jimdoの使い方｜ホームページの作成方法やメリット・デメリットをご紹介【2024年最新版】

Webマーケティングを実践する上で、自社のホームページを持つことは不可欠な取り組みです。質の高いホームページを用意しておくことで、インターネット上でのブランド認知を高めたり、Web集客を有利に進めたりできます。そんな、ホームページ制作を支援するサービスが多々ある中で、多くのユーザーを獲得しているのがJimdoです。ドイツ生まれのJimdoはそのデザイン性もさることながら、実に簡単にホームページを立ち上げられることから、日本でも大きなシェアを獲得しています。今回はJimdoを使ってホームページを立ち上げたい人に向けて、Jimdoの機能やメリット、作成方法について、ご紹介します。

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Jindo（ジンドゥー）は、2007年にドイツで誕生したホームページ作成ソフトで、2009年よりKDDIコミュニケーションズの下で日本でのサービス提供が始まりました。ホームページ作成をゼロから始める場合、相応の作成ノウハウが必要になるところを、Jindoはわずかな作業ですぐにホームページを開設できる点が高く評価され、広く日本にも浸透していきました。個人用、あるいは中小企業のシンプルなコーポレートサイトづくりに特化しているサービスであるため、大規模なECサイト構築やサービスサイトには不向きではあるものの、初めてのWeb参入には最適なプラットフォームであることは間違い無いでしょう。

Jimdoが特徴としている機能については、主に以下の点が挙げられます。

・スキル不要なシンプル機能
・豊富なテンプレート
・ネットショップも開設可能
・SEO対策の機能も豊富

Jimdoは誰でもホームページを作成できるシンプルな機能性もさることながら、ヨーロッパ発祥ということもあり、デザイン性にも優れている点が特徴です。豊富なテンプレートを自社の雰囲気に合わせて活用できるので、イメージに適したホームページ作りを支援します。また、近年は多くの事業者が参入しているネットショップも開設ができるだけでなく、SEO対策も行えます。Web集客全般を一つのプラットフォームで実現できるのは、非常に便利なところです。

1つ目の特徴は、スキル不要で使えるホームページ作成機能です。通常、ホームページの作成にはHTMLやCSS、Javascriptといったプログラミング言語のスキルが不可欠であるため、専門のデザイナーやプログラマーに依頼することが求められます。しかしJimdoではそんなプログラミングのスキルは必要なく、作成手順をガイダンス通りに進めていくだけで、簡単にホームページが用意できます。時間もスキルもないが、とにかくホームページがすぐに必要、という場合には積極的に活用したいサービスです。また、Jimdoが独自に採用している「AIビルダー」機能を使えば、簡単な質問に答えるだけでデザインも好みのサイトに仕上げられるため、カスタマイズの負担はさらに小さくなります。

2つ目の特徴は、豊富なテンプレートが標準で備わっている点です。たとえホームページを開設したとしても、人の目を惹くことができるデザインのWebサイトに仕上げるためには、相応のデザイン力が求められます。実際、ホームページの開設そのものは誰でもできるものですが、好みのデザインにホームページを仕上げるのは時間をかけて培ったスキルや経験が求められるので、通常は外部への発注が必要です。Jimdoではこういったニーズにも対応するべく、標準で豊富なプリセットを備えています。ホームページ開設後はこれらのプリセットのテンプレートから好きなデザインのものを選んで後悔できるため、カスタマイズの負担も最小限ですみます。

3つ目の特徴は、ネットショップを開設できる点です。インターネット利用者が増えたことで、オンラインでショッピングを楽しむ人もここ数年で急激に増加しています。ネットショップはこういった背景から需要が高まっていますが、開設においてポイントとなるのが、決済システムの導入です。通常のホームページとは違い、ネットショップには決済ができる仕組みを導入しなければならず、多くのブログ作成サービスはこの機能に対応していません。ただ、Jimdoについては決済システムに対応しているだけでなく、クーポンの発行やネットショップ作成サービスの埋め込みにも対応し、ECの活性化に貢献します。

4つ目の特徴は、SEO対策に優れた機能が搭載されている点です。SEO対策は、今やWeb集客を実践するのであれば不可欠な施策の一つとなっており、多くの企業がSEOによる確かなWeb集客に繋げています。SEO対策にもさまざまなアプローチがありますが、Jimdoでは画像の代替テキストの設定や、メタディスクリプションの記載など、基本的なSEO対策は無料で実施することができます。Jimdoはモバイルフレンドリーなホームページ制作が可能で、レスポンシブデザインによるPCデザイン、スマホデザインによる切り替えが自動で行えるよう設定できます。スマホ向けのデザインの用意もSEO対策の一環として重視されているため、ありがたい機能です。また、有料プランに加入するとさらに高度なSEO対策も可能になるなど、豊富な機能性をフル活用できます。

Jimdoは手動でホームページ作成をしっかり作りたい人と、手早く開設したい人の両方のニーズに応えるべく、2種類のホームページ作成方法が用意されています。こだわった作成をしたい向けには「クリエイタープラン」、人工知能の質問に答えることで素早く構築ができる「AIビルダープラン」が最適です。
「クリエイタープラン」と「AIビルダープラン」には、それぞれに無料プランと有料プランが用意されています。個人での利用やブログ感覚でのホームページ開設には無料プランで十分ですが、本格的なサービスサイトとしての運用を検討している場合には、有料プランへの加入もおすすめです。有料プランの場合、用途や予算に応じて好きなプランを選ぶことができます。無料プランには制限されている機能も少なくないため、無料では心もとない、物足りなくなってきた際に、有料プランへの切り替えを選ぶと良いでしょう。すでにホームページを運営していて、新しくサイトを移転したい際などにはいきなり有料プランでも問題ないはずです。

無料プランは、Jimdoの最もスタンダードな利用方法です。AIビルダーの場合は「PLAY」、クリエイターには「FREE」が用意されています。無料とはいえ、Jimdo独自の豊富なホームページ作成機能を利用し、オリジナルのWebサイトを用意することが可能です。テンプレートデザインの選定やネットショップ機能の利用、フォントの変更など、物足りなさに不満を覚えることはありません。一方で、長期的な運用やSEO対策の面では不満が残る部分もあり、たとえばドメインを独自のものに設定することがでいないことなどが挙げられます。また、サーバーの容量上限は500MBまでと限定されているため、コンテンツを更新していると、そのうち容量制限に達してしまうこととなります。

Jimdoの有料プランは、AIビルダーの場合、「START」と「GROW」があり、「START」は月額換算990円、「GROW」は月額換算1,590円で利用ができます。一方、クリエイターには、「PRO」「BUSINESS」「SEO PLUS」「PLATINUM」の4種類が存在します。「PRO」は月額換算965円で利用ができるプランで、サーバー容量は5GBまで増加します。また、扱えるフォント数は15にまで増え、独自ドメインの設定もできるようになります。無料プランとは異なり、完全オリジナルサイトとして機能させられるようになるので、本格的なWebサイト運営を考えている場合には最低限必要なプランと言えます。一番人気の「BUSINESS」の場合、料金は月額換算で2,460円となり、サーバー容量無制限、ネットショップも完全版の機能が利用できます。

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Jimdoは、料金プランでも解説した通り、「クリエイタープラン」と「AIビルダープラン」の２つのプランに分けて提供されています。前者の機能を利用する場合、他のホームページ作成サービス同様、手動でさまざまな設定を独自に行うことで、自分好みのサイトをディテールまでこだわりながら作成することができます。後者の場合、AIがユーザーの回答に合わせて自動的にホームページを生成してくれるため、ほとんど時間を必要とすることなくサイトを仕上げられるのが強みです。目的に合わせた方法で各機能を利用しましょう。
ここからは、更に詳しく2つのプランについて見ていきます。

クリエイタープランは、一般的なホームページ作成ソフトと同じような感覚でホームページを作ることのできます。テンプレート選びから始まり、日常使いのブログはもちろんのこと、商品やイベントの紹介に活用でき、ネットショップの開設も進められるので、カスタマイズ性に優れます。また、手動でのホームページ作成とはいえ、Jimdoはドラッグ&ドロップによるパズル感覚でのホームページカスタマイズができるので、専門的な技能は求められません。特別な技術を持っているわけではないが、満足のいくホームページに仕上げたいという場合には、積極的に活用することをおすすめします。

一方のAIビルダーですが、こちらは完全自動でホームページを立ち上げることのできます。独自に開発されたAIからユーザーにホームページの目的や個人的な好みについての質問が送られるので、それに回答するだけで好みに合ったホームページを用意してくれます。Facebookページなど、SNSアカウントとJimdoを連携させることで、SNS情報や画像をホームページに取り込み、反映することもできるのが強みです。また、自動でホームページを作成してくれるということもあり、作成プロセスそのものはスマホからでも進め、後でPCから細かな編集を加えるといった使い方ができます。手間をかけずにホームページを用意したい人にとっては嬉しい選択肢です。

ここから、Jimdoを使ってホームページを作る場合の具体的な手順についてご紹介します。コンテンツの編集移行の手続きについては、ホームページ作成よりも、ホームページ運営のプロセスとなるため、継続的に取り組みながら、改善施策を実行することが大切です。ホームページ作成に合わせて、運営に向けた体制構築も並行して行いましょう。それぞれの工程を詳しく解説していきます。

1つ目のステップは、アカウント開設です。Jimdoを使ったホームページ作成は、Jimdoアカウントを作成しなければ進めることはできません。アカウント作成の段階では料金は発生しないため、ガイダンスに則って作成手続きを進めましょう。Jimdoアカウントの作成にはメールアドレスが必要ですが、他にもGoogleアカウントやFacebookアカウント、Apple IDといったアカウントを使って作成を簡略化することができます。すでにGoogleアカウントなどを使ってWeb施策を実行している場合、アカウントをまとめて一本化することで、管理負担を軽減することができるので、既存のアカウントも有効活用しましょう。

2つ目のステップは、ジンドゥークリエイターとAIビルダーのどちらでホームページ作成を進めていくのかを選びます。Jimdoを使ったホームページ作成は、基本的にクリエイター機能を使って進めていくこととなります。ホームページデザインからネットショップ機能まで、ビジネス目的でサイトを運用する場合にはある程度細かな要件定義が求められるので、クリエイターを選択して次に進みます。まずはお試しでブログサイトを開設したいという場合は、AIビルダーを選択し、簡単な質問に答えるだけで、すぐにホームページを開設できます。AIビルダーを選んだ場合、以下の工程を参考にする必要はないため、手っ取り早い開設を求める場合はこちらを選びましょう。

3つ目のステップは、テンプレートの選択です。数あるJimdoのデザインテンプレートの中から、自身のホームページに最適なものを選び、導入しましょう。テンプレートを選ぶ前にはホームページの目的などが質問されますが、これに合わせたテンプレートが優先的に表示されるので、参考にするのがおすすめです。初めてのホームページ作成で、どのデザインが自社のサイトに合っているのかわからないという場合には、こういったレコメンド機能を積極的に活用しましょう。もちろん、デザインテンプレートは最初に選んだものをずっと使わないといけないというわけではなく、後からいくらでも変更することができます。会社のブランディングに変更があった、なんとなくデザインが合わない気がするので変更したいといった事情にも、柔軟に対応可能です。

4つ目のステップは、料金プランの選択です。Jimdoでは無料プランと、2つの有料プランから最適なプランを選ぶことができるので、必要に応じてプランの契約をすると良いでしょう。初めてのホームページ開設の場合おすすめは無料プランです。無料プランは基本機能を課金なしで利用することができるので、余計なコストの心配をする必要はありません。ホームページ運用が軌道に乗ってきたところで有料プランに変えることで、ドメインをオリジナルのものに変更できたり、コンテンツ容量に悩まずに済んだり、広告表示がされなくなったりします。プラン変更はいつでも行えるため、好きなタイミングで更新すると良いでしょう。

5つ目のステップは、ドメインの設定です。ドメインはWebサイトにおける住所のような存在で、ドメインがオリジナルのものかどうか、どれくらいの運用歴や影響力があるのかでSEOの順位も変わるなど、重要な役割を果たします。無料プランの場合、サブドメインしか選ぶことができず、url内に「jimdo」と入ります。有料プランに切り替えると、独自ドメインを設定・移管できるので、サイトに権威性を持たせたい場合には有料プランへの切り替えが必要です。また、有料プランへ移行することで、ドメインを無料で登録できます

6つ目のステップは、コンテンツ編集です。用意されたWebデザインを編集して、画像の変更やテキストの追加、配置の変更などを行います。ゼロからホームページを立ち上げる場合、このような編集作業は直接プログラミングによって実行しなければなりませんが、Jimdoの場合は編集したい場所をクリックして、テキストを入力したり、画像をアップロードしたりするだけで編集が行えるので、専門的な技術はやはり必要ありません。ホームページの顔でもあるヘッダー、サイト内の案内及びリンクを提供するナビゲーションメニュー、ユーザーに情報を届けるメインコンテンツ、そして最下層のフッターの4要素を編集し、最適なサイトへ仕上げましょう。

7つ目のステップは、Webページの追加です。ホームページはトップページの一枚だけでも成立させることはできますが、さまざまな情報や機能を付与する場合、機能ごとにページを分けるのが一般的です。問い合わせ用のフォームが掲載されたページや、会社概要が書かれたページ、商品紹介をするページなど、多くのコーポレートサイトは複数のページからサイトを構築しているため、必要なページを検討の上、追加しましょう。Jimdoのテンプレートには元々複数のページが付与されていますが、必要に応じてページの追加は可能です。特にブログ記事を更新するなどの場合、別途ブログページを作成し、そこに新着記事を公開していくのが、ユーザビリティの面からもおすすめです。

8つ目のステップは、検索エンジンの最適化です。いわゆるSEO対策ですが、JimdoではさまざまなSEO対策機能が搭載されています。ページタイトルを設定して、検索結果上で表示が崩れないようにしたり、画像の代替テキストを挿入して、画像が表示されなくとも認識しやすいよう配慮したりと、さまざまな施策が可能です。ページのメタディスクリプションを設定すれば、検索結果に表示された際、どのようなページなのかを丁寧に説明することができます。SEO対策は面倒な手続きかもしれませんが、集客施策として有効なだけでなく、結果的にユーザビリティの向上につながるため、実施して損はありません。無料プランでも実施可能なだけでなく、有料プランであればさらに多くの設定が可能なので、物足りない場合はこちらも実践すると良いでしょう。

9つ目のステップは、公開です。Jimdoのアカウントを開設し、ホームページを設定した時点で、すでに自身のホームページはインターネット上に公開されているため、特に公開のために何かをしなければいけないことはありません。ただ、そのままページを公開しただけでは集客は期待できないため、積極的にブログなどを通じて発信することで、自身のページを見てもらえるよう積極的にアプローチしましょう。もし公開を一時的に停止したくなった場合は、設定画面から非公開にすることもできます。ホームページを改装する、コンテンツを整理するなどの際に覚えておくと良いでしょう。

ここまでご紹介してきた通り、Jimdoは非常に多くの機能を有していながら、無料で利用ができるサービスということで、多くのユーザーが好んで利用しています。そのため、Jimdoのメリットにどうしても注目が集まるところですが、一方で事前に注意しておかなければならないデメリットもあります。Jimdoは便利なプラットフォームではありますが、あくまでホームページ作成サービスであるため、Webサイトとしての運用に限界もあります。Jimdoでは物足りなさを覚えた場合、新たにホームページを独自に立ち上げるのも良いでしょう。まずはJimdoでホームページを開設し、それから新しくサイトを立ち上げるかどうかを検討してみるのがおすすめです。

Jimdoを利用するメリットとしては、以下の点が挙げられます。

・豊富なテンプレートが利用できる
・簡単な作成ツールを無料で利用できる
・スマホでの更新が可能
・セキュリティ対策に優れる

Webデザインに知見がなくともデザイン性のあるサイトをテンプレートを使って立ち上げられるので、集客効果が期待できます。また、テンプレートを使ったサイト制作は簡単なクリック操作だけで進められるだけでなく、無料で利用可能なため、専門の人材を確保する必要もなければ、時間もかかりません。スマホからサイトの更新作業もできるので、更新が億劫になることもないでしょう。また、JimdoはSSL証明書を自動で作成できるので、サイトの安全性についても万全の体制を施せます。

逆に注意しておくべきJimdoの注意点としては、以下の点が挙げられます。

・バックアップ機能がない
・電話によるサポートがない
・ページ数制限がある
・ネットショップは有料プランでないと使いづらい

バックアップ機能がないと、なんらかのトラブルでサイトがダウンしてしまった時、そのままサイトデータが消滅してしまう可能性もあるため、そのリスクは見逃せません。また、電話サポートがないため、リアルタイムでのトラブルシューティングに難がある点も注意が必要です。大量のWebページを必要としている場合、ページ数制限のあるJimdoでは不便が生じることもあります。ネットショップも実装は可能とはいえ、他のECサービスのような柔軟な使い方をするためには、有料プランへの加入が不可欠という点も覚えておきましょう。

Jimdoは海外発のホームページ作成サービスでありながら、日本向けのサービスが充実しているため、日本のユーザーにも広く受け入れられているサービスです。無料で利用できるのはもちろん、有料プランへの加入で、より利便性の高い機能を活用できます。とはいえ、正しくホームページを制作・運営するためにはノウハウも必要です。アイミツではホームページ開設を検討している方に向けて、最適なホームページ制作会社のご紹介をピックアップして行っています。お困りの際には、お気軽にアイミツまでご相談ください。

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