UXとUIは何が違う？意味やデザインのコツなども詳しく解説【2024年最新版】

UXとUIは、セットで用いられることが多い用語ですが、「違いが分からない」という方も少なくありません。UXは顧客体験、UIには顧客接点という意味があります。この記事では、ホームページ制作やアプリ開発など、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、UX／UIデザインについて解説。UX／UIデザインのコツもご紹介します。

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UX（ユーザーエクスペリエンス）とは、サービスや商品を利用することで、ユーザーが得られる体験を指します。近年、便利な商品やサービスがさまざまな企業から提供されるようになりました。ユーザーは、商品・サービスの品質はもちろん、利便性や理解しやすさも重視するようになっています。競争が激しくなり、優れた商品・サービスを開発するだけでは、購入してもらえなくなりつつあるのです。そのため、UXに力を入れる企業は、年を追うごとに増加しています。

UI（ユーザーインターフェース）とは、ユーザーが商品・サービスを利用する際に、直接触れる接点を指します。アプリであれば操作画面、ホームページであれば画面に表示されているWebページがUIです。UIは、商品・サービスの使い勝手を左右する重要な要素。UIを設計する際は、ボタンやテキストのレイアウト、大きさなど、見た目の良さだけではなく、扱いやすさも考慮する必要があります。

UXとUIは関連性の高い概念です。一方で、違いが分からずに混同しているケースも見受けられます。先述のとおり、UXはユーザーの体験、UIはユーザーと商品・サービスの接点を指します。優れたサービスを提供していても、商品やサービスの使い勝手が悪ければ、継続的に利用されることはないでしょう。UXの良し悪しは、商品・サービスの購入から利用までの一連の購買行動の中で、ユーザーが得られる体験によって決まります。UXは、販売ページのわかりやすさやサポートの充実度など、さまざまな要因に左右されます。ユーザーに優れたUXを提供するには、使い勝手の良いUIも欠かせません。UIは、UXを構成する要素のひとつと捉えることができます。

ホームページのUX／UI改善によって、問い合わせ件数を増加させた有名企業の事例をご紹介しましょう。

航空部品調達や通信販売、広告代理店事業などを展開する全日空商事は、ホームページのUX／UIの改善によって、問い合わせ件数や資料請求数が増加しました。UX／UIの改善前は、問い合わせ・資料請求フォームへの変遷率の低さが課題となっていました。ユーザーが離脱する原因は、ユーザーが求めている情報が不足している点にあると判断。導線の再設計やフォームに表示する項目の見直しを実施しました。改善後のインパクトが大きい施策に集中したことで、2ヵ月でフォームへの変遷率が2.3倍、問い合わせ件数は2.8倍まで改善したとされています。

※出典：約2ヶ月の戦略的導線改善で、お問合せ件数が2.8倍、資料請求数が1.5倍に！
 株式会社ペンシル https://www.pencil.co.jp/success/anatc/

生活用品メーカーのライオンは、法人向けノベルティサイトのUXを再設計し、問い合わせ件数を改善しました。もともと小規模な施策を実施していたものの、大きな改善にはつながっていませんでした。ユーザーが目的の商品ページにすぐにたどり着けない点に原因があると判断し、サイト全体の商品探索導線の改善を実施。目的別の商品検索ページを追加したり、商品ページ内の情報を見直しました。サイトのリニューアル後、1ヵ月で問い合わせフォームへの到達率が1.5倍に増加。加えて、問い合わせ件数は、1.3倍まで改善したとされています。

※出典：ユーザー視点のUX設計で問合せ数が1.3倍に！BtoB向けの「カタログサイト」から「ユーザーに寄り添った提案型サイト」へ！
株式会社ペンシル https://www.pencil.co.jp/success/lion_novelty3/

UX／UIデザインで成果をあげるには、コツを押さえておく必要があります。4つのコツをご紹介しましょう。

UX／UIデザインで成果をあげるには、ゴール・ペルソナを明確にする必要があります。万人が使いやすいと感じるUX／UIデザインを作成することは不可能です。UX／UIデザインに力を入れていても、ホームページを扱いやすいと感じるかどうかは、ユーザーによって差があります。そのため、事前にペルソナとゴールを設定して、ターゲットを絞ることが重要です。ターゲット・ゴールに合わせて、レイアウトや配色、フォントなどのデザインを検討しましょう。

UX／UIデザインの目的は、ユーザーに優れたUXを提供することです。見た目が美しいだけのデザインや斬新な機能は、ユーザーが戸惑う原因になることも。UXを重視するのであれば、ユーザーがスムーズに利用できるデザインになっているかどうかを、考慮する必要があります。UX／UIデザインを検討する際は、必要な情報が適切に記載されているか、レイアウトや各要素の大きさが適切かどうか、ユーザー目線で使い勝手を検証しましょう。

ユーザーテストとは、実際にユーザーにホームページを利用してもらい、使い勝手をチェックするテストです。ユーザーテストでは事前情報を与えずに、ペルソナに近いユーザーが、サイト上でどのように行動するのかをチェックします。ユーザーが操作で迷った箇所や離脱したページを確認することで、改善のヒントを得られます。アクセス解析ツールやヒートマップなどを活用すれば、より掘り下げた分析が可能です。

ホームページの離脱率や滞在時間は、検索順位にも影響を与えます。Googleは2021年に、Webページの読み込み速度やレイアウトの崩れなど、ユーザーの使い勝手に影響を与える要素を、評価指標に加えることを発表しました。使い勝手が悪く、離脱率の高いサイトは、上位表示が難しくなる可能性も。コンテンツの質も、もちろん重要ですが、今後はSEOにおけるUXの重要度も高まっていくと考えられます。

UX／UIデザインについて理解していたとしても、効果的な施策を実施するのは簡単ではありません。ホームページ制作会社の中には、UX／UIデザインを得意とする会社もあります。自社での対応が難しい場合やできるだけ短期間で成果につなげたい場合は、専門的なノウハウを保有するホームページ制作会社への、外注も検討したほうがよいでしょう。

つづいては、ホームページ制作にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下の通りです。

ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

UXとUIの違いや意味、デザインのコツを解説しました。優れたUXを提供するには、扱いやすいUIを用意することが重要です。UX／UIデザインを改善するには、テストと改良を繰り返す必要があります。ノウハウがなければ、なかなか成果につながらないこと。一括見積もりサービス「アイミツ」では、UX／UIデザインに強いホームページ制作会社を無料でご紹介！ホームページのデザインでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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