ソシャゲ/ゲームアプリ開発の費用相場!市場のリアルな現状も詳しく解説【2025年最新版】
費用もかかる制作期間もかかるのがソシャゲ/ゲームアプリ開発の現状
ガラケーの時代はFlashやPHPなどの開発言語で、MobageであればMobageの開発規約、GREEであればGREEの開発規約に従ってアプリの開発を行えばよかったのですが、スマートフォンが主流となった現在ではAppleのiOSとGoogleのAndroidと環境が大きくわかれており、それぞれのOSに合ったアプリ開発を行う必要があります。
もしどちらにも対応しようとするのであれば、それぞれ違う開発言語で2つのアプリを作る必要があり、単純に考えると費用も倍、さらに開発期間も倍かかるということになるのです。
かつてのガラケー時代であればソーシャルゲームアプリ開発にかかる費用はおよそ3,000万~5,000万円でしたが、主流の端末がスマートフォンに移行してからは1億円~5億円で開発するのが一般的な相場のようです。もしくはそれ以上に費用がかかるともいわれています。
開発費用額の割合については以下のグラフを参考にしてください。

また、スマートフォンの画面サイズや画質といった性能が高まったこともあり、より綺麗でクオリティの高い映像を提供しなくてはならず、ソーシャルゲームアプリの開発コストは上がることはあっても下がることはまずないのです。
ほとんどのソシャゲ/ゲームアプリ開発業者は苦悩の中にいる
ソーシャルゲームのアプリを作って、その売り上げで運営費を賄ったり、開発費さえも回収しようとどの開発業者も考えますが、ほとんどのソーシャルゲームアプリは赤字となっているといってもいいでしょう。
例えば開発したソーシャルゲームが好評で月1,000万円の売り上げがあったとすると、1年で1億2千万円。開発費に1億円かかっていたとすると10ヶ月で開発費は回収できるという計算になりますが、実際はそうではありません。
売り上げの1,000万円から最初にAppleやGoogleに手数料として30%を支払わなくてはならないため、それを差し引くと700万円で、さらにそこからサーバー代、人件費、広告費といったコストも発生します。
仮にそのコストが200万円かかったとすると残りが500万円となるため、1億円の開発費を回収するためには20か月かかることになります。
月々の売り上げも1,000万円より下がることも当然あるため、それを考えるとそれ以上の年月がかかることが想定されます。
そうした状況から体力(資金力)のない企業は生き残れずに消滅していく運命にあるというわけです。
ソシャゲ/ゲームアプリ開発の費用相場
以下ではソシャゲ/ゲームアプリの種類別に費用相場を紹介します。
| カテゴリー | 事例 | 費用相場 |
|---|---|---|
| カジュアルゲーム | ・パズルゲーム ・2Dゲーム |
数百万円~1,000万円 |
| ミッドコアゲーム | ・ストラテジーゲーム ・シューティングゲーム |
数千万円~数億円 |
| ハードコアゲーム | ・RPG ・FPS ・レーシングゲーム |
数億円~数十億円 |
| バーチャル体験型ゲーム | ・AR ・VR |
数十億円~数百億円 |
ソシャゲ/ゲームアプリ開発は物理的な材料費はほとんど発生しないので、開発費の大半は人件費が占めています。
この人件費は、「1人を1ヵ月雇う費用(人月単価) × 開発期間 × 開発人数」で算出されます。一般的に、プログラマーの人月単価は80万~100万円程度が目安です。
例えば、20人の開発チームが2年で開発する場合、人月単価が100万円と仮定すると、20人 × 24ヵ月 × 100万円で約4.8億円が必要となります。
さらに、これに広告費が加わります。広告費は数千万円から数億円に達することもあり、これを含めた総額が最終的な開発費用となります。
上記でゲームアプリ開発の費用相場をご紹介しましたが、より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
宝くじは買わないと当たらない
「宝くじは買わなければ当たらない」という言葉を聞くことがありますが、ゲームアプリの開発に関しても同じようなことが言えます。
ソーシャルゲームはヒットすれば赤字であったとしても一気に解消することができる「当たれば大きい」というチャンスもあります。
一例を挙げると、ファイナルファンタジーの大ヒットで知られているスクェア(現スクウェア・エニックス)は、開発したゲームのヒットに恵まれず業績が悪化し倒産寸前までになった時期がありました。
これが売れなければ会社を畳もうと考えていた時にリリースしたのが「ファイナルファンタジー」で、52万本という売り上げを記録し、それまでのマイナスをプラスに変えました。
その人気はシリーズとなり、現在も続いています。
また、SNSサービスで名を馳せたmixiが不振とささやかれていた時期に「モンスターストライク」というソーシャルアプリをリリースし、そのヒットによりそれまでの経営不振は一気に解消し、株価も右肩上がりとなったというエピソードもあります。
ソーシャルゲームはヒット作がひとつでも出せれば、それまでの経営不振などは一気に吹き飛んでしまうのです。
そうした大逆転を常に夢見て、ソーシャルゲームアプリを作成している開発会社が多数あるのです。
【まとめ】ソーシャルゲームを作り続ける会社を応援します!
アプリ開発でソーシャルゲームを作成し運営して行くためには、開発費以外にも運営費が必要となります。
運営費は主に携わったスタッフの人数分の給与、サーバーなどのインフラ費、AppleやGoogleに支払う手数料、広告費、その他の諸経費などです。
やはり、ソーシャルゲームアプリはリリースしても少なくとも2~3年はサービスを続けないと元が取れない計算になります。
どんなゲームでもヒットする、ヒットさせるという気概で開発しているのは間違いないのですが、実際にヒットするかどうかはやはりリリースしてみないとどうなるかは分からないものです。
それを理解したうえで、ソーシャルゲームアプリを作り続ける開発会社には、エールを送りたいところですね。
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