動的ページの作り方|PHPとJavaScriptで動きのあるサイトを作成
Webページには静的ページと動的ページの2つがあることをご存じですか?
今や個人・法人問わず、多くのホームページでWebデザインを飛躍的に向上させる動きのあるページが組み込まれています。動的ページを活用したコンテンツ構築を行うことで、ユーザーアクセスの増加、ホームページの使い勝手の向上などが見込め、ひいては製品やサービスの売上増加にもつながるでしょう。
今回は、ウェブサイトにおける動的ページとは何か?という基本的な点からメリット・デメリット、そしてPHPとJavaScriptによって実現する動的ページの生成で出来ることを解説します。
Webデザインに強いおすすめホームページ16選も併せてご確認ください。
動的ページとは
動的ページを理解するには、まず静的ページについて知る必要があります。
静的ページとは、まったく動きがなく誰がいつ見ても内容が変わらないwebページのことです。例えるなら本や絵画と同じようなもの。いつ見ても同じことが書いてあり、映像が動いたりもしません。ただ文字や画像がwebページに載っている状態、これが静的ページです。
一方、動的ページとは、映像や画像、テキストなどが操作によって変化したり、見る人やタイミングによって内容が変化したりするページのことです。あるいは、検索機能やカレンダーなどといった実用的なギミックも動的ページによって実現できます。具体的には、
・画像をクリックすると拡大表示される
・投稿フォームからコメントを書き込む
・画像がスライダーのように切り替わる
などといった機能が組み込まれているのが動的ページです。SNS、口コミサイト、動画配信サイトなどは動的ページの塊と言えるでしょう。
そこまででなくとも、何らかの操作ができて反応が返ってくる、あるいは動きのあるページはすべて動的ページの要素を持っています。もちろん、仕組みが複雑である分、動的ページは静的ページよりも制作するのにスキルが必要です。
動的ページのメリット
動的ページを組み込むと、ページが華やかになるため訪問ユーザーの注目を引きやすくなり、印象に残ります。
また、自社の製品やサービス、雰囲気などを伝えやすくなる点もメリットです。上手く活用すれば、ただ情報が羅列してある静的ページよりもコンテンツが見やすくなりユーザビリティが向上し、販売への動線も組み立てやすくなるでしょう。
そもそも、web上で何らかのサービスをユーザーに提供する場合は、機能を組み込める動的ページでないと実現できません。
動的ページのデメリット
ページを目立たせたいからと過剰に機能を組み込むと、ユーザーの使い勝手が悪くなりページの印象が悪くなってしまいます。
たとえるなら、読書に没頭したいときや絵画をじっくり鑑賞したいときに周囲がうるさいと集中できないのと同じです。ページにアクセスしたらギミックが多すぎて情報にたどり着くのに時間がかかった、あるいはたくさんウィンドウが出てきて邪魔に感じたという経験のある方も多いのではないでしょうか。
動的ページは、あくまでユーザーに役立つ範囲で組み込むことを念頭に置かなければなりません。
動的ページを叶えるスクリプト言語「PHP」とは
PHP(Personal Home Page)は、webブラウザとデータのあるサーバーの仲介役となるスクリプト言語。いわゆるプログラミング言語と呼ばれるものの中でも、ユーザーの視界に入らないサーバーサイドで活躍する言語です。
主な役目は、ユーザーが選択したり入力したりする情報をブラウザ上で受け取り、それをサーバー上で処理してふさわしい情報をブラウザ上に返すというもの。SNSや口コミサイトなど、ユーザーとサイトが相互に機能するタイプのホームページでは、PHPのようなプログラミング言語が必須となります。
もちろんPHP以外にも同じような役割を果たせる言語は多いのですが、その中でも学びやすく使いやすい点が支持されており、世界最大のSNSツール「Facebook」でもPHPが使われていました。シンプルで汎用性が高く、さらにサーバーの負担へも少ないため、さまざまなホームページやWebアプリケーションで使われており、実行速度の面で優れているのも強みです。
世界最大シェアを誇るホームページ作成ツール「WordPress」でも現役で採用されているため、PHPを使いこなせれば、さまざまなホームページを自在にカスタマイズできるようになるでしょう。
PHPでできること
PHPは、正式名称を「PHP:Hypertext Preprocessor」と言います。Hypertextの名のとおり、webページ上のテキストに埋め込むことで多彩な情報をブラウザ上に反映することが可能です。具体的には、次のような機能をWebページに持たせることができます。
・予約システム
・アクセスカウンタ
・オンラインショップ
・掲示板
・SNS
・お問い合わせフォーム
・検索機能
・ログイン機能
・Webアプリケーション開発 など
このほか、現在インターネット上でユーザーが使える機能やシステムの大半はPHPによって実現できると言っても過言ではありません。社内ネットワークで使われる社内ポータルサイトやグループウェアの機能もPHPで構築することが可能です。PHPの編集スキルがあれば、好きな機能をホームページ上に組み込むことができるでしょう。
ただし、高度な設計作業や大量のデータの処理・計算など負荷の高い作業は苦手です。また、web上のレイアウトやデザイン構築はおおむねPHPの得意とするとこではありません。あくまで、サーバーのデータベースを元にWebページの機能面を充実させるのがPHPの役割です。
HTMLやCSSを動的に書き変えられる「Javascript」とは
JavaScriptは、PHPと同じプログラミング言語の1つです。ただしPHPのようにユーザーからは見えないサーバーサイドではなく、主にwebブラウザの方で力を発揮するのが特徴です。
webページを作成する際は、まずHTMLという言語を使ってページに画像やテキストを記述します。その次にCSSという言語を使ってページのカラーリングやテキストのフォントやサイズを調整します。静的なページを作るだけなら、ここまでのプロセスで完結します。ちなみに、スマホ対応のレスポンシブデザインも基本的にHTMLやCSSの仕事です。
ここからの工程で、webページに動きをつけるのがJavaScriptの役割となります。JavaScriptはHTMLファイルの中に組み込むことで、ただの絵や文章だったコンテンツに対して映画やアニメのように動きを持たせることができるのです。目を引くダイナミックなホームページにはJavaScriptが豊富に利用されています。活用の仕方次第では、簡単なゲームを作ったり、PHPのようにサーバーサイドでも働かせたりすることもでき、プログラミング言語の中でも最も柔軟性の高い言語として大きな注目と支持を集めている言語です。
Javascriptでできること
ご説明したとおり、JavaScriptを組み込みことでHTMLとCSSで作成された静的なページに動きをつけることができます。具体的には、webページに以下のような機能やアクションを持たせることが可能です。
・複数の画像をスライダー方式で切り替える
・画像をクリックしてポップアップ(拡大)させる
・Webブラウザのようにページ内にタブを設置する
・ページにアニメーションをつける
・図表などのソート(並び替え)を行う
・投稿フォームの項目を入力内容によって変更する
・リアルタイムのチャートグラフを作成する
・カレンダーを設置する
・電卓機能を設置する など
こちらもPHP同様にできることは数限りなく存在します。実現できる範囲はユーザーの想像力次第といっても差し支えないでしょう。インターネット上で視認できる動きのある機能やデザインについては、その大半がJavaScriptをベースに作られています。このことから、ホームページのデザイナーやコードを記述してwebページを作成する人にとって、JavaScriptは必修科目とも呼べる存在になっているようです。
JavaScriptを使ったホームページ制作・リニューアルを考えている方は多いのではないでしょうか。
アイミツでは、「知識がなく不安」「複数社の見積もりを取る時間がない」「会社選びがわからない」そんな方に向けて審査済みの優良企業のみを厳選し、最短翌日までのご紹介が可能です!
ホームページ制作の費用相場
ホームページ制作の費用相場をご紹介します
ホームページの種類 | 作成費用の相場 | 備考 |
ランディングページ | 10万円~35万円 | |
コーポレートサイト (テンプレート) |
20万円~50万円 | |
コーポレートサイト (オリジナルデザイン) |
50万円~100万円 | |
採用サイト | 60万円~200万円 | |
ECサイト | 60万円~200万円 | 月額費用が必要なケースあり |
ポータルサイト | 150万円~500万円 |
ホームページ制作の費用相場はご覧いただけましたでしょうか。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターのご利用をおすすめします。
【まとめ】動的ページを活用してより良いwebサイトに
HTMLとCSSだけで作成した静的ページとPHPやJavaScriptを組み込んで動的にしたwebページでは、機能やデザイン、ユーザビリティに雲泥の差が生まれます。この差はホームページの機能面やデザイン性だけでなく、企業の信頼性にもかかわります。
もし、インターネット上の看板ともいえるwebサイトが静的ページばかりの地味で使いづらいデザインだと、「サイトにも投資できない企業なのか」と良くない印象を持たれかねません。企業も人柄と同じ、第一印象が重要です。
動的ページは、ユーザーの使い勝手と企業の信頼感を高めるためには必須の要素といえます。とはいえ、動的ページをバランス良く組み込むにはPHPやJavaScriptを使いこなせるスキルとwebデザインのセンスが欠かせません。
もし、社内に専門スキルを持った人材がいない場合は、ノウハウを蓄積したホームページ制作の専門会社に任せるのが一番でしょう。単純にデザインが良いだけでなく、ユーザーにとって使いやすく好印象を持たれるホームページを提案・実装してくれます。
アイミツでは、さまざまな分野に特化したホームページ制作会社を比較・検討することができます。専門スタッフによるご相談も受け付けておりますので、業者選定でお悩みの際は是非お問い合わせください。
ホームページ制作会社探しで、こんなお悩みありませんか?
-
一括見積もりサイトだと
多数の会社から電話が・・・ -
相場がわからないから
見積もりを取っても不安・・・ -
どの企業が優れているのか
判断できない・・・
PRONIアイミツなら
発注先決定まで
最短翌日
- 専門コンシェルジュが
あなたの要件をヒアリング! - 10万件の利用実績から
業界・相場情報をご提供! - あなたの要件にマッチした
優良企業のみご紹介!
診断とヒアリングから
お探しします