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レガシーシステムの問題とは?脱却方法や役立つDX人材をわかりやすく解説【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

長きにわたって稼働し続け、多くの課題や問題点を抱えながらも、未だに現役で活躍するレガシーシステムは数多く存在します。しかし、レガシーシステムを使い続けることで問題が生じることをご存知でしょうか。
そこでこの記事では、営業・バックオフィスなど、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、レガシーシステムの概要や、経産省が指摘する「2025年の崖」といった問題に触れながら、レガシーシステムから脱却する方法や、その際に役立つDX人材などについて詳しく解説します。

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そもそもレガシーシステムとは?

レガシーシステムとは、過去のしくみやテクノロジーで構築されたシステムです。主に、汎用機と呼ばれるメインフレームや、オフコンと呼ばれるオフィスコンピュータを利用し、独自のOS(オペレーティングシステム)上で稼働する、柔軟性の低いシステムを指します。レガシー(legacy)とは、「遺産」「時代遅れ」といった意味合いです。
また、例えば、LinuxやWindowsといったオープン系のOSで稼働するシステムであっても、構築する際に使われた技術や全体のしくみが古いものであれば、レガシーシステムと言えます。つまり、単に、構築から長い年月が経過しているシステムをレガシーシステムと呼ぶわけではなく、近年構築されたシステムにもレガシーシステムは存在するのです。

経産省が指摘する問題「2025年の壁」

「2025年の崖」とは、近年、国を挙げて進められているDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に際し、レガシーシステムの存在がその実現を難しくしているという問題です。「2025年の崖」では、レガシーシステムを利用している企業がそれを放置することにより、DXが阻害され、以下のような事態に陥るとされています。
市場の変化に対応したビジネス・モデルの柔軟かつ迅速な変更ができず、デジタル競争の敗者となる
・技術的負債を抱えることでシステムの維持管理費が高額となり、IT予算の9割以上を占める
・セキュリティに関する事故や災害によるシステムトラブルを始め、データ滅失・流出などのリスクが高まる

経産省では、これらによって2025年以降に、最大で年額12兆円の大規模な経済損失が生じると予測しています。※

※ 出典:経済産業省「DXレポート」 https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html

レガシーシステムが抱える問題

未だに数多く存在するレガシーシステムには、いくつもの問題が潜在しています。以下より、レガシーシステムが抱える主な問題について順に解説します。

コストパフォーマンスの低下

レガシーシステムでは、運用・管理する従業員の業務パフォーマンスが発揮できず、ひいては全体のコストパフォーマンスや生産性の低下を引き起こす恐れがあります。
例えば、元来ブラックボックス化されていることに加え、度重なる修正やカスタマイズが実施されてきたレガシーシステムでは、プログラム構成やソースコードが肥大化・複雑化。そのため、トラブル時の対応を始めとするメンテナンスに相応の手間や時間が必要です。また、長年の利用によって多くのデータが蓄積されている場合、古いテクノロジーで構築されたレガシーシステムでは、処理に膨大な時間を要することもあります。

システム障害の原因になる

レガシーシステムでは、多くのデータを高速に処理できなかったり、最新プログラムへの対応が困難になったりするなど、本来要求されるパフォーマンスが実現できず、システム障害を引き起こす恐れがあります。
また、度重なる修正やカスタマイズによって肥大化・複雑化したレガシーシステムでは、ブラックボックス化がより進行し、迅速な復旧対応が不可能となってシステム障害が長期化・深刻化することもあるのです。

属人化しやすくノウハウの継承が難しい

レガシーシステムの運用やメンテナンスでは、特定の技術や古いテクノロジーが必要となるため、対応可能な人材が限られてしまい、属人化が進行しやすいと言えます。
属人化によりブラックボックス化がより進行する上、対応可能なエンジニアが高齢化し、次の人材に知見やノウハウを継承できないまま退職してしまうなど、貴重な財産が喪失する恐れも。さらに、一般的にエンジニアは最新の技術やノウハウに興味・関心を向ける傾向があり、レガシーシステムに関するそれらを積極的に習得したいというエンジニアは稀有なため、年々人材の確保が難しくなるというリスクもあるでしょう。

法改正などへの対応が難しい

かつてない勢いでビジネス環境が変化している昨今は、法改正などを始め、システム要件の変更が求められる事態が度々発生する恐れがあります。レガシーシステムでは、属人化やブラックボックス化によってそのような事態への迅速な対応が困難となり、ビジネス競争に取り残されるリスクは甚大です。特に、現在のような先行き不透明な時代において、レガシーシステムを使い続けることは、その時点で競合他社に大きな後れを取っていることを意味します。

高額なコストが発生する

前述したとおり、度重なる修正やカスタマイズによってブラックボックス化がより進行しているレガシーシステムでは、プログラム構成やソースコードが肥大化・複雑化しており、運用や保守に相応の手間や時間が必要です。つまりこれは、システム障害が発生する度に必要となる人的コストや、リスクヘッジのための対策コストなど、維持・管理において高額なコストが発生することを意味します。

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レガシーシステムから脱却する3つの方法

これまで見てきたとおり、レガシーシステムはさまざまな問題を抱えており、使い続けることで「2025年の崖」などの大きな問題に発展します。レガシーシステムから脱却するには、どのような方法があるのでしょうか。以下より3つの方法を順に紹介します。

方法1.モダナイゼーション

近代化・現代化といった意味を持つモダナイゼーションは、すでに蓄積されているデータや既存のプログラムは資産として活用しながら、稼働しているシステムやその基盤をリニューアルする方法です。
モダナイゼーションには、以下の通り3つのパターンが存在します。
・リプレイス
老朽化したシステムを新しいシステムに置き換え、既存のデータはそのまま活用する
・リホスト
現在稼働しているシステムを、クラウドなどの新しいシステム基盤に移行する
・リライト
新しい技術やプログラミング言語によって、既存システムと同等に動作するシステムを再開発する

方法2.マイグレーション

移転・移動といった意味を持つマイグレーションは、既存のシステムや蓄積されたデータを、新たな別の環境に移行する方法です。マイグレーションでは、モダナイゼーションと違って、システムの要件や性能に変更を加えないことが一般的です。
マイグレーションは、現状の分析からスタートし、課題に基づく方針検討や要件定義を行った上で、新環境におけるシステムの再構築を実施。段階的な移行によって、リスクを抑えることも可能です。なお、システムの移行をレガシーマイグレーション、データの移行をデータマイグレーションと呼び、区別することもあります。

方法3.レガシーフリー

レガシーからの解放といった意味を持つレガシーフリーは、レガシー(時代遅れ)となったデバイスやインターフェースを排除した、現在の新しい技術のみで構成されたシステムやコンピュータを活用することです。
レガシーフリーでは、新しい技術のみに対応しているため設計がシンプルになり、コストも抑えられるというメリットがあります。また、パフォーマンスが期待できない古い技術の制約を受けることがないため、高性能なシステムが構築可能です。

レガシーシステム脱却に役立つDX人材

レガシーシステムからの脱却を効果的に進め、DXを推進するには、さまざまな知見やスキルを持った人材が協働する必要があります。以下より、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が謳っている、レガシーシステム脱却に役立つDX人材について、順に解説します。※

※ 出典:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「デジタル・トランスフォーメーション推進人材の機能と役割のあり方に関する調査」 https://www.ipa.go.jp/jinzai/chousa/qv6pgp000000buyg-att/000073700.pdf

プロデューサー

IPAでは、プロデューサーを『DXやデジタルビジネスの実現を主導するリーダー格の人材』と定義しています。
プロデューサーは、マネジメントスキルを活かしながらDX推進に関わる人材を統括し、チームを牽引する役割を担います。その際、ビジネス環境や将来動向を適切に把握し、自らの知見やノウハウを基に最終的な目標とチームが進むべき方向性を示しながら、的確な意思決定を行うことが重要です。内部の人材のみならず、必要であれば外部の人材や組織にも協力を仰ぎながら、確固たる意志でチームを主導する必要があります。

ビジネスデザイナー

IPAでは、ビジネスデザイナーを『DXやデジタルビジネスの企画・立案・推進等を担う人材』と定義しています。
ビジネスデザイナーは、新しいアイデアを生み出す発想力を駆使しながら、それをコンセプト化し、魅力ある企画として構築する役割を担います。また、構築した企画について、関係する人材を巻き込みながら効果的に推進する必要がありますが、そのためには、合意形成を促すファシリテーション力や、的確な情報共有・相互理解を図るコミュニケーション力が重要です。

データサイエンティスト・AIエンジニア

IPAでは、データサイエンティスト・AIエンジニアを『DXに関するデジタル技術(AI・IoT等)やデータ解析に精通した人材』と定義しています。
データサイエンティスト・AIエンジニアは、AI・IoTなどのデジタル技術を駆使して、あらゆるビッグデータを始めとする膨大な情報を収集・分析し、課題を解決しながらビジネスに活用する役割を担います。そのため、デジタル技術に精通し、データベースに関する豊富な知識を有することはもちろん、統計学に関する深い知識や、的確な分析力、情報収集・分析のためのシステムを構築するプログラミング能力などが必要です。

エンジニア・プログラマ

IPAでは、エンジニア・プログラマを(他の人材が担う役割以外に)『デジタルシステムの実装やインフラ構築等を担う人材』と定義しています。
エンジニア・プログラマは、ビジネスデザイナーが企画・立案した内容を実現するためのプログラムを設計・開発したり、データサイエンティスト・AIエンジニアと協働しながらシステムを構築したりする役割を担います。開発のためのプログラミング言語に精通していることはもちろん、インフラ構築スキルやセキュリティ技術、アジャイル開発手法に関する知識なども必要です。データサイエンティスト・AIエンジニアとともに、技術的な側面からDX推進を支える重要なポジションであると言えます。

UXデザイナー

IPAでは、UXデザイナーを『DXやデジタルビジネスに関するシステムのユーザー向けデザインを担当する人材』と定義しています。
UXデザイナーは、システムを利用するユーザーに快適なUX(User Experience、ユーザー体験)を提供するため、見栄えのするデザインや心地良い使い勝手を実現する役割を担います。そのためには、デザインスキルや、HTML・CSS・JavaScriptといった言語を駆使するコーディングの知識はもちろん、ユーザーの観点から優れた設計を生み出す創造力、エンジニア・プログラマと適切に連携するコミュニケーション力、さらには、ターゲットとなるユーザーにどのようなUXが強く訴求するかを把握するための分析力などが必要です。

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レガシーシステムを脱却して競争力を高めよう

経産省が指摘する「2025年の崖」といった問題を見るまでもなく、レガシーシステムが抱えるさまざまな課題や問題点を考慮すると、それを使い続けることによって将来的に大きな弊害が生まれることは間違いありません。社会がかつてないほど大きく変革し、ビジネス競争が日々激化する中、企業が競争力を高めるためには、DX人材の活躍とそれに伴うレガシーシステムからの脱却・刷新が急務です。
しかしながら、昨今における人手不足の折、必要となる人材を確保するのは容易なことではありません。そのため、レガシーシステムからの脱却を外部の専門家に依頼することもおすすめです。プロフェッショナルならでは的確な現状分析と優れたアドバイスによって、スムーズな脱却が実現するでしょう。

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【まとめ】システム開発でお悩みならアイミツヘ

本記事では、レガシーシステムの概要や、経産省が指摘する「2025年の崖」といった問題に触れながら、レガシーシステムから脱却する方法や、その際に役立つDX人材などについて解説しました。
これまで見てきた通り、さまざまな課題や問題点を抱えるレガシーシステムを利用中の企業にとって、そこからの脱却はもはや不可欠かつ急務であると考えられます。なお、レガシーシステムからの脱却や刷新を依頼する会社の選定にお悩みの際は、ぜひ「アイミツ」をご利用ください。ご要望をお伺いした上で、ニーズに沿った会社を複数ご紹介します。お気軽にご相談ください。

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