過去、同じテーマで動画を制作してからしばらく経っていて、
ちゃんと作ろうっていうのが一番最初のきっかけです。
私以外にも2人参加して、複数社の話を聞いてるんですけども、
提案がすごく論理だっていて、ともすると感性で作りあがりそうな動画っていうものに対して、
裏付けるロジックだったりポリシーというものをしっかり感じられた。
動画制作の過程でも非常に良い壁打ち、議論ができたなと思ってます。
社内から見ると「自分たちの強みこうだ」とか「こう見られたい」
とかっていう割と「独りよがり」な一人称的な話が出ちゃうところを、
ほぼまっさらの状態で入っていただいて、「(貴社の)際立ってるとはここなんじゃないか」
とかっていうところをピックアップしていただいて、
その前提に立った時どういう動画にできるんだ、とかっていう会話ができたのは
この動画に限らずなんかすごくいい議論だったな、というふうに思ってます。
今回のプロジェクトは
「描きたいものが最終的にまとまらないんだったらもう止めちゃう」
とか、もしくは
「きちんとできる目処をはたったんだけど、時間が足りないんだったら時間を延ばそう」
とかっていうぐらいまで様々な選択肢がある中で、制作工程ではアイディアを深掘りしていくことに時間をかけられました。
逆に言うとあれに付き合ってくれる企業もなかなかいないだろうなと思います。
事業部長レベルだったり、場合によっちゃ経営のところで話してるような言葉っていうものを使いながら話していくので、
それを受け止めていただくというところも、受けられる会社は結構限られてるだろうなと思って。
そういった意味ではご担当者さんにかなりそこを読み解いていただいたなっていうふうに思ってますね。
プロジェクトに関わった本人たちで言うと、「あの時の最善の答えを出せたな」と思ってます。
今、振り返って、知らなかった人に急に「これどういうつもりでどういうために作ったの?」というの聞かれても、説明できる。
そしてそれが映像に反映されてるものになったなと思っています。