ドメイン変更による影響は?やり方を徹底解説!【2024年最新版】
ホームページのリニューアルを機に、ドメイン変更を検討する企業も多いです。一方で、ドメイン変更によってSEOの評価や外部リンクへの影響がないか不安を感じている方もいるのではないでしょうか。この記事では、ホームページ制作やWebデザインなど、あらゆる発注先を比較検討できる「アイミツ」が、ドメイン変更の概要やSEOへの影響などを解説。また、影響を最小限に抑えられるドメイン変更のやり方やWordPressのプラグインを利用した変更方法もご紹介していきます。
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ドメイン変更とは
ドメイン変更とは、現在使用しているドメインを新たに取得した別ドメインへ切り替えることです。ドメインを変更する必要がある主なケースとして、以下の2つが挙げられます。
・社名変更やブランド名、サービス名の変更
・Webサイトの方向性の変更
会社名やブランド名とドメイン名が一致していないとユーザーに不信感を与える可能性があります。また、Webサイトの方向性を大幅に変更する場合、以前と同じドメインをそのまま使用しているとユーザーが困惑してしまうこともあるので、現在の方向性に沿ったドメイン名への変更を検討する必要があるでしょう。いずれもユーザーからの信頼を高めるためですので、上記に当てはまる場合は、ドメイン変更をおすすめします。
ドメイン変更による影響は?
ブランディングやマーケティングのためにも、社名やサービス名が変わる際はドメインも変更したほうがよいでしょう。一方で、ドメイン変更することで、SEOやユーザーへ影響が出ないか不安を感じる方もいるのではないでしょうか。ドメインを変更することで、具体的にどのような影響が出てくるのか解説していきます。
外部リンク(SEO対策)の無効化
外部リンクとは、他社のWebサイトやSNSなどの外部に貼られた自社サイトへのリンクのことです。検索エンジンは外部リンクが多いページを、多くの人から紹介されている優良なコンテンツとして評価する傾向にあります。よって、外部リンクの獲得は、SEO対策において重要な施策の1つといえるでしょう。ドメイン変更を行うと、外部リンクのURLが無効となるため、それまで外部リンクから流入していたユーザーを失うことになります。アクセス数が減少するので、Googleからの評価も下がり、検索上位に表示されなくなる恐れもあるのです。
ドメインエイジのリセット
ドメインエイジとは、ドメイン発行日から現在までの期間のことです。ドメインエイジは、Webサイトの運営歴を表す一種の指標といえるでしょう。一般的にドメインエイジが長いほど検索エンジンからの評価が高く、SEOにも有利に働くと考えられています。しかし、ドメイン変更するとドメインエイジがリセットされ、これまで積み上げてきた評価を失うことに。そのため、一時的にアクセスが減少したり、検索順位が下がってしまう可能性もあります。運用期間が長いサイトほど、ドメインエイジのリセットによる影響が大きくなる可能性があるため注意が必要です。
アクセスユーザーへの影響
ドメイン変更によって、ユーザーのアクセスが減少する可能性があります。ドメイン変更すると、サイト内のURLがすべて変わります。これまでブックマークから訪問していたユーザーや、検索エンジンから頻繁にアクセスしていたユーザーは変更後のURLを知らないため、新ドメインのサイトにたどり着けないことも。また、ユーザー自身が新しいサイトを検索し、ブックマークし直すなどの手間も発生。ユーザーに対して、事前に新サイトの立ち上げを告知しておくなどして、計画的に新サイトへの移行を進めましょう。
ドメイン変更のやり方
ドメイン変更することで、SEOの評価が下がったり、アクセスユーザー数が減少する恐れがあります。しかし、それらの影響を最小限に抑えてドメイン変更するやり方があります。ご紹介する方法でドメイン変更を実施すれば、今まで積み上げてきたSEO評価や既存ユーザーを維持しながらドメインを移行できるでしょう。
1.変更前のURLをリストアップする
はじめにドメイン変更前のサイトのURLをすべてリストアップします。このリストはドメイン変更後のURLと照らし合わせて、リダイレクト設定が正しくできているかを確認する際に必要です。リダイレクト設定とは、ドメイン変更前のURLからドメイン変更後のURLに自動的に転送する仕組みのこと。リダイレクト設定を各ページに設定することで、旧URLにアクセスしたユーザーを自動的に新URLに転送できます。また、適切にリダイレクトすれば、旧URLのSEO評価を引き継ぐことも可能です。リダイレクト設定の漏れがないかをしっかり確認するためにもリストを作成しましょう。
2.URLマッピングを設定する
リストアップが完了したら、リストを元にURLマッピングを作成します。URLマッピングとは、新旧ドメインの各ページの対応表のことです。ドメイン名を変更するだけであれば、旧URLのドメイン名を新ドメイン名に変更するだけで問題ありません。例えば、旧ドメインのURLのサービス紹介ページが「https://○○○○.jp/service/」ならば、新ドメインのURLでは、「○○○○.jp」の部分を新しいドメインに変更するだけです。同じ要領ですべてのページのURLを書き換えて、まとめて表にしていきます。URLマッピングを作成しておくことで、リダイレクト設定や確認作業をスムーズに進められるでしょう。
3.旧ドメインにリダイレクト設定を行う
マッピングが完成したら、旧ドメインサイトから新ドメインサイトへ転送するためのリダイレクトを設定。ドメイン変更する場合は、永続的に自動転送される「301リダイレクト」を利用します。301リダイレクトは永続的な自動転送だけでなく、検索エンジンにURLの変更を伝える役割もあるのです。リダイレクト先の新ページに、旧ページの検索エンジンの評価が引き継がれるため、SEOへの影響を抑えられるでしょう。301リダイレクトの設定方法はいくつかありますが、「.htaccessファイル」を編集する方法が主流です。.htaccessファイルとはWebサーバー上で編集できるテキストファイルのことで、サーバー管理会社の管理画面から編集できます。
4.アドレス変更ツールを使用する
次にGoogleサーチコンソールでアドレス変更を行います。Googleサーチコンソールとは、Google検索経由のユーザー流入状況やサイトの検索順位などを確認できる無料ツールです。Googleサーチコンソールにログインしたら、メニューでドメイン変更するサイトのURLを選択します。
1.メニューの「設定」をクリック
2.プロパティ設定の「アドレス変更」をクリック
3.新しいドメインを登録して「検証して更新」をクリック
変更が完了すると「検証に合格しました」と表示されます。ただし、変更したアドレスがすぐに検索結果に反映されるわけではありません。変更内容が完全に反映されるまでには、数ヵ月かかる場合もあるので注意しましょう。
5.サイトマップを送る
最後に新旧ドメインそれぞれのサイトマップをGoogleに送信します。サイトマップとはサイト全体のページ構成を一覧でまとめたページのことです。サイトマップを送信することで、Googleにサイトの構造が伝わりやすくなるので、迅速にクロールしてもらえるでしょう。サイトマップの送信はアドレス変更同様、Googleサーチコンソールで実施します。
1.Googleサーチコンソールにログインし、「サイトマップ」をクリック。
2.「新しいサイトマップの追加」の欄にサイトマップのURLもしくはファイル名を入力し、「送信」をクリック。
送信されたサイトマップのステータスが「成功しました」と表示されれば作業は完了です。
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WordPressでのドメイン変更のやり方
WordPressは、世界規模で圧倒的なシェアを誇るCMSです。全世界のWebサイトの40%程度を占めており、WordPressで構築したサイトを運営している企業も多いでしょう。大まかな流れは先に紹介した方法と類似する部分もありますが、WordPressでのドメイン変更のやり方について説明していきます。
1.新ドメインの取得
まずは新しいドメインを取得します。現在契約しているレンタルサーバーやドメイン取得サービスに不満がなければ、旧ドメインを取得したときと同様の方法で取得しましょう。新しいドメインを取得したら、サーバーと新ドメインを紐づけます。紐づけを行わない限り新しいドメインのページがネット上に表示されることはありません。契約しているサーバーの管理画面にログインして、独自ドメインの追加設定を行います。設定方法はサーバーによって異なるので、契約しているレンタルサーバー会社のサポートページなどで確認してください。設定が完了したら、新ドメインのデータへアクセスできるかどうか確認しましょう。
2.新URLへ変更
次にWordPress側でサイトURLを新ドメインに変更します。旧ドメインでWordPressの管理画面にログイン後、「設定」から「一般」をクリックすると、WordPressアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)という2つの欄が表示。両方の欄に変更前の旧ドメインのURLが表示されるので、新ドメインのURLを入力して「変更を保存」をクリックします。設定が終わったら、新ドメインでWordPressにログインできるかを確認しましょう。「新ドメイン/wp-admin/」をブラウザのアドレスバーに入力してページ移動します。WordPressログイン画面が表示されれば新しいURLが反映されています。
3.リダイレクト設定
WordPressサイトのドメイン変更でも、リダイレクトの設定が必要です。新ドメインへのSEO評価の引継ぎと旧ドメインからの自動転送のために301リダイレクトを設定します。
・まずはサーバーの管理画面にログインし、独自ドメイン設定を開いて公開フォルダを作成。
・管理画面のFTPを開いて上記で作成した公開フォルダを探しましょう。
・公開フォルダの中に新規ファイルを作成し、ファイル名を.htaccessと入力し保存。
・作成した.htaccessファイルを開き、「Redirect permanent/http//」の後に新ドメインのURLを入力。
・最後に属性を604に設定してファイルを保存しましょう。
4.新URLの登録
最後にGoogleサーチコンソールに新しいURLを登録します。前述したアドレス変更ツールを使用し、同様の手順で作業を進めると新URLを登録できます。新サイトのアドレスを選択し、検証に合格すれば作業は完了です。検証合格後に「移動を確認」をクリックすると「このサイトは現在移行中です」という画面が表示されるでしょう。Googleは、新URLの登録を行ってから少なくとも半年間は、リダイレクトを維持するとアナウンスしています。そのため、新URL移行に半年かかる場合もあり、移行が完了するまで一時的にアクセス数が落ち込む可能性もあるのです。また旧ドメインがほかのユーザーに購入され、悪用されないように少なくとも1年間は、古いドメインも保有しておいたほうがよいでしょう。
【番外編】プラグインを使用した変更も可能
WordPressで構築したサイトであれば、プラグインを使用してドメインを変更することも可能です。先に紹介した方法でもドメイン変更はできますが、サーバーやリダイレクトの設定など、初心者には難しい部分もあります。プラグインを使用することで専門知識のない初心者でも簡単にドメイン変更を進められるでしょう。代表的なプラグインに「All‐in‐One WP Migration」「Duplicator」などがあります。プラグインを活用すれば、旧ドメインのWordPressをバックアップして、新ドメインで復元するだけでドメインを変更可能です。
ホームページ制作の費用相場
つづいては、ホームページ制作にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下のとおりです。
作成費用 | ホームページの特徴 | どんな企業向きか |
~30万円 | ・テンプレートを使用 ・WordPressなどのCMSで作成 ・画像やテキストは依頼者側で用意 ・10ページ以内の作成 |
・費用を抑えたい ・短い納期で依頼したい |
30万~100万円 | ・オリジナル性の高いwebサイト ・発注者の要望に沿ったデザイン ・独自コンテンツの充実したwebサイト ・簡単な撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業 ・凝ったWebサイトを作りたい |
100万~200万円 | ・戦略的で効果の高いwebサイトの作成 ・トレンドのコンテンツやデザイン ・撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業~大企業 ・規模の大きいWebサイトを作りたい |
200万円~ | ・完全オリジナルデザインのWebサイト ・SNSとの連動が可能 ・多機能なWebサイト |
・大企業 ・複数のブランドサイトを制作したい方 ・SNSと連動したWebサイトを作りたい ・機能性の高いWebサイトを作りたい |
ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】ドメイン変更の相談はホームページ制作会社へ
ドメイン変更の手順やサイト運営への影響を解説しました。適切な方法でドメイン変更を進めなければ、それまで積み上げてきたSEO評価やサイトを訪れていた顧客を失う可能性があります。社内に適切なスキルを持つ人材がいない場合は、無理に自社でドメイン変更するよりもドメイン変更の相談にのってくれるホームページ制作会社に依頼したほうがよいでしょう。アイミツではご要望に沿った会社を無料でご紹介しているので、お気軽にお問い合わせください。
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