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VPNサーバーとは?種類やメリット・デメリット、構築方法まで徹底解説【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

テレワークを導入したいけれど、情報漏洩のリスクが心配という方も多いのではないでしょうか。テレワークの情報漏洩のリスクを低下させる手段の1つに、VPNサーバーがあります。VPNサーバーを構築すれば、セキュアな環境下でテレワークを実施できるでしょう。
そこでこの記事では、VPNサーバーの概要や種類、メリット・デメリット、VPNサーバーの構築方法まで幅広くお伝えします。VPN接続をお考えの方はぜひ参考にしてください。

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VPNサーバーとは

VPNサーバーの「VPN」は、「Virtual Private Network」の頭文字を取った略語です。日本語では、「仮想専用ネットワーク」などと訳されます。VPNサーバーを構築することで、インターネットのVPN接続が可能になります。ちなみにVPN接続とは特定のユーザーのみが利用できる専用ネットワークのことを意味し、VPN接続をすることで、安全な環境下で自宅や外出先からでもオフィス内のデータにアクセスできるようになります。

VPNサーバーの代表的な2つの種類

VPNサーバーの代表的な種類は、インターネットVPN、IP-VPNの2種類があります。それぞれ特徴や適正が異なるので、VPNサーバーを構築する際には自社に合った種類を選ぶことが重要です。

インターネットVPN

インターネットVPNとは、既存のインターネット回線を利用してVPN接続を行う方法です。インターネットVPNの最大のメリットは、コストを抑えられる点。インターネットVPNの導入にあたって、新たに特別な回線を用意する必要はありません。そのため、導入時のコストを抑えやすいでしょう。また、VPNサーバーを構築するのもIP-VPNと比べると簡単です。一方、既存のインターネット回線を利用するためセキュリティ性能はIP-VPNと比べると劣ってしまいます。

IP-VPN

IP-VPNは、オープンなインターネット回線ではなく、閉鎖された専用の回線を利用する方法です。外部から侵入できないように設計された専用の回線を利用するため、インターネットVPNと比べるとセキュリティは堅牢です。さらに、インターネットVPNは、回線の混雑状況によっては回線速度が落ちてしまうこともありますが、IP-VPNでは通信速度は安定しています。そのため、セキュリティと生産性を両立したい場合はIP-VPNが向いているでしょう。

VPNサーバーを構築するメリット

VPNサーバーを構築することで、VPN接続が利用できるようになります。それでは、VPN接続を利用することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。以下から詳しく見ていきましょう。

セキュリティを強化できる

VPN接続を導入する理由として多くの企業が挙げているのが、セキュリティの強化ができる点です。VPNサーバーを構築することで、通信を暗号化できるようになります。インターネットはいまや企業活動になくてはならないものですが、インターネットでのやり取りは外部に漏洩するリスクをゼロにすることはできません。万が一顧客の個人情報が漏洩してしまったら、企業は世間からの信頼を失ってしまい、甚大なダメージを被ることになってしまいます。VPNサーバーを構築し通信を暗号化すれば、情報が漏洩してしまってもデータの中身は守ることができるでしょう。

社外から社内ネットワークへのアクセスが可能に

テレワークを導入するために、VPNサーバーを構築する企業が増えています。それは、VPNサーバーを構築することで、テレワークを行う社員の自宅はもちろん、外出先からでも簡単に社内の情報に安全にアクセスできるようになるからです。また、VPNサーバーを利用することで、距離に関係なく世界中のどこからでも社内の情報にアクセスできるようになります。そのため、国内拠点や海外拠点から本社のデータにアクセスして仕事をするということも可能です。加えて、パソコンだけではなくスマートフォンなどのモバイル端末からも社内の情報にアクセスできます。

セキュリティにかけるコストを削減できる

コスト削減を期待してVPNサーバーを導入する企業も少なくありません。本社と拠点との間でセキュアな環境下でやり取りするには、VPNサーバーの構築のほかに専用線を用いる方法があります。自社で独占的に回線を利用できる専用線を用いることで、安全なやり取りが可能になりますが、VPNサーバーと比べると導入コストははるかに高くなります。それは、専用線を導入するには初期工事が必要だからです。さらに、月額数十万円から数百万円のランニングコストがかかります。それと比べるとVPNサーバーは初期工事もほとんど必要なく、ランニングコストも大幅に抑えられます。

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VPNサーバーを構築するデメリット・注意点

VPNサーバーの導入には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットや注意点があることも事実です。メリットだけではなくデメリットもきちんと把握したうえで、VPNサーバーの導入を検討しましょう。

接続台数に上限がある

テレワークをするためにVPNサーバーの導入を考えている場合、注意すべきなのが接続できる端末の台数に制限がある点です。同時にアクセスできる端末の数は利用するVPNサーバーの種類によって違います。接続できる端末の台数の上限をあらかじめ把握していないと、急なリモートワークに対応できない可能性も。特に大企業が一斉にリモートワークをするとなると、アクセスしなければならない端末も多くなると予想されますが、自社の利用方法や接続台数に合ったVPNサーバーを選びましょう。

通信速度が遅くなる可能性がある

VPNサーバーの主な種類は、インターネットVPNとIP-VPNの2種類です。このうち、インターネットVPNを利用する方が注意しなければならないのが、通信速度が遅くなる可能性がある点です。インターネットVPNはオープンなインターネットを利用する方法で、自社だけではなく一般のユーザーも使うインターネット回線を使います。そのため、多くのユーザーがインターネットを利用する時間帯では、通信速度が遅くなる可能性があります。通信速度が遅くなると、社員の生産性も低下してしまうため注意しましょう。

拠点数が多いと管理が難しい

VPN接続を通じて、国内拠点や海外拠点と本社とのやり取りを行いたいという方も多いでしょう。そういった場合は、導入前にVPNサーバーの管理体制をきちんと用意しておく必要があります。それは、VPNサーバーを自社で構築した場合、その管理は自社で行わなければならないからです。VPNの管理にかかる手間や時間は決して小さいものではありません。とくに、拠点数が多い場合は管理にかかる手間や作業が煩雑になります。トラブルがあったときに迅速に対応できるよう、本社のほかにそれぞれの拠点にVPN管理の担当者を置くことをおすすめします。

VPNサーバーの構築方法

VPNサーバーは、インターネットVPNとIP-VPNの2種類に分かれます。このうち、IP-VPNを導入する場合は専門の業者に依頼する必要がありますが、インターネットVPNは自社だけでも導入可能です。ここでは、インターネットVPNの導入方法をお伝えします。

ソフトウェアのインストール

まずは、VPN接続で利用するパソコンやスマートフォンにVPNサーバーのソフトウェアをインストールします。パソコンやスマートフォンにVPNサーバーのソフトウェアをインストールしなければ、後で各種設定をしても利用できませんので注意しましょう。なお、端末によっては、あらかじめVPNサーバーのソフトウェアがインストールされている製品もあります。その場合は、あらためてソフトウェアをインストールする必要はありません。

ルーターの設置

次に、VPN機能を搭載したルーターを設置します。本社のほか各拠点など、データを送受信する双方にルーターを設置しなければVPN接続はできません。そのため、複数の拠点でVPN接続をする場合には、それぞれの拠点に設置する必要があります。たとえば、本社と拠点A、拠点Bで利用する場合、最低でも3台のルーターが必要です。VPNルーターは安いものであれ2万円ほどで購入できますが、拠点が多くなるとまとまった金額が必要になる点はあらかじめ押さえておきましょう。

各種設定

最後に、各ルーターに添付されているマニュアルに従って各種設定を行います。本社に設置する接続元のルーターはもちろん、拠点に設置する接続先のルーターの設定も行わなければなりません。そのため、各拠点にパソコンやインターネットに関してある程度の知識を備えたスタッフがいることが望ましいでしょう。なお、設定の際は管理者のパスワード設定を忘れずに行ってください。その後、接続できるか確認し、きちんとつながっていれば完了です。

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VPNのサーバー構築は外注できる

VPNサーバーにはインターネットVPNとIP-VPNの2種類がありますが、セキュリティ性能が高く、通信速度が安定しているのはIP-VPNです。生産性を落とさず、セキュリティを万全にしたい方はIP-VPNを選ぶべきですが、IP-VPNを導入する際には、システム開発会社など専門の業者に構築を依頼するのがおすすめです。中には、テレワーク導入のサポートや端末を格安で貸し出すサービスなど多様なサービスを提供している会社も少なくありません。

システム開発の費用相場

つづいては、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。

システム開発の平均相場
システム開発の平均相場  233万円〜
システム開発の種類別平均相場
システム開発の種類 費用相場
簡易顧客システム 20万円~
Webシステム 130万円~
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システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

【まとめ】システム開発でお悩みならアイミツヘ

VPNサーバーを導入することで、低コストで安全なテレワークが始められます。また、離れた場所にある拠点から本社のデータを利用することも可能になるでしょう。VPNサーバーにはインターネットVPNとIP-VPNの2種類がありますが、安全性がより高く、通信状態も安定しているのはIP-VPNです。IP-VPNを導入したいもののどのシステム開発会社に依頼するべきか迷っているという方は、ぜひアイミツにご相談ください。ニーズや予算に最適な会社を紹介いたします。

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