レセコンの特徴や電子カルテとの違いを解説
レセコンと聞いて、耳にしたことはあるものの詳しくは分からないという方も多いのではないでしょうか。医療現場では当然のように利用されているレセコンですが、一般的に馴染みの深いものではありません。
そこでこの記事では、営業・バックオフィスなど、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、医療現場に欠かせないレセコンとは何かといった基礎知識に触れながら、その機能や特徴、電子カルテとの違いや両者の連携などについて詳しく解説します。
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- 2026.04.21 更新
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医療現場に欠かせないレセコンとは
レセコンとは、レセプトコンピュータの略語で、診療報酬を請求するレセプト(診療報酬明細書)を作成するコンピュータのことです。医療コンピュータや医療事務コンピュータと呼ばれることもあります。
主に医療現場の窓口などで事務スタッフが利用し、健康保険組合などの支払い機関に送付するレセプトを作成しています。レセコンは、ほとんどの医療現場で活用されており、病院・診療所・歯科医院・調剤薬局といった現場でのレセコンによる電子レセプトの普及率は『96.0%※』です。
※ 出典:社会保険診療報酬支払基金 レセプト請求形態別の請求状況(令和4年度)令和4年11月診療分 https://www.ssk.or.jp/tokeijoho/tokeijoho_rezept/tokeijoho_rezept_r04.files/seikyu_0411.pdf
レセコンの機能・特徴
高い普及率を誇るレセコンですが、どのような機能や特徴を持つのでしょうか。以下でそれを紹介します。
診療内容や保険点数の管理
レセコンの主たる機能は、診療内容の入力と保険点数の自動計算による管理です。これらは、患者ごとに窓口会計業務と並行して実施され、診療内容に応じたコードや品番の入力により、診療報酬の基となる保険点数が自動で計算されます。またレセコンのなかには、利用頻度の高い薬や処置をあらかじめセットとして登録できるなど、入力作業の手間を軽減する機能が実装されたものもあります。
データ点検
レセプトの記入ミスや内容漏れは、診療報酬に直接影響します。そのため、レセプトデータの点検は、非常に重要な作業です。専用のソフトウェアで実施する場合もありますが、レセコンのなかにはこの点検機能が実装された便利なものがあります。点検機能により、調剤料の算定回数ミスや、公費・保険の入力漏れなどを即座にチェックできる上、迅速に修正することが可能です。
レセコンと電子カルテの違い
近年、普及が進んでいる電子カルテですが、レセコンとは何が違うのでしょうか。以下でそれを解説します。
電子カルテとは
電子カルテとは、患者の個人情報を始め、病名や症状、身体所見や治療方針などが記録されている従来のカルテを、電子データとして保存・管理できるようにしたものです。紙媒体である従来のカルテよりも管理性・利便性に優れ、PCやタブレットなどの端末からアクセスできるほか、複数人による内容の編集や情報の共有が可能です。また、インターネットを通じて患者を診るオンライン診療との相性も良いため、多くの医療現場で電子カルテを導入する動きが進んでいます。
レセコンとの違いは目的と使用者
レセコンと電子カルテは、どちらも医療現場で重要な役割を担うものです。両者の違いは、目的と使用者にあります。それぞれの目的と使用者を以下にまとめます。
・レセコン
目的:診療報酬を請求するレセプト(診療報酬明細書)の作成
使用者:医療事務スタッフや会計士
・電子カルテ
目的:患者の病名や症状といった診療結果の保存・管理
使用者:医師・看護師・薬剤師・検査技師など実際に医療を担う人
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レセコンと電子カルテは連携させるのがベスト
レセコンと電子カルテは、それぞれを独立して利用するよりも、連携して活用するとより便利で効果的です。
例えば、医師や看護師によって電子カルテに入力された内容がそのままレセコンに反映されれば、面倒な診療内容の入力を実施することなく保険点数が計算され、迅速にレセプトが作成できます。レセコンと電子カルテの連携により、患者の受け付けから診療、会計業務までを一元管理できるため、総合的な効率化を図ることが可能です。
また、両者があらかじめ連携された状態で提供されている一体型のシステムも存在するため、それを活用するのも有効です。
レセコンと電子カルテを連携させるメリット
前述したとおり、レセコンと電子カルテは連携させるのがベストです。以下より、そのメリットをより具体的に解説します。
入力ミスが減少する
レセプトの入力ミスは診療報酬に影響するほか、以後の治療や診療に支障をきたす恐れがあります。レセコンと電子カルテを連携させることにより、データが自動で反映されれば、入力ミスの懸念が小さくなります。また、レセコンには入力ミスの点検機能が実装されているものもあるため、それを活用すればより安心です。
メンテナンスがスムーズ
レセコンと電子カルテを連携させて一体化すれば、メンテナンスもスムーズです。一般的に、稼働しているシステムが多いほどメンテナンスの手間がかかりますが、レセコンと電子カルテの連携によって統合された1つのシステムとしてワンストップでメンテナンスが進められるため、負担は大きく軽減されます。
受付対応も円滑化
レセコンと電子カルテの連携により、電子カルテで入力された内容がレセコンに自動で反映されれば、入力ミスが減少するだけでなく、受付窓口における待ち時間も短縮され患者への対応がスムーズになります。レセコンと電子カルテの連携は、医療現場における内部的な効率化のみならず、患者にとっても効果をもたらすものです。
システム開発の費用相場
システム開発の費用相場は、開発目的や要件によって大きく変動します。たとえば、業務支援システムは100万〜700万円、Webシステムは50万〜500万円程度で構築できるケースが多く、比較的低コストで導入可能です。
一方で、ERPなどの基幹システムは3,000万円〜数億円、医療・ヘルスケアシステムも2,000万〜8,000万円と高額になりやすく、要件の複雑さや安全性への対応が費用を押し上げます。
また、同じカテゴリでもパッケージ導入かフルスクラッチ開発か、外部連携やカスタマイズの有無によって費用は大きく上下します。相場はあくまで目安として捉え、自社の目的と必要機能に応じて適切な投資額を見極めることが重要です。
種類別の開発費用相場
以下では、システムの種類(開発目的)別に費用相場を一覧で整理しています。
| システム種別 | 費用相場 | 開発期間 | 種類・目的 |
|---|---|---|---|
| 業務支援システム |
100万〜700万円 | 3ヵ月〜6ヵ月 | ・勤怠管理 ・顧客管理(CRM) ・予約管理 ・在庫管理 |
| Webシステム | 50万~500万円 ※小規模〜中規模の場合 |
1ヵ月~6ヵ月 | ・LPサイト ・ECサイト(小規模) ・ポータルサイト |
| 基幹システム | 3,000万〜数億円 | 6ヵ月〜1年以上 | ・ERP(統合基幹業務) ・SCM(サプライチェーン管理) ・MES(製造実行システム) |
| Excel業務の システム化 |
100万~2,500万円 | 1ヵ月~6ヵ月 | ・基幹システム連携ツール ・RPA/業務自動化システム |
| 先端技術・専門 システム |
500万~3,000万円 | 3ヵ月~10ヵ月 | ・AI/機械学習システム ・SaaS/サブスクサービス |
| 医療・ヘルスケア システム |
2,000万~8,000万円 | 6ヵ月~20ヵ月 | ・電子カルテシステム ・医療情報連携システム |
より詳しいシステム開発の費用相場や具体的な見積もり事例、費用の算出方法などは以下の記事にて解説しています。ぜひこちらもご覧ください。
種類別に費用相場を把握したうえで、次に重要となる開発手法による違いも紹介します。
開発手法別の費用相場
システム開発費用は「スクラッチ開発」「パッケージ導入」「ノーコード・ローコード活用」などの開発方法があり、自由度が高いほど高額、既存活用が多いほど低コストになる傾向があります。
同じ機能要件でも、どの手法を選ぶかによって初期費用・開発期間・保守性が大きく異なるため、自社の目的と予算に応じた選定が重要です。
| 開発手法 | 費用相場 | 開発期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| スクラッチ開発 (フルオーダー) |
300万円〜数千万円以上 | 3ヵ月〜1年以上 | 完全オリジナル開発。 自由度が高いがコスト・期間ともに最大 |
| パッケージ導入・カスタマイズ | 100万円〜1,000万円程度 | 1ヵ月〜6ヵ月 | 既存システムをベースに、 必要な部分のみカスタマイズ |
| ノーコード・ローコード開発 | 10万円〜300万円程度 | 数週間〜3ヵ月 | 開発ツールを活用し、 短期間・低コストで構築可能 |
| SaaS導入 (クラウドサービス) |
初期費用0〜50万円 +月額数万円〜 |
数日〜1ヵ月 | 既存サービスをそのまま利用。 初期費用は低いが月額課金が継続する |
種類別と開発手法別にシステム開発の費用相場を解説しましたが、より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】レセコンとは何かを理解し、目的に合ったシステム開発会社を選ぼう
以上、医療現場に欠かせないレセコンとは何かといった基礎知識に触れながら、その機能や特徴、電子カルテとの違いや両者の連携などについて解説しました。近年、社会的な要請に加え、技術の進化とも相まって医療現場におけるレセコンや電子カルテの導入は進み、その連携も盛んに行われています。今後さらにこの流れが加速すると予想されるなか、本記事を参考にレセコンや電子カルテに対する理解をより深めていただければ幸いです。
なお、レセコンの導入やシステム開発を依頼する会社の選定にお悩みの際は、ぜひアイミツをご利用ください。ご要望をお伺いした上で、それに見合った開発会社を複数ご紹介します。お気軽にご相談ください。
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