システム開発プロジェクトにおける役割分担とは?体制図についても解説【2024年最新版】
システム開発を外注する場合、多くの人がプロジェクトに携わるため、発注者としての役割も理解しておくことが大切です。
そこでこの記事では、ホームページ制作やシステム開発など、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、システム開発に携わる職種・役割をはじめ、体制図や役割分担表の目的なども詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
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システム開発プロジェクトに携わる職種と役割
システム開発プロジェクトをスムーズに進行させるには、それぞれの業務における役割を明確にすることが大切です。ここからは、システム開発に関わる職種と役割についてご紹介します。
PO(プロジェクトオーナー)
PO(プロジェクトオーナー)とは、システム開発プロジェクトにおける最高責任者です。POはプロジェクトの発注者でもあるため、発注元企業の役員や経営者が担当する場合がほとんどでしょう。
POの役割は、明確な目的を持ったプロジェクトを立案することや、プロジェクトがスムーズに進行するように全体を統括することです。
もっと詳しく知りたい方は、プロジェクトオーナーに関するこちらの記事も参考にしてください。
PM(プロジェクトマネージャー)
PM(プロジェクトマネージャー)いわゆるプロマネの役割は、プロジェクトの進行を管理することです。主な仕事は、スケジュール・予算が計画通りに進んでいるかをチェックし、必要なリソースの調達・トラブルの対処などを行うこと。発注者とシステム開発会社の両方に設置するのが一般的です。
POや経営者からプロジェクトの進捗について報告を求められることもあるため、PMは常に全体の状況を把握する能力が求められます。
PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)
PMを補佐するために、発注者側に設けられる部署がPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)です。プロジェクトを円滑に進めるために各チームからの報告を整理したり、コミュニケーションや資料作成におけるルールを定めたりすることでPMをサポートします。
特に、大規模なシステム開発プロジェクトで、複数のシステム開発会社が関わっている場合に必要な組織です。
PL(プロジェクトリーダー)
システム開発プロジェクトにおける現場でのリーダーがPL(プロジェクトリーダー)です。現場で設計やプログラミングを行うSEやPGなどの作業担当者へPMからの指示を伝え、進捗を管理するのがPLの役割です。
プロジェクトの規模によっては、システム開発の分野や機能に分けて複数のPLが置かれる場合もあります。
SL(サブリーダー)
SL(サブリーダー)の役割は、PLをサポートすることです。PLがマネジメントするメンバーが10名程度までの場合は1人、それ以上の場合は複数のSLを振り分ける場合もあります。
主な仕事は、PLの指示の下、メンバーの担当業務がスケジュールに沿って進んでいるか、トラブルになりそうな部分はないかなどをチェックすることです。
SE(システムエンジニア)
SE(システムエンジニア)の役割は、システムを設計・開発することです。顧客である発注者のイメージをヒアリングし、プログラムの仕様書やソフトウェアの設計書に落とし込んでいきます。
なお、発注者側は必ずしもシステム開発に詳しいわけではありません。顧客の要望を実現するためには、技術だけでなく、コミュニケーション能力も必要とされるポジションといえるでしょう。
PG(プログラマー)
システム開発プロジェクトにおいて、PG(プログラマー)は、SEが作成した仕様書や設計書をもとにプログラムを入力します。
コンピューターを動かすためにプログラミング言語を活用して、SEが設計したプログラムやソフトウェアを形にしていきます。そのため、PLやSLの指示に従ってスケジュール通りに業務を進めていくことが大切です。
営業
営業は、システム開発プロジェクト受注のための営業活動や、開発チームと発注者の中間管理職を担います。主な仕事は、システム開発会社の窓口として開発チームと発注者との間に立ち、営業活動だけでなく、プロジェクト開始後も発注者からヒアリングした要望を開発チームに伝えることです。
スケジュールの遅れなどトラブルがあれば、発注者に状況を説明したり交渉したりするのも営業の役割といえるでしょう。
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システム開発の外注時には「体制図」「役割分担表」を作成しよう
システム開発を外注する際は「体制図」と「役割分担表」を作成することが大切です。ここからは、それぞれの概要や目的を紹介します。
体制図とは
体制図とは、システム開発プロジェクトにおける責任者や指揮系統を図で表したものです。体制図は開発プロジェクトをスムーズに進行させるために必須といえるでしょう。
体制図を作成するメリットは、指揮系統や責任者に対するメンバーの認識が統一できることが挙げられます。特に、大規模プロジェクトであるほど関係者が多くなるため、責任の所在や指揮系統がわかりにくくなるでしょう。
責任者や指揮系統が曖昧だと、スケジュールの遅れや指示が正しく伝わらないといったトラブルが起こりやすくなります。システム開発プロジェクトにおける、さまざまなリスクを防ぐために体制図を活用しましょう。
役割分担表とは
役割分担表はシステム開発プロジェクトにおいて、システム開発会社と発注者それぞれの役割分担を明確にするために作成されます。プロジェクト実施計画・基本設計・詳細設計などのフェーズごとに作成されることが多いでしょう。
役割分担表の目的は、役割分担が曖昧なことで起こるトラブルを防ぐこと。そのため、進捗管理やレビューなど1つ1つの工程において、システム開発会社と発注者のどちらが責任を持って行うのか、できる限り詳細に決めるようにしましょう。なお、成果物や担当者名も書くことをおすすめします。
システム開発プロジェクトにおける依頼者の役割
システム開発を外注した場合、発注者にはシステム開発プロジェクトに協力する義務があります。具体的には、社内の意見調整や結果をシステム開発会社へ伝えること、リスク分析などが発注者の役割として挙げられるでしょう。
発注者の役割は、システム開発を依頼する前の段階で行われる要件定義や、プロジェクト進行中のレビュー、受入テスト(UAT)を行います。事前にシステムを利用する部署へヒアリングを行い、必要なシステム要件を明確にしましょう。
また準備不足により、プロジェクトの円滑な進行を妨げる可能性があります。そのため、プロジェクト開始後のレビューや受入テストのために、あらかじめ社内の担当者やテスト項目を決めておくことも覚えておきましょう。
システム開発の外注先には体制づくりの上手い会社を選ぼう
システム開発プロジェクトには、多くの関係者が携わります。確実に機能する体制を構築できるかは、プロジェクトの成功を左右する重要な要素といえるでしょう。
システム開発会社を選ぶ上で、社内体制は重要な要素の1つです。そのため、ホームページなどで公開されている過去の事例を確認しながら、依頼先を選ぶとよいでしょう。
システム開発の費用相場
システム開発の平均相場 | 233万円~ |
【システム開発の種類】 | 費用相場 |
簡易顧客システム | 20万円~ |
Webシステム | 130万円~ |
業務システム | 400万円~ |
システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】システム開発会社選びに迷ったら
システム開発プロジェクトにおける体制図や役割分担表を作成する目的は、システム開発会社ならびに発注者側の関係者それぞれの役割を明確にすることです。事前に用意することで、トラブルを回避してプロジェクトの成功につながることでしょう。
もし自社にシステム開発に関するノウハウがなくとも、ご安心ください。「アイミツ」はご要望を伺った上で、条件に合うシステム開発会社を「無料」で複数社ご紹介可能です。システム開発会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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