システム選定時の比較方法とは?比較表づくりのポイントも解説【2024年最新版】
業務効率化や運用工数削減などを目的に、多くの企業がシステムを導入しています。システムの導入にあたっては、複数の企業から提案を受けることも少なくありません。企業担当者の中には「複数社から提案を受けたが、どのような方法で比較して判断すればよいのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、システム選定における評価の流れや、意思決定に役立つ比較表づくりのポイントなどを解説していきます。
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新たにシステムを導入する際の評価の流れ
新たにシステムを導入する際は、多くの場合、複数のベンダーからシステムの提案を受けることになります。しかし、複数の候補を適切な方法で評価し、最適なベンダーを選定することは課題になりがちです。ここでは、新たにシステムを導入する際の評価の流れを解説します。
評価視点を明確にする
まずは、評価視点を明確にすることが大切です。評価視点が不明確な場合、評価の軸がぶれてしまい、自社が求めるシステムの導入ができなくなってしまう恐れがあります。たとえば、決められた期日までに必ずシステムを導入しなければならない場合は、納期遵守が重要な評価視点となるでしょう。その場合は、各ベンダーの導入スピードを重視する必要があります。ベンダーからプレゼンテーションやデモンストレーションを受ける際は、どの程度の納期でシステム導入が可能かを確認するとよいでしょう。
評価項目を決定する
評価視点を明確にしたら、具体的な評価項目を決定します。評価視点は大きな粒度の要望になっていることが多いため、評価視点を基に詳細な評価項目まで落とし込んでいくことが重要です。たとえば、先ほどのように納期遵守を評価視点とした場合、評価項目は以下のようなものが考えられます。
・要件定義は平均してどの程度の日数で可能か
・1ks(キロステップ)あたりの開発期間は何日くらいか
・テスト工程でバグが検出された際は、平均してどの程度の日数で改修できるか
具体的な評価項目を挙げることで、明確な評価が可能になるでしょう。
配点を決定する
評価項目を洗い出したら、各評価項目の配点を決定します。評価項目に点数をつけることで、評価を定量化し、誰が見てもわかりやすい評価にすることができます。なおシステム開発会社に期待することはシステムの要件によって異なるため、要件に応じて配点を変えることが大事なポイントです。たとえば、評価項目の中に「品質」「コスト」「納期」の3種類があるとします。もし納期を最優先する場合は、品質:10点、コスト:10点、納期:20点のように重みづけをするイメージです。
評価基準を明確にする
評価項目の配点を決めて定量化したあとは、評価基準を明確にしていきましょう。評価基準では、3段階評価や5段階評価が用いられるのが一般的です。たとえば、5段階評価では以下のように1点から5点の5段階で評価基準を設けます。
・5点:期待するレベルを大幅に上回っている
・4点:期待するレベルを上回っている
・3点:おおむね期待通りである
・2点:期待するレベルを下回っている
・1点:期待するレベルを大幅に下回っている
評価基準を明確にすることで、評価者が複数人いる場合でも一定基準で評価を行えます。
最終結果を比較する
評価基準を明確にして実際に評価を行ったあとは、最終的な評価結果を比較します。前述までのプロセスを踏むことで、各ベンダーの評価を点数化できているでしょう。基本的には、評価結果として総合点が高いベンダーを選ぶことになるはずです。
ただし、評価者によって各ベンダーの印象が異なることもある点には注意しましょう。関係者を集めて評価協議を行うことが大切です。評価協議で点数の認識合わせや調整を行い、最終的に依頼するベンダーを決めていきましょう。
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システム選定時の評価に役立つのが比較表
複数のベンダーの中から1社のシステムを選定する際、評価に役立つのが比較表です。比較表を作成することで、各ベンダーの特徴や長所を一目で判断できます。
システムの導入には相応の費用がかかるため、選定時には上長の承認が必要なことも少なくありません。上長が必ずしもシステムに詳しいとは限らないため、比較表を使ってわかりやすく評価結果を示すことは有効だといえるでしょう。複数のシステムに対する評価が比較表でわかりやすくまとめられていると、上長としても「それならば確かにこのシステムがよい」と納得しやすいといえます。
システムの比較表を作る時のポイント
ここからは、システムの比較表をつくる際のポイントを3点ご紹介します。
色を多く使いすぎない
比較表を作成する際は、色を多く使いすぎないことがポイントです。色を多く使用すると、比較表の中でどこが重要なのかがわかりにくくなってしまいます。通常の黒字に加えて、最低限以下の2色があれば比較表として成り立つといえるでしょう。
・青字:ポジティブな評価部分に使用
・赤字:ネガティブな評価部分に使用
また比較する場合は、上記のように青字と赤字など対立する色を使うことで見やすくできます。
記号を使って直感的にわかりやすく
比較表では、記号を使って直感的にわかりやすくすることも有効です。評価項目が多くなるにつれて、評価者にとってわかりにくい比較表になる傾向にあります。比較表では視認性がポイントとなるため、評価者が一目で判断できるようにすることが大切です。
たとえば、すべての評価項目に「可能」・「不可能」と記載すると、評価項目の増加につれて見にくい比較表になってしまいます。代わりに「○」・「×」や「✓」を用いることで、視認性を保ちつつ比較表を作成可能です。
重要な部分を強調する
比較表をつくる上では、重要な部分を強調することもポイントです。各評価項目は重みづけがされる場合が多いため、重要な観点と重要ではない観点が存在します。繰り返しになりますが、比較表は一目でわかるようにすることが大切です。強調表示を用いることでメリハリをはっきりつけられます。
たとえば、配点の高い評価項目のセルに色づけをすることで、どの評価項目を中心に見ればよいのか明確になるでしょう。また比較表の最上部に「採用」などの最終結果を示すことで、評価の結論を最初に確認できます。
システム開発の費用相場
つづいては、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
システム開発の平均相場 | 233万円~ |
【システム開発の種類】 | 費用相場 |
簡易顧客システム | 20万円~ |
Webシステム | 130万円~ |
業務システム | 400万円~ |
システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】システム開発会社選びに迷ったらアイミツへ
システム選定では、評価項目の比較表を作成することで複数のベンダーから1社を選びやすくなります。ただし、それでも数あるシステム開発会社から1社に絞り込むのは大変です。
自社にノウハウがなくとも、システム導入実績の豊富なシステム開発会社であれば、安心して依頼できるでしょう。アイミツではご要望を伺った上で、条件に合うシステム開発会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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【費用感を知りたいという方はこちら】
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