Apacheとは?メリット・デメリットや使用用途まで徹底解説!
Webサーバーソフトウェアとは、サーバーを構築する上で不可欠なシステムです。なかでもApacheは、非常に高いシェアを誇るWebサーバーソフトウェアです。安定性や拡張性に優れることから、さまざまなWebサイトやWebアプリケーションに利用されています。
この記事では、Apacheの概要やメリット・デメリットを解説します。また、Apache以外の主要なWebサーバーソフトウェアも併せてご紹介します。ぜひ参考になさってください。
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Apacheとは
Apacheは、オープンソースのWebサーバーソフトウェアで、誰でも自由に利用できます。Apacheの主な機能は以下のとおりです。
・コンテンツの配信
・リバースプロキシ
・ユーザー認証とアクセス制御
・モジュールによる機能拡張
リバースプロキシとは、クライアントからのリクエストやデータベースなどのレスポンスを中継する機能です。Apacheは、Webサーバーソフトウェアのなかでも運用実績が豊富で、信頼性の高さが評価されています。複数のOSをサポートするほか、機能ごとの追加・削除に対応するなど、柔軟性も高いため幅広いシステムの運用に利用されています。情報も豊富で、初心者でも比較的扱いやすい点も特徴です。
Webサーバソフトウェアとは
Webサーバーソフトウェアとは、Webブラウザなどのクライアントとインターネット上で通信して、Webページやファイルを提供するためのソフトウェアです。Webサーバーソフトウェアは、クライアントからのリクエストに応じて、HTMLファイルや画像、JavaScriptなどのリソースを送信する役割を果たしています。
一口にWebサーバーソフトウェアといってもさまざまな種類があり、Apacheのほか、NginxやIISなどもよく利用されています。Webサーバーソフトウェアは、アプリケーションやWebサイトのパフォーマンス、拡張性に大きな影響を与えるため、適切なソフトウェアを選択することが重要です。
Apacheのメリット
Webサーバーソフトウェアを選ぶ際は、特徴やメリットを把握しておくことが重要です。Apacheには、安定性や拡張性の高さ、無料利用が可能といったメリットがあります。Apacheのメリットをご紹介しましょう。
OSを選ばず拡張できる
Apacheは、LinuxやWindows、macOSなど、さまざまなOSをサポートしています。主要なOSであれば、Apacheでサーバー環境を構築できます。
また、拡張性の高さもApacheのメリットです。Apacheでは、さまざまなモジュールが提供されています。モジュールを削除して不要な機能を省くことや、モジュールを追加して機能を加えることも可能です。OSを選ばず拡張できる点は、Apacheのメリットといえるでしょう。
動作が安定している
ApacheはWebサーバーソフトウェアのなかでも歴史が長く、1990年代に公開されたWebサーバーソフトウェアをベースに改良されています。現在まで開発と改良が続けられており、安定性の高さを理由にさまざまなシステムやプロジェクトに利用されています。
加えて、大規模なコミュニティが形成されているため、バグやセキュリティの問題が早い段階で発見されることも多いです。情報が豊富なため、一般的なトラブルであれば、比較的簡単に解決方法を見つけられるでしょう。
処理速度が速い
Apacheは、動的ページの生成を得意とするWebサーバーソフトウェアです。動的ページとは、Webサイトにアクセスしたタイミングやユーザーの操作によって表示内容が変化するWebページで、ECサイトなどが該当します。静的ページの生成はNginxのほうが高速ですが、動的ページの生成に関してはApacheのほうが高速に処理できます。動的コンテンツの処理が高速な点もApacheのメリットです。
無料で機能を使える
Apacheはオープンソースのソフトウェアであるため、すべての機能を無料で利用できます。一部に特定の企業や開発者が商用目的で開発した有料の拡張機能もありますが、基本的に拡張機能・プラグインも無料で利用可能です。そのため、個人・中小企業から大企業まで、幅広く利用されています。Webサーバーの運用コストを低く抑えられる点は、Apacheの大きなメリットと言えるでしょう。
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Apacheのデメリット
メリットの多いApacheですが、オープンソースであるがゆえに公式なサポートは提供されていません。また、Webサーバーソフトウェアの不得意な処理を知っておくことも重要です。Apacheのデメリットについて解説します。
無料のため公式サポートがない
Apacheに限った話ではありませんが、オープンソースソフトウェアでは、公式のサポートを提供していないケースが多いです。サーバーを自社で運営している場合、トラブルが発生した際には自力で対処しなければなりません。商用利用する場合、技術サポートが必要なケースも多いでしょう。
なお、Apacheの専門家が所属する企業がサポートや保守サービスを提供している場合もあるため、運用に不安がある場合は、こうしたサポートサービスを活用するとよいでしょう。
同時処理が多いと負荷がかかる
Apacheでは、クライアントからの各リクエストを個別のプロセスで処理する仕組みを採用しています。アクセスが増えると、同時に処理しなければならないリクエストの数も増加します。そのため、Apacheサーバーは同時接続数に比例して、メモリやCPU使用率が高くなる傾向にあります。
商用目的で利用する場合は、想定されるアクセス数に対応できるハードウェアの用意や、不要な機能を削除して軽量化するなどの対策が必要です。
Apache以外のWebサーバソフトウェア
Apacheと並んでよく利用されているWebサーバーソフトウェアはIIS(Internet Information Services)とNginxです。W3Techsによると、2023年4月の時点でApacheのシェアは約32%、IISが約6%、Nginxが約34%とされています。※
IISは、Windows ServerOSに付属するWebサーバーソフトウェアです。Nginxは、軽量で高速な処理を得意としています。以下でIISとNginxについて解説します。
※出典:Historical quarterly trends in the usage statistics of web servers W3Techs https://w3techs.com/technologies/history_overview/web_server/ms/q
IIS
IISは、Windows環境向けのWebサーバーソフトウェアです。Microsoftが開発したWebサーバーソフトウェアで、ネットワークに接続しているデバイスやアプリケーションの情報を一元管理できるActive Directoryや、アプリケーション開発向けのフレームワークである.NET Frameworkとスムーズに連携できる点が特徴です。
Nginx
Nginxは、静的コンテンツの生成が得意なWebサーバーソフトウェアです。Nginxでは、一度に1つのタスクのみを処理するシングルスレッドと呼ばれる仕組みを採用しています。同時に実行されるスレッドが1つだけなので、リソースの消費を最小限に抑えられます。
加えて、標準の状態では必要最低限の機能のみで構成されているため、軽量かつ高速な処理が可能です。一方で、動的コンテンツの処理はあまり得意ではありません。
Apacheの使用用途
Apacheは、非常に汎用性が高く、幅広いシステムやアプリケーションに利用されています。Apacheを採用しているレンタルサーバーも多いです。Apacheの代表的な用途をいくつかご紹介します。
・コーポレートサイト:
企業や組織のWebサイトをホスティングするためにApacheが使用されるケースも多いです。
・コンテンツマネジメントシステム(CMS):
CMSとは、専門的な知識がない人でもWebサイトを作成できるシステムです。WordPressやDrupalなどのCMSで作成されたWebサイトの多くが、Apacheサーバーで運用されています。
・Webアプリケーション:
ApacheはWebアプリケーション用のサーバーにも利用されています。SNSやクラウドサービスなどに利用されるケースも多いです。
Apacheでは、必要に応じて機能を追加できるため、さまざまな用途に対応できます。汎用性の高さがApacheの強みと言えるでしょう。
Apacheを使ったサイト制作や環境構築は外注会社を頼るべき?
無料で利用できるApacheですが、先述のとおり公式なサポートは提供されていないため、利用するには専門的な知識が不可欠です。Apacheは汎用性の高いWebサーバーソフトウェアではあるものの、用途によっては別のソフトを利用したほうがよいケースもあります。
しかし、専門的な知識がなければ、自社の用途に合ったWebサーバーソフトウェアを選ぶのは難しいでしょう。Webサーバーソフトウェアによって、システムのパフォーマンスも左右されるため、商用目的でApacheを利用するのであればシステム開発会社など、サーバー運用のノウハウがある企業に、構築を依頼することをおすすめします。
システム開発の費用相場
システム開発の費用相場は、開発目的や要件によって大きく変動します。たとえば、業務支援システムは100万〜700万円、Webシステムは50万〜500万円程度で構築できるケースが多く、比較的低コストで導入可能です。
一方で、ERPなどの基幹システムは3,000万円〜数億円、医療・ヘルスケアシステムも2,000万〜8,000万円と高額になりやすく、要件の複雑さや安全性への対応が費用を押し上げます。
また、同じカテゴリでもパッケージ導入かフルスクラッチ開発か、外部連携やカスタマイズの有無によって費用は大きく上下します。相場はあくまで目安として捉え、自社の目的と必要機能に応じて適切な投資額を見極めることが重要です。
種類別の開発費用相場
以下では、システムの種類(開発目的)別に費用相場を一覧で整理しています。
| システム種別 | 費用相場 | 開発期間 | 種類・目的 |
|---|---|---|---|
| 業務支援システム |
100万〜700万円 | 3ヵ月〜6ヵ月 | ・勤怠管理 ・顧客管理(CRM) ・予約管理 ・在庫管理 |
| Webシステム | 50万~500万円 ※小規模〜中規模の場合 |
1ヵ月~6ヵ月 | ・LPサイト ・ECサイト(小規模) ・ポータルサイト |
| 基幹システム | 3,000万〜数億円 | 6ヵ月〜1年以上 | ・ERP(統合基幹業務) ・SCM(サプライチェーン管理) ・MES(製造実行システム) |
| Excel業務の システム化 |
100万~2,500万円 | 1ヵ月~6ヵ月 | ・基幹システム連携ツール ・RPA/業務自動化システム |
| 先端技術・専門 システム |
500万~3,000万円 | 3ヵ月~10ヵ月 | ・AI/機械学習システム ・SaaS/サブスクサービス |
| 医療・ヘルスケア システム |
2,000万~8,000万円 | 6ヵ月~20ヵ月 | ・電子カルテシステム ・医療情報連携システム |
より詳しいシステム開発の費用相場や具体的な見積もり事例、費用の算出方法などは以下の記事にて解説しています。ぜひこちらもご覧ください。
種類別に費用相場を把握したうえで、次に重要となる開発手法による違いも紹介します。
開発手法別の費用相場
システム開発費用は「スクラッチ開発」「パッケージ導入」「ノーコード・ローコード活用」などの開発方法があり、自由度が高いほど高額、既存活用が多いほど低コストになる傾向があります。
同じ機能要件でも、どの手法を選ぶかによって初期費用・開発期間・保守性が大きく異なるため、自社の目的と予算に応じた選定が重要です。
| 開発手法 | 費用相場 | 開発期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| スクラッチ開発 (フルオーダー) |
300万円〜数千万円以上 | 3ヵ月〜1年以上 | 完全オリジナル開発。 自由度が高いがコスト・期間ともに最大 |
| パッケージ導入・カスタマイズ | 100万円〜1,000万円程度 | 1ヵ月〜6ヵ月 | 既存システムをベースに、 必要な部分のみカスタマイズ |
| ノーコード・ローコード開発 | 10万円〜300万円程度 | 数週間〜3ヵ月 | 開発ツールを活用し、 短期間・低コストで構築可能 |
| SaaS導入 (クラウドサービス) |
初期費用0〜50万円 +月額数万円〜 |
数日〜1ヵ月 | 既存サービスをそのまま利用。 初期費用は低いが月額課金が継続する |
【まとめ】Apacheの活用でお困りの方はアイミツへ
Apacheのメリットやデメリット、用途について解説しました。Apacheを導入する前に、自社の用途に合っているかどうか慎重に検討しましょう。
なお、「アイミツ」では、サーバー構築を得意とするシステム開発会社を無料でご紹介しています。自社にノウハウがなくとも、専門会社であれば安心して依頼できるでしょう。ご要望を伺った上で、条件に合う会社を無料で複数社ご紹介可能です。Apacheの活用やシステム開発でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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