【ホームページ制作】ディレクションについて発注者が知っておくべきこと

発注者としてサイト制作のディレクションについて学ぶ

更新日:2017年10月05日 | 公開日:2017年10月05日

企業のホームページの場合、実際の制作作業は外部に依頼するのが一般的となっています。
ただ、発注をする前に「制作にはデザインやプログラミングが必要」という漠然としたイメージはあっても、具体的にどのような仕組みで、誰がどのような仕事をしてホームページができるのかをきちんと理解している人はあまり多くはないようです。
「こちらが細かいことを知らなくても相手はプロなんだから任せれば大丈夫」と考える人もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
制作の仕組みを理解して、各工程で必要なコミュニケーションをしっかり取ることが、納得のいくホームページを作る上では不可欠であり、コストや制作期間の圧縮にもつながります。

フリーランスの個人事業主に依頼するケースを別にすれば、ホームページ制作は基本的に複数の作業者によるチームで行われます。
そのチームを統括するのがディレクターであり、ホームページ制作におけるディレクターの仕事のことを「ディレクション」と言います。
ディレクションを理解すれば、ホームページ制作の仕組みや流れを理解することができると言えるでしょう。

この記事では、発注者がホームページ制作の仕組みや流れを理解する上で重要な「ディレクション」について説明します。

1. ホームページ制作におけるディレクション

ディレクションとは何をすることなのかを調査する

1-1. そもそもディレクションとは

ディレクション(direction)は直訳すると指揮、指示、方向というような意味になります。

この意味からも分かるとおり、ホームページ制作におけるディレクションという仕事は、クライアントの要望を聞いた上で構想をまとめ、それに基づいてチームのスタッフに指示を行い、プロジェクト全体の進捗および品質管理を行うことです。

1-2. ディレクションに必要なスキル

企画・提案スキル

企画・提案のスキルはさまざまな職種において必要とされるものですが、クライアントの要望を聞いた上で構想をまとめるホームページ制作のディレクションではひときわ重要です。
どんなにオリジナリティーのある企画を考えることができても、発注者のニーズに寄り添い、ビジネスの成果に結び付くホームページの提案ができなければディレクターとしては失格です。

制作スキル

ホームページをチームで制作していく上で、ディレクター1人がすべての業務のプロフェッショナルである必要はありません。
しかしながら、ホームページ制作をディレクションするためには、発注者とコミュニケーションをとって、その要望を制作チームに的確に伝えることができなければなりません。
その意味で制作スキルはやはり不可欠な要素です。
発注者からしても、修正依頼をしたときに、何度もやりとりをせずにスピーディーに対応してくれると、時間のロスもなくなり、安心して仕事を任せられます。

チームワーク・コミュニケーションスキル

ホームページ制作は、クライアントの要望と制作チームスタッフの能力をうまく引き出してプロジェクトを進めていく必要があるので、ディレクターには高いチームワーク・コミュニケーションスキルが求められます。
積極的なコミュニケーションを図ってくれるディレクターがいると、発注者からしても、進捗状況などを常に把握することができますし、必要に応じて情報交換ができる関係を築いていれば作業効率のアップにもつながるでしょう。

2. ディレクションの具体的な仕事内容

ディレクションについて具体的な仕事内容を知る

それでは、作業の流れに沿って具体的な仕事内容についてみていきましょう。
なお、ディレクションの仕事内容に合わせて、発注者側がディレクターとどのようなコミュニケーションを取ると良いのかも説明していきますので、参考にしてください。

2-1. ヒアリング

まずはホームページ制作を依頼した発注者へのヒアリングを行い、「どんなページを作りたいのか」「制作する目的は何か」「ターゲットと想定しているのはどんな人たちか」「ホームページを公開する時期の目標」などについて発注者と制作側で情報共有を行うことが、ホームページ制作の第一歩となります。

ヒアリングには、お互いのコミュニケーションを円滑にして信頼関係を作るという目的もあります。
この段階で双方の認識がズレていると実際の制作工程に入ってから問題が生じる大きな要因となりますから、発注者は「素人だから…」と臆せずに、要望や疑問点については徹底的に話し合うようにしましょう。

2-2. 競合リサーチ 

ヒアリングの結果に基づいて、どのようなホームページを作るのかという設計に入っていきますが、その前の重要な作業として競合リサーチがあります。
これは、発注者の競合他社がどのようなホームページを運営しているかを調べるものです。
魅力的なホームページを作成するためには他社との差別化が大切ですが、参考にできる部分は自社のホームページにも積極的に取り入れるべきです。
発注者は事前に対象となるサイトをピックアップし、ヒアリングの際に「なぜ気になるのか」「どこを参考にしたいのか」などを具体的に説明できるようにしておきましょう。
そうすれば制作会社はクライアントが望む機能やホームページのイメージが明確になり、より効率的に作業を進められます。

2-3. ホームページの設計

発注者からのヒアリング内容や競合リサーチの分析結果などに基づいて、いよいよホームページの設計作業に入ります。

設計図は基本的にはホームページの全体像を示す「サイトマップ」と、それぞれのページの具体的な内容を示す「詳細図」に分けられます。
サイトマップは、どういうページを作るのか、導線はどうするかといった構造的な部分を決めるものです。
これに対して詳細図は、トップページや会社概要、製品・サービス紹介など個別のページついて具体的レイアウトなどを決めていきます。

発注者にとって「設計図のチェック」は、具体的な制作作業に入る前の最終確認となる重要な工程です。
作ってしまってから手直しするのは時間もコストもかかってしまいますから、この段階で「ターゲットに伝えるべき情報が分かりやすい形になっているか」「使い勝手に問題はないか」といったことをしっかり確認してください。

最近はプロトタイピングツールという実際に画面を操作する感覚で使えるものもありますので、図面だけでわかりにくければ、こうしたものを利用してサンプルを作ってもらうことをおすすめします。

2-4. 使用する素材のとりまとめ(画像や原稿など)

設計が決まると、それに基づいて制作に使用する画像や原稿などの素材を確認・手配します。
ホームページを作るには、さまざまな素材が必要になってきます。
商品やスタッフ、オフィスの写真はもちろん、スタッフ紹介の文章や代表者の挨拶など、発注者がホームページに掲載したい内容によって集める素材が変わってきます。

ディレクターはクライアントから提供される素材を確認した上で、それ以外に必要なものの手配・管理も行います。
発注側は、あれもこれもと情報を盛り込もうとしがちですが、特に画像などを必要以上に使うとデザインのバランスが崩れ、結果的に見づらく、使い勝手の悪いホームページになってしまいます。
優先順位を付けるなどして制作会社にある程度の裁量を委ねるのも1つの方法です。

2-5. 制作工程

この工程では、デザイナーやプログラマー、コーダーなど実際に制作作業を行うスタッフへの指示、作業内容の確認、スケジュール管理などが主な仕事になります。
発注者が直接的に関わる作業はありませんが、作業状況やスケジュールの確認報告などによるディレクターとの定期的なコミュニケーションは欠かせないようにしましょう。

2-6. 納品~保守・管理

ホームページ制作が進み全体ができ上がったら、実際にWeb上にホームページを表示させ、設計図や仕様書どおりになっており、画像の表示や操作性に問題がないか仕上がりを確認します。
問題があればスタッフに修正を指示し、発注者に最終確認をしてもらいます。
発注者側は、この段階で何か問題があればディレクターにすぐに修正の依頼を伝えましょう。
最終確認が終われば納品となるので、納得のいくまで確認を行い、満足のいくホームページを完成させましょう。
ただし、この段階での修正が「設計図や仕様書にはない発注者の追加要望」なのか「制作会社のミス」なのかを明確にしておかないと、あとでトラブルとなることもあるので注意してください。
また、ホームページ制作において、「公開」は最初のゴールではありますが、完成したホームページを運営しビジネスの成果に結び付けることこそが最も重要です。

制作会社によって体制は異なるので一概には言えませんが、制作過程でコミュニケーションが十分にとれていたのであれば、何らかの形でディレクターにも関わってもらうことで保守・管理を円滑に進められるでしょう。

【まとめ】ディレクションする人との円滑なコミュニケーションが成功につながる

サイト制作のディレクションについて知ってから発注する

ディレクションという仕事について理解が深まったでしょうか?
ホームページ制作においてディレクションという仕事は極めて重要ですので、今回紹介した内容を発注者の方もしっかりと頭に入れて、十分なコミュニケーションをとるように心がけてください。
ディレクションする人の能力と関係性でホームページの未来が決まると言っても過言ではありません。
 
しかしながらディレクションの評価は表に出てきにくいものですから、実際に仕事を依頼してみないとなかなかわからないというのも事実です。

「自分たちだけで考えていてもなかなか方向性がまとまらないので的確にディレクションしてくれる制作会社を紹介してほしい」といったお悩みを抱えていらっしゃるのであれば、ぜひ「アイミツ」にご相談ください。
 
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