アプリ開発の費用はいくら?実際の取引データを根拠とした料金相場を公開【2026年最新版】
本記事の結論
- Q.アプリ開発の費用相場は?
-
A. 相場は420万円前後、中央値は290万円です。(2019年1月〜2025年11月 PRONIアイミツの取引データによる)
- 価格帯は100万〜300万円が最多(全体の29%)で、このレンジを基準に検討すると現実的
- 業務アプリ(簡易)50万円以下から、EC・会員系500万円以上、医療・VRは1,000万円超まで幅が広い
- 開発費だけでなく、ストア登録・サーバー・SSLなど初期費用と、運用保守(年15%目安)も含めて予算化する
企業間受発注サービスを提供するPRONIアイミツが、過去の取引データをもとにアプリ開発の費用を分析。他社メディアでは500万円程度が相場ともいわれていますが、実際の開発料金とは少し異なることが判明しました。本記事ではより実態に即したアプリ開発の費用相場について詳しく解説します。
またアプリの種類別の費用相場や品質を落とさずに費用を抑える方法、気になる保守管理費についても触れていますので、まずアプリ開発全体の料金を把握したい方は必見です。
▼アプリ開発でおすすめの会社をお探しの方は以下の記事もご覧ください。
最近の更新内容
- 2026.06.16 更新
- アプリ開発の費用相場や料金の詳細などをすぐに知りたい方のために、内容をアップデートしました。 ・「当社見積事例で見るアプリ開発費用の内訳」の解説文を更新 ・補助金情報を2026年6月時点の最新情報に更新
- 2026.01.08 更新
- アプリ開発の費用相場や料金の詳細などをすぐに知りたい方のために、内容をアップデートしました。 ・冒頭のアプリ開発の費用相場の内容を更新 ・当社見積事例で見るアプリ開発費用の内訳を追加
アプリ開発の費用相場!自社取引から判明した料金の実態
PRONIアイミツの取引データ(2019年1月〜2025年11月)をもとに算出したところ、実際のアプリ開発費用は420万円前後が相場ということが判明し、中央値は290万円でした。
そして以下は価格帯の割合を示すグラフです。ご覧の通り100万~300万円で開発する企業が29%と最も多い結果となっています。

- 価格帯ごとの傾向
-
- シンプルな業務アプリ・・・50万円以下
- マッチングアプリ、簡易的なゲームアプリ・・・200万円以上
- EC系アプリ、会員アプリ・・・500万円以上
- VR機能搭載のアプリ、医療・ヘルスケアアプリ・・・1,000万円以上
アプリ開発の内容についても調査したところ、シンプルな業務アプリ開発(ex.ファイル転送、伝票内容のアプリ化、簡易計算アプリ)であれば50万以下と、比較的価格を抑えた開発事例もありました。
複数の機能が必須となるマッチングアプリや、簡易的なゲームアプリを200万円から開発できる会社も。
その他、個人情報を取り扱うECサイトや会員アプリなどは、500万円以上と比較的高額です。
さらに、類似アプリがなく独自の機能が必要となる業務効率化アプリや、VR機能を搭載したアプリ、医療やヘルスケアといった専門性の高いアプリだと、1,000万円近く費用が発生します。
また、大企業や上場企業では700~800万円程度が費用の平均となり、企業規模に応じて開発費用も増えることがわかりました。しかし一方で、多くの中小企業も平均300万円以上という決して安くはない費用をアプリ開発に費やしているのが特徴です。
※当社の提供する受発注マッチングサービス「PRONIアイミツ」を介したアプリ開発の取引データ(2019年1月〜2025年11月)
当社見積事例で見るアプリ開発費用の内訳
ここでは、2019年1月〜2025年11月に当社PRONIアイミツを通して発生した「SNSアプリ」、「ヘルスケアアプリ」「マッチングアプリ」の3つの取引事例をもとに見積書を再現しました。前述したとおりアプリの種類によっても費用が変わってくるので、ぜひ参考にしてください。
SNSアプリ
動画投稿SNSアプリの新規開発は、631万8,882円(税込)でした。
一般的なSNSアプリの新規開発としては適正価格帯からやや低価格寄りと評価できます。総額に対して要件定義・デザイン・アプリ開発・サーバサイド開発がバランスよく配分されており、SNSアプリに必須となるユーザー管理や投稿機能、データ保存基盤まで含めて構築する前提としては妥当な水準です。
特にアプリ開発費とサーバサイド・インフラ費が全体の約55%を占めており、SNSサービスの運用を見据えた構成といえます。

ヘルスケアアプリ
病状を記録するヘルスケアアプリの新規開発は、433万6,200円(税込)でした。
ヘルスケアアプリとしては比較的低価格から適正価格帯に位置する案件と考えられます。要件定義・設計・UX/UIデザインに加え、投稿、検索、タイムライン、共有、Push通知など主要機能を網羅している点が特徴です。一般的にヘルスケアアプリは個人の健康情報を扱うため、セキュリティ対策や外部システム連携が必要になるケースでは数百万円後半から1,000万円以上になることも珍しくありません。一方、本見積は病状記録を中心とした比較的シンプルな構成。機能単位ごとに費用を最適化しているため、必要な品質を確保しながら開発コストを抑えた現実的な価格設定といえるでしょう。

マッチングアプリ
イベント同行者のマッチングアプリ開発は、237万6,000円(税込)でした。
一般的なマッチングアプリとしては低価格帯に位置する案件で、要件定義・デザイン・開発・検証・リリースまで含まれている点を考えると、コストを抑えたスモールスタート向けの構成といえます。
一般的なマッチングアプリは、会員登録、プロフィール作成、検索、チャット、通知、決済などの機能を実装すると400万〜800万円以上になるケースが多く、本見積は機能を必要最低限に絞り込んでいることが特徴です。また、要件定義やデザイン工数を各0.3人月に抑え、開発工数に予算を集中させているため、MVP(実用最小限の製品)開発としては適正価格と評価できます。

これらの見積書からもわかる通り、PRONIアイミツのサービスを活用することで、低価格~適正価格でアプリ開発を発注できる会社に出会いやすくなります。膨大な数のシステム開発会社の中から貴社にピッタリな1社に出会えるよう、無料でサポートします。ぜひお気軽にご相談ください。
次項では、さまざまな種類のアプリについて詳しく費用相場について説明していきます。
マッチングアプリ開発の費用相場

マッチングアプリの開発費用は200万~800万円以上が相場です。ユーザー同士を特定の条件や目的(恋愛、仕事、趣味など)で結びつけるためのツールとして引き続き需要が高まっています。
ただ婚活・恋活に関しては上位5社のアプリが全体のシェアの75%を占めている※ので新規参入は厳しいのが現状。特定のニーズや趣味、ライフスタイルに合わせた特化型マッチングアプリを目指すのがおすすめです。
※参考:東京商工リサーチ

⇓マッチングアプリの費用相場についてもっと詳しく知りたいと思ったら、以下の記事もご覧ください。
ゲームアプリ開発の費用相場

ゲームアプリ開発の費用相場は500万~2,000万円以上が相場です。プロジェクトによってデザインやシナリオ、サウンドなどの制作費が別途必要になる場合もあるようです。
市場の傾向については、新型コロナウイルス流行時期の巣ごもり特需をきっかけにモバイルゲームアプリは過去最高水準に。そして現在も下落することなく収益を伸ばしているのが特徴です。※
広告収益、課金アイテム、サブスクリプションなど、複数の収益モデルを組み合わせることで、まだまだ安定した収益を狙えます。
※参考:PR TIMES

⇓ゲームアプリの費用相場についてもっと詳しく知りたいと思ったら、以下の記事もご覧ください。
カメラアプリ開発の費用相場

カメラアプリ開発費用は簡易的なカメラアプリが20万~150万円ほど、高機能カメラアプリが300万円以上になるので平均的な相場は250万円ほどになります。
特にビューティーカメラの市場は、SNSの普及やセルフィー文化と相まって今後も成長が期待されています。AI技術との相性も良いので、独自の編集機能やフィルターのアイデア次第で、若年層を中心に新たにシェアを獲得できる可能性は十分にあるでしょう。

SNS系アプリ開発の費用相場

SNS系アプリ開発の費用相場は100万~800万円以上です。代表的なものにはFacebookや、Instagram、X(旧Twitter)などがあります。
SNSアプリの市場規模は引き続き拡大傾向にありつつも、既存SNS間での競争は熾烈を極めています。新規参入でシェアを獲得するのは非常に難易度が高いですが、特定分野や業界に特化することで、ニッチな市場でのポジションを狙うことは可能です。

⇓SNSアプリの費用相場についてもっと詳しく知りたいと思ったら、以下の記事もご覧ください。
ヘルスケアアプリ開発の費用相場

ヘルスケアアプリ開発の費用相場は300万~数千万円以上です。ヘルスケアアプリとは、ユーザーの健康管理をサポートするアプリで、データトラッキングや健康アドバイス、リマインダー機能などを提供します。
慢性疾患の増加やスマートウォッチなどの身体に装着して使用する電子機器の普及により、今後もデジタルヘルスケアの市場は成長していくと予想されます。一方でヘルスケアアプリは個人の健康情報を扱うため、厳格なプライバシー保護とセキュリティ対策も不可欠。そのため開発費用については比較的高額になりがちです。

学習アプリ開発の費用相場

学習アプリ開発の費用相場は300万~800万円程度が相場です。学習アプリ開発の費用相場は、機能やデザイン、開発期間などによって大きく変わります。
また、学習アプリに関してもオンライン教育の需要増加が市場成長を後押ししています。なかでも、AIを用いて個々の学習者に最適化された学習体験を提供するアプリや、語学、プログラミング、資格試験対策など特定分野に特化したアプリなどは引き続き新規参入のチャンスが広がっているといえます。

ARアプリ開発の費用相場

ARアプリ開発の費用相場は数百万~数千万円以上です。ARアプリとは、拡張現実(Augmented Reality)技術を用いて、現実世界にデジタルな情報やオブジェクトを重ね合わせることができるアプリです。具体的な例としては、ポケモンGOやIKEA Placeなどが挙げられます。
ARアプリ市場はスマートフォンの性能向上・5Gの普及・ARグラスなどの新技術とともに拡大が期待される分野ですが、差別化を狙うには教育、医療、製造、小売など、特定の目的・シーンに特化した形で開発するのが得策でしょう。

ARアプリの費用相場についてもっと詳しく知りたいと思ったら、以下の記事もご覧ください。
EC系アプリ開発の費用相場

EC系アプリ開発の費用相場は300万~1,000万円以上です。電子商取引を行うためのモバイルアプリで、例えば「楽天市場」や「Amazon」などが有名でしょう。
EC系アプリ市場は引き続き拡大傾向にありますが、大手プラットフォームとの競争やユーザー体験の高度化など、乗り越えるべき課題も多く存在します。新規参入を検討する際は、メーカーが直接消費者に販売するD2Cモデルの活用、特定のジャンルでの圧倒的な品揃えなど、専門性に特化したECサイトを目指すのがおすすめです。

チャットボットアプリ開発の費用相場

チャットボットアプリ開発の費用相場は数十万~100万円以上です。チャットボットアプリは、LINEやFacebook Messengerなどのメッセージアプリ上でユーザーと自動的に会話を行うAI技術を用いたアプリケーションです。
昨今業務効率化のニーズの高まりを背景に、チャットボットアプリの市場は今後も成長するという見立てです。とりわけ、カスタマーサポートや社内業務の自動化、Eコマース、金融、医療などの分野と相性がよく、活用が期待されています。

金融アプリ開発の費用相場

金融アプリ開発の費用相場は1,000万円以上です。金融系アプリは主に、資産管理、送金、投資などの金融サービスを提供するアプリです。利便性やセキュリティが重視され、銀行、フィンテック企業に広く利用されています。
日本市場では、デジタルウォレットやP2P決済(金融機関を介さない個人間で直接決済)のアプリダウンロード数が減少していますが、銀行が提供するスマホ向け口座アプリの普及は進んでいる傾向にあります。※
そして新規参入の狙い目としては、高齢者向けの金融教育支援や、若年層向けの資産形成サポートなど、特定のユーザー層に焦点を当てたサービス展開が効果的といえるでしょう。
※参考:Sensor Tower

店舗系アプリ開発の費用相場

店舗系アプリ開発の費用相場は100万~600万円以上が相場です。店舗アプリは店舗やチェーン店が提供するアプリで、クーポンやポイントカード、予約機能などが含まれることが多いです。たとえば、スターバックスの公式アプリやマクドナルドのアプリがその例です。
昨今はキャッシュレス決済の普及や「ポイ活」文化の浸透もあって、生活に密着したアプリの利用が増加傾向にあります。店舗アプリで集客向上を目的とする場合は、スタンプカードの電子化やセグメント別のクーポン配信など、独自の機能や工夫を取り入れるのがおすすめです。

業務系アプリ開発の費用相場

業務系アプリ開発の費用相場は50万~800万円以上です。シンプルなデータ入力・管理機能のアプリケーションは、デザインが簡易的で開発期間も短いため費用が比較的安く抑えられます。一方で、高度な機能や膨大なデータ処理が必要なアプリケーションの場合は、多くの機能やユーザーを想定して開発されるため、開発期間や費用も最も高くなります。
また業務系アプリはさまざまなパッケージがあるので、パッケージ開発も選択肢に入れて進めると良いでしょう。

位置情報系アプリ開発の費用相場

位置情報系アプリの開発費用相場は500万~1,000万円程度が目安です。位置情報系アプリは、スマートフォンのGPS機能を活用し、地図上で現在地や周辺情報を提供するアプリケーションのことを指します。
今後、高齢化社会に対応した医療・介護業界での需要増加により成長が期待されます。そのほかにも、配送ルートの最適化や車両のリアルタイム追跡が行える物流業界とも相性が良いでしょう。このとおり位置情報系アプリの新規参入をご検討の方は、業務効率化、安全管理、DX推進を目的とするtoB向けサービスも視野に入れることをおすすめします。
アプリ開発の費用は「人件費」×「開発期間」で決まる

アプリ開発は、開発に携わる人の「人件費」に「開発期間」を掛け合わせることで大枠の費用が算出できます。以下で詳しく説明していきます。
人件費
アプリ開発は、主にプロジェクトマネージャー、デザイナー、エンジニア、プログラマー、テスターなど、複数の担当者がチームを組んで取り組みます。当然ながらチームの人数によって開発費用が変動してきます。
一例として、小さなプロジェクトの場合、エンジニアが1名もしくは2名で進めることも考えられます。
一方で、中規模から大規模なプロジェクトにおいては、複数のチームメンバー(5〜10名程度)が求められます。デザインやプログラミング、品質管理分野の専門家らがそれぞれの役割を担い、連携し合いながらアプリ開発を推進していきます。
また開発者の技術力によっても1ヵ月にかかる人件費は変動します。以下の表をご覧ください。

アプリ開発に携わる技術者はSE(システム・エンジニア)とPG(プログラマー)です。
SEはアプリ全体の設計・開発・運用を行うので、実質的には全工程に携わることになります。一方でPGが担当するのはプログラミング部分のみです。このように業務内容の違いが月額単価(人件費)に大きく反映されます。
SEの単価相場は初級が60万から100万円、中級が80万から120万円、上級にもなると100万から160万円程度となります。PGだとスキルによる違いはあまりなく、大手企業なら50万から100万円、下請企業や個人事業主の場合だと40万から60万円程度が相場です。
また、何のOSでアプリを開発したいかでもアサインするエンジニアの人数は変わってきます。
人件費を抑えたい場合は、まずiOS(iPhoneアプリ)だけで開発しアプリ事業が軌道に乗ってきたら後からAndroidで開発するというのも1つの方法です。

どちらのOSもトレンドとなる開発言語やライブラリなどの周辺環境が目まぐるしく移り変わるため、常に最新情報をキャッチアップし、対応できる会社を選びましょう。
⇓Android・iPhoneアプリ開発の環境構築方法・違いについて詳しく知りたい人は以下の記事もご覧ください。
開発期間
アプリの開発期間の目安は以下の通りです。平均としては4~6ヵ月ほどかかると考えておけばよいでしょう。
そしてアプリ開発にかかる期間を短くするためには、事前の計画や要件定義の精度を高めることが重要。また、開発チームとのコミュニケーションを大切にし、適切なフィードバックを行うことでスムーズな開発につながります。

上記で、フルスクラッチ開発という単語がでてきましたが、こちらはアプリにおける開発手法の1つを指します。
近年、アプリ開発にはさまざまな手法が登場しているため、開発にかかる費用もそれに伴い変動しています。ここでは、ノーコード開発、パッケージ(テンプレート)開発、フルスクラッチ開発の3つの手法について解説し、それぞれの費用の違いについて解説します。

| 開発手法 | 開発期間 | 特徴 |
|---|---|---|
| ノーコード開発 | 3万~10万円 |
・プログラム知識が不要で誰でも開発可能 ・予算の節約が期待できる ・開発スピードの速さ ・オリジナリティを追求しにくい ・セキュリティ面に不安 |
| パッケージ(テンプレート)開発 | 100万~数千万円 |
・ハイレベルなエンジニアへの依頼が不要 ・予算の節約が期待できる ・カスタマイズがしにくい |
| フルスクラッチ開発 | 500万~数億円 |
・完全オリジナルアプリが制作可能 ・高い機能性が追求できる ・アプリの改良や改善がしやすい ・社内システムとの連携も可能 |
見落としがちな初期費用・保守管理費用を解説

初期費用
アプリ開発でも初期費用というものが必要になります。そのような場合には、いくつかの諸費用が発生することが一般的です。開発を始める前にしっかりと初期費用の内訳を把握しておきましょう。
| 運用にかかる費用 | 目的 | 費用相場 |
|---|---|---|
| サーバー代 | データの管理・保管場所 | 無料~2万円程度(月額) |
| デベロッパー登録費 | 公開先のアプリストアへの登録 | ・Googleディベロッパーアカウント:25US$※日本円でおよそ3,000〜4,200円 ・Apple Developer Program:年会費99US$※日本円でおよそ1万2,000〜1万6,000円 |
| SSL証明書 | 通信相手に、通信データの暗号化や通信先のサーバーが実在することを証明する | 5万~10万円程度(年間) |
| ドメイン費用 | インターネット上の住所のようなもの。代表的なものとして「.jp」「.com」「.net」が挙げられる | 1,000円~数万円(年間) |
上記以外にも依頼内容によっては、開発ツールのライセンス料や、テスト端末の購入費用などが含まれます。開発を進める上で必要不可欠な要素ですので、これらの初期段階でかかる費用を把握しておくことで、無駄のないアプリ開発の依頼が可能となります。
⇓アプリ開発の初期費用についてもっと詳しく知りたいと思ったら、以下の記事もご覧ください。
保守管理費用
アプリの年間でかかる運用・保守費用は、開発費用の約15%といわれています。
保守業務とは、突発的なトラブルなどアプリに障害が生じた際の対応や、アプリをより快適に使用するための改善作業を指します。保守業務を適切に行うことは、ユーザー満足度や評価の向上に繋がるため非常に重要です。また、どのような保守管理を実施するのかによって費用が大きく変動することがあるため、しっかりと作業内容を確認しましょう。
| 保守管理の内容 | 目的 |
|---|---|
| システム監視 | アプリの動作状況や利用状況を監視し、異常がないかの確認 |
| 修正と改善 | バグや誤作動の修正、機能の改善、アプリケーションのメンテナンス |
| アップデートとバージョン管理 | 新しい機能やバージョンのリリースに伴うアップデートの管理・適切なバージョン管理。 AndroidやiOSのOSがアップデートしたときに生じるトラブルに対応 |
| 機能の追加 | ユーザーの意見を反映させた機能追加 |
| セキュリティ対策 | 脆弱性の修正やウイルス感染がおこらないように施策を実施 |
| データのバックアップと復旧 | データのバックアップ・災害時の復旧計画の策定 |
機能や規模によってメンテナンスの頻度や工数が異なるため、一律の金額ではなく開発費に対する割合が運用・保守料金の相場になることを忘れないようにしましょう。
アプリ開発費用を抑える6つの方法

個人(フリーランス)への依頼を活用する
アプリ開発の費用を少しでも抑える方法として、個人(フリーランス)への依頼を活用する方法があります。個人の場合なら月30万~50万円と、企業や中小企業に比べて人件費が低価格なため、開発費用を抑えることができます。 また、フリーランスのエンジニアは、個人であるため柔軟な対応やスケジュール調整が期待できます。

ただし、一定以上の機能を備えたアプリ開発を依頼する際は、企業に依頼した方が良いでしょう。企業には複数の開発者や専門知識を持ったスタッフが在籍しており、各分野の専門家が連携して最適な開発を進めることができるため、高品質で安定したアプリ開発が実現します。
オフショア開発を活用する
アプリ開発の費用を抑える方法として、オフショア開発も有効の選択肢の1つです。
オフショア開発とは、主に開発コストが安い国や地域の優秀な技術者に開発業務を委託することで、国内での開発よりもリーズナブルな予算でアプリを完成させる手法です。
とりわけアジアや東欧などの国々では、優秀かつ豊富な技術者が国内と比べて低価格で利用できるため、開発費が大幅に削減できます。
当然オフショア開発には言語や文化の違いがハードルとなることもあるため、コミュニケーションが重要になります。 コード仕様や要件、デザインなどのドキュメントを、簡潔かつ明確な言葉で書き、理解しやすくなるよう工夫したり、英語が共通言語であれば、複雑な専門用語や曖昧な表現を避けたり、認識の相違が生まれないよう対策しましょう。
クラウドでのアプリ開発を検討してみる
アプリ開発を行う際、費用を抑えたいと考える方々におすすめなのがクラウドを利用した開発手法。主なメリットとして以下3点が挙げられます。

上記の、運用コストや初期費用の削減、アップデートの効率化といったメリットがある一方で、デメリットについても考慮しなければなりません。クラウド上でアプリ開発を行うためインターネットが不安定な状況では作業が難しいのはもちろん、クラウド上でデータをやり取りするため企業や個人の情報が漏えいするリスクも高まります。また、クラウドサービス提供企業への依存が進んでしまうと、提供企業がクラウドサービスを終了した場合、自社のアプリが使えなくなる可能性もあるのでその点も注意が必要です。
ノーコード型のツールを使って自作する
そもそも開発会社に依頼するのではなく、アプリを自作するのもおすすめです。
昨今はノーコード型のアプリ開発ツールを用いることで、プログラミングの知識がなくても誰でも簡単にアプリが開発できるようになりました。
すでに用意されている機能やテンプレートを部品としてドラッグ&ドロップで組み合わせるだけなので、開発期間も大幅に短縮できます。
また社内にエンジニアがいなくても、実際使用する現場の担当者が作成できるので、利用者目線での機能を選択できるのもメリットでしょう。
費用に関しては、以下の通りです。
| プラン | 概要 |
|---|---|
| 月額無料 | 基本機能に制限があるものの、月額無料でツールを使用できる |
| 月額1,000円~ 1万円 |
より多くの機能やサポートを提供。小規模から中規模のプロジェクトに適している。 |
| 月額1万~5万円 | 高度な機能や大規模なアプリ開発に対応。企業向けや大規模プロジェクトに適している。 |
⇓ノーコード開発について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
Webアプリを作成する
Webアプリでの開発も費用をおさえる1つの方法です。
まずアプリの種類についてご説明します。
アプリには「ネイティブアプリ」「Webアプリ」「ハイブリッドアプリ」という3つの種類が存在し、「App Store」や「Google Play」からダウンロードして使うアプリの多くは「ネイティブアプリ」に該当します。
「Webアプリ」はその名の通りwebブラウザにアクセスすることで使えるもので、「ハイブリッドアプリ」はデバイスの機能が使える、マルチプラットフォームに対応できるなど、双方の特性を有しています。
デバイスごとに開発環境や言語が異なり、必然的に工数が多くなる「ネイティブアプリ」に比べ、ワンソースでマルチデバイスに制作できる「Webアプリ」は比較的低価格で開発することができます。販促目的や期間限定でそれほど高度な機能を要しないアプリの場合には、あえて「Webアプリ」を選択し、価格のローコスト化を図るというのも1つの方法です。
Webアプリについて詳しくしりたい方は以下の記事もご覧ください。
補助金を活用してみる
費用を少しでも抑える方法として、補助金の活用が考えられます。条件が合う場合は補助金を利用することで、アプリ開発にかかる費用を大幅に削減することが可能です。 次の項目で詳しく説明していきますが、それぞれの補助金では補助対象者、条件、補助率と補助金額が異なります。
公募内容を確認し、必要書類を準備し、申請スケジュールを踏まえて申請を行いましょう。また、常に採択されるわけではない点には留意が必要です。
アプリ開発に使える最新の補助金・助成金
アプリ開発には、要件定義から運用までを見据えた一定の投資が必要であり、中小企業やスタートアップにとっては初期費用が導入の障壁になりがちです。その負担を軽減する手段が、国や自治体の補助金制度といえるでしょう。活用すれば数十万〜数百万円規模でコスト削減が見込めます。
本記事では、アプリ開発に活用できる補助金を4つ厳選して紹介します。申請は契約前が原則のため、要件やスケジュールを事前に確認してください。
| 補助金の名称 | 最大補助額 | 対象となる経費 |
|---|---|---|
| ものづくり補助金 (製品・サービス高付加価値化枠) |
750万~2,500万円 ※従業員数により上限額が変動 ※補助下限額は100万円 |
新サービス・業務改革を目的とした アプリ開発は補助対象になりやすい。 フルスクラッチ開発も対象 |
| デジタル化・AI 導入補助金 (通常枠) |
・1プロセス以上:150万円 ・4プロセス以上:450万円 ※プロセス=ITツールが対応する業務工程の数 |
原則「既存ITツールの導入」が対象。 オリジナルアプリの受託開発費は対象外 |
| 小規模事業者 持続化補助金 (通常枠) |
30万円 ※給付金の上乗せ条件あり |
販路開拓目的の公式アプリ・Webサービス開発に活用可能。 商工会・商工会議所の支援が必須 |
| 中小企業 新事業進出補助金 |
2,500万~9,000万円 ※従業員数により上限額が変動 ※賃上げの有無でも上限額が変動 ※補助下限額は750万円 |
新規事業としてのアプリ・SaaS開発が 補助対象。 既存事業の単なる延長は不可 |
ものづくり補助金
ものづくり補助金は、革新的なサービス開発や試作品開発、生産プロセスの改善に向けた設備投資などを支援する補助金です。中小企業や小規模事業者、個人事業主が対象となっています。
製品・サービス高付加価値化枠(通常枠)の場合、従業員数5人以下で100万円~750万円、従業員数51人以上の場合は2,500万円を上限に補助を受けることが可能。ほかにも、海外事業を通じて国内生産性向上を図るための投資を支援するグローバル枠の場合、3,000万円が補助上限額となっています。
どちらの枠も、補助率は中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者及び再生事業者2/3です。
※公募回数は年2~3回程度
出典:全国中小企業団体中央会「ものづくり補助金総合サイト」
デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)
デジタル化・AI導入補助金は、中小企業・小規模事業者を対象にITツールやAIの導入によって業務効率化・生産性向上・DX推進を図るための補助金制度です。アプリ開発においては、ノーコード・ローコードのビジネスアプリ作成ツールやクラウドサービスの導入費が該当します。そのためアプリを一から開発するフルスクラッチ開発や受託開発費は原則対象外です。
通常枠では、ITツール導入に加え、クラウド利用料(最大2年分)や導入支援費用が補助対象となります。補助額はITツールの業務プロセス数に応じて変動し、1〜3プロセスで5万〜150万円、4プロセス以上で150万円〜450万円が目安です。補助率は中小企業で1/2、最低賃金近傍の事業者は2/3となります。
※公募回数は年6〜8回程度
出典:中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金」
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は全国商工会連合会が運営する補助金で、販路開拓や業務効率化への取組みにかかる経費の一部を補助するものです。中小企業の中でも「小規模」に該当する事業者(個人事業主含む)が対象で、従業員数など一定の要件を満たす必要があります。
通常枠の補助上限は50万円で、補助率は原則2/3です。なお、アプリ開発などは「ウェブサイト関連費」として扱われ、補助金上限額は30万円です。また、インボイス特例の要件を満たす場合は補助上限が50万円上乗せ、賃金引上げ特例対象事業者は150万円の上乗せといった条件も用意されています。
※公募回数は年2回程度
中小企業新事業進出補助金
中小企業新事業進出補助金は、既存事業とは異なる新商品・新サービスや新たな販路への進出を支援するものです。対象者は中小企業者・小規模事業者で、創業1年未満や従業員0名、みなし大企業等は対象外となります。アプリ開発との相性が良い補助金であり、新規事業の中核となるWebアプリ・スマホアプリ・SaaSの開発費用については、要件を満たせば補助対象となります。
補助上限額については従業員規模に応じて異なり、従業員20人以下で最大2,500万円(賃上げを実現できそうであれば特例で3,000万円)、21〜50人で最大4,000万円(同5,000万円)、51〜100人で最大5,500万円(同7,000万円)、101人以上で最大7,000万円(同9,000万円)までの補助を受けられます。補助率は原則1/2で、賃上げを行う場合は2/3です。
※公募回数は年3回程度
⇩補助金について、さらに詳しい情報を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
不採択や機会損失を防ぐために、申請スケジュールと必要書類の準備を徹底しよう
補助金を活用するうえで重要なのは、規定に沿った正確な申請を行うことです。不備や記載漏れがあると不採択となり、想定していた予算を確保できず、アプリ開発自体が進まないリスクがあります。
また、申請は書類や記入項目が多く、スケジュール管理が不十分だと期限超過で機会を逃す可能性もあるでしょう。一度逃すと数ヶ月待つ必要があります。
「PRONIアイミツ」では申請に強いアプリ開発会社を無料で紹介しています。スムーズに進めたい方はご相談ください。
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アプリの内容によって費用は大きく異なりますが、iOSアプリ(iPhoneアプリ/iPadアプリ)とAndroidアプリなどOSによる対応の幅にかかわらず、実際にいくつかの開発会社に見積もりを依頼することで、開発したいアプリのおおよその相場を把握できます。
ただし、「あの有名なアプリみたいなものを開発したい」というようにざっくりとした要望での見積もりでは、実際の開発費用との間に大きな開きが生じる可能性が高く、失敗につながってしまいます。
誤差の少ない見積金額を算出してもらうには、どのような目的でアプリを開発するのかなどしっかり要件定義をすることが重要になります。
しかし、「要件定義のやり方が分からない!」という方も多いと思います。
そんな時にはPRONIアイミツのコンシェルジュにご相談ください。案件の整理から、自社の要望をかなえるアプリ会社のご紹介まで無料でお手伝いいたします。
最後に、アプリ開発の費用に関する、より詳しい情報を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
iOSアプリ開発の費用相場
ARアプリ開発の費用相場
マッチングアプリ開発の費用相場
SNSアプリ開発の費用相場
ニュースアプリ開発の費用相場
ゲームアプリ開発の費用相場
オフショア開発でのアプリ開発費用相場
アプリ維持費の費用相場
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スマホアプリ -
50万円以下ではアプリ開発は難しいって本当?
PRONIアイミツで50万円以下のアプリ開発事例を調査したところ、「UX/UIデザインのみの依頼」や「既存アプリの一部改修」、「プロトタイプ版の作成のみ」など、0からリリースまでアプリ開発を行っている案件はごく少数でした。
一方で、アナログベースの定型業務をデジタル化できる業務アプリを、ノーコードツールを用いることで50万円以下の開発した事例は見受けられました。