ポータルサイトを収益化するための3つのビジネスモデルを解説【2024年最新版】
さまざまなサービスやコンテンツを扱い、ユーザーのネットへの「入口」の役割も果たすポータルサイトのニーズは年々高まっており、あらゆるジャンルで欠かせない存在となってきています。
しかし、ポータルサイトはさまざまなサービスやコンテンツを扱うために、通常のwebサイト以上に、制作や運営のための手間がかかってしまい、コストも上昇してしまうものです。
ですから、長期にわたってサイトを運営していくためには、しっかりと収益化をして、安定的に利益を出していく仕組みが必要となってきます。
ポータルサイトで収益化させると言うと、何だか難しいように感じるかもしれませんが、じつは収益化させるためのビジネスモデルはいくつも存在しています。
この記事では、ポータルサイトの種類についてふれたあとに、収益化のためのビジネスモデルについて詳しく解説していきたいと思います。
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ポータルサイトの種類
一口にポータルサイトと言ってもさまざまな種類がありますが、収益という面に着目すると「営利型」と「非営利型」の2つに大きく分けられます。
この2つの違いは、主に運営主体の性格やサイトを立ち上げる目的などによります。
1-1 「営利型」のポータルサイト
基本的にメディアやインターネットサービス事業者を含む企業や個人が運営しているポータルサイトは「営利型」で、何かしらの方法で収益を上げる仕組みをとっています。
その“何かしら”となるのがビジネスモデルであり、主なビジネスモデルとしては「広告型」や「掲載課金型」「成功報酬型」があります。
この3つのビジネスモデルについては次の「2. ポータルサイトのビジネスモデル」で詳しく伝えていきます。
ただし、企業の場合には提供するサービスや商品関連分野でのプロモーション、さらには自社のECサイトへの流入などを目的にポータルサイトを運営していることがあります。
このケースも広い意味では「営利型」と言えますが、サイトからの直接的な収益は期待していないことがほとんどです。
1-2 「非営利型」のポータルサイト
財団法人や社団法人を含む公的機関やNPO法人などが運営するポータルサイトは「非営利型」になります。
収益を上げることを目的としていないため、ポータルサイトを運用していくにあたっては「営利型」とは違った方法をとっています。
以下では、「狭い意味」での営利型のビジネスモデルについて説明していきます。
ポータルサイトの収益化に欠かせない「ビジネスモデル」
2-1 なぜ「ビジネスモデル」が大事なのか?
ポータルサイトを長期にわたって運営していくために必要なこととはいったい何でしょうか?
もちろん、他のポータルサイトとの競合を勝ち抜くために、独自性を打ち出すことで差別化するなどして、良質なコンテンツを発信していくことは必須です。
しかし、どんなに時間やお金をかけて作ったすばらしいポータルサイトであっても、収益が伴わなければ長い年月にわたって維持していくことはできません。
つまり、「良質なサイト」という必要条件と「収益」という十分条件の両方を満たしてこそ、長期にわたってポータルサイトを維持できるのです。
では、どのように収益化(マネタイズ)を図っていけばよいのでしょうか?
そのためにポイントとなるのが、ポータルサイトの特徴や事業性に合わせたビジネスモデルです。
ビジネスモデルを作らずに、行き当たりばったりで売り上げを立てていたのでは安定した収益を見込むことはできません。
2-2 収益化するための「3つのビジネスモデル」
ここでは、ポータルサイトで収益化するための「3つのビジネスモデル」についてそれぞれの特徴や事例と合わせて解説していきます。
(1)「広告型」
「広告型」は、広告費から収益を上げるという仕組みで、ポータルサイトの典型的なビジネスモデルの1つと言えるでしょう。
じつは少し前までは、ポータルサイトの収益化のビジネスモデルは、ほとんどがこの「広告型」でした。
「広告型」で収益を上げるためのポイントとなるのが、ポータルサイトの認知度や人気を判断する指標となるアクセス数やPV数です。
これらの数字が一定の水準以上ないとバナー広告や動画広告などを設置しても、集客や流入の見込みがないサイトとみなされてしまい、営業をかけてもうまくいかないケースがほとんどでしょう。
したがって、広告型ビジネスモデルではいかにサイトのアクセス数やPV数を高めるかという対策や仕掛けが重要になってきます。
一方で、アクセス数やPV数が多いからといって野放図に広告を増やしていくと、ユーザーから敬遠されてしまう恐れもあります。
また、ポータルサイトで発信しているコンテンツや情報の内容と大きく異なるイメージの広告ばかりが並ぶと違和感を覚えたユーザーは、二度とサイトを訪れてくれなくなってしまうかもしれません。
「広告型」のビジネスモデルで収益を上げていくためには、ポータルサイトで発信している内容と相違がないかなどのバランスを意識しながら、単に広告本数を増やすのではなく、単価を引き上げられるように考えていくことが大切です。
(2)「掲載課金型」
「掲載課金型」とは、ポータルサイトでの情報掲載に対して店舗などから掲載費という形で収益を上げる仕組みです。
「掲載課金型」のビジネスモデルを採用しているのは、主に飲食店系や美容院系、不動産系、求人系などのポータルサイトです。
掲載する企業や店舗からシステム料金として「月額」や「年額」などの形で徴収するケースが多く、定期的な収益が見込めるようになります。
ただ、「広告型」と同じく、ポータルサイト自体のある程度のアクセス数やPV数、認知度がなければ、わざわざお金を払って掲載しようと思ってくれる企業や店舗はないでしょう。
また、飲食店や美容院、不動産、求人などを扱うポータルサイトは多く、競合サイトといかに差別化するかということも大きなポイントとなります。
基本的には、差別化を図ることで掲載数を増やしていくことが収益安定化の常道と言えます。
しかし、もし100件であったとしても、コアなファンに大人気のマニアックなお店などニッチなお店だけに戦略的に絞ったポータルサイトで、アクセス数やPV数が一定水準を超えて入れば、「ぜひ掲載してもらいたい!」という企業や店舗が出てくる可能性はあります。
どちらにしても、「掲載課金型」で求められるのは、アクセス数やPV数など数字としてもしっかり測定して公表することと、そして、企業や店舗に掲載したいと思ってもらえるような独特なメニューや特別プランなどがあるどうかということです。
(3)「成功報酬型」
「成功報酬型」とは、ポータルサイトに情報を掲載したことで企業や店舗のアクセス数や予約などが増え、成果として現れたときにはじめてフィー(手数料)が発生し、収益を上げる仕組みです。
最近では、「掲載課金型」が中心だった飲食店系や美容院系、不動産系、求人系のポータルサイトでもこの「成功報酬型」のビジネスモデルを取り入れはじめています。
例えば、飲食店や美容院であれば、お店ごとの予約専用のページや電話番号をポータルサイト内に設置して、その専用のページや電話から新規予約が入って成立した場合にフィーが発生するという形式です。
この方式の特徴は、具体的な成果が目に見えた段階でフィーが発生することで、企業や店舗側にとっては最も納得のいく形と言えるでしょう。
ポータルサイトによっては、(1)「広告型」や(2)「掲載課金型」にこの「成功報酬型」を組み合わせているものもあります。
また、登録料や掲載料などはすべて無料にして、報酬は予約が入った分だけとして、さらにほかに利用したいサービスがあった場合にのみ、その都度ごとにオプションという形で課金する方法をとっているポータルサイトもあります。
さらに求人系や不動産系のポータルサイトでは、ユーザーへの「キャッシュバック」という形を組み合わせて「成果報酬型」を取り入れているものが出てきています。
これは運営側では難しい「成果」の把握を、キャッシュバックを受けるユーザーからの連絡によって行おうというもので、新たなアプローチとして注目されています。
収益化のビジネスモデルについてご紹介しました。収益化にあたってサイトのデザイン・使いやすさといった要素も重要になってきます。
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【まとめ】注目すべきビジネスモデルは「成功報酬型」
この記事では、主に収益化のための3ビジネスモデルである「広告型」「掲載課金型」「成功報酬型」について特徴や今後の可能性も含めて解説をしました。
これまで中心だった「広告型」「掲載課金型」はある程度完成されたビジネスモデルと言えますが、基本的にはアクセス数やPV数に左右される部分が大きく、安定した収益を得られるようになるにはある程度の時間がかかります。これは情報を掲載する側の「効果」が測定しにくいため、どうしてもアクセス数やPV数を基準にサイトを評価することが多いからです。
一方で「成功報酬型」は掲載側の「効果」が明白なため、一定水準以上のアクセス数やPV数が必要とは言え、それが絶対的な基準になることはありません。
ターゲットに向けたコンテンツをしっかり用意して、予約や成約を増やせれば、運営側と掲載側でWin-Winの関係を築いていけるという意味では、「成功報酬型」の活用が、ポータルサイトのマネタイズを考える上で大きなポイントとなる可能性もあります。
いずれにしても、ポータルサイトは、目的や分野、タイプなどさまざまな要素が異なるため、どのような「マネタイズ」の方法、ビジネスモデルがベストであるかは一概に言えませんが、ポータルサイトを存続させていく意味でもぜひしっかりと考えておきたいところです。
なお、制作会社のなかには、マネタイズも含めたサイト運営に精通し、アドバイスをしてくれる良質な会社もあります。
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