ型のデメリット

パッケージ型のデメリットは、導入にコストがかかることです。システムベンダーに対してライセンス料というシステム利用料を支払う必要あります。また通常、従量課金があることも理解しておきましょう。サイトのページ数やユーザー数に応じて課金されるため、サイトの規模が大きいほどコストがかかります。

クラウド型

クラウド型はインターネット経由でサービスを利用するCMSのことです。CMSの管理はサービスを提供する会社がすべて行い、ユーザーはインターネット環境さえあればCMS利用できます。そのため、導入しやすいのが特徴で、素早くスピーディーにCMSの利用を始めたい場合や手間とコストの両方を抑えつつCMSの利用を始めたい場合に向いています。専門知識はないが、コストをかけずにCMSの利用を始めたい場合などにも向いているタイプのCMSでしょう。また、セキュリティアップデートなどの管理はすべてサービスを提供する会社が行うため、担当者はWeb施策のみに集中できます

クラウド型のメリット

ではクラウド型CMSのメリットを紹介します。まずコストが安い点がメリットです。サーバの契約やシステム構築などが不要で利用した分だけ費用が掛かるケースが多いため、初期費用を抑えられます。またシステムのメンテナンスやアップデートは常に最新の状態を保ってくれるためセキュリティ面でも安心です。

クラウド型のデメリット

ではクラウド型のデメリットも紹介します。クラウド型では、自分好みにカスタマイズしにくい点がデメリットです。あらかじめ用意されたパッケージを契約するため、パッケージにある範囲内でしかカスタマイズはできません。そのため細かい変更に対応できない場合があり、理想のWebサイトのデザインにするのは難しいといえます。

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CMSの機能一覧

ここではCMSの主な機能を紹介します。

・コンテンツの作成・管理
テキストや画像、動画などWebページに載せたいファイルを管理し、コンテンツを作成します。

・ページ複製機能
同じレイアウトのWebページを作りたい場合に使用します。

・サイトマップ
サイトの全体構造をまとめる機能です。自動作成機能ではページ追加や削除を行うたびに修正する手間を省けます。

・SEO対策
titleやh1などSEO対策に必要な情報を、編集画面上で簡単に設定できる機能です。

・マルチデバイス対応
自動的にスマートフォン向けの表示画面に最適化してくれる機能です。

・多言語対応
外国語対応のページを作成できる機能です。レイアウトが崩れないように最適化してくれます。

・ワークフロー設定
ページ公開前の承認をしやすくする機能です。責任者に連絡が届き、承認されると公開が可能となります。

・セキュリティ対応
暗号化の機能やIPアドレスによるアクセス制限機能によって、セキュリティ対策を施す機能です。

・アクセス解析
Google Analyticsなどとの連携によって、アクセス数や流入経路などを解析する機能です。

・SNS連携
SNSへの投稿ボタンやアイコンの作成、自動的にSNS投稿される機能です。

CMS選定時のポイント

それでは、数多くあるCMSを選ぶ際のポイントについて解説します。特に確認したいポイントは以下の4つです。

目的や規模に合わせたCMSを選定

CMSを選ぶ1つ目のポイントは、Webサイトを作る目的や自社が求める規模に合うものを選ぶことです。自社の企業ホームページを作りたいのか、ECサイトを作りたいのかという目的によって、適したCMSは異なります。ブログやコラム記事を日々更新するのに特化したCMSもあるほか、企業サイトや行政のサイトのようなポータルサイトに向いたもの、ショッピングなどのECサイトに特化したCMS、SNSや会員制などコミュニティ形成に向いたCMSもあります。また企業の事業内容が多様で、Webサイトのページが膨大になる場合、規模が大きなWebサイトでも安定して利用できるCMSを選択するようにしましょう。

デザインや運用のしやすさで判断

デザイン性や運用がしやすいかどうかもCMSを選ぶ際の重要なポイントです。サイトのデザインにこだわりたい場合、テンプレートが豊富なCMSを利用するようにしましょう。オープンソース型のCMSでは、テンプレートが豊富で比較的自由にカスタマイズ可能です。またサーバ管理やセキュリティ対策など運用の手間をかけるかどうかでもCMSの選択は変わります。クラウド型のCMSであれば、サーバ管理やセキュリティ対策はサービス利用料に含まれるため任せることが可能です。オープンソース型のCMSを導入する場合は、自社で行う必要があります。カスタマイズ性を優先させるか、手間を省くことを重要視させるかを検討して自社に合うCMSを導入するようにしましょう。

既存の課題を解決できるか否か

すでに自社のWebサイトを運用していて新たなCMSを選ぶ際には、既存のWebサイト運営の課題を解決できるか否かも重要なポイントです。たとえば自社サイトのデザイン性に課題がある場合には、カスタマイズしやすいCMSやデザイン性の高いCMSを選ぶとよいでしょう。検索からのアクセスをさらに強化するためにCMSの変更を検討している場合には、SEO対策機能が充実しているかどうかをチェックします。よりSEO施策をしやすいCMSを選ぶようにしましょう。また、サイト更新の手間を減らして、リソースをコンテンツの作成に注力したいときには、クラウド型など管理を任せることのできるサービスを検討するのをおすすめします。

セキュリティ面が充実しているか

CMSはWebサイトのコンテンツ制作や管理が簡単になる反面、セキュリティ面での注意が必要です。そのため、セキュリティ面が充実しているかどうかもCMSを選ぶ際にチェックしましょう。CMSにおいてのセキュリティ対策の基本は、システムのバージョンを常に最新のものにアップデートすることです。セキュリティホールや脆弱性への対応が欠かせません。オープンソース型とパッケージ型のCMSでは自社での更新対応が必要です。ただ、パッケージ型ではシステムベンダーのサポートを受けられます。またクラウド型のCMSでは、管理会社にシステムのアップデートを一任できるため、自社でのセキュリティ対策が難しい場合や、不安がある場合はクラウド型のCMSが向いているといえます。

おすすめのCMS5選

それでは、CMS選定時のポイントで紹介した内容を踏まえて、おすすめのCMSを紹介します。紹介するCMSは、「WordPress」「Movable Type」「はてなブログMedia」「ferret One」「Kuroco」の5つです。CMSとして最も利用者数の多いWordPressだけでなく、ほかの4つについてもセキュリティ面が充実しており、企業が導入するのにはどれも高機能なCMSだといえます。特徴がそれぞれ異なり、作りたいWebサイトの目的や自社の課題に合わせて適したものを見つけるとよいでしょう。

WordPress


出典: WordPress.com https://wordpress.com/ja/

WordPressはオープンソース型を代表するCMSです。世界で最も多く使用されているCMSで、約43%ものWebサイトで使用されています。日本語にも対応しており、日本国内においても圧倒的なシェア率を誇ります。人気の理由は、豊富なプラグインやテンプレートによって自分好みにカスタマイズしやすいことです。シンプルな使い勝手で、コードを必要とせず直感的にWebサイトを作成できます。写真や地図なども簡単に追加できるためデザイン性の高いサイトも作りやすいです。ブログ型のWebサイトが作成しやすく、ブログやコラム記事を中心とした小規模なサイトにも向いています。

Movable Type


出典: シックス・アパート株式会社 Movable Type https://www.sixapart.jp/movabletype/

Movable Typeはシックス・アパートが運営する、日本を代表するパッケージ型のCMSです。商用CMSとしては、東証一部上場企業の35%もの企業がMovable Typeを導入しています(2020年5月時点)。日本の企業が運営しているため日本語でのサポートを受けられるため安心できるほか、公式サイトでのサポート情報も充実しています。困った際には公式サイトを確認することで対応できます。管理画面の使いやすさも人気の理由の一つで、スマートフォンからの管理画面へのアクセスや更新がしやすいです。またクラウド型のサービスも提供されており、常に最新版を利用でき高いセキュリティ対策が施されています。

はてなブログMedia


出典: 株式会社はてな はてなブログMedia https://www.hatena.ne.jp/contentmarketing/hatena-blogmedia

はてなブログMediaは、はてなが運営するクラウド型のCMSです。オウンドメディアに特化しており、「はてなブログ」や「はてなブックマーク」で培ったオウンドメディアの知見を反映して開発されました。自社のオウンドメディアを立ち上げたい企業が、すぐに運営を始められる機能やサービスを充実させています。はてなのサービスを支える強固なインフラで、はてなブログMediaのコンテンツを管理しているため、安心のセキュリティ対策が強みです。SEO対策も常に最新の状況を確認してアップデートしており、トレンドに合わせた対策を都度実施しています。ほかのCMSからの移行もしやすく、新規メディアの立ち上げに限らずWordPressなどから変更したい場合にもおすすめです。

ferret One 


出典: 株式会社ベーシック ferret One https://ferret-one.com/

ferret Oneは、ベーシックが提供するクラウド型のCMSです。直感的な管理画面「みたまま編集」が使いやすいと定評があります。HTMLやCSSのコーディングが不要で、だれでもすぐにWebページの更新や公開が可能です。テンプレートやプラグインも充実しており、デザイン性の高いWebサイトを実現できます。またマーケティング機能が充実しており、メールマーケティング、ホワイトペーパーの作成などもferret Oneで可能です。見込み客とコミュニケーションを行う機能やリードの獲得や育成に効果を発揮する機能などもあり、Webサイトを通しての集客に力をいれたい企業におすすめできます。

Kuroco


出典: 株式会社ディ バータ Kuroco https://kuroco.app/ja/

Kurocoは、ディバータが提供するヘッドレスCMSです。ヘッドレスCMSとは、従来のCMSとは異なり、バックエンド機能だけを持ち、見た目を決める機能をもちません。CMSによってデザインやレイアウトを固定されることがないため、フロントエンドの自由度が格段に上がります。またAPI経由でデータを出力や受け取りを行うため、マルチデバイスでの対応を前提としており、また外部のシステムとの連携が行いやすいです。既存のWebサイトからの段階的な導入にも適しています。デザイナーやライター、エンジニアにそれぞれの業務に集中して作業してほしい場合や、エンタープライズ対応のCMSを検討している企業、UX/UIをこだわりたい場合におすすめします。

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CMS利用事例

ここまでに紹介したCMSの利用事例を2社紹介します。

企業A
資料制作を手がける企業Aでは自社のコーポレートサイトを新規で立ち上げるにあたり「Movable Type」をCMSとして採用。商品やサービスの営業や集客のツールとしてWebサイトを活用するにあたり、操作のしやすさや更新のしやすさから導入を決めました。担当者によってはコードの記述に慣れていませんが、スムーズな更新ができています。

企業B
住宅系メディアを新規で立ち上げることにした企業Bでは、オウンドメディアに強みを持つ「はてなブログMedia」をCMSに採用。セキュリティ対策は「はてな」に任せて、コンテンツ制作に注力できる点に魅力を感じています。

【まとめ】ホームページ制作会社選びで迷ったらアイミツへ

ここまでCMSの概要や機能と、オープンソース型、パッケージ型、クラウド型それぞれの特徴やメリット・デメリット、選び方について、具体例を交えて解説してきました。新たにCMSを導入する際はぜひ参考にしてください。またCMSの導入をプロに相談したい場合や、自社にあったホームページ制作会社を探しているのであれば、複数の会社から見積もりを取るのがおすすめです。「アイミツ」では要望をうかがった上で条件に合う複数のホームページ制作会社を無料で紹介します。お困りの方は、お気軽にご相談ください。

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