PyCharmとは？メリットやインストールの方法をご紹介！【2024年最新版】

「PyCharmって何？」「PyCharmではどんなことができるの？」などとお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、システム開発やWeb制作などの受発注をサポートしているアイミツが、PyCharmとは何か、どんな機能があるのか、PyCharmを活用することによってどんなメリットがあるのかなどを解説していきます。PyCharmのインストール方法や、日本語化のやり方についても解説していくので、PyCharmの利用を検討中の方はぜひ参考になさってください。

【関連ページ】
システム開発にかかる費用・相場感や、あなたの目的別にシステム開発会社をお探しいただけます。
システム開発の費用と相場
Python関連の相談ができるシステム開発会社一覧

Pythonで開発を進める際におすすめされることが多いのが、PyCharm（パイチャーム）の利用です。ここからは、「Pythonについて学びたいところだが、PyCharmについてイマイチよく分からない」という方に向け、PyCharmとは何なのかを解説していきます。PyCharmでどんなことができるのかを知りたいという方は、ぜひチェックしてみましょう。

PyCharmは、チェコのJetBrains（ジェットブレイン）社が提供している、Pythonに特化した高性能IDE（統合開発環境）です。そもそもIDEとは、開発に必要となるソフトウェアが集約されたパッケージのこと。テキストエディタやコンパイラなどがまとまっているので、IDEが1つあれば開発を進めることができます。
PyCharmはPythonによる開発に特化したIDEであることから、Pythonエンジニアのシェア数はトップクラス。Pythonで開発をするのであれば、定番のIDEと言えます。有料版・無料版の2つから選択できますが、無料版であっても十分に機能が揃っている点が特徴です。OSを問うこともなく、Windows・Mac・Linuxのどれであっても利用できるのが心強いでしょう。

PyCharmがPythonに特化したIDEであることが分かりましたが、具体的にはどのような機能が備わっているのか確認していきましょう。
PyCharmで利用できる機能はさまざまですが、基本的な機能としてあげられるのは以下の通りです。

・コードチェック、修正機能
・コード検索
・コード入力補完機能
・ToDoコメントの一覧表示機能
・リファクタリング機能
・デバッグ機能
・ファイルテンプレート機能
・Git、Mercurialなどのバージョン管理システムとの連携
・リモート開発機能
・データベース（SQL）対応機能

リモート開発機能やデータベース対応機能は有料版で利用できる機能ですが、無料版のみの利用であっても十分なほど機能が豊富です。

PyCharmでどんなことができるのかは分かりましたが、PyCharmを活用してPython開発を進めるとどのようなメリットがあるのでしょうか。今回は、

・無料版でも使いやすい
・初心者にも使いやすい
・フレームワークのサポートが充実している
・さまざまなOSで使用できる

上記の4つのポイントに絞ってメリットを紹介していきます。

PyChramを利用するメリットとしてはじめにあげられるのが、無料版であっても使いやすいというポイントです。繰り返しになりますが、PyCharmは有料版・無料版の2つから選択でき、有料版となるとリモート開発機能などの上級者向け機能も使うことができます。しかし、無料版であっても便利な機能が十分に搭載されているので、システム開発にかかる費用をなるべくおさえたいという場合に心強いでしょう。
もちろん、より高度な開発を行いたいという場合には有料版に移行することもできるので、まずは無料で使うことのできるIDEを探しているという場合にもPyCharmはおすすめです。

Pythonによる開発は難しそうというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、初心者にとっても非常に使いやすいという点も、PyCharmを利用するメリットとしてあげられるでしょう。
PyCharmにはプログラミングをスムーズにするさまざまな機能が搭載されていますが、中でも便利なのがコードチェック・修正機能やコード入力の補完機能。もしも間違って書かれている箇所があればすぐに指摘してもらえるので、Pythonによるプログラミングに慣れていないという場合でも安心です。また、スペルが思い出せないと悩んだ際にも、入力保管機能によってすぐに正しいスペルを入力することができます。
初心者でも安心して活用できるようなIDEを探しているという場合、PyCharmは非常におすすめでしょう。

PyCharmを利用するメリットとして3つ目にあげられるのが、フレームワークのサポートが充実しているというポイントです。
そもそもフレームワークとは何かというと、システム開発やアプリ開発において必要な機能、基本の構成などがまとめられたもので、フレームワークがあればよりスムーズにシステム開発を進めることができます。
PyCharmではそんなフレームワークのサポートが充実しており、汎用性に長けたDjangoや軽量なFlask、Pyramidなどに対応。Pythonによる開発をさらに加速させるでしょう。しかし、無料版では対応しておらず、有料版でのみ提供されているサービスなので注意してください。

PyCharmとは何か説明した際にも紹介しましたが、PyCharmは使用するOSを問わないのが大きなメリットです。WindowsのみならずMacやLinuxにまで対応しているので、開発時に対応OSについて悩むことはないでしょう。職場・自宅のPCにかかわらず、どこでもPyCharmを活用できます。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数あるシステム開発会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

ここまでPyCharmを使用することによるメリットを紹介してきましたが、初心者にとっても使いやすい便利なIDEであることから、今すぐ利用してみたいという方も多いのではないでしょうか。
そこで最後に、PyCharmをインストールする方法について解説していきます。PyCharmのダウンロード方法をはじめ、インストール方法、日本語化する方法まで解説するので参考にしてください。

PyCharmを利用する際には、まずPyCharmをダウンロードするところから始めましょう。
PyCharmの公式Webサイト（https://www.jetbrains.com/ja-jp/pycharm/download/）を開き、「ダウンロード PyCharm」と書かれた下のメニューから自身が使用するOSを選択した上で、有料版（Professional）、無料版（Community）のどちらかをダウンロードしてください。
「ダウンロード」をクリックすると間も無く画面が切り替わり、ダウンロードが開始されるので、完了するまでしばらくの間待ちましょう。

PyCharmのダウンロードが無事に完了したら、今度はPyCharmをインストールする必要があります。ダウンロード後、ダブルクリックしてインストーラーを開いてください。すると、無料版の場合「Welcome to PyCharm Community Edition Setup」と書かれたページが開かれるので、「Next」を押して進みましょう。次の画面ではインストール先をどこにするのか設定できますが、問題がない場合は「Destination Folder」をいじらずそのまま先に進んでください。また、「Create Desktop Shortcut」、「Create Associations」などのオプションをチェックしておくといいでしょう。
その後、「Install」ボタンを押してインストールが完了したら「Finish」を押してください。

PyCharmはもともと英語で表記されているIDEなので、英語でも問題なく操作できるという場合にはわざわざ行う必要がありませんが、もしも英語だと不便であるという場合には日本語化させる必要があります。インストールされたPyCharmをクリックして開き、「Do not import settings」にチェックを入れて「OK」をクリック。すると初期画面が表示されるので、左側に並ぶメニュー一覧から「Plugins」へと進み、検索欄に「Japanese Language Pack」と入力しましょう。検索結果に表示されたプラグインをインストールすれば、PyCharmのUIを日本語へとローカライズすることが可能です。

つづいては、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。

システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

今回は、Python開発におすすめなPyCharmについて紹介してきました。
PyCharmは、無料であっても便利な機能を利用できる高性能なIDEです。はじめてPythonで開発を進めるという場合でも非常に使いやすいでしょう。しかし、無理にシステム開発を内製するのはおすすめしません。もしもリソース不足を感じている場合には、システム開発会社に相談するのがおすすめです。開発を依頼できる会社をお探しなら、ぜひアイミツにお問い合わせください。

【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
Pythonに強いシステム開発会社一覧

【費用感を知りたいという方はこちら】
システム開発の費用と相場