YouTube動画の作り方|企業でYouTubeを始める前に知りたい基礎知識【2024年最新版】
YouTube(ユーチューブ)は、今や誰もが利用する最もポピュラーな動画投稿サイト。近年では企業がビジネスに活用するケースも多く、実際に成功を収めた事例も目立つようになってきました。当記事では、企業がYouTube動画を作る際に知っておきたい知識から動画の作り方までをご紹介していきます。
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YouTubeの動画制作にかかる費用・相場感や、あなたの目的別に動画制作会社をお探しいただけます。
YouTubeの動画の種類
YouTubeには、エンタメ・ニュース・ビジネス・教育・ゲームなど数多くのジャンルの動画がアップロードされており、動画の長さやクオリティもさまざま。撮影した動画をそのまま投稿したものよりも、テキスト・画像・音声を付け加えたものがユーザーに好まれる傾向にあります。企業アカウントとして投稿されるPR動画・解説動画においても、基本的には「撮影+編集」のスタンスで動画を作成していくこととなります。
You Tube動画作りに必要なもの
動画撮影は高価な機材をたくさん揃えなければならないイメージがありますが、YouTube動画はスマホ・動画編集ツール・数点のガジェットがあればすぐに制作を始めることができます。以下に、YouTube動画作りに必要な各アイテムについて解説します。
スマートフォン
近年では映画撮影に匹敵するクオリティの動画を撮影できるハイスペックなカメラを搭載したスマホも多く登場しています。
以下のような条件を満たしたスマホであれば、十分なクオリティのYouTube動画撮影を行うことができます。
・1000万画素以上
・4K・8Kの撮影が可能なモデル
・望遠・広角・ズーム機能搭載
・デジタル機能搭載
撮影機能が不十分なスマホしか無い場合は、無理に新しくスマホを用意せず、デジタルカメラを購入するのがおすすめです。
自撮り棒
YouTube動画はスマホのみでも撮影することができますが、自撮り棒・三脚があった方が便利で動画の質も高めることができます。
・自撮り棒
屋外での撮影・一人での撮影の際に便利。撮影の幅も拡がる。
・三脚
カメラ(スマホ)を固定してブレの無い動画を撮影できる。
両者の機能を兼ね備えた製品がたくさん販売されており、価格もそれほど高くありません。汎用性が高く質の良いものをひとつ用意しておきましょう。
マイク
YouTube動画の制作においては、映像だけでなく音声にもこだわることが重要。スマホの内蔵マイクでも収録はできますが、ノイズが交じったり音をしっかり拾えなかったりする場合があるため、以下のような外付けマイクを用意しておくことをおすすめします。
・ガンマイク
会話を収録するのにおすすめ。
・ワイヤレスマイク
動きながら話す場合や屋外での収録におすすめ。
動画編集ツール
YouTube動画はスマホアプリでも編集が可能で、実際に撮影から編集までをスマホで完結している投稿者もいます。しかし、十分なクオリティを求めるのであれば、パソコンで有料の動画編集ツールを活用する必要があります。プロの現場ではAdobe Premiere ProもしくはFinal Cut Pro(Macのみ)が活用されています。両者とも機能・性能ともに文句なしのツールであるため、本格的に動画作成を行うのであればどちらかのツールを用意しておきましょう。
YouTubeの動画の作り方
YouTube動画の制作・投稿までをスムーズに行うためには、一連のプロセスを把握しておくことが重要。ここでは、YouTube動画の制作開始から投稿までのプロセスをステップごとに解説します。
チャンネルの目的を明確にする
企業はビジネスとしてYouTubeチャンネルの運営を始めるのですから、動画の作成にあたっては明確な目標を設定しておくことが重要。まずはどのような目的でチャンネルを開設するのかを決めます。
・認知拡大
・集客
・販売促進
同時に、設定した目的に対して達成目標を決めます。
・半年で〇〇PVを達成
・Webサイトへの集客を〇〇件達成
・CVを〇〇件獲得・CVRを%以上
数値目標を設定しておくことで、モチベーションが向上するだけでなく具体的な行動計画も立てやすくなります。
チャンネルの方向性決定
参入するジャンルを決めたら、以下のように自社がどのような方向性で自身のチャンネルを伸ばしていくのかという方向性を決めます。
・ターゲットの明確化
主に誰に対して情報を発信していくのか
・どのような情報を提供するのか
ターゲットはどのよう情報を求めているのか
動画のテーマを1つに絞った方がチャンネルの方向性・コンセプトを明確に打ち出しやすくなるため、スムーズに視聴者数・登録者数を伸ばしていくことができます。
ジャンルの決定
YouTubeには、以下のようにさまざまなジャンルがあります。
・エンタメ
・商品紹介・レビュー
・教育
・ビジネス
・スポーツ
・音楽
企業が参入する場合は、必然的に自社のビジネス・商品・サービスと関連性の高いジャンルを選択することとなります。例えば、美容商材であれば、商品紹介・レクチャー・ハウツーなどの動画を公開していくことになるでしょう。まずは各ジャンル・競合性について調査を行い、参入するジャンルを絞り込みましょう。
社員出演の有無検討、出演者の選定
動画作成は、事前にキャストの詳細を決定しておかないと以下のような問題が起こります。
・出演を依頼した社員が顔出しや出演に抵抗がある
・本業との兼ね合いでスケジューリングが難しい
・離職・異動等により継続的な出演が難しい
上記の問題をクリアできる協力的な社員にできるだけ長期間動画に出演してもらうことが、チャンネル運営を行ううえでも動画の質を担保するうえでも重要なポイントとなります。社内から出演者を抜擢するのであれば、経営陣や会社へのコミットメントが高い社員がおすすめです。
企画の作成
基本的な準備が整ったら、動画の企画作りを行います。参入しているジャンルの視聴者のニーズや自社の強みを踏まえつつ、以下の点に留意して企画作りを進めて行きます。
・撮影の内容が全て分かるように明確な企画を作成する
・ユーザーに伝えたい内容・ベネフィットを明確化しておく
・企画の段階で話の展開・ストーリーを考えておく
撮影・編集は企画の内容に沿って行われるため、企画作りは動画作りの根幹となる重要なプロセスです。アイデアを持ち寄り、チャンネルのファンが増えるような質の高い企画を考えましょう。
動画撮影
企画ができあがったら、台本に従い必要な動画の撮影を行っていきます。クオリティの高い動画を撮影するには、以下のポイントを意識することをおすすめします。
・構図
YouTubeでは、被写体を左右非対称にするアシンメトリーの構図が望ましい。こちらの構図を基本として、ロングショット・ミディアムショット・クローズアップショット等のさまざまな構図を駆使することがポイント。
・ライティング
動画のテーマやジャンルの雰囲気に合わせてライティングを行い、明るさを調整。自然光と人工光をシチュエーションに合わせて使い分けるのがコツ。
・音
周囲の雑音や騒音を避け、性能が良いマイクを使用して収録するのがポイント。吸音材や風防などを活用して余計な音を拾わないようにすることも重要。
動画のクオリティにこだわるのであれば、一発撮りではなく事前にテスト撮影を行い、上記のポイントについてチェックしておくのもおすすめです。
動画編集
撮影した動画のクオリティを高めるのに重要となるのが動画編集作業です。基本的な手順について以下にご紹介します。
1.作業を行うために、撮影した動画をパソコンに取り込む
2.ストーリー順に動画を並べて繋げる
3.無駄な間や会話がないなど、不要な部分をカットする
4.強調したい、もしくは重要な部分にテロップを挿入する
5.動画のシーンに合わせて効果音・BGMを入れる
6.自チャンネル特有のオープニング・エンディングを入れる
特に、テロップの挿入は動画の面白さや個性の演出に効果的な重要な作業となります。撮影した動画の魅力を最大限生かせるような編集を行い、クオリティの高い動画へ仕上げましょう。
YouTubeアカウント登録・設定
動画の投稿を行うには、YouTubeアカウントを作成してチャンネルを開設する必要があります。
1.Googleアカウントの作成
YouTubeの利用にはGoogleアカウントが必要です。個人のアカウントを利用するとさまざまな問題が生じるため、新規に企業用のアカウントを作成しておきます。
2.チャンネルを開設
GoogleアカウントでYouTubeにログイン>右上のアイコン>設定>「新しいチャンネルを作成する」の順にクリック。
3.ブランドアカウントを作成
ブランドアカウント作成画面が表示されるので、アカウント名を入力。
4.アカウント設定
アイコン・説明文等のチャンネル情報を設定。
企業の公式アカウントであることが明確に分かるようなロゴや説明文を設定しておくのがポイントです。
動画投稿
アカウントの登録・設定が完了したら、以下の手順で動画を投稿します。
1.アカウントにログイン
2.画面右上のカメラアイコンから「作成」をクリック
3.「動画をアップロード」をクリック
4.「ファイルを選択」から投稿したい動画ファイルを選ぶ
または動画ファイルをドラッグ&ドロップ
5.設定画面が表示されるので、「詳細」から必要な情報を入力
6.「次へ」をクリックするとアップロードとチェック処理がスタート
7.チェック完了後に「保存」をクリックすれば動画投稿が完了
「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数ある動画制作会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。
企業アカウントでYouTube投稿するときの注意点
企業アカウントとしてYouTubeを利用する際には、いくつかの注意点があります。個人アカウントと同じように利用してしまうと、思わぬトラブルやリスクを招く恐れがあるため注意が必要です。
広告色を出さない
企業のYouTube動画は広告色を出し過ぎないことが重要なポイント。YouTubeの視聴者は動画をコンテンツとして楽しむために視聴しているため、テレビCMのようなセールス・売り込み色満載の動画を見せてしまうと、嫌悪感や不快感を抱かせてしまうこともあり、逆効果です。あくまで情報発信を行うことを目的に据え、PRは動画の最後に行う・HP等へのリンクは動画概要欄に掲載するなど、広告色を出しすぎない動画を作成しましょう。
個人アカウントと紐付けない
企業がYouTube投稿を行う際には、以下のような特性から「ブランドアカウント」を使用することが重要です。
■ブランドアカウント
・アカウントをチームで共有できる
・チャンネル名を付与できる
・複数のチャンネルを作成できる
■個人アカウント
・アカウントの共有ができない
・チャンネルを1つしか作成できない
・Googleアカウントと紐づけられてしまう
個人アカウントは不便であるだけでなく、個人の特定・情報流出などのリスクがあるため、原則としてブランドアカウントを使用しましょう。
公式ブランドチャンネルは要確認
企業アカウントは、企業の公式アカウントであることを証明するために、公式ブランドチャンネルとして開設することも重要。公式ブランドチャンネルとは、チャンネルの横にチェックマークが表示されたYouTubeの審査・認証を受けたチャンネルのことです。信頼性・信憑性・ブランド力向上といった効果が期待できます。認証を受けるだけでなく、企業のロゴマークを使用したり、チャンネル名を企業名にするなど、視覚的にも企業の公式チャンネルであることを明示しておきましょう。
動画作成のポイント
企業としてYouTube動画を制作するのであれば、ビジネスの成果に繋がるクオリティの高い動画を作成する必要があります。ここでは、YouTube動画を制作する際に必ず押さえておきたいポイントについてご紹介します。少しの工夫で動画のクオリティは大きく変わってきますので、ぜひご参考下さい。
見たいと思わせるサムネイル作り
サムネイルとは、YouTubeのホーム画面・関連動画・検索結果画面に一覧で表示される、動画の内容が一目で分かる縮小画像のことです。設定しておくことでユーザーの注目・関心を集めて動画を見てもらえる可能性を高めることができます。
以下のポイントを意識して作成するのがおすすめです。
・思わず動画を見たくなるような魅力的なタイトルを付ける
・画像には読みやすく見やすいテキストを入れる
・テキストの色数・文字数は少なめに抑える
・ロゴを入れてチャンネルをPRするのも効果的
サムネイルは動画・チャンネルをヒットさせるには欠かせない要素です。こだわりを持って魅力的なサムネイルを作成しましょう。
起承転結を意識した構成
YouTube上には数多くの魅力的な動画が溢れているため、面白くなければ簡単に別の動画へスキップされてしまいます。自社の動画を最後まで見てもらうためには、起承転結を活用して動画にストーリーを持たせることがポイント。以下の4つの構成でストーリーを組み立てます。
起・テーマについての導入・つかみ
承・テーマについて話を拡げる
転・事例や論証により話題を盛り上げる
結・オチをつける・話をまとめる
起承転結で動画を構成すれば、テンポよくスムーズに話を進めることが可能となり、内容も分かりやすく伝えることができます。動画のクオリティ・魅力を増すための基本的な手法となるため、YouTube動画を作成する際にはぜひ意識しておきましょう。
テロップ(字幕)を入れて分かりやすく
YouTube動画を編集する際の重要なポイントが、テロップ(字幕)を入れることです。重要なワードのテロップを入れることで、以下のようなメリットを得ることができます。
・雰囲気が格段に良くなる
・内容も伝わりやすくなる
・SEO対策になる
・ミュートでも視聴できる
・独自性の創出に繋がる
フォント・効果・エフェクトを駆使したテロップを入れるのであれば、画像編集ツールを利用するのがおすすめです。まずは動画の内容の文字起こしを行い、動画のタイムラインに合わせて演出を含めたテロップを入れていきましょう。実際に人気のYouTubeチャンネルの多くはテロップを活用しており、動画のクオリティを高めるには欠かせない方法となりますので、ぜひ実施するようにしましょう。
自社でYouTube動画の作成が難しい場合は?
YouTube動画は企業の広告・宣伝に効果的ですが、非常に競争が激しい分野。ビジネスとして成果に繋げるには、相応のクオリティの動画を継続的に投稿し続ける必要があります。自社で内製するならば専任のチームを設けて本格的に取り組む必要がありますが、人材やリソースの確保が難しいというケースも多く見られます。そのような場合は、プロの動画制作会社を頼るのもひとつの選択肢です。企画・撮影・編集まで必要に応じて発注が可能で、クオリティの高い動画を作成することができます。
【まとめ】YouTubeの動画制作を成功させるには?
動画は訴求力が高く視聴者の印象にも残りやすいため、商品・サービスのPRや企業情報の発信などには最適。質の良い動画を次々に投稿すれば、ビジネスにおいても高いパフォーマンスを発揮することができます。動画撮影や編集が難しい方や動画作りのリソースが足りない方は、動画制作代行会社への外注もおすすめ。自社にノウハウがなくとも、YouTubeの動画制作に強いな動画制作会社であれば、安心して依頼できるでしょう。アイミツではご要望を伺った上で、条件に合う動画制作会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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