ファッション担当者なら押さえておきたい!情報ポータルサイトの作り方【2024年最新版】
近年、世界で活躍する日本のファッションブランドやデザイナーが増えてきたこともあり、海外のファッションやトレンドの最新情報が定期的に入手できるようになってきました。
国内外では現在もさまざまな新しいブランドやデザイナーが誕生しているだけに、ファッション業界は今後さらなる盛り上がりが期待できるでしょう。
しかし、ファッション業界の実情をしっかりと伝えてくれるメディアは、まだまだ少ないと言わざるをえません。
FacebookやTwitterなどのSNSなどのソーシャルメディアが積極的に活用されているこのような時代だからこそ、最新のファッション情報を軸として発信していく主体となる存在が必要であり、それを担えるのがポータルサイトです。
どういう形のファッション情報提供でユーザーにリーチしていくか、この1つの答えとしてポータルサイトがあります。
「ファッション」をテーマとしたポータルサイトは充実したサイトが揃っていますから、十分なリサーチと分析が必要となってきます。
この記事では、ファッションをテーマにした情報ポータルサイトを作るためのポイントお伝えをしたあとに、実際にリサーチをする際に参考となるサイトの事例を交えながら解説していきます。
「ファッション」をテーマにしたポータルサイト4つの種類
ポータルサイトとはユーザーが最初に訪れる「入り口」となるサイトで、幅広い分野を扱っているものからニッチや専門的なものまでさまざまな種類があります。
「ファッション」をテーマにした情報ポータルサイトは、大きく次の4つに分けることができます。
1-1 国内外のファッション情報を扱う総合型サイト
国内と海外のファッションの最新情報やトレンドなどを中心に伝える総合型サイトです。
最新コレクション、モデルやデザイナーへのインタビュー、コラム、レポートが充実しており、国内外の街角でのストリートスナップなどさまざまな角度からファッション業界の旬な話題を取り上げています。
1-2 ライフスタイルとファッション情報を合わせた複合型サイト
国内と海外の最新ファッションを中心にビューティーやアート、グルメ、イベントなどライフスタイルに関わる情報を扱う複合型サイトです。
幅広いジャンルを扱いながらも、軸であるファッションに絡めて話題のニュースやトピックスを発信しています。
1-3 国内のファッション情報を中心とする専門型サイト
日本国内のファッションを中心にしたポータルサイトです。
なかでも「ストリート」や「モード」「アメカジ」「アウトドア」など特徴のあるテーマに絞ったサイトが近年、増えてきています。
さまざまな企画、媒体と連動しながら、東京や日本のファッションの「今」をあるがままに伝えています。
1-4 海外ファッション誌の日本公式サイト
海外のファッション情報誌の日本版である公式webサイトです。
内容は情報誌と同じく、あくまで海外情報がメインとなりますが、国内ユーザー向けに日本の編集部が独自に作成したインタビュー記事や特集なども掲載されています。
参考にしたいファッションポータルサイト
2-1 国内外のファッション情報を扱う総合型サイト
(1)Fashionsnap.com
インターネットビジネスの企画・開発やマーケティング、プロモーション事業を手掛ける株式会社レコオーランドが運営する、2005年に設立された老舗のファッション情報サイトです。
トップページにはメディアなどが伝えるファッション関連の最新ニュースが並ぶほか、「おすすめ記事」や「注目のトピックス」「記事ランキング」が掲載されているので、今世間で人気のあるテーマや注目されている話題がひと目で分かります。
さらには、各ファッションブランドの最新ニュースや歴史をまとめた「ディクショナリー」、ファッション関係の求人情報を扱う「キャリア」など、扱っている情報量は他のサイトを凌駕しており、ファッションに関心のある人ならぜひとも目を通しておきたい情報サイトの1つと言えます。
(2)apparel-web.com
webマーケティングを中心にしたITソリューション事業、webサイトやスマートフォンアプリを手掛ける株式会社アパレルウェブが運営するアパレル・ファッション情報サイトです。
この「apparel-web.com」以外にも、生地や服飾資材の卸販売・問屋サイト「テキスタイルネット」、ショップスタッフの着こなしスナップをチェックできるスマートフォン対応アプリ「Staff Snap」なども運営しており、アパレル業界にも精通した内容が他のサイトにはない大きな特徴となっています。
国内外の最新ニュースやイベント情報、ファッションブランドの最新コレクション、ストリートスナップなど幅広いテーマが網羅されています。
さらに連載のコラムやスペシャルインタビューなどで今話題となっているブランドについて知ることができたり、アパレル・ファッション業界のセミナーの最新情報も定期的に掲載されているので、業界の動向をチェックしたい人にとっても嬉しいですね。
(3)FASHION PRESS
ライフスタイル関連の情報発信やwebを中心にしたITシステム開発などを手掛ける株式会社カーリンが運営するファッション情報サイトです。
国内外のファッションに関する最新情報を中心に、ファッションブランドの最新コレクションやストリートスナップ、話題のブランドアイテムの特集や発売スケジュールまでチェックすることができます。
さらに日本以外にもフランスやイタリア、イギリス、アメリカなどの人気ブランドごとの記事も検索できるので、海外のブランド事情や最新情報を定期的に収集したいという人にはとても便利ですね。
2-2 ライフスタイルとファッション情報を合わせた複合型サイト
(1)WWD Japan
雑誌や週刊誌の出版などを手掛ける株式会社 INFASパブリケーションズが運営する、週刊誌「WWDジャパン」と「WWDビューティ」のweb版サイトです。
週刊紙「WWDジャパン」は1910年にアメリカの出版社「フェアチャイルド・ファッション・メディア」が創刊した「WWD(Women’s Wear Daily)」の日本版ファッション業界専門誌で、「WWDビューティ」は2007年に創刊した美容業界専門誌です。
2つの専門誌がメインとする国内外のファッションやビューティーなどの最新ニュースを中心に、話題のコレクションやスナップ、アート、ライフスタイル情報などさまざまなテーマを取り扱っています。
国内のwebファッションメディアとしては老舗にあたるだけに、ファッション業界に興味がある人なら誰でも知っているというほどのメジャーな存在で、固定ファンも多い人気のサイトです。
(2)MODE PRESS
世界で最も長い歴史を持つフランスの通信社「AFP通信」のグループ会社で、日本で「AFP通信」のコンテンツのマーケティングを行っている株式会社クリエイティヴ・リンクが運営しているファッション情報サイトです。
AFP通信から毎日届く海外の最新ファッション情報を中心に、ビューティーやライフスタイルなども含めてMODE PRESS編集部が独自に取材したコンテンツ記事も日々配信しています。
さらに動画メニューも充実しており最新のファッションニュースやイベント情報、クリエイターへのインタビューなどを動画で見ることができるのは他のサイトにはない画期的なサービスと言えます。
FacebookやTwitterなどのSNS、MODE PRESS公式のiPhoneアプリでも最新のファッション情報をチェックすることができます。
(3)FASHION HEADLINE
メディア運用と制作、広告代理業をメインとする株式会社ファッションヘッドラインが運営するファッション情報サイトです。
国内外の最新ファッション情報を中心に、ビューティーやライフスタイル、アート、デザイン、ビジネス、エンターテイメントなどライフスタイルにおけるさまざまな角度からファッションを取り上げているのが特徴です。
サイトでのブランドアイテムの特集やクリエイターへのインタビュー、話題のイベント情報などのほか、FacebookやTwitterなどのSNSでも今流行りのトレンド情報を発信しています。
(4)honeyee.com
ライフスタイルのプランニングやメディア関連のサービス事業などを手掛ける株式会社ハニカムが2005年に立ち上げたファッション情報サイトです。
東京を中心にした日本国内や世界の最新ファッションを中心にアート、音楽、ビューティー、カルチャーなどの情報を定期的に発信しています。
また、FacebookやInstagram、LINE、Twitterでも積極的に記事を更新しており、webサイトとSNSを特徴に合わせてうまく使い分けています。
さらに国内を代表するアーティストやプロデューサー、モデル、タレントなどが参加しているブログも人気で、数多くのユーザーが訪れています。
2-3 国内のファッション情報を中心とする専門型サイト
(1)スタイルアリーナ
「東京のストリートファッション」をテーマに一般財団法人日本ファッション協会が2002年から運営しているサイトです。
「ストリートファッション」をテーマに扱っているサイトはいくつもありますが、スタイルアリーナでは、その"ひと"の趣味・考え方や気分が、自分なりの"着こなし"として表現されるファッションを「ストリートファッション」と定義しています。
原宿や渋谷、表参道、銀座、代官山など東京の代表的な「ストリートファッション」に加え、「サイクリストStyle」や「ロリータ」、「山ボーイ」「サバゲー女子」など個性的なファッションスタイルを取り上げているのも特徴です。
(2)HARAJUKU KWAII STYLE
モデルやタレントのマネジメント事業、雑誌やwebを使ったプロモーション事業などを手掛けるアソビシステム株式会社が運営する原宿を中心としたファッション情報サイトです。
歌手でモデルでもある「きゃりーぱみゅぱみゅ」が所属している事務所ということで話題ににもなりました。
「HARAJUKU KWAII STYLE」という名の通り、原宿女子向けの最新ファッションやカルチャーをテーマにストリートスナップやインタビュー、コラムなどをメインに取り上げています。
さらに原宿のカワイイカルチャーを世界に配信することをコンセプトに独自メディアを運営し、多様な情報を発信しています。
(3)SO-EN ONLINE
学校法人文化学園の「文化出版局」が発刊しているファッション雑誌『装苑』のwebサイト版です。
最新のモードファッションを中心に、デザイナーやクリエイターのコレクション紹介、デザインコンテスト、ビューティー、カルチャーの最新情報を発信しています。
文化学園の学生とコラボレートしたファッションスナップ企画「キャンパス・パパラッチ」や学生ならではのオリジナリティあふれる自由な視点で今気になる人やイベントを取材した「学生編集部」など、ファッション雑誌と文化学園の学生が連動したさまざまな企画があるのがサイトの強みになっています。
2-4 海外ファッション誌の日本公式サイト
(1)ELLE ONLINE
世界46の国と地域で刊行されている女性誌「エル(ELLE)」の日本公式webサイトです。
海外から届く最新のファッショントレンドやニュース、コレクションスナップなど話題の情報を中心に、ビューティーやカルチャー、グルメ、インテリア、海外セレブ、ウェディングなどのさまざまなテーマの最新情報も発信しています。
また、「ELLE ONLINE SHOP」のECサイトも併設しており、サイト内で話題のファッションアイテムや編集部おススメのグッズを直接購入することもできます。
(2)VOGUE JAPAN
世界的にも人気のあるファッション・ライフスタイル雑誌「VOGUE」の日本版である「VOGUE JAPAN」の公式webサイトです。
海外で話題の最新ファッションを中心にセレブリティのスナップやインタビュー、メイクやスパ&サロンなどのビューティー、インテリアやグルメを扱ったライフスタイルなどさまざまな情報が充実しており、誌面との連動企画もあります。
(3)GQ JAPAN
1957年にアメリカで創刊されて以来、世界19ヵ国で発行されているアメリカの男性ファッション雑誌「GQ」の日本版、「GQ JAPAN」の公式webサイトです。
主にビジネスパーソン向けに最新ファッション以外にも政治やビジネス、グルメ、フィットネスなど幅広いテーマを扱っていますが、ファッションや高級時計、自動車の特集など男性ユーザーの人気が高い企画が多いのが特徴です。
「VOGUE JAPAN」や「Wired」なども手掛けるコンデナスト・ジャパンが運営しているので、それぞれの雑誌やwebとのコラボ企画なども行っています。
ホームページ制作の費用相場
つづいては、ホームページ制作にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下の通りです。
<作成費用> | <ホームページの特徴> | <どんな企業向きか> |
~30万 | ・テンプレートを使用 ・WordPressなどのCMSで作成 ・画像やテキストは依頼者側で用意 ・簡易的なコーポレートサイト ・簡易的なオウンドメディア ・10ページ以内の作成 |
・費用を抑えたい ・短い納期で依頼したい |
30万~100万 | ・オリジナル性の高いwebサイト ・発注者の要望に沿ったデザイン ・独自コンテンツの充実したwebサイト ・オリジナル性の高いwebサイト ・簡単な撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業 ・凝ったWebサイトを作りたい |
100万~200万 | ・戦略的で効果の高いwebサイトの作成 ・トレンドのコンテンツやデザイン ・撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業~大企業 ・規模の大きいWebサイトを作りたい |
200万~ | ・完全オリジナルデザインのWebサイト ・SNSとの連動が可能 ・多機能なWebサイト |
・大企業 ・複数のブランドサイトを制作したい方 ・SNSと連動したWebサイトを作りたい ・機能性の高いWebサイトを作りたい |
ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
まとめ
この記事では、ファッションをテーマにした情報ポータルサイトを4つのタイプに分類し、実際にリサーチをする際に参考となるサイトをご紹介しました。
「ファッション」はその時代ごとにトレンドの移り変わりがとても速いため、的確かつ迅速な情報の収集と発信が求められます。
その一方で、個々人のライフスタイルとも密接に関係したものであるため、単にトレンド情報を伝えるだけではなかなか関心を持ってもらえません。
そのためにも、情報を伝えていく手段としてぜひポータルサイトを活用していくことをおススメします。
ポータルサイトは情報発信の幅を広げるだけでなく、新たなビジネスチャンスも生み出す場としても大きな可能性を秘めています。
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