YouTubeのブランドアカウントとは?メリットデメリットや注意点・作成手順を解説【2024年最新版】
今やYouTubeの活用は企業のブランディングやマーケティングに不可欠です。しかし、複数人での運用や複数のチャンネルを持つ場合には、通常の個人アカウントだけでは効率的な管理が難しいもの。そこで今回は、そんな時に便利なYouTubeの「ブランドアカウント」という機能をご紹介します。ブランドアカウントとは何か、そのメリットとデメリット、作成方法、そして実際の活用例について詳しく見ていきましょう。
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YouTubeの「ブランドアカウント」とは?
YouTubeの「ブランドアカウント」とは、ビジネスやブランド専用のアカウントのこと。ブランドアカウントを作成し複数のYouTubeチャンネルを一元管理できる機能を利用すれば、企業や団体の運用がしやすくなります。また、ブランドアカウントの作成・運用に特別な費用は発生しないのがうれしいポイント。他のメンバーに管理権限を付与することも可能で、チームでの協力的な運用を実現できます。
ブランドアカウントと個人アカウントの違い
項目 | ブランドアカウント | 個人アカウント |
---|---|---|
チャンネル数 | 最大100個まで作成可能 | 1個のみ |
管理者 | 複数人が管理可能 | 1人のみ |
名称変更 | チャンネル名を変更可能 | Googleアカウント名が変更される |
プロフィール設定 | チャンネルのプロフィールを個別に設定可能 | Googleアカウントと連動 |
メンバー追加 | メンバー追加や権限を設定可能 | 不可 |
ブランドアカウントと個人アカウントの違いは、主に管理体制と拡張性です。個人アカウントは一人で運用し、名前やプロフィールがGoogleアカウントと連動しています。そのため、アカウントの名称を変更するとGoogleアカウント全体の名前も変わってしまいます。
一方、ブランドアカウントは複数の管理者設定と個別のチャンネル名・プロフィール設定が可能です。この特性からも、ブランドアカウントが企業や団体の運用に適していることがわかります。
ブランドアカウントを利用する3つのメリット
ブランドアカウントの利用は、企業や個人ブランドのYouTube活動を一層強化するポイントとなるでしょう。なぜなら、ブランドアカウントには極めて強力な3つのメリットがあるからです。以下では、具体的なメリットについて詳しく見てみましょう。
1.複数人で管理できるため効率的に運用できる
ブランドアカウントの大きなメリットの1つは、複数の管理者を設定できる点です。これにより、チーム全体でのアカウント運用が可能となり、業務の効率化を図ることができます。また、管理者ごとに権限の設定が可能なため、業務分担やセキュリティ管理も可能です。ブランドアカウントは、共同作業を円滑にするための強力なツールと言えるでしょう。
2.最大100個までチャンネルを作成できる
ブランドアカウントのもう1つの利点は、最大100個までのチャンネルを作成できる点です。これにより、異なる目的や視聴者層をターゲットにした多数のチャンネルを運用することが可能となります。例えば、特定の商品やサービス向けのチャンネル、イベント情報専用のチャンネルなどを作成し、それぞれのチャンネルでメッセージを伝えることも可能です。
3.ブランド名や企業名をチャンネル名にできる
ブランドアカウントのメリットとして、ブランド名や企業名をチャンネル名に設定できる点が挙げられます。これにより、視聴者に対してブランドの認知度を高め、企業の信頼性を向上させることが可能です。特に、ブランドのメッセージを直接伝えられるため、視聴者のブランドに対する認識とつながりを強化できます。
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ブランドアカウントを利用するデメリット
YouTubeのブランドアカウントは多くのメリットがありますが、一方で注意点も存在します。1つ目は、ブランドアカウントの作成が誰でも可能であることから、偽ブランドアカウントが作成される可能性です。誤った情報が視聴者に伝えられる恐れがあり、企業のブランドイメージに悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、公式チャンネルであることを明示し、視聴者に安心感を提供する工夫が必要です。例えば、公式WebサイトやSNSと連携させる、公式マークを使用するなどの対策が考えられます。最大限に活用するためにも、ブランドアカウントの運用は慎重に行うべきです。
ブランドアカウントを有効活用している事例
YouTubeのブランドアカウントは、複数のチャンネルを用意し、それぞれのチャンネルで異なる内容の動画を公開することで、さまざまな目的に対応することが可能です。ここでは、具体的にブランドアカウントを活用した2つの事例を紹介します。
タカラトミー|商材によって複数のYouTubeチャンネルを使い分け
出典: タカラトミーYouTubeチャンネル https://www.youtube.com/@takaratomychannel/channels
大手玩具メーカーのタカラトミーは、ブランドアカウントの活用事例として注目されています。彼らは多種多様な商品ラインナップに対応するため、ブランドアカウントで複数のYouTubeチャンネルを運用していることが特徴です。それぞれのチャンネルは特定の商品別やターゲット層別に特化した内容を投稿しています。
HIKAKIN|視聴者が見たい動画をジャンル分けしてチャンネルを展開
出典: HIKAKIN YouTubeチャンネル HikakinGames https://www.youtube.com/@HikakinGames/channels
日本を代表するYouTuber、HIKAKINは、主にエンターテイメントとゲームの2つのジャンルで、それぞれ異なるチャンネルを運用しています。ライフスタイルやエンターテイメント中心のチャンネルと、ゲーム関連のチャンネルに分けて投稿。聴者のニーズに合わせてコンテンツを提供し、幅広いファン層の関心を維持しています。
ブランドアカウントを新しく作成する手順
ブランドアカウントを新しく作成する手順は以下の通りです。
・手順1.ブランドアカウントかどうか確認する
・手順2.新しいチャンネルを作成する
・手順3.プロフィールや概要欄などを設定する
それぞれ詳しく解説していきます。
手順1.ブランドアカウントかどうか確認する
ブランドアカウントを作成する前に、既存のGoogleアカウントがすでにブランドアカウントであるか確認することが重要です。ブランドアカウントは通常のGoogleアカウントとは別に管理され、複数のユーザーで運用できる機能があります。GoogleアカウントでYouTubeの設定画面にアクセスし、詳細設定で「ブランドアカウントに移行する」と表示された場合、そのアカウントは個人アカウントであると判断できます。
手順2.新しいチャンネルを作成する
既存アカウントがブランドアカウントではなかった場合、次のステップとして新たにブランドアカウントを作成しましょう。Googleのアカウント管理画面から「設定」、「アカウント」の順に選択、「新しいチャンネルを作成する」をクリックします。作成したいチャンネル名を入力し「作成」をクリックすることでブランドアカウントを作成可能です。設定したチャンネル名はYouTubeチャンネル名として利用できるので、ブランドイメージに合う名前を設定しましょう。
手順3.プロフィールや概要欄などを設定する
次のステップはYouTubeチャンネルの概要やプロフィールの設定です。ブランドアカウントでサービスや商品をアピールするためには、ブランドに合ったアカウント情報の設定が必要となります。まず、右上のプロフィールアイコンをクリック、「設定」を選択して設定を進めていきましょう。「チャンネルのステータスと機能」から基本情報やキーワードなどを設定します。チャンネル名にブランド名を入力し、プロフィール画像にはブランドのロゴを設定しておきましょう。
他のメンバーをブランドアカウントに追加する手順
ブランドアカウントでは、複数のメンバーを管理者として追加することが可能です。まず、メニューから「設定」を選択します。次に「アカウント」をクリックし、「管理者を追加または削除する」を選択しましょう。表示された詳細画面の中から「権限を管理」をクリック、ブランドアカウントに招待したいメンバーのメールアドレスを入力して個別の役割を設定します。権限には主にオーナーと管理者に分けられ、オーナーは全ての権限を持ち、アカウントの所有権も含みます。管理者はほぼ全ての操作が可能ですが、オーナーの変更や最終的なアカウントの削除はできません。権限設定を適切に行うことで、チームでの運用をスムーズに進めることが可能です。
ブランドアカウントが作成できない場合の注意点と対処法
ブランドアカウントの作成に失敗する場合、原因と対処法はいくつかあります。その1つが、スマホからの操作です。ブランドアカウントの作成はPCで行うことが推奨されており、スマホでは一部機能が制限され、エラーになる可能性があります。この場合、PCを使用してアカウント作成を試みてみてください。また、すでに作成済みのブランドアカウントが100個あると、それ以上のアカウントは作成できない可能性があります。この場合、不要なアカウントを削除するか、新たなGoogleアカウントを作成してブランドアカウントを作成することが必要です。
ブランドアカウントに関するQ&A
ここでは、ブランドアカウントの運用や管理に関連したよくあるQ&Aを紹介します。アカウントの移行、リスク管理、アカウント削除の影響などについて確認していきましょう。
ブランドアカウントから新たなブランドアカウントへ移行できる?
YouTubeでは、ブランドアカウントから新たなブランドアカウントへのチャンネル移行が可能です。移行するには、まず移行元のブランドアカウントの設定画面から「詳細設定」を開き、「チャンネルの移行」をクリックします。そこで移行先となる新たなブランドアカウントを選択すれば移行完了です。ただし、管理対象のアカウントの場合は移行できないため注意しましょう。
個人アカウントの動画をブランドアカウントに移行できる?
個人アカウントの動画をブランドアカウントに移行することは可能です。移行方法は、個人アカウントの「設定」から「詳細設定」を選択し、「チャンネルをブランドアカウントに移行する」をクリックします。表示された移行先ブランドアカウントを選択し「置き換える」ボタンをクリック、「チャンネルを削除」、「チャンネルを移行」で移行が完了します。
個人アカウントの動画をブランドアカウントへ移行するリスクは?
個人アカウントからブランドアカウントへの移行には、以下のリスクが伴います。
・個人アカウントで設定したカスタムURLを移行できないこと
・個人アカウントでのコメントや返信が消える可能性があること
また、ブランドアカウントは複数人がアクセスできるため、管理者などのセキュリティ設定に注意が必要です。
ブランドアカウントを削除するとどうなる?
ブランドアカウントを削除すると、アカウントと関連するすべての動画やコンテンツなどのデータが永久に消去されます。削除はブランドアカウントのオーナーになってから7日以上経過したオーナーだけが実行できます。削除は取り消すことができないため、慎重に行う必要があるでしょう。
動画制作の費用相場
つづいては、動画・映像制作を外注した際にかかる費用相場を映像の種類ごとにご紹介します。
種類 | 費用 |
インタビュー撮影 | 5万円~ |
セミナー・イベント撮影 | 15万円~ |
Webムービー制作 | 30万円~ |
会社紹介PR映像制作 | 50万円~ |
テレビCM制作 | 80万円~ |
動画・映像制作の費用相場を映像の種類ごとにご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】動画制作にお悩みならアイミツへ
この記事では、YouTubeのブランドアカウントの作成方法、メンバーの追加手順、そして作成に失敗した際の注意点と対処法を詳しく解説しました。ブランドアカウント間の移行、個人アカウントの動画の移行、移行時のリスク、ブランドアカウントの削除についても紹介したので、これらの情報を活用してより効果的なYouTubeマーケティングを展開してください。また、動画制作やYouTube運用でお悩みの際には、おすすめの動画制作会社をご紹介するので、ぜひアイミツにお問い合わせください。
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