Webシステム開発にかかる費用と料金相場【2024年最新版】
今回は、Webシステム開発を依頼した際にかかる費用について解説。開発料金の相場や、Webシステム開発で失敗しないためのポイントをご紹介します。
Webシステム開発にかかる料金の相場
まずはじめに、Webシステム開発にかかる料金の相場をチェックしましょう。
Webシステムと一口に言ってもさまざま。詳しくは後述しますが、作りたいWebシステムによっては数十万円で済むこともあるでしょう。また、WordPressやMovableTypeなどオープンソースを利用するとリーズナブルに開発することもできます。
しかし、マッチングサイトやSNSなどを新たに構築したい場合は最低でも100万円以上、規模の大きさによっては数十万円することもあるようです。
Webシステム開発は作りたい物によって費用が大きく左右されるもの。「数千万円はちょっと......」と思う方も多いかもしれませんが、大規模マッチングサイトやSNSなどでない限り、そこまで費用が膨らむことはありません。
最低限の機能、あるいはオープンソースを活用している場合には50万円〜、さまざまな機能を盛り込み中規模程度のWebシステムを構築した場合でも、〜500万円程が相場でしょう。
- 【これだけは押さえておきたいポイント】
-
- オープンソースを活用した場合にはリーズナブルに構築可能
- マッチングサイトやSNSを構築する場合には最低でも100万円
規模の大きさによっては数千万円することも - しかし、中規模程度のWebシステムであれば〜500万円ほどに
収まることが多い
もし「なるべく早く自社に合ったWebシステム開発会社を見つけたい」とお急ぎなら、見積もりも可能なので、ぜひアイミツをご利用ください。
Webシステム開発に関する費用の具体事例
関連する費用事例です。様々な企業の実績をベースに費用事例として紹介しておりますのでぜひご覧ください。
【51万円~100万円】 鍵管理システム
- 業界
-
- 官公庁・公社・団体
- 発注元規模
- 500人〜1,000人未満
- 納期
- 4ヶ月
- オプション業務
-
- DB構築
- クラウド構築
- サーバー設計構築
- スクラッチ開発
- フルスクラッチ開発
- ワンストップ
- 生産性向上
- 保守運用サービス
- 実績企業
- 株式会社ライフグラム
- 課題
- 解決
- 効果
- アナログ管理で、利用者もわざわざ治水事務所に出向いて鍵を借りる必要があり、使用後も鍵を返しに来なくてはならなかった。
また、借りた人を確認をしてはいても、そこから誰がどう利用しているかは追うことができず、迷惑行為や事故等があったとしても通報がなければわからなかった。
- IoT屋外型電子錠を開発し、利用者登録後、WEB上で予約を行い、鍵の開閉を予約時間内でできるようにした。
利用状況のログを収集するようにした。
- いつどこで誰が開け閉めしたのかがわかるようになった。
厳密に利用時間を指定して予約することにより、円滑に安全な桟橋利用ができるようになった。
気軽に桟橋を利用できるようになった。
【1001万円〜】 キヤノンマーケティングジャパン株式会社のマッチングシステム開発
- 業界
-
- 専門商社
- 発注元規模
- 3,000人以上
- 納期
- 非公開
- 実績企業
- 株式会社カスタメディア
- 課題
- 解決
- 効果
- ・フォトスタジオを身近に感じられるスタジオ検索、予約サイトを作りたい
- ・MASEをベースにフォトスタジオの検索、予約システムを開発
・Web上の地図を使って場所からスタジオを検索できる機能を搭載するなど検索性に優れたシステムを開発
・ニーズに合わせて事前決済機能を設ける
- ・柔軟に対応できる決済機能を搭載できた
・スタジオの紹介から検索、撮影に役立つ情報の提供まで行えるシステムを構築できた
【601万円~1000万円】 講座(動画)配信サービス
- 業界
-
- 通販・ネット販売
- 出版
- 医療・福祉
- 医療
- 教育
- 発注元規模
- 50人〜100人未満
- 納期
- 6ヶ月
- オプション業務
-
- DB構築
- 実績企業
- 株式会社ライフグラム
- 課題
- 解決
- 効果
- ペライチで販売、別システムで生徒の管理、別システムで動画配信と管理が煩雑になる上にデザイン性が悪い上にログが分散してしまって分析が難しかった
- 販売〜顧客管理・講座管理・動画配信までをECCUBEをベースに管理する設計とし、サーバコストのかかる動画配信部分だけど別途ストリーミングサービスを使用し、API連携することにした
- 管理が一元化でき効果測定も容易になった
【1001万円〜】 C2Cマーケットプレイス「RMT.club」
- 業界
-
- Webサービス・アプリ
- 発注元規模
- 50人〜100人未満
- 納期
- 12ヶ月
- 実績企業
- 株式会社ウェブネーション
- 課題
- 解決
- 効果
- RMT.clubは当社が2015年に開発し、現在も運用しているシステムです。
月10万以上の出品数、月1000万PVを超える大規模サービスに発展しました。
- 当初の予想を超え、サービス規模が異常なレベルに拡大し、またシステムの老朽化の課題に直面したため、後発サービスとしてゲームクラブを開発しました。
- ゲームクラブの開発・リリースにより業界における市場のシェアを拡大し、現在も発展を続けています。
【101万円~300万円】 クラウド点呼システム
- 業界
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- 自動車・輸送機器
- 発注元規模
- 10〜25人未満
- 納期
- 4~6ヶ月
- オプション業務
-
- DB構築
- サーバー設計構築
- スクラッチ開発
- フルスクラッチ開発
- ワンストップ
- 業務改善
- 実績企業
- 株式会社ライフグラム
- 課題
- 解決
- 法律改正に伴い点呼業務の負担軽減のためのシステム開発が必要になった
- Zoomの様な外部システムに頼らずにオールインワンパッケージとすることによって快適な操作感で点呼が可能に
Webシステム開発にかかる費用の算出方法
続いて、Webシステム開発にかかる費用はどのように算出されるのかをチェックしましょう。
Webシステム開発に限った話ではありませんが、システム開発の費用を占めるのは基本的には人件費です。簡単に言ってしまえば、どれだけの人数で、どれだけの時間をかけて作られたのかによって決まります。ここで押さえておきたいのが、「人月」と呼ばれる単価です。
システム開発の費用算出に用いられる「人月」とは
システム開発の費用を算出する際、「人月」の単位が用いられます。「人月」とは、システム開発に関わらず作業量を表現する場合に使われる単位。「1人でその作業を進めた場合は◯ヶ月かかる」、つまり「1ヶ月で作業を終わらせたいならば、◯人必要」ということを意味する単位です。
例えば「ECサイトのシステムを構築してほしい」と依頼した場合、「このシステムであれば4人月で作れます」と言われることがあります。つまり、1人で構築作業を進めた場合には4ヶ月かかってしまうものの、4人で進めれば1ヶ月で完了するということです。
ここで重要なのが、人月単価はどのくらいかかるのかということでしょう。
人月単価の相場はどのくらいなのか
システム開発ではこの「人月」と呼ばれる単位を用いて費用を算出しますが、その際、エンジニアやプログラマーの単価が非常に重要です。
例えば、「4人月で作れます」と言われた場合、仮に人月単価が100万円のエンジニア4人で構築作業を進めるならば、100万円×4人=400万円が1ヶ月にかかる費用ということ。
つまりシステム開発の費用は、開発を進めるエンジニアたちの人月単価に大きく左右されます。それでは、人月単価はどのくらいかかるのでしょうか。
エンジニア/プログラマー | 人月単価の相場 |
---|---|
下請け/個人事業主のプログラマー | 40〜60万円 |
大手企業のプログラマー | 50〜100万円 |
初級システムエンジニア | 60〜100万円 |
中級システムエンジニア | 80〜120万円 |
上級システムエンジニア | 100〜160万円 |
基本的には、プログラマーやエンジニアの経験・スキルによって人月単価が決められます。1つずつ確認していきましょう。
■下請け企業のプログラマー、個人事業主のプログラマーの場合
下請け企業のプログラマーや、個人事業主として仕事を請け負っているプログラマーの場合、1人月40〜60万円が相場です。プログラマーは、システムエンジニアより月額単価の相場が低い傾向にあります。
■大手企業のプログラマーの場合
大手企業のプログラマーの場合、下請け企業などのプログラマーよりも少し高くなり1人月50〜100万円が相場です。
■初級システムエンジニアの場合
実務経験を積んで2〜4年ほどの初級システムエンジニアの場合、60~100万円ほどが月額単価の相場。初級システムエンジニアの場合、Webシステムの中枢的部分の設計・構築を任せられることはあまりありません。部分的な設計を任されるエンジニアと言えるでしょう。
■中級システムエンジニアの場合
最低でも5年以上、10年未満の経験を積んでいる中級システムエンジニアの場合、1人月80〜120万円が相場。開発プロジェクトを牽引していく中心的存在となる層です。
■上級システムエンジニアの場合
上級システムエンジニアの場合、1人月は100〜160万円が相場です。10年以上の経験を積んでいるベテランとなると、設計のみを担うわけではありません。スケジュール管理やタスク管理、定期的なクライアントとのコミュニケーションも担当するなど、マルチに活躍する層です。
つまり、経験やスキルが増えるにつれて人月単価は高くなります。
人月単価の落とし穴に注意
ここまで読んだ方は、「つまり、人月単価の高い人に携わってもらえば、費用は高くつくもののスキルがあってクオリティも期待できる」と思った人もいるかもしれません。
もちろん、人月単価が高いエンジニア=経験を積んできた優れたエンジニアということも事実です。しかし、システム開発会社が設定している人月単価の中には、必ずしもスキルを反映した金額ではない場合もあります。
例えば大手システム開発会社の場合、システム開発を請け負ってもすべての工程を担うわけではありません。一部の設計作業を子会社や外部の下請け企業に外注します。つまり、そこで外注費用がかかっているということ。
その場合、人月単価を通常通り計算してしまうと、自社分の利益を確保できません。そのため、人月単価を少し多めに見積もらざるを得ないでしょう。
大手システム開発会社に依頼した場合に費用が高くなってしまうのは、優れたエンジニアが揃っているというのはもちろん、このような事情も背景にあることを忘れてはなりません。あえて人月単価を高く見積もっている場合があるため、「費用が高い=クオリティを期待できる」と安易に考えるのは少しリスキーです。
- 【これだけは押さえておきたいポイント】
-
- Webシステム開発にかかる費用は基本的には人件費
- 人月単価はプログラマー/エンジニアの経験やスキルで増加
- 人月単価が高い=クオリティを期待できると考えるのは少しリスキー
Webシステムの種類別に見る料金相場
続いて、Webシステムの種類ごとに料金相場を確認しましょう。
Webシステムの種類 | 料金相場 |
---|---|
メールフォーム | 3万円〜 |
CMS | 50万円〜 |
Q&Aサイト | 60万円〜 |
ECサイト | 60万円〜 |
口コミサイト | 40万円〜 |
予約管理システム | 80万円〜 |
マッチングサイト | 100万円〜 |
SNSサイト | 100万円〜 |
メールフォーム
ホームページ、コーポレートサイトなどに埋め込むメールフォームシステムを構築する場合は、非常にリーズナブルで、3万円ほどで依頼できます。
ちなみに、WordPressを用いてサイトを構築している場合、利用するテーマによってはもともとメールフォームが搭載されているほか、プラグインで追加することもできます。
CMS
自社独自のCMSを構築したい場合、シンプルなものであれば50万円ほど〜依頼可能。搭載する機能によって費用は大きく左右されるため、高額では400万円ほどかかる場合もあります。
Q&Aサイト
ユーザー同士が質問する・回答するQ&Aサイトを制作する場合、60万円ほど〜システムの構築が可能です。回答してくれた人にポイントを与える、検索機能を設けるなど機能を追加する場合は費用が高くなっていくため、300万円ほどかかることもあります。
ECサイト
ECサイトのシステムを構築する場合も、60万円ほど〜依頼が可能です。しかしサイトの規模や商品数、搭載する機能によって大きく変動し、400万円ほどかかることもあります。
口コミサイト
商品やサービスなどの口コミサイトを構築する場合、会員登録機能や口コミ投稿機能だけであれば40万円ほどで依頼できます。しかし検索機能やインセンティブ機能などを追加した場合は、300万円ほどかかることも少なくありません。
予約管理システム
予約管理システムを導入する場合は80万円〜構築可能です。電子決済機能や従業員の勤怠管理システムとも連携させるなどの場合は300万円ほどかかるでしょう。より複雑な場合には1,000万円以上かかることもあります。
マッチングサイト
マッチングサイトの場合は100万円〜構築できますが、決済機能や検索機能、メールマガジン機能などを盛り込むと500万円ほど、さらに規模が大きくなれば数千万円まで膨らむこともあります。
SNS
SNSのシステムを構築する場合、マッチングサイト同様100万円〜構築することもできますが、社内SNSではなくオープンかつ大規模なSNSを構築する場合は500万円以上かかるでしょう。
- 【これだけは押さえておきたいポイント】
-
- どのWebシステム開発も、最低限の機能の場合数十万円で可能
- それぞれどのくらいの機能を追加するかによって
費用は大きく左右されるため注意
【低予算で作りたい方必見!】システム開発に使える補助金・助成金まとめ
システム開発には、それなりの費用がかかります。そこで、少しでも費用を抑えたいときに役立つのが国や地方自治体の補助金です。以下にシステム開発に活用できる補助金を3つ厳選してご紹介します。原則、契約前に申請が必要なので、発注先選びと並行して補助金情報を調べるのがおすすめです。
最大補助額 | 補助率 | 申請方法 | |
IT導入補助金 | 450万円 | 1/2以内 | 電子 |
ものづくり補助金 | 5,000万円 | 1/2または2/3 | 電子 |
持続化補助金 | 200万円 | 1/4 | 電子または郵送 |
IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金)
「IT導入補助金」は、ITを活用した中小企業や小規模企業の業務効率化・売り上げの向上を目的とし、ホームページ作成、クラウドツール・業務用ソフトウェアの導入にかかる費用の一部を補助します。補助額は最大450万円・補助率1/2以内です。
出典:IT導入補助金2023 https://www.it-hojo.jp/
ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)
「ものづくり補助金」は、中小企業・小規模事業者が制度変更などに対応するための革新的サービス開発、設備投資などを支援する補助金です。「通常枠」「デジタル枠」「グローバル市場開拓型」などが設定されています。最大補助額は5000万円で、補助率は1/2または2/3です。
出典:ものづくり補助金総合サイト https://portal.monodukuri-hojo.jp/
持続化補助金(小規模事業者持続化補助金)
「持続化補助金」は、小規模事業者が制度変更に対応し、持続的な経営を実現するために必要な販路拡大に関わる経費を一部補助するものです。通常枠または特別枠(賃金引上げ枠・卒業枠・後継者支援枠・創業枠など)の申請類型いずれか1つの枠のみ申請可能。最大補助額は通常枠で50万、その他の枠で200万円で、ウェブサイト関連費の補助率は1/4です。
出典:小規模事業者 持続化補助金(一般型)https://r3.jizokukahojokin.info/
補助金について、さらに詳しい情報を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
補助金を利用する際は、申請スケジュールや必要書類の準備に注意しましょう!
補助金を利用する上で何より大切なのは、規定に沿ってきちんと申請を行うことです。事業計画書、経費明細書など、必要な書類は各補助金・助成金の公式ホームページに記載されているため、もれなく準備し、不備のないように記載しましょう。
しかし、補助金申請は揃える書類や申請項目も多く、業務が煩雑になりがちです。スケジュールをきちんと把握しておらず、「気がついたら申請期限を過ぎていた」なんてことが起こる場合も。
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