Webシステムのフロントエンド・バックエンドの違いを解説【2023年最新版】
システム開発の現場では、フロントエンドやバックエンドという言葉が飛び交うことがあります。一般的な言葉であるとは言い難く、その意味や違いが分からないという方も多いでしょう。
そこでこの記事では、営業・バックオフィスなど、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、フロントエンドとバックエンドの意味やその違い、それぞれの開発における流れなどについて詳しく解説します。
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フロントエンドとは
フロントエンドとは、Webブラウザ上でユーザーの目に直接触れる、可視化された処理を指します。文字の入力やボタンのクリックなど、UI(ユーザーインターフェース)に関連した前面の処理であることからフロントエンドと呼ばれます。フロントエンドの開発で利用される言語には、HTML・CSS・JavaScript・TypeScriptなどがあるほか、Vue.jsやReact、Nuxt.jsなどスムーズな開発を可能とするライブラリやフレームワークも数多く存在しています。
バックエンドとは
一方バックエンドとは、ユーザーの目に直接触れることのない、サーバーサイドにおける処理のことです。入力された内容に対する分析や加工、データベースへのアクセスなど、可視化されることのない後方処理のためバックエンドと呼ばれます。バックエンドの開発で利用されるプログラミング言語には、Java・PHP・Python・Rubyなどがあります。
フロントエンドとバックエンドの違い
以下より、開発の領域・使用するプログラミング言語・業務の内容といった観点から、フロントエンドとバックエンドの違いについて解説します。
開発の領域
フロントエンドの開発領域は、Webシステムやアプリケーションにおける操作画面で、ユーザーが直接触れる部分です。例えば、テキストボックスにおける文字の入力やプルダウンメニューによる選択、ボタンのクリックなどUIに関わる重要な処理が該当します。
一方バックエンドの開発領域は、サーバーサイドにおける処理です。データベースへのアクセスなど、ユーザーが目にすることのない処理をサーバー側で実行するための開発が該当します。
使用するプログラミング言語
フロントエンドで使用する言語は、HTML・CSS・JavaScript・TypeScriptなどです。デザインやUIに関わる部分のため基本となるHTMLはもちろん、CSSの知識も重要です。JavaScriptやTypeScriptは、主に表示されたWebページに動きを与え、UX(ユーザーエクスペリエンス、ユーザー体験)を高めるために利用されます。なお、フロントエンドの開発を担うエンジニアをフロントエンドエンジニアと呼びます。
一方バックエンドで使用される代表的なプログラミング言語は、Java・PHP・Rubyなどです。バックエンドの開発を担うエンジニアは、バックエンドエンジニアと呼ばれます。
業務の内容
フロントエンドの業務内容は、デザインやUIをプログラムに落とし込むことです。UXにも直接関わる部分のため、機能的で見栄えの良いデザインや効率的なUIをどれだけ実現できるかが非常に重要です。HTMLなどの言語やライブラリ・フレームワークに対する知見はもちろん、デザインツールを使いこなすスキルや見栄えに関わるフォントの知識、検索エンジンを意識した画面構造を実現するSEOの知識など、幅広いスキルや知識が求められます。
一方バックエンドの業務内容は、サーバーサイドにおけるシステム開発やデータベースの構築などです。プログラミングスキルのほかセキュリティなどの知識も求められます。
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Webシステムにおけるフロントエンド開発の流れ
フロントエンド開発は、どのような流れで実施されるのでしょうか。以下より、Webシステムにおけるフロントエンド開発の流れや、バックエンド開発との違いについて、解説します。
フロントエンド開発の流れ
フロントエンド開発の流れは、以下のとおりです。
1.画面設計・詳細定義
フロントエンド開発は、どのような画面にするか、どういった情報を表示するかなどの画面設計からスタートします。複数画面にまたがる共通要素などもここで定義します。
2.画面遷移・動作定義
画面設計・詳細定義を基に、画面遷移や、ユーザーの操作による画面上の動作などを定義します。
3.HTML・CSS・JavaScript・TypeScript実装
実際にHTML・CSS・JavaScript・TypeScriptを用いて、これまでの設計や定義の内容を実装します。
4.テスト
Webブラウザ上での動作テストにより、ユーザビリティ(使い勝手)に問題はないか、エラーや不具合はないかなどを確認します。
バックエンド開発の流れと違い
バックエンド開発の流れは、以下の通りです。
1.要件定義・企画
顧客からのヒアリングを基にしたシステム全体における要件定義後、バックエンド開発の企画や詳細な要件の整理を実施します。
2.設計
要件定義の内容を漏れなく実現するための、設計を実施します。
3.開発
設計を基に、プログラミングによる開発を実施します。
4.テスト
開発された機能や処理が、設計どおりに動作するかなどを確認します。
フロントエンド開発の流れが、ユーザーが直接触れる画面設計からスタートするのに対し、バックエンド開発の流れは一般的なシステム開発の流れとほぼ同様です。またフロントエンド開発におけるテストは、デザインやユーザービリティなどを中心に実際のユーザーの観点から実施されますが、バックエンド開発におけるテストは、要件や仕様に沿って行われるため多岐にわたるケースが多くなります。
Webシステムの開発は外注も選択肢に入れるのが◎
Webシステムの開発はさまざまなスキルや知識を必要とするため、多様な人材を揃える必要があります。フロントエンドにおいては、デザインに通じているだけでなくCSSやJavaScriptなどのスキルを持った人材も必要です。そのため必要な人材が揃わず、内製が困難なケースも多いと考えられますが、その場合は外部の開発専門会社に依頼するのがおすすめです。
自社の案件に合致した優秀な会社に依頼できれば、高いコストパフォーマンスが得られる可能性もあります。
システム開発の費用相場
つづいては、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
システム開発の平均相場 | 233万円~ |
システム開発の種類 | 費用相場 |
簡易顧客システム | 20万円~ |
Webシステム | 130万円~ |
業務システム | 400万円~ |
システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】Webシステムのフロントエンドを理解し、目的に合ったシステム開発会社を選ぼう
以上、フロントエンドとバックエンドの意味やその違い、それぞれの開発における流れなどについて、解説しました。本記事を参考にフロントエンドとバックエンドの違いを把握した上で、ぜひ効率的なWebシステムの開発を実現してください。
またフロントエンドの開発を依頼する会社の選定にお悩みの際は、ぜひ「アイミツ」をご利用ください。ご要望をお伺いした上で、それに見合った開発会社を複数ご紹介します。お気軽にご相談ください。
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