徹底解説!ホームページ制作を依頼して成功するためのポイントとは【2024年最新版】
企業や店舗のまさに「顔」ともいえるホームページは、情報化社会である現代では欠かすことのできない存在だといえるでしょう。なぜなら、顧客となるべきカスタマーが情報収集する手段として、最初に使うのがインターネットだからです。
これによって顧客の購買行動にも変化が起こりました。顧客自らが課題解決のため、ニーズを満たすために購買に向けた情報収集を積極的に行うようになり、ホームページを持つ企業・店舗に新たなビジネスチャンスが生まれたのです。BtoB、BtoCを問わず、さまざまな企業がホームページ制作を考えるのはこのためです。
しかし、webに関する知識を持たない企業が、ホームページ制作の依頼を制作会社に安易に丸投げしてしまったことで、プロジェクトが失敗に終わってしまうケースも珍しくありません。なぜ、ホームページ制作のプロフェッショナルである制作会社が、企業の依頼に応えられないのか?制作会社に依頼したホームページ制作を、成功に導くために気を付けなければならないポイントとは何なのでしょうか。
そこで本記事では、ホームページ制作の外注を考える企業担当者に向け、ホームページ制作を依頼する以前に考えておかなければならないこと、制作会社の選び方やホームページ制作の料金相場、ホームページ制作依頼時に注意しておかなければならないことなどを解説していきます。
ホームページ制作を依頼する前にするべき5つのこと
ホームページ制作をプロフェッショナルに依頼したが失敗に終わってしまった、というのは、どのような状況を指すのでしょうか?想定したものと全然違うものができあがってしまったのかもしれませんし、高額な費用でホームページ制作を依頼したのに思ったような効果が得られなかったのかもしれません。もしかしたら、初期制作費ゼロを謳いながら、高額な月額料金を要求する業者に依頼してしまったかもしれません。
悪徳業者は論外としても、実際にクライアントの要望を実現できない、技術力の乏しい制作会社があるのも事実です。しかし、制作会社の多くは優良企業であり、技術的にも確かなものを持っています。つまり、依頼したホームページ制作が失敗してしまう要因は、少なからずクライアントである企業側にもあるのです。
その代表的な例が「ホームページ制作の丸投げ依頼」です。考えてもみてください。あなたはwebの素人だからこそ、ホームページ制作を制作会社に依頼するはず。一方の制作会社は、webのプロフェッショナルではありますが、あなたの仕事に関しては素人同然です。
つまり、ホームページ制作を依頼する前に、あなたの企業や仕事に関することを制作会社に知ってもらうため、明確にしておかなければならないことがあるのです。ホームページ制作をスムーズに依頼するため、考えておかなければならないポイントを一つひとつ解説していきましょう。
1.ホームページの目的を整理する
ホームページ制作を依頼する前に「新規顧客を獲得する」「自社の認知度を高める」など、どんな目的でホームページを制作したいのかを明確にしておく必要があります。目的が具体的であればあるほどベターです。
たとえば、オーダーメイド主体のアパレルショップと、通販主体のアパレルショップが「新規顧客を獲得する」という目的でホームページを制作したいとしましょう。同じアパレルショップが同じ目的を持つにもかかわらず、前者の顧客獲得は「ホームページによって来店客を増やす」のを意味し、後者の顧客獲得は「ホームページによってECショップへのアクセスを増やす」のを意味します。
このように同じ言葉でホームページ制作の依頼を受けても、企業の職種や業態によって制作会社が取るべきアプローチは大きく異なってしまうのです。明確で具体的な目的を設定したうえでホームページ制作を依頼すれば、制作会社との認識のズレを避けられ、方向性がぶれてしまうのも回避できるでしょう。
一部、制作会社がクライアント企業のリサーチを行い、客観的な立場でホームページの目的や方向性決定を代行するケースもあります。しかし、専門のコンサルティング会社ではない制作会社のリサーチには疑問符が付き、高額な追加費用も必要です。自社の業務内容を見直すいい機会でもあるため、時間をかけてでもホームページ制作の具体的な目的を設定するべきです。
2.ホームページのターゲットを設定する
ホームページの目的を設定したら、どんな人を対象にするのかというターゲットを設定する必要があります。ターゲットもできるだけ具体的に想定する必要があり、20代の独身女性で正規雇用の会社員など、マーケティング用語でいうペルソナ=具体的な人物像を設定します。
たとえば、20代女性がターゲットなのであれば、ポップな見た目で明るい印象のデザインが好まれるでしょう。しかし60代男性がターゲットなのであれば、落ち着いた印象のデザインが好まれる可能性が高く、フォントサイズ=文字の大きさも大きめにする必要があるかもしれません。「新規来店客を増やす」という同じ目的であっても、ターゲットが異なれば、ホームページ制作を依頼された制作会社が取るべきデザインアプローチも異なってくるのです。
デザインのみを重視しておしゃれなホームページを制作しても、ターゲットに響かなければ意味がありません。潜在的な顧客にきちんと情報が届けられるよう、ターゲットを明確にしてホームページを最適化していかなければなりません。
3.コンセプトやサイト全体のイメージをまとめる
ホームページ制作を依頼する目的やターゲットが明確になれば、おのずとホームページのコンセプトや全体のイメージは見えてきます。見えてきたコンセプト・イメージを具体化するため、必要となる要素をリストアップし、想定に近いイメージを持つホームページのURLを準備するなどで必要な情報をまとめておくといいでしょう。競合他社がどんなホームページを持っているのか、リサーチしておくのもいいかもしれません。
こうした情報があれば、実際のホームページ必要な要素を落とし込みやすくなるため、ホームページ制作をスムーズに依頼することが可能です。情報が具体的であればあるほど、アイデアを実現できるかできないか、実現するにはどの程度の費用が必要かなど、制作会社からのフィードバックも得やすくなります。
ただし、この段階でホームページのデザイン面を詳細に考えるべきではありません。イメージに近いホームページも競合他社のホームページも、あくまでも参考程度というスタンスを取り、デザインの主導権は制作会社のwebデザイナーに任せるべきでしょう。
制作会社の仕事は、あくまでもクライアントの要望を実現することであり、参考サイトに拘りすぎると似たようなホームページができあがってしまうからです。数多くの競合他社が存在するなかで勝ち残っていくには、ホームページにも独自性を持たせ、人々の目を惹くようにしなければなりません。
4.日々の更新などホームページ完成後の運用は誰が行うのか決めておく
ホームページは制作して公開したら終わり、というものではありません。ホームページは公開したときがスタートであり、定期的な内容更新が欠かせないのです。それは、あなたがネットサーフィンすることを想定すればすぐに理解できることであり、更新の止まっているホームページは死んでいるのも同然だからです。
つまり、ホームページの目的やコンセプトをもとに、どの程度の頻度で更新が必要なのか、更新作業は自社スタッフが行うのか、制作会社に依頼するのか、運用面を決めておかなければなりません。ホームページの運用方針は、どのようにホームページを構築するかという、根本的な問題にもかかわってくる重要な要素です。
たとえば、会社紹介が主になるコーポレートサイトの場合、更新頻度はそれほど多くなく、月に1回あればいい方かもしれません。この場合、ホームページはHTMLの記述によって制作されるケースが多く、更新作業も制作会社に依頼することになるでしょう。
一方、商品の更新が必須のECサイトや、コラム連載を考えるホームページでは頻繁な内容更新が必要です。そのため、制作会社に更新を依頼するのは現実的ではありません。この場合、クライアント企業の従業員が更新できるよう管理画面を設置するなど、自ら更新できる仕組みを組み込む必要があり、CMS(Contents Manegement System)をもとにホームページ構築するケースが多くなります。
ホームページの更新が可能な人材がいるのか、自社のリソースや予算とあわせ、ホームページの運営面をどうするのか検討する必要があるでしょう。
5.ホームページの制作、ランニングコストにかけられる予算を確認する
ホームページで実現したい要素が多数あっても、予算によってはそのすべてを実現できない場合もあります。ホームページを構成する要素が複雑になればなるほど、制作費も高額になるからです。ホームページ制作に投入できる予算を明確にし、実現したい要素に優先順位を付けておくことが重要です。
一般的に、webシステムの制作にかかる費用は投入したエンジニアの人件費で決まり、これをオーダーメイド型といいます。一方、需要の高いホームページ制作などでは、ある程度のフォーマットに沿って制作する定型金額が存在し、これをレディメイド型といいます。
オーダーメイド型では自由度の高い高度なホームページ制作ができる反面、費用は高額であり、レディメイド型ではある程度の型に沿ったホームページ制作しかできない反面、安価な費用で済むケースが多くなります。まずはホームページ制作にかけられる予算の上限を明確にしておくべきでしょう。
また、ホームページにかかる費用は制作費だけではありません。ホームページの住所にあたるドメインの取得費用、データの保存先であるサーバの維持費用、更新を制作会社に依頼する場合は更新料などのランニングコストが必要です。
高機能で多数のアクセスを想定するホームページであれば、高額になりがちな高機能サーバも必要です。維持費にもあたるランニングコストに関しても、予算の上限を明確にしておく必要があります。
ホームページ制作の依頼先の選び方
ホームページ制作を依頼する事前準備が整ったら、依頼先となる制作会社を選ぶ段階に移ります。しかし、制作会社とひとくちにいっても実績豊富な大手企業もあれば、個人事業主が制作を請け負うケースもあり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。
制作会社によって異なる面はあるものの、一般的にそれぞれがどのような特徴を持っているのか、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのかを解説してみましょう。
制作会社に依頼するメリット・デメリット
会社組織の形態を取っている制作会社の場合、プロジェクトとしてホームページ制作を請け負い、複数のメンバーからなるチームを編成して制作にあたるケースがほとんどです。
チームは、クライアントとホームページの要件・仕様・スケジュールを折衝するPM(プロジェクトマネージャー)設計を担当するSE(システムエンジニア)実際のコーディングを担当するPG(プログラマー)などのメンバーで構成されます。
豊富な制作実績を持つ制作会社も多いため、ノウハウを活かした高度なホームページ制作ができる、多くのメンバーのアイデアを活用できる、多数のメンバーでプロジェクトにあたればスケジュールの短縮も期待できるなど、多くのメリットが考えられるでしょう。
反面、多くのエンジニアがプロジェクトに参画するため、制作費は高額になりがちです。チーム編成が階層化されているため、修正や変更などに関する意思の疎通がしにくい一面もあり、臨機応変な対応が難しいというデメリットもあります。
フリーランス(または個人事業主)の方に依頼するメリット・デメリット
一方、個人が単独でホームページ制作を請け負うケース、フリーランスや個人事業主に依頼する場合はどうでしょう?当然のことながら、チーム編成することもなく、制作を請け負った当人がPM、SE、PGすべての役割を担当することになります。
個人事業主などにホームページ制作を依頼する最大のメリットは、制作費を低く抑えられることだといえるでしょう。制作会社によってホームページ制作費は大きく変動するため、一概にはいえませんが、個人事業主へ依頼した場合は、おおよそ制作会社の半額程度の予算でホームページを制作できることもあるようです。
すべてを個人が担当するため、クライアントと意思の疎通が図りやすいメリットもあり、ちょっとした修正などに柔軟に対応してもらえる可能性もあるでしょう。大手制作会社ではこうはいきません。修正・変更にも追加費用が必要になります。
反面、個人の技量に頼るしかないため、依頼先のスキルによってできあがったホームページのクオリティに差が生じやすい、高度なホームページ制作を請け負えない場合がある、得意とする分野が限定される可能性があるなどのデメリットがあります。定期的なメンテナンスを依頼するのも難しいかもしれません。
ホームページ制作にかかる料金相場
上述したように、制作会社・個人事業主それぞれにホームページ制作を任せるうえでの特徴があり、依頼したいホームページによってどちらが適切なのかも異なります。もちろん、ホームページ制作にかけられる予算によっても、どちらを選ぶべきか変わってくるでしょう。
それでは、制作会社・個人事業主にホームページ制作を依頼した場合、それぞれの料金相場はどの程度なのか?あくまでも一般的な概算になりますが、制作費・メンテナンスなどの維持費に分けて紹介してみましょう。
ホームページ制作にかかる初期費用の目安
ホームページ制作にかかる初期費用とは、イコール制作費のことを意味します。どの程度のボリュームを持ったホームページなのか、何ページで構成されるのか、カートシステムが必要なECサイトなのか、高度な機能を実装する必要があるのか、HTMLかCMSかなど、制作費を左右する要素は多岐にわたり、制作会社によっても費用は変動します。
一般的に、WordPressなどのCMSをテンプレートとして使い、カスタマイズなしのレディメイド型でホームページ制作する場合、制作会社に依頼すると約10万円前後、フリーランスや個人事業主に依頼すると約5万円前後、というのが相場です。スマートフォンとの互換性を求めたレスポンシブ対応、セミオーダーを追加すると、それぞれ約20万円前後、約10万円前後となります。
10ページ前後のコーポレートサイトをオーダーメイド型で制作する場合は、30万円からという制作会社が多く、カートシステムや予約システムが必要なサイトの場合、これが50万円からになるのが相場です。
注意しておくべきポイントは、ここまで紹介した相場には、ホームページで使用する画像や写真などのグラフィックス、テキスト、ロゴなどのデザイン・制作が含まれず、クライアント企業が用意しなければならないことです。
グラフィックスやロゴのデザイン・制作が必要な場合、複雑なシステム開発を要するホームページ制作の場合、100万円を超えることも珍しくありません。すでに解説したように、制作がはじまってからの修正、機能追加などにも、もちろん追加料金が発生するため、注意が必要です。
ホームページ完成後にかかる費用の目安
ホームページが完成して公開した後も、ホームページを維持していくための維持費が必要であり、更新を依頼するようであれば更新費が必要です。維持費の内訳となるのは、ホームページの住所となるURLにあたるドメイン費用、ホームページのデータを保存するためのサーバレンタル費用の2つ。もちろん、自社内にホームページ用の専用サーバを設けるようであればレンタルの必要はありませんが、それでもサーバの管理・メンテナンスなどの維持費が発生します。
ドメイン取得に必要な費用は約1,500円〜4,000円程度で、取得したドメインを維持するには毎年同じ程度の年額が必要です。月額に直しても400円をきる程度であり、それほど大きな負担となることはないでしょう。
一方のレンタルサーバ費用は、初期費用を別にすれば月額約1,000円程度からが相場です。もちろん、ホームページの規模によって容量を追加する、高速で高機能なサーバを選択する必要がありますが、それでも月額約3,000円程度が相場だといえるでしょう。
コンテンツの更新を依頼する場合、コンテンツの分量や頻度、制作会社によって費用は異なりますが、単価が約1万5,000円程度からだと考えておけば問題ありません。
ここまでの相場は、ドメイン取得・レンタルサーバ契約を自社で行い、都度コンテンツ更新を依頼した場合です。これらの維持費・更新費を含めて制作会社に依頼する場合は、管理費の名目で月額料金が発生します。この管理費は、どこまでを含むのかはもちろん、制作会社によっても金額が異なります。ドメイン・サーバ・SSLという最低限の維持のみであれば約5,000円程度のところが多いようですが、コンテンツ更新・メンテナンス・コンサルティングなども含むと月額5万円を超える場合もあります。
ホームページ制作費・管理費ともに、どこまでを含むのかによって料金相場は異なるため、単純に金額だけをみて制作会社を選定するべきではありません。
ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
ホームページ制作会社に依頼する際の5つの注意点
ここまでで、ホームページ制作を依頼する制作会社を選定するのに重要な、制作会社の種類による特徴の違い、ホームページ制作にかかる料金相場を解説してきました。これらの情報をもとに制作会社の候補をピックアップし、最終的に依頼先を決定した段階で確認しておくべき注意点があります。
それでは、最終的な制作会社を決定する際に、確認しておかなければならない注意点とはなんでしょうか?具体的に解説していきましょう。
1.自社の属する業界や業種のホームページ制作実績の有無
ホームページ制作を依頼する制作会社が、自社と同じ業界や業種の他社ホームページを制作したことがあるかどうか、実績を確認しておいた方がいいでしょう。実績があるのであれば、具体的にどんなホームページを制作したのか、実際に見せてもらうべきです。
すでに解説したように、クライアント企業がwebの素人であるのと同様、制作会社もクライアント企業の業界や仕事内容に関しては素人同然。しかし、クライアント企業と同じ業界・業種のホームページ制作の実績があるならば、少しはその業界・業種に関する知識が蓄積されているともいえるでしょう。
同じ業界で実績があれば、どんなホームページを制作したいのか、目的やターゲット、コンセプトやイメージを制作会社に伝える際もスムーズに意思疎通できる可能性が高まります。実績としてのホームページを見せてもらうことで、どこまで要望が実現できるのか、同じ業界であれば、クライアント企業側がある程度判断できるかもしれません。
2.ホームページ・サーバ・ドメインの所有権の所在
制作したホームページ、レンタルサーバ・ドメイン契約時の名義など、所有権・著作権がだれに帰属するのか、制作会社に確認しておくことをおすすめします。制作会社が廃業してしまった、もろもろの事情で管理する制作会社を変更したい、などが発生した場合、所有権や著作権の所在によっては、自由に自社ホームページを改変できないばかりか、管理を移管できないケースもあるからです。
たとえば、ホームページを構成するHTMLやCSS、CMSなどは著作物として認められる可能性が低いものの、写真・イラスト・ロゴなどのグラフィックス、テキストなどは著作物として認められる可能性が高くなります。ホームページを著作物として所有権を主張されてしまうと、自社のホームページを再利用するだけでも著作者の許可が必要になってしまうでしょう。
また、レンタルサーバの契約やドメインの取得を依頼する場合は、制作会社が手続きを代行するだけで名義はクライアントになるのか、代行した制作会社の名義で手続きをしてしまうかで、その後の展開が大きく変わってしまいます。廃業して連絡の取れなくなった制作会社が、自社名義でドメインを取得していた場合、最悪、新たなドメインを取得する必要があり、これまで築き上げたホームページの評価が無になってしまいます。
ホームページの著作物に関しては、契約で譲渡を明記することも可能なため、今後の展開・運営を含めて必ず確認し、自社が不利にならないような契約を結ぶ必要があるでしょう。
3.明確な料金を提示してくれるか
ホームページの制作費・管理費はもちろん、その内訳となるディレクション・デザイン・コンテンツ・コーディングなどの費用が明確な見積もりを提示してくれるかどうか、制作会社を選定する際の判断材料にするといいでしょう。もちろん、自社がホームページに求める目的、ターゲット、必要な機能などの要素をすべて制作会社に伝えたうえで、というのが大前提です。
逆に、必要な要素を伝えているにもかかわらず、アバウトな見積もりしか提示できない、必要な情報を伝える以前から、最終的な見積もりを提示する制作会社などは要注意です。クライアント企業の要望を理解していない、または理解していても見積もりとして具体的に落とし込む能力がない、などが考えられるからです。
制作費ゼロで管理費のみ、リース契約を勧めてくるなどの制作会社も注意が必要でしょう。制作費がゼロでも毎月の管理費が高額であれば、トータルで支払う金額が制作費の相場を上回ってしまうこともあり、リース契約では万一のことがあっても途中解約できません。繰り返すようですが、金額のみに惑わされて制作会社を決めるべきではないのです。
4.依頼内容が希望の納期に間に合うかどうか
ホームページ制作に限ったことではありませんが、制作物は規模や複雑さが増すほど作業量は増え、細部に拘れば拘るほど手間がかかります。つまり、納得のいくホームページを制作するには、それなりの時間が必要です。まずは、あらかじめ余裕を持ったスケジュールでプロジェクトを進行させる必要があるでしょう。
もちろん、ムリをすれば間に合う程度のスケジュール感であれば、予算に糸目を付けずにプログラマーを投入することで間に合う可能性もあります。しかし、最初からムリなスケジュールを組んであとは制作会社に丸投げ、というのでは失敗が目に見えています。
完成していないホームページをムリに公開しても、うまく動作しないばかりか、顧客にネガティブなイメージを持たれてしまうことにもつながりかねません。重要な節目が迫っているから公開を急ぎたい、などの事情があったとしても、ときには公開スケジュールを延期する勇気も必要です。
5.アフターサポートは充実しているのかどうか
制作したホームページは維持していく必要がありますが、必要になるのは維持費だけではありません。ホームページの機能や使い方がわからなくなる場合もあり、突発的なトラブルでサーバが停止してしまうことも考えられます。つまり、コンテンツの更新も含め、ホームページを管理していくメンテナンスが必要であり、そのためのアフターサポートがどの程度充実しているかが重要です。
たとえば、コンテンツ更新は有料で都度請け負ってくれる制作会社がほとんどであり、管理費とパッケージになっているケースもありますが、一部の格安制作会社は、少ないスタッフで次から次へと仕事を請け負ってしまうため、コンテンツ更新を受け付けない場合もあります。問い合わせが有料なのか無料なのか確認する必要もあるでしょう。
制作会社に直接確認するのはもちろん、Webなどで評判を探ってみるのも制作会社のサポート力を見極める方法です。
【まとめ】ホームページ制作は依頼前の準備が成功のポイント
ホームページ制作を制作会社に依頼する、ただこれだけのことであるにもかかわらず、クライアント企業が考えなければならないこと、準備しておかなければならないことが非常に多いことがおわかりいただけたのではないでしょうか?
もちろん「まずはご相談を」と呼びかける制作会社も多く、実際に親身になって相談に応じてくれる会社も多いかもしれません。しかし、予算が少ないなかで、できる限りいいホームページを制作しようとすれば、あらためて考えなければならないこと、準備しなければならないものは出てきます。
それであれば、最初から必要なものを準備し、明確な考えを持って相談に臨めば、開発会社ともスムーズな意思の疎通ができ、期待通りのホームページを制作できるのです。そのためには、自社の要望をきちんと理解して実現できる実力と実績を持つ、最適な制作会社の選定が必須です。
予算にあわせて、適切な料金を提示してくれるのも重要な要素でしょう。アイミツであれば、複数の候補から無料で見積もりを取れます。制作会社の選定先に困ったら、是非相談してみてください。
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