「依頼」と「丸投げ」は違います!失敗しないホームページ制作の発注とは?

ホームページ制作の発注

更新日:2017年09月14日 | 公開日:2017年03月28日

「必要だとわかってはいても人手がない」「たまたまできる人間がいたのでホームページをつくったが、辞めてから全く更新できていない」「思ったような効果がないのでリニューアルしたい」など、ホームページ制作を外部に依頼しようと考える理由はさまざまあると思います。

その一方で、「高いカネをかけたのに思い通りのものができない」「詐欺まがいの悪質な業者に当たってしまった」といった話を耳にして、発注に踏み切れない人もいるのではないでしょうか。

実は発注する前にひと手間かけることで、こうした問題の多くは防ぐことができるのです。

この記事では、ホームページ制作の発注で失敗しないために、事前にどんなひと手間をかければいいのかをご紹介します。

1. HP制作業者のことをきちんと理解できていますか?

書類を見せ、説明する社員

ホームページ制作業者は、当たり前のようですが、「ホームページをつくる専門家(あるいは業務の主体としている)」です。
ですから、彼らに制作を発注する際に期待するのは、やはり自分たちにインターネットやホームページに関する専門的な知識がなくても、デザイン/機能の両面で高い評価の得られるホームページをつくることでしょう。

その一方で、制作業者はホームページをつくったり、検索で上位になるために必要な技術や知識、経験・ノウハウなどは持っていたとしても、発注する側が行っているビジネスに関する具体的な知識やノウハウを持っていることは稀です。

ホームページ制作業者に対して感じる不満は、こうした基本的な点を確認することなく、「プロなんだから、頼めばキレイで見栄えのするものができるだろう」という一方的な期待感から生じている面もあるはずです。

ホームページをひとつの製品として考えるならば、発注者と制作業者は「内容・機能と「外見・パッケージ」を担当する共同制作者の関係とも言えるものなのです。

発生する費用にしても、社内に人的リソースがなく、勉強しながら何カ月もの期間をかけて制作することをコストに換算して考えれば、比較にならないほど高額になることはあまりないはずです。
単に「出費」の部分だけに注目するのではなく、人的リソース活用の費用対効果という視点で判断するべきでしょう。

端的に言えば、「いいものをつくるには相応の費用がかかる。その費用をどう配分するか」ということです。

2. 見積もり/発注をする前にも、やっておくべきこと

前項で触れたように、制作業者はあなたの会社のビジネスについては素人同然と考えなければいけませんから、見積もりや発注する前にきちんとした情報提供をする必要があります。

ここでは、最低限の伝えるべき情報について説明します。

2-1. 狙いや希望を明確に伝えられるように整理する

ノートパソコンとマウス

ホームページをつくろうと考えたからには、必ず理由や目的があるはずです。

もし、すぐに明確な理由が思い浮かばないのなら「何のためのホームページ(サイト)をつくるのか」ということをもう一度、考えてみてください。
それでもはっきりイメージできるものがないのでしたら、厳しいようですが、いまホームページをつくることは、意味のない投資をするのも同然です。

「採用活動の一環として20代にもっとアピールしたい」「ECサイト(ネット通販)で商品を売りたい」というような形で目的が確認できたら、ターゲットとする層を絞り込みます(前者のように目的の段階でターゲットが絞り込めることもあります)。

どんなにオシャレで見た目のきれいなホームページをつくったとしても、ターゲットに訴求しないものでは意味がありません。
ターゲットを絞れば、「どんなデザインが適切なのか」「費用と労力をすべきところはどこか」が見えてきて、結果としてムダも防げます。

次に、同業者をはじめ同じような目的・ターゲットのホームページがどれくらいあるのか、インターネットで検索して調べてみましょう。
関連するキーワードをいくつか組み合わせて検索すれば、競合相手となりそうなホームページが見つかります。

検索上位にあるホームページのデザインやタイトルの付け方、ページ割りなどの内容は必ずチェックしましょう。
検索上位にあるホームページは、ターゲットがよく見ていると考えられますから、それを分析すれば、どのようなホームページをつくったらいいのかが浮かび上がってくるはずです。

ここで重要となるのは、「数あるホームページのなかから、ターゲットの目を引いて読んでもらうためには何が必要か」、つまり何が差別化のポイントにできるかを考えることです。

たとえば、製品やサービスに機能や価格での優位性があれば、それを画像やキャッチコピーを使って一目で伝えられるようにすべきです。
逆に、商品やサービスに明確な優位性がなければ、デザインなどでターゲットの気持ちを引き付ける工夫をしなければなりません。

また、ビジュアル要素が大きな意味を持つホームページ制作では、発注者と製作者のイメージ共有が不可欠です。
イメージを言葉だけで伝えるのは往々に抽象的になってしまい、自分の思い描いたようなデザインが上がってこない原因になります。

デザイナーや制作会社のつくったホームページのなかに、自分のイメージに近いものがあれば話は早いのですが、なければ自分で検索してピックアップしておきましょう。

ここまでの作業で
・ホームページをつくる目的・ターゲット
・競合相手のホームページの内容(特徴・強み)
・ホームページに載せるべき情報
・比較/参照するホームページ
・差別化のポイント
などが整理できているはずです。

これに基づいて、できるだけ具体的に要望や指示を伝えるようにしてください。

具体性が高いほど、制作側に要望に対する理解が深まり、こちら側の本気度も伝わるはずです。
くれぐれも「格好良くてインパクトがある」といった抽象的な要望はしないように注意してください。

2-2. 発注先のタイプの違いを見極める

ルーペと円グラフ

ホームページ制作の依頼先としては、1人だけでやっているフリーランスの個人デザイナーから、有名企業を多数クライアントに持つような制作会社まで、規模だけをとってもさまざまなタイプが考えられます。

仕事の進め方で分ければ、制作会社は分業制によるチームでの対応で、個人デザイナーは基本的にすべて1人で対応するのが大きな違いです。

制作会社はデザイン、プログラミングなどを専門家が分業して担当するので、それぞれで一定水準以上の仕事が期待できます。
ただし、複数が制作にかかわるため作業の連携や意思の疎通が難しくなる面もあります。

個人デザイナーの場合、対応するのは基本的に1人のため、コミュニケーションは緊密に取れます。
価格やスケジュール、作成のちょっとした修正などにも制作会社より柔軟に対応してくれることが多いようです。
ただし、デザインのバリエーションという点なども含めて、得手・不得手があったりするのも事実です。

最近では、「クラウドソーシング」という、インターネットを介して仕事を外部に発注できるサービスの利用が進んでおり、簡単にデザイナーや制作会社を見つけることができるようになっています。

ただし、多少のチェックはあるものの、基本的には登録すれば誰でも「Webデザイナー」や「Web制作会社」と名乗ることができるため、玉石混交の面があることは否めません。
経験・実績の多寡は必ずしも能力を反映しているわけではありませんが、直接会って交渉できないクラウドソーシングを利用する場合には、十分に確認をすべきです。

3. 発注段階での具体的なチェックポイント

チェックマークを付ける男性

3-1. 料金関係

ホームページ制作に限ったものではありませんが、料金の設定方法には個別に作業量などから見積もる方法(オーダーメイド型)と定型化されたメニューから必要な作業を組み合わせる方法(レディメイド型)があります。
また、定型化をさらに進めた形としてすべての作業をパッケージとした定額制(既製品型)というものもあります。

それぞれに一長一短があり、どちらがいいということはありませんが、絞り込みをするならば、「予算に余裕があり、要望も多くなりそう」という場合にはオーダーメイド型、「予算が決まっていて、定型化されたものでもいい」という場合にはレディメイド型や既製品型からアプローチするのがいいかもしれません。

ホームページをつくると、情報更新などのための「サイトの維持作業」が必要になります。
どのタイプの料金設定であれ、見積もりのなかに維持費が含まれているかどうかは、必ずチェックしましょう。

また、よく聞くのが見積金額と実際の請求金額の違いによるトラブルです。
明らかに見積もりとは違う請求項目や単価設定になっているのは論外ですが、作業に入る前あるいは作業中も必要に応じて、確認・相談をしておけばかなりの部分は防止できます。

特に多いのは、修正の範囲・作業量に対する認識が双方で違っているために起こるトラブルです。
デザインやプログラムの修正・変更は、一般に考える以上に時間のかかる作業になることもありますから、「このくらいは無料でやってくれるだろう」と自分で決めつけてはいけません。
修正や追加作業が発生した場合の費用について、しつこいぐらいに確認をすべきです。

3-2. 使用素材

カメラを操作する男性

慣れていないと、ホームページについつい画像などビジュアル要素を盛り込みすぎになりがちです。
あらかじめ優先順位を付けて、最低限使う必要があるものを明確にしておきましょう。

また、リニューアルを新しい業者に発注する場合、自社の製品やサービスにかかわるもの以外で古いホームページから流用したい素材があれば、著作権などの権利関係や新たな料金発生の有無などの確認を忘れないようにしてください。

なお、発注段階ではなく、実際に制作作業に入ってからのことですが、基本デザインができてから、写真などの追加や大きさの変更を言われて困る、という話をよく耳にします。
制作側は渡された素材が効果的に目立つようにデザインを考えているはずですから、場合によってはデザインそのものの変更につながり、コストアップ要因にもなります。

より新しい写真を使いたいという気持ちになるのは当然ですが、基本デザインが固まった段階以降は、追加するのではなく差し替えで対応すべきです。

3-3. スケジュール

カレンダーとボールペン

先ほど料金関係のところで触れたことにも関連しますが、デザインやプログラミングの作業はきちんとやろうとするほど時間がかかることがあります。
ですから、制作側と作業時間の相談をしたうえで、完成品をテストして再修正できるくらいの余裕がある納期を設定することをオススメします。

周年やイベントなど時期の制約がある場合でも、中途半端な状態で公開してしまう可能性のある無理な納期設定をしてはいけません。

どうしてもホームページをつくる必要があるならば、作業に優先順位を付けて、たとえば、トップページと企業プロフィール、お問い合わせページ(フォーム)など、最低限の情報提供とユーザーとのコミュニケーションに関係する部分を完璧に仕上げて先行公開する、などのスケジュールを考えるべきです。

中途半端でアラだらけのホームページを公開することには、何のメリットもないばかりか、逆にユーザーがマイナスイメージを持つ可能性があるからです。

3-4. 対応範囲

つくったホームページを公開するには、ドメインとサーバーが必要となります。
価格的にも技術的にも、専門家に頼らずとも問題なく行えるようになっていますが、トラブルや不具合が起きた際には自社で対応しなければなりません。
多くの制作会社が手続きから運用・管理まで請け負っていますから、不安があるならば更新作業と合わせて任せるのも一案です。

また、スマートフォンへの対応も重要なチェックポイントになります。
日本では普及率が50%を超え、とりわけ20代、30代では約8割がスマホを使ってインターネットにアクセスしているからです。
「この年代がターゲットではないのでスマホ対応は必要ない」と考えるのは大きな誤りです。
現在、Googleは検索順位の評価にスマホからのアクセスを重視しており、パソコンからでもスマホに対応していないホームページは検索上位に登場しません。

手軽にパソコンとスマホの両方に対応する方法としては、「レスポンシブルWebデザイン」でホームページをつくるというのと「変換サービスの利用」があります。

「レスポンシブルWebデザイン」は画面のサイズ(横幅)に合わせて自動的に表示を調整する方法です。
1つのホームページでパソコンとスマホの両方に対応するので、制作コストや管理面でのメリットがあります。
「変換サービス」は、その名の通りパソコン用のホームページをスマホ用に機械的に変換するものです。

業者によって両方に対応しているところとどちらか一方にしか対応していないところがありますが、いずれにしてもスマホ対応ができない業者に依頼することは得策とは言えません。

さらに、検索上位になるためには質の高いホームページをつくるだけでなく、アクセス数をふやすためのSEOも欠かせません。
ただし、さまざまな要素の組み合わせなどを考慮する必要があり、単純に「これをすれば必ず成功する」と言える対策があるわけではありません。
SEOをプランに含めている制作業者もありますが、過度に期待することは禁物でしょう。

【まとめ】「なんとなく」の丸投げで、いいホームページは作れません

握手をする社員

ここではホームページ制作業者に発注するにあたっての「事前にやっておくべきこと」と「発注段階でのチェックポイント」を説明してきました。

繰り返しになりますが、「いいホームページ」をつくるためには、発注側が十分な情報を提供し、的確な指示をすることが不可欠です。

なんとなく「かっこいいホームページがほしい」と思って、制作業者に丸投げしたのでは、せっかくの資金をドブに捨てることにもなりかねません。

しっかりと準備をしたうえで、見積もりをよく吟味して、あなたの会社にあったホームページ制作業者を見つけてください。

「制作業者が多すぎて、見積もりの依頼先を絞り込めない」「相場感や技術的なことなどがよくわからないので見積もりのチェックに不安がある」とお考えでしたら、ぜひ日本最大級の業者比較サイト 「アイミツ」までご相談ください。
あなたの会社での希望するサービスの方針に応じて、最適な制作会社を無料でご紹介させていただきます。

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