FileMakerとは?基礎やメリットを解説

更新日:2026.04.21

FileMakerとは、プログラミング不要でデータベースを構築できるシステムです。この記事では、システム開発やアプリ開発など、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、FileMakerとはどのようなシステムなのかを解説。FileMakerの種類や導入のメリットなども解説していきます。

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FileMaker(ファイルメーカー)とは

FileMakerは、Claris International社が開発したデータベース管理システムです。通常、データベース開発には専門的な知識やスキルが不可欠です。

FileMakerの特徴は、データベース構築やプログラミングなどの専門知識がないユーザーでも、簡単な操作だけでデータベースを作成できる点です。
FileMakerを利用すれば入力フォームを作成して、入力されたデータを自動で集計し、指定した形式でレポートを出力するといったシステムを短期間で構築できます。作成したデータベースを共有して、複数のユーザーで利用することもできます。

FileMakerの種類

FileMakerには5つの製品が用意されており、製品ごとに機能・役割が異なります。

FileMaker Pro:Windows・Mac向けアプリ開発ツール
FileMaker Cloud:FileMakerのクラウド版
FileMaker Server:アプリをオンプレミスで共有できるサービス
FileMaker GO:モバイル向けアプリ操作ツール
FileMaker WebDirect:Webブラウザ向けアプリ操作ツール


FileMaker ProやFileMaker Cloudは、アプリを開発するためのツールです。FileMaker Cloudで作成したアプリはそのままクラウド上で共有できます。FileMaker Serverを利用すれば、FileMaker Proで作成したアプリをオンプレミスで共有可能です。作成したアプリの操作には、モバイル向けのFileMaker GOやWebブラウザ向けの操作ツールであるFileMaker WebDirectを使用します。

FileMakerの導入メリット

FileMakerには、マルチデバイス対応のデータベースを、短期間で開発できるメリットがあります。

専門知識がなくても操作できる

FileMakerは、専門的な知識がない人でも操作できるように設計されています。FileMakerでは、ドラッグアンドドロップなどの簡単な操作でデータベースを開発できます。また、テンプレートも用意されているので、似たような機能のアプリを作成するのであれば、一から開発する必要もありません。エンジニアなどの専門職が在籍していない会社でも、自社向けのアプリを開発できる点がFileMakerのメリットです。

マルチデバイス対応のデータベース

FileMakerで作成したデータベースは、FileMaker GOやFileMaker WebDirectで操作できます。FileMaker GOは、iOSとAndroidの両方に対応。スマホ・タブレットでの操作が可能です。FileMaker WebDirectを利用すれば、Webブラウザからデータベースを操作できるので、FileMakerがインストールされていないデバイスでも、作成したアプリを利用できます。

製作の工数・コストを削減しやすい

基本的にシステム開発の費用は、プロジェクトメンバーの人件費と開発期間によって決まります。メンバーの人数が多いプロジェクトや開発期間が長いケースでは、開発コストも高くなるのです。

FileMakerを活用すれば、短期間でデータベースを作成できます。
シンプルなデータベースであれば、数時間で作成できるでしょう。データベース構築の工数・コストを削減できる点もFileMakerのメリットです。

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FileMakerの導入に向いている会社

FileMakerには、アプリの操作を自動化するためのコードを追加できる機能が備わっています。そのため、単純作業を自動化して、業務改善を図りたい会社に向いているといえるでしょう。

また、データベース開発には時間がかかるケースも多いです。成長段階にある企業の場合、開発したシステムではすぐに対応できなくなることもあります。FileMakerを利用すれば、事業拡大による機能の不足にも柔軟に対応できるデータベースアプリを開発できるでしょう。

FileMakerの導入プラン

FileMakerにはいくつかプランがあります。FileMaker Cloudを例にプランごとの違いを解説します。

Essentialsプラン

Essentialsプランは、少人数向けのプランです。5~10名のユーザーで利用でき、料金はユーザー1名につき月額2,150円(税抜)です。最大で3つのアプリをクラウドで共有できます。ストレージの容量は、1ユーザーにつき2GBです。暗号化やSSL証明書、多要素認証などのセキュリティ機能も備わっています。

Standardプラン

Standardプランは、10名以上でFileMaker Cloudを利用できるプランです。料金は1ユーザーにつき月額4,400円(税抜)です。共有できるアプリ数の上限は125で、ストレージの容量は1ユーザーにつき6GBです。セキュリティに関してはEssentialsプランと同等の機能が提供されます。

FileMakerによるシステム開発は外注もおすすめ

FileMakerを活用すれば、専門的な知識がなくてもアプリを作成できます。しかし、実用的なアプリを作成するには、設計のスキルが不可欠です。

システム開発会社のなかには、FileMakerによる開発を得意とする会社もあります。使い勝手を考慮しながら、多機能なアプリや複雑な機能を備えたアプリを作成するのは容易ではありません。FileMakerで本格的なアプリを開発するのであれば、外注も検討することをおすすめします。

システム開発の費用相場

システム開発の費用相場は、開発目的や要件によって大きく変動します。たとえば、業務支援システムは100万〜700万円、Webシステムは50万〜500万円程度で構築できるケースが多く、比較的低コストで導入可能です。
一方で、ERPなどの基幹システムは3,000万円〜数億円、医療・ヘルスケアシステムも2,000万〜8,000万円と高額になりやすく、要件の複雑さや安全性への対応が費用を押し上げます。

また、同じカテゴリでもパッケージ導入かフルスクラッチ開発か、外部連携やカスタマイズの有無によって費用は大きく上下します。相場はあくまで目安として捉え、自社の目的と必要機能に応じて適切な投資額を見極めることが重要です。

種類別の開発費用相場

以下では、システムの種類(開発目的)別に費用相場を一覧で整理しています。

システム種別 費用相場 開発期間 種類・目的
業務支援システム
100万〜700万円 3ヵ月〜6ヵ月 ・勤怠管理
・顧客管理(CRM)
・予約管理
・在庫管理
Webシステム 50万~500万円
※小規模〜中規模の場合
1ヵ月~6ヵ月 ・LPサイト
・ECサイト(小規模)
・ポータルサイト
基幹システム 3,000万〜数億円 6ヵ月〜1年以上 ・ERP(統合基幹業務)
・SCM(サプライチェーン管理)
・MES(製造実行システム)
Excel業務の
システム化
100万~2,500万円 1ヵ月~6ヵ月 ・基幹システム連携ツール
・RPA/業務自動化システム
先端技術・専門
システム
500万~3,000万円 3ヵ月~10ヵ月 ・AI/機械学習システム
・SaaS/サブスクサービス
医療・ヘルスケア
システム
2,000万~8,000万円 6ヵ月~20ヵ月 ・電子カルテシステム
・医療情報連携システム

より詳しいシステム開発の費用相場や具体的な見積もり事例、費用の算出方法などは以下の記事にて解説しています。ぜひこちらもご覧ください。

種類別に費用相場を把握したうえで、次に重要となる開発手法による違いも紹介します。

開発手法別の費用相場

システム開発費用は「スクラッチ開発」「パッケージ導入」「ノーコード・ローコード活用」などの開発方法があり、自由度が高いほど高額、既存活用が多いほど低コストになる傾向があります。

同じ機能要件でも、どの手法を選ぶかによって初期費用・開発期間・保守性が大きく異なるため、自社の目的と予算に応じた選定が重要です。

開発手法 費用相場 開発期間 特徴
スクラッチ開発
(フルオーダー)
300万円〜数千万円以上 3ヵ月〜1年以上 完全オリジナル開発。
自由度が高いがコスト・期間ともに最大
パッケージ導入・カスタマイズ 100万円〜1,000万円程度 1ヵ月〜6ヵ月 既存システムをベースに、
必要な部分のみカスタマイズ
ノーコード・ローコード開発 10万円〜300万円程度 数週間〜3ヵ月 開発ツールを活用し、
短期間・低コストで構築可能
SaaS導入
(クラウドサービス)
初期費用0〜50万円
+月額数万円〜
数日〜1ヵ月 既存サービスをそのまま利用。
初期費用は低いが月額課金が継続する

【まとめ】FileMakeとは何かを理解し、目的に合ったシステム開発会社を選ぼう

FileMakerの概要やメリットについて解説しました。Excelでの業務に限界を感じている場合は、FileMakerを利用するとよいでしょう。

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