システム設計の流れを解説!基礎知識や失敗を防ぐポイントも【2024年最新版】
システム開発を発注したいけれど、システム設計の流れがよく分からず進められないと悩む方も大勢いらっしゃることでしょう。そこでこの記事では、営業からバックオフィスまで、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、システム設計の流れや基礎知識、失敗を防ぐポイントなどについてご紹介します。
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システム設計の基礎知識
システム設計とは、システム開発する過程でシステムの目的や仕様、動作などを決定する工程のことをいいます。システム設計の定義や範囲にはさまざまな考え方があります。正確にはどこからどこまでがシステム設計と区別するのか、決められているわけではありません。
一般的には、システム開発のプロジェクトを立ち上げて、ユーザーのシステムに対する要望を決定する「要件定義」を作成し、次に方式設計や、外部設計と内部設計を取り決めるのが主流です。
システム設計の基本的な流れ
ここからは、システム設計の基本的な流れをご紹介します。以下でご紹介する4つの工程は、どれも重要な項目です。必ず確認しておきましょう。
ステップ1:要件定義
要件定義は、システム開発に必要な条件を整理しながらまとめる工程です。現状を把握しつつ、どこを改善すべきかを判断して新しいシステムに組み込む目的を決定します。実装する機能、開発スケジュール、導入と運用方法などについて話し合いながら、それらをまとめて要件定義書を作成する流れです。
ステップ2:方針設計
方式設計では、要件定義で決定した内容を実現するために、システムが行う作業範囲・ユーザーが手動で行う作業範囲・システムに必要な機器の種類・システムに必要なソフトウェアとアプリケーション・開発に使用する言語とフレームワークなどを設計します。ここではシステムのベースとなる内容を決定しつつ技術的なリスクを洗い出し、設計に問題ないかを確認していきます。
ステップ3:外部設計(基本設計)
外部設計(基本設計)は、要件定義で決定した内容をもとに、システム機能を具体化するための工程のことです。方式設計で決定した内容に組み込むアプリケーションについて設計します。ここで実装する機能やデータベース、画面設計のことをまとめて機能設計と呼びます。
ここでは、システム概要図や使用する画面デザインなど、ユーザーが実際に目にしたり触れたりする範囲が対象になります。そのため、適宜進捗を確認した上で画面デザインは実際の画面を確認するなど、手間を惜しまないことが大切です。なお基本設計で決定した工程は、そのまま詳細設計工程へと引き継がれます。過不足のない設計書にすることが成果へと影響することを覚えておきましょう。
ステップ4:内部設計(詳細設計)
内部設計(詳細設計)は、外部設計で決定した内容をもとに、エンジニアが作成するプログラムの中身を具体化するための工程のことです。「機能分割」「物理データ設計」「入出力の詳細設計」この3つの要素を柱に、各モジュール機能の明確化、システム内部のファイルやデータの扱い方、エラー処理や初期値とデフォルト値の定義、入力データのチェック方法の確認、表示するメッセージなどについて検討します。出た結果は「機能仕様書」「データフロー図」「データベース物理設計書」にまとめます。内部設計の内容は、基本的にシステム開発会社のみに展開されるものです。発注側に説明されることはないということを把握しておきましょう。
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発注者がシステム設計の段階で意識すべきポイント3つ
システム開発の失敗を防ぐためには、システム設計の段階から発注側が意識すべきことがあります。把握しておくべき3つのポイントを以下で詳しくご紹介します。
発注先(開発者)との間に認識の相違が生まれていないか
何度も認識のずれが起きていないか確認しても、それぞれの視点が違うことから、どうしても起きてしまうのが発注側とシステム開発会社側の認識の相違です。「要件定義さえ決まれば、あとはそれをもとに進めるだけ。当然発注側の意見が反映される」というように期待してただ待っていると、想像していたものと違うものになる可能性があるでしょう。求めているものとシステム設計書にずれがないか、適宜確認を行うことが大切です。小さな不安があれば、すぐにシステム会社側と認識のずれがないかを確認しましょう。
設計書の内容が標準化されているかどうか
外部設計では、実際にユーザーが使う画面の説明や旧システムからの引継方法、新システムの新しい機能と使い方など、発注側の業務に関わる部分が説明されます。ここでは自分が理解できているかだけでなく、社内に周知した際に、誰もが分かりやすい内容で標準化されているかを確認しましょう。また内部設計はエンジニア向けに作成されるため、細かい技術的な内容まで確認するのは困難です。ただし、プログラマーのスキルに依存しない安定した作業が期待できるのかは確認しておきましょう。
発注先の担当者とコミュニケーションがとりやすいか
システム開発会社の担当者と相性がよくないことが原因で、打ち合わせの内容が理解できないというケースもあります。「自分の知識が不足しているから」と考える方もいますが、システム開発をよく理解できている人ほど、シンプルで分かりやすい説明をしてくれます。発注側が理解できないのは、相手の問題かもしれません。外注先を決める際は、担当者とコミュニケーションがとりやすいか確認してから決めることが大切です。
システム設計が丁寧かどうかは会社選びの大事なポイントの1つ
たとえ技術力の高いエンジニアがいるシステム開発会社であったとしても、システム設計の際のヒアリングが雑だったり、コミュニケーションがとれなかったりすると、希望のシステムが納品されない可能性があります。システム設計の丁寧さは成果物にも影響する部分です。そのため、システム設計が丁寧で安心して任せられる会社を選びましょう。
システム開発の費用相場
システム開発の平均相場 | 233万円~ |
【システム開発の種類】 | 費用相場 |
簡易顧客システム | 20万円~ |
Webシステム | 130万円~ |
業務システム | 400万円~ |
システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】システム開発会社選びで迷ったらアイミツへ
システム設計は、各ステップによって確認すべき事項が異なります。それぞれのステップで要所を掴み、かつ常にシステム開発会社と連携しつつ進めていくことが失敗を防ぐポイントです。なお複数社から相見積もりしてよい外注先を選べれば、描いた通りのシステム開発をスムーズに進めてくれることが期待できるでしょう。
「アイミツ」ではご要望を伺った上で、条件に合うシステム開発会社を「無料」で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの際には、ぜひお気軽にご相談ください。
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